除雪車がつくったうちの前の雪山を奥様がスロープにして、昨日子供たちに開放してあげた。これはすてきなクリスマスイブでした。
そして今日親戚の集まりがあり、クリスマスの行事全終了、疲れた。クリスマスというのは朝からスコーンとクロワッサンとチーズ、夜はターキーとローストベジタブルとケーキと一日中リッチなものを食べるので、味覚的にもくたびれる。帰宅して一つ食べた日本のお母たまが送ってくれた明治板チョコのシンプルな味がしみじみとうまかった。
クリスマスの夜リビングで夜更かししていた娘が、「ベルベット・アンダーグラウンドってどこがいいのかわからない」という。「そうか。やっぱジェネレーションで耳って違うんだろう。たとえばさ、ビーナスインファーズの後ろでずーっと鳴ってるバイオリンを聞いたとき、私はすごいと思ったよ。
オールトモローズパーティのメロディも、何度聞いてもどうなってるのか分からない不思議さがある。パーティに着ていく服を思い悩む子という歌詞を知った時もガーンときた」と話すと、娘はささっとそれらの曲を聴く。「そう聞くと、そんな好きじゃなくてもなるほどと思うでしょ」「うん」
「それがクリティーク(批評、評論)というものでさ、ムスメはロック批評を読むべきなんだよ。私たちは今の子ほど音楽をたくさん聴けなかったけど、本を読んでたわけ。知識を得ると頭のサーキット(回路)が開いて、いま言ったような音や詩のすごさが耳にビビビと飛び込んでくるようになるのよ。
好みの曲を探したくさん聞いてるだけじゃ開かないサーキットがあるんだ。若い人は批評や文学を読むことが必要なんだよ。ネットでこれはすごいと思う人を見つけてもいい」てなことを話すと、娘は久しぶりにちゃんと話を聞いてくれたのです。やっぱりホーリーナイトは違うな。メリークリスマス。
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