2022/12/28

【まとめ22年12月前半】カナダのカラオケパーティ

「チケライジャパンの愉しみ」「日本サッカーのリテラシー」「サッカーと愛国心」「恋なのかしらの作りたい女」「北朝鮮になりたい日本」「サクマドロップス」「無脳怪獣岸田政権」「演奏力が亡くなる日」

■12月1日                   チケライジャパンの愉しみ

【チケットトゥライドJAPAN】奥様と2人プレイをやってみた。従来チケライは路線奪い合いがゲームの華だが、これは皆で共用する新幹線が縦横に走るので路線の奪い合いはあまり起こらず、ゲーム性が違う。従来チケライは鉄道会社となって線路を敷く競争であり、ジャパンは旅行者として旅の充実度(というか急げ急げの到達度・笑)を競う感じ。 

新幹線のおかげで長距離チケットも達成しやすい(そのぶん達成点は低い)。なのでチケットを野心的に多数保有し、多くの地方を回ったほうが点が伸びやすいゲームなのだ。どこを新幹線でつなぎ、どこを在来線で行くかという考えどころが実際の旅行っぽくて楽しい。

というわけで今回俺は配られた4枚のチケットを全部キープし、多方面を同時に着々と少しずつ旅行していたのだが、奥様がなんと全部在来線で山陰本線をきれいにつなぎ九州と京都を結んでしまった。列車数は各自20と旧版の半分ほどに限られており、誰かが残り2個になればゲーム終了なので、奥様のこのミドリ鮮やかな山陰本線開通&大量得点の時点でゲームは一気に終わりへと向かい、俺は未達成チケット多数を抱えた負債減点ツーリストとなってしまった。単純なチケット達成合戦とはならない駆け引きがゲームにあるのである。2人だと30分で終わる超クイックゲームながら、面白かった :-)


■12月2日                      日本サッカーのリテラシー・スペイン戦

【日本・スペイン】じっくり攻める相手をよく見て守り、カウンターはフルパワーでとプランは実行できているのだが、好守とも日本はミスが出るなあ…という試合である。しかし英アナは「忘れないでください、日本はドイツ戦も前半こうで、後半ガラリと変わった」。しかしこの布陣で伸びしろあるのかな…。

三笘・堂安投入。「伸びしろは三笘」か。しかし守備力落として耐えきれるだろうか──前触れなく堂安ミドル決めた!! 前田が鬼走るのでスペインにもミスは何度も出ていて、日本の中盤がそれを活かせずもどかしいと思っていたが、ドイツ戦同様伸びしろたちがすごいwww

前田→浅野、前田よく走った、拍手だよ拍手。日本は守る力が怪しいのであと1点ほしいし、取る力はある。

そして日本に信じられぬ2点目が!

ゴール・ライン判定はボール半分なのかと思ったら、1cmでもライン上に残っていたらイン扱いなんだ。知らなかった。しかしもはや人間の目じゃ判定できない世界になってるなサッカールールって。それでいいの、とは思うが今日はヨシ! 

80分、コスタリカ健闘の報に負けるともしやもありうるスペインがフルアージェンシー(危機感)で攻め込むが、日本が見事に守っている。富安RWBの安心感はすごいし、スペインのアタッカーでもLWB三笘のアジリティは抜き切れないのだ

ぷはー。試合終了。最後はかつての無敵艦隊時代みたく回せど打てないスペインに、このままでも勝ち抜けですよとずっと呼びかけていた。いやあこれは日本サッカーのリテラシーの勝利だなあ。守るとなれば伊東らアタッカーたちもちゃんと守れる。強豪に押されたら手もなく振り回され負けた昔とは違うのだ。日本の守備での集中には感動させられるものがあった。英アナも守備を褒めてましたよ。

森保采配は後半の当たり部分が驚くべき勝利に結びついていて、5人交代制ならではのサクセスストーリーだなと思うけれど、才能ある攻撃選手が守備に忙殺される前半はなんとかならんのかと思う。前半我慢で後半勝負という明確なプランを持っての選手選考はしてないように見えるな。

クロアチアはカナダ戦を見た感じやはり4年前がピークで、個々のひらめきで局面打開し結果を出してました。走れる日本は付け入る隙アリアリだと思います。モドリッチのアウトサイドキックいまもうまくて惚れ惚れするけど :-) 

■12月2日                      なでしこの継承

(森保監督からなでしこの忍耐力に学ばされたというコメントが出る)2015年カナダ女子ワールドカップでなでしこを熱烈に応援し、決勝後悔しくてボロボロ泣いて抜け殻となってた娘にいま、この森保コメントを伝えました。無駄になることなんて、なにもないんだなあ :-)(写真は決勝後ふらふらと帰宅するムスメ) twitter.com/ichiroenokido/ 


■12月3日                サッカーと愛国心

NHKニュースで見る「ブラボー」には俺もゲンナリするが、希望なき今の日本にはサッカーの朗報くらい、ないよりあったほうが人々の気持ちが救われそうです。日本の母に電話をしてもホントそう思う。

"ナショナリズム云々もさることながら、みんなが同じ方向を向いていることの気持ち悪さのほうが耐えられん。"(ワイド師匠)

わがツイッターではこういう意見を多く見るのだが、NHKニュースを見ると、日本の報道のあの感じと渋谷のウェーイがワールドカップへの反感を招いてる部分もあるんだろうなと思う。カナダのTVでワールドカップを見てたら感じない居心地悪さがそこにある。

指摘しておきたいのはカナダの人たちは自国サッカーチームへの熱狂に、全体主義の危うさなど感じていないということである。皆を同じ方向へ向かせているのはサッカーやワールドカップじゃなくて、いまの日本。そこをなんとかしたいのは同感。 

カナダがまだワールドカップ出場など遠かった頃予選を何度か見に行って、スポーツサイトにカナダ代表について書いたことがある。まさにサッカーと愛国心というものについて書いたのだった。◆『2001 サッカーカナダ代表 - For the Love of Your Country』 tomosakata.blogspot.com/p/blog-page_23 

『WC予選カナダ-エルサルバドル戦でぼくはたまたまアウェイ席に座り、周り中をサルバドル移民に囲まれ、彼らの歌う誇らかな国歌を聴いたことを忘れられない。バンクーバーにこんなにサルバドル移民がいたのか。そして彼らは母国をこれほど思っているのかと、ぼくの胸は熱くなった』

サッカーには素朴な、愛らしい愛国心が宿ると思うのだ。


■12月5日                    ノーザンカントリーの風景

晴れてカキンