2016/02/17

【グラミー賞感想】ガガの愛妻弁当




ライオネルリッチー・トリビュート。『Easy』。彼のソロは好きじゃないんだが、このコモドアーズは好きなんだというと奥様も同意する。Sail Onとか聞いたなあ、高校の頃ボズ・スキャッグズと共に。
ジャスティン・ビーバー。「こいつってなんで人気あるの?」と根源的質問を奥様にぶつける。「私に聞かないでよ!」「だってどこの高校にもいそうじゃんコイツ」「私に聞かないでよ!」「そこがいいのかなあ」「私に聞かないでよ! 私に聞かないでよ! 私に聞かないでよ!」

イーグルスは、出てる音は若い頃と寸分変わらぬ完璧さだがメンバーが微動だにせず、音を聞いてると気持ちが上がるのにメンバーの面持ちを見てると体温が下がる気がした。ベースのティモシーさんとジャクソン・ブラウンが生き生きしててよかったな。

レディガガのボウイ追悼。私はボウイが大好きなのよ、大好きだったのよと体いっぱいで表すようなパフォーマンスだった。かわいかったよレディガガ。

アラバマ・シェイクス。ぜんぜん知らない人だがめちゃいい。このバンドが一番の驚きでした。日本にはサンボマスターがいる。アメリカにもいたのかアラバマ・シェイクス、ギターとシャウトの美しいバンドたち。

ベストレコード、マークロンソン&ブルーノマーズ「アップタウン・ファンク」。これは年間どころかここ十年で最もカッコいいヒット曲だろう。女子W杯決勝のパブリックビューイングで試合前この曲がかかり俺と娘はUSAファンと共にゴキゲンで歌い踊って、1時間後に絶望に落ちたのだった(笑)。



レディガガのパフォーマンスはとにかくボウイが好きという気持ちをぎゅうぎゅう詰め込んだ、ガガのボウイ愛弁当だったですね。天国に向かって歌ってたんだろう。最後の「ヒーローズ」がアメリカンロックンロールになっていた。「ボウイ聴こえる? あたしはあなたを聞いてアメリカで育ったの! 愛してる!」。

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