「宙也のアレルギー復活」「やっといつものゼルダらしく」「任天堂のゲーム道」「40-150mm が欲しくなってきた」
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■14/03/15(土) □ 宙也のアレルギー復活
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ツイッターで関西のロックファンが「今日アレルギーを見てきた」とつぶやき、アレルギー(80年代ニューウェーブバンド)が再結成しライブをやってることを知った。げげ! ―――ああ、オリジナルメンバーは宙也とドラムのあーちゃんだけか。仕方がないな、ベースの U 子は死んじゃったし、ギターの小野ちゃんはスターリン後に引退したままなんだろう。残念。
(東京フラストレーション from "EL DORADO" LP '84)
小野ちゃんのギターが刻むリズムにドラムの荒木が畳み掛け U 子のメロディアスなベースがうねうねと絡む中、奇天烈で美しいメロディと不思議な言葉を圧倒的な力で歌う宙也は東京一のスターだった。ブレイク前の Boowy より人気があった。解散ライブには布袋やどんとが来ていた。
と書いたら、宙也から「I'm alive」と一言だけのメッセージが届いた。スターすぎるぜその態度(笑)。俺が東海道ツアーに同行したあのバンドのギターだと、ラママで一緒に演奏もした奴だと気づいているのかいないのか。わからない。名前なんて覚えてないか。とにかくあの頃のバンドで今もただ一人フロントでやっている彼のことを知れてうれしかったのである。
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■14/03/17(月) □ やっといつものゼルダらしく
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萌が留守でMと【ゼルダ・スカイウォードソード】をやったのだが、なかなか思い通りに動かせず道に迷いザコ敵にやられ、ゲームに対し腹が立って仕方がない。そのせいで例のゼルダ喧嘩(アクションゲームプレイ時のパニック夫婦ゲンカ)が最初の森で、まだダンジョンにすら入ってないのに生じてしまう。
フラストレーションの大きな種として、森の地形が複雑な上に方向関連の操作に無理があるせいで、すぐに方向を見失い道に迷うというのがある。このゼルダはミニマップを常時表示できないので進行方向をすぐ見失い、ボタンを押して出す2Dマップじゃ3Dのこんな入り組んだ地形など読み取れないのだ。
3D ゲームはなんでもそうだが、プレイヤーが地形を現実のように自然に把握し続けることは不可能なので、最低限方角だけは常時視覚でわかるような目印がほしい。遠くの山とかね。前作トワプリではこういう複雑3D 地形は1箇所しかなかったのだが、その場所はもうゲーム全体をやめたくなるくらい手間取った。このゲームは最初の森からそうなってる上にミニマップもないので、この先思いやられる。
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しかし長い迷いの森を抜け最初の建物 (ダンジョン) に辿り着くと、やっといつものゼルダらしい謎解きが始まった。これだよこれこれ。ここをどうやって突破するんだと考えて解く楽しさ。これをもっと気持ちよく楽しませて欲しい。ここまで4時間ほどはフラストレーションばっかりだったよ。
メルは前作トワイライトプリンセスの 2/3 を未プレイなのでそっちもやるよう推奨してるのだが、この新作スカイウォードソードだけをやりたがる。多分まだ誰も知らない謎をみなで知恵を合わせ苦労しつつ解いていくのが最高に楽しく、誰かが解いたものをなぞるのはさほどでもないんだろうな。
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■14/03/21(金) □ 任天堂のゲーム道
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【ゼルダ SS】2つ目のエリア、火山を順調に攻略中。爆弾を使い敵を倒し道を作って進んでいく。絵とコントロールに不満は多いが、仕掛けが前作を上回る多彩さで楽しい…というかMが超ハマっている。セーブして寝ろと言っても寝ない(笑)。
序盤に一番気に入った「仕掛け」に「ビートル」がある。カブトムシを飛ばして上空からリンクが行けないエリアをあちこち見て回れるのだ。これは気持ちいいし、これのおかげで解ける謎も多い。こういうツールや仕掛けがゼルダの面白さだよなあ。
Wii ですら性能が時代遅れでやがて飽きられたのにそれとほぼ互換の Wii U まで出し外してしまった任天堂は、今はこうしたゲーム上のアイデアと品質でしか勝負できないのだろう。そしてゲームの時代はそうした細部の品質アップよりも、ソーシャルと高画質を求めているのだろう。
しかし Sony と MS を画質面で追ってもできるものは同じなわけだから(PS3 と Xbox は要は最先端 PC ゲームが廉価なコンソールでやれるマシンなだけで、両者にいうほどの独自性はない)、性能を上げてもあまり意味はないような気もする。セガのようにハードから撤退してしまうと寂しいが、まだまだ故障せず稼働している世界中の Wii にゲームを供給し続けてほしい。とりあえずこのゼルダの絵柄はどう考えてもハズレの要因なので、もっといい絵にしてほしい。
