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■14/07/11(金) □ コリア洗濯機レビュー
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先週末に届いた新洗濯機、韓国 LG 製新世代省エネ型トップローダーは快調である。洗いとすすぎは想像よりもアクションがジェントルでほぼ無音。めっちゃ静か。脱水スピン時も前のフロント式の故障前より静かだと思う。品質感は去年乗ったヒュンダイ車のように高い。
洗濯サイクルには予想以上の時間がかかる。57分と表示されるノーマル洗いが実際は65分かかる。洗濯・脱水サイクルの合間合間に洗濯物のバランスが崩れぬようさまざまなシェイク・スピンが入っており、これは見ていておーと思うほどロボット的動作で気持ちいいのだが、この動作と判断が妙にのろい。脱水もこうしたバランス制御を取りながらやるので最高速に達するのに時間がかかる。このへんをキビキビやってくれたらちゃんと57分で終わるんじゃないかと思うのだが。脱水時間も必要以上に長く感じる。その分水の抜け具合は素晴らしいが。
うちの限られた洗濯スペースには今の標準サイズのフロントローダーは入らないのでトップローダー(上から洗濯物を入れる式)にしたのだが、こうした使用水が少ない「新世代 High Efficiency (高効率) トップローダー」のユーザー評価は真っ二つに分かれている。最も多い不満は「洗濯物のバランスが悪いとガタガタと揺れ出しエラーコードを出して止まってしまう」というもの。それが発生したらたしかにヒドイと思うが、うちのはまったく問題ない。前述のバランス取りがよく効いてるようで、偏りが発生しやすいという生地が厚いものや巨大な毛布もまったく問題なく洗えている。
次に多い不満が「使用する水が少なすぎるのできれいにならない」というもので、見ていると水はたしかにえらい少ない。最初に1分ほどかけて洗濯物のバランスを均等にすると同時に重さを計量し、それに合わせて水を注いでるのだが、水没していない箇所があるのでこれでいいのかと心配になる。が、観察すると頻繁に切り替わる多種多様な回転制御でさまざまな方向に洗濯物を撹拌しており、水没していなかった箇所もやがては下に送られ見えなくなる。結果として全体がちゃんと洗えているのがわかる。
この撹拌制御は実際見事なもので、昔ながらの順回りに数分、逆回りに数分というトップロード式とは隔世の感がある。あの単純回転式よりは間違いなくよく洗えている。これを目で見て楽しめるのがトップローダー式の利点といえる。フロントローダー式はただ回ってるのが見えるだけで何も面白くない。エンターテイメント性がない。
しかし現在ベストな方式とされるフロントローダー式は重力を使いドラム内で上から下に「落とす」ことでまんべんなく洗濯物に圧力をかけ汚れを落としているので、それに比べると「撹拌」はもみ洗い効果にムラが生じやすいと思われる。最初は靴下などの汚れ物の汚れがあまり落ちていないと感じることがあった。そうしたものは洗いサイクルの一番最初に強い撹拌を受けるよう、洗濯物の一番下に入れるときれいになる。
また重量バランス上ジーンズ等重いものは下に入れろと指示書にあるので、つまり
ライト(Tシャツ等)
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ヘビー
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汚れ物
こういう仕分けがベストだろう。あと「洗濯物のカサが多く水量を増やしたいときは、『汚れ多め』ボタンを押すと水が増える(洗濯時間も15分伸びるが)」とM母が発見した。他のユーザーは濡れタオルなどを加えると重量が増し水が増えるといっている。なるほど。俺もいつか試してみよう。ああ何度でも納得行くまで洗濯したい。週に2回くらいじゃ満足できないぜ。
というわけで完璧なわけではないが、工夫して洗濯機をコントロールし結果を良化するということが楽しい。そういうスマート洗濯機である :-)。
【1週間使った満足度】★★★★
(-0.5 は時間の長さ、-0.5 は
【追記】ドラム一杯の洗濯物を入れると、ちゃんと 2/3 まで水を入れ全水没させてくれるとわかった。しかも最後の方はすでに洗剤が混じったドラム内の水をチャッチャッと飛ばし、まだ水没していないところにふりかけていた。ほんとやることが細かい。この制御の細やかさ、水の撹拌における流体力学的見事さは日本製かと思ってしまう。日本メーカーから引き抜かれたという日本人技術者が多く携わってるんではないかと考えたくなってしまう(笑)。
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■14/07/12(土) □ ヒートウェイブ