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アメリカのアクション映画って大嫌いなのだが、「ワールドウォー Z」というのを見てしまった。開始5分でもうブラピで家族愛でブラピ家族が世界の中心すぎて、悪いけどげんなりした。ゾンビシーンは壮絶だったが、どんなパニック映画も近年世界が見た本当のパニックにはまるで及ばないなとも思った。
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■14/03/22(土) □ 北米アングリー音楽
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春休み萌は自室にこもり、「ダークでアングリーな音楽を聞きたいムード」だとかでゴゴーと轟音がするダークでグランジな音楽をいろいろと探し聞いている。メルは「これが北米の代表的ダーク&アングリーソングよとニルヴァーナ「Smells Like Teen Sprit」を聞かせる。あの曲は米雑誌で「史上ナンバー1名曲」に選ばれたのだが、俺はこのバンドをちゃんと聞いたことがない。この曲1曲聞いたら OK、もうわかったという感じ。
俺が現代米カのグランジなロックに興味を持てないのは、出してる音がいいメロディ・コード・演奏に対するアンチ現象だからで、割れたギターとリズムとダウナーな声がつまらないのだ。パンクだってうるさかったしヴェルベットだってダウナーだったが、メロディとコードと演奏は最高にクリエイティブだったのだよ。
ちょうど昨日ブラッドピットの映画にげんなりしたのだが、彼の姿が俺の中でグランジ音楽と重なる。自分と守るべきものオンリーで、勇気はあるが他者が視界に入っておらず硬質でユーモアのないヒーロー・ブラピというものが、グランジの否定メンタリティと表裏一体であるような気がする。パンクにはユーモアがある。クラッシュの愛嬌と、ジョニーロットンの高笑い。
グランジロックはブラピが部屋の壁を蹴っているような音を立てている。ハリウッド映画に毎度出てくる「怒れるアメリカ人」の、アンガーコントロール音である。俺はそんなものを見たくはなく、小津映画か寅さんを見たい。
北米ティーンのこういうダウナーな I don't care メンタリティってどこからくるのかな。萌の暮らしは見たところ全面的にオールライトで、「ダークになる理由がないではないか」とMに聞くと、別に理由があるわけではないという。「もっと形而上的な、自分とは人生とはナニカとか、そういうものであの年頃はグルグルになるのよ」。うーむ。日本のギター中学生だった俺にはよくわからん。
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萌は結局これが一番と、アークティック・モンキーズに落ち着いた。友達はみんなをこの英国らしいバンドを好きなんだそうだ。おおこれはいいね。パンク・ニューウェーブ、スミス、オアシスからここへとつながっているのがわかる。
(Choo Choo)
あと、前にも書いたがニュージーランドの衝撃の17歳ロードはいい。「テニスコートに降りて行って、イエーとかそういう感じで会話を楽しみましょう」という若く乾いた空虚さには、シンパシーを感じられるのである。
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■14/03/26(水) □ 40-150mm が欲しくなってきた
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ツイッターで写真を発表している有芝殿下がライカの F1.2 43mm レンズで撮った夜の路地写真がきれいに写っていて羨ましい。相手に不快感を与えず遠くからいい感じに撮れている。こんな超高級レンズは無理だが、45mm F1.8 でも同じ写真は撮れそう。しかしカメラ本体よりも高い資金(俺の PEN E-PM1 は展示品で超安かったのだ)を出すならやはりズームがほしい。いくら明るくても単焦点では不便すぎてなあ……。今ある SIGMA 19mm の写りに文句はないが、遠くを撮りたいときにはやはり、役立ってはくれないのだ。
いま手に入る一番安いズーム、オリンパス 40-150mm の作例を見てみると、標準 MZ と同等のクオリティと見える。つまり条件がよければ文句なくシャープ。標準レンズでは撮れない距離のものが当然撮れており、そして焦点距離が長いので背景がよくボケている。このメリットは考えたことがなかった。
さすがに屋内で使うことはないだろうが、40mm ならば F4 なので標準ズームの望遠端 42mm/F5.6 よりもシャッタースピードが速い。夜景でも使えないことはないのである。
これを手に入れたら屋外/昼間は 40-150mm つけっぱなし、夜は SIGMA にしとけばなんでも撮れる気がするな。一番安かったセール時に買っておけばよかった。今度あのセールプライスでまた出たら、買ってしまおう。
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