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【ブラジル-オランダ】この試合も負けたらエライことになるという呪い付きブラジル vs 練習のようにリラックスした対戦国になってしまっていた。とりあえず攻撃勢くらいはその呪いから自由になってほしいものだけど、このブラジルは前方のクオリティがもともと足りないのかもしれない。
結局足りなかった。1点も取れず。枠に行くシュートすらほとんど打てず。欧州に行けないフレッジとジョーがセンター FW だったのだから、やはりネイマールとオスカル頼みのチームだったのだ。今日出たチェルシーの2人はカウンター以外の場面では無力だった。
気の毒ではあるが、「王者ブラジル」というイメージが消えた大会だった。ブラジルはうまい選手と強い選手を豊富に輩出する南米を代表する強豪であり、それ以上ではないと今は感じる。普通にやっていては勝てないので強い方向に寄せてチームを組んだが、プレッシャーは予想以上だったのだろう。
オランダはいいチームだったな。後方の1人1人に至るまでがブラジルのプレスの逆を取り前に進んでいた。これはアルジェリアもそうだった。すごい選手がそんなにいなくても、全体が冷静に正しいプレイをするチームを見ることは快い。日本もそうありたかったが、そうしているよう見えたのは内田だけだった。
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BCにヒートウェイブが来ており、今日がピークで34度となる。暑い日が続き台所になにか臭いがこもってきたので、今日は水回りやゴミ箱を徹底的に掃除した。30度を超える気候だとやっぱり積極的に清潔を保たないといかんと感じる。
カナダの家屋は断熱がそこそこいいので、外が暑くても屋内ベースメント(半地下)の温度は上がりにくい。そこで扇風機で階段下から2階に冷気を送り毎日をしのいでいる。今日は屋外34度だったが2階で29度に抑えられた。しかしヒートウェイブが続くと階下の冷気もいずれ枯渇するのだが。
明け方は屋外20度くらいに下がるので、夜から朝の間になるべく窓から冷気を取り込んで貯金をしておく。俺は暑い日本で生まれ育ったのに、夏が快適なカナダ暮らしで暑さにえらい弱くなってしまった。
しかしこんな真夏の移動中でも、車が動き風が入っている限り耐えられないほど暑くはない。そして木陰を通ると、どこからか一瞬エアコンの風が入ったのかと思うほどの涼風を感じる。やっぱりカナダは湿気がなくて高原気候だとほんと思う。紫外線はイタイけど。
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■14/07/13(日) □ さよならワールドカップ
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萌が退屈してるのでちょっとイベント感を出そうと連れ出し、サンドイッチとポップを買ってモールのフードコートで【W杯決勝】を見た。俺と同じ狙いの中華家族観戦組多し。単独で見ている中国人おじいさんもいる。中華人民はサッカー好きなんだなあ。アルゼンチンが意外にもよくて楽しかった。準決勝を見た感じじゃ、こんなにいい試合になるとは思わなかった。
中華観戦者は判官びいきなのか、アルゼンチンのチャンスに大歓声が上がっていた。スクリーンを見ていない普通のランチ中お客さんがたは「おおお!」と大声が上がるたびにびっくりされていた。知らないおばさんが「今のがオフサイドで取り消しってどういうことなの?」と聞いてきたので、図を書いてオフサイドルールを教えてあげた。
しかしメッシの動かなさはいくらなんでもと思ったな。準決勝もそうだったし、コンディションが下降気味だったんだろう。彼が守ることは誰も望んでないが、攻めに動くことすらまれだった。審判かと思うくらい止まっていた。彼が数m位置を変えれば味方からのパスコースができるという場面でも止まって待っているのだから、どうしたって彼を経由せずボールは通り過ぎていく。今日だってボールを持てば強力だったが、これじゃプレイ機会が少なすぎて話にならない。何も知らぬ萌を楽しませようとメッシがボールを持つたびに「あれがメッシだ! メッシ!」と解説してやったのだが(モール TV は無音なので盛り上がらない)、それは前半の数回だけであった。ラベッシらが仕掛け崩して「ここぞ!」というところにメッシが駆けつけていないというシーンを見るたびに、これでは勝てぬと思った。
メッシがデコイとして敵を惹きつけていたわけでもない。ドイツは特別に警戒していなかった。そもそもネイマールやロドリゲスに比べたらどの試合でもたいしてマークされてなかったので、どこの敵チームも今大会のメッシなら怖くないと見切っていたのかもしれない。メッシの大会全体でのパス数は、GK のノイヤーより少なかったそうである。この決勝はそういう試合であった。最初はアルゼンチンの意外な健闘に盛り上がっていたけれど、延長からはこれはドイツが勝つべき試合だなと思っていた。
試合後モールのこの「ワールドカップスクエア」に掲げられた日の丸を見て、日本が大会にいたのははるか昔のことだったとつくづく思った。さよならワールドカップ。
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■14/07/14(月) □ 買ってもらうということ
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夏の朝、Mが育てている庭のジャガイモの花。こいつにたっぷり水をやれと言われめんどくさいので超安いスプリンクラーを買ってきたのだが、なかなか思い通りに水をまくのは難しい。設置場所と首振りストッパー位置と水量を毎朝ちまちま変えている。
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萌がBLのところにゴミ袋3つもの「いらない服」を持っていくというので、なんだそれは久々に腹を立ててしまった。「いらないんだし全部あげるのではない、ここからBLが欲しいものだけ抜き出すのだからいいではないか、私もこないだBLからもらったし」と言うが、子供がこんなに大量の服を持ち、それをいらないと勝手に決め人にやるということの全体がオカシイ。BLから萌が服をもらったのだって、彼女は親の許可を得ているのかと俺は咎めていた。特にもらってはいないらしい。
「――全部買ってもらったものではないか。それらの服にいくらかかったんだ。半年かそこらで着れなくなるサイズや着たくなくなる服を買うなよ。バカバカしい――」。そう説教しながら車を走らせる。萌の服の半分ほどは古着だが、それにしても物を大切にしなすぎる。
「買ってもらう」という言葉自体がないんだよな。それが英語圏の金銭感覚を表している。My parents (KINDLY) bought it FOR ME としか言いようがなく、そんな周りくどい考え方をする子供はいない。誰が買っても自分のものは自分のものという感覚だから子供が勝手に交換できるんだろう。Mもそれをとがめていないし。
「買ってもらったものなのに」と感じる俺の気持ちは日本人としての感情であって理屈ではない。だからやめろとは言わないがしかし、カナダの子供はなんでこれほど恵まれなんでも勝手にやれるのだという思いは拭えない。それははっきりと言っておいた。物とお金をもっと大切にしてほしい。自分たちがむちゃくちゃ恵まれていることを知ってもらいたい。
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■14/07/15(火) □ 三度目のカヤック
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夕方ポートムーディで三度目のシーカヤックをやってきた。強烈に暑い日だったのだが夕暮れの海上は快適そのもので、8時半でもまだこうして陽が残っているんだからバンクーバーの夏はいいよね。仕事帰りの人々が思い思いに夏の夕べを楽しんでいる。
前はとにかくカヤックがまっすぐ進まないことに苦しんだのだが、今日はラダーを降ろし、ちょっと漕いではラダーの向きを調整しているうちに方向が安定した。こうなると漕げば漕いだだけちゃんと進むので気持ちいい。前2回とは段違いにコントロールすることができた。インストラクターがはじめからラダーの使い方込みで教えてくれればよかったわけだが、まあそうしないことにはなにかカヤック教習理論上の理由があるんだろうな。
30分くらいかけて湾左手の材木場を回遊し、そこに住むアザラシたちを眺めて、波を立てるモーターボートがいないタイミングで湾を横切って右手の旧材木出荷場方面へ行く。出荷場跡の城壁っぽいところで泳いでるご夫婦がおられた。はは、ハロー。カナダの海なので泳いだら水は冷たそう。
写真もいいのがたくさん撮れた。コンデジでもデイライトならいい写真が撮れる。それにやはりどう気をつけても水しぶきをかぶりまくるので、防水 TG は最高だなと思った。こんなところに PEN は持ってこれない。
自由に動き回れるので楽しいが、やがて腕が疲れ手の皮がむけてきて、持ち時間2時間で十分にバテた。腕の疲れはまだ我慢できるが、手の皮がこれ以上は無理なり。手袋していてもマメができるので、パドルの持ち方がおかしいんだろうなあ。次にやるときはそこに気をつけていこう。いいパドリングでした、お疲れ様。
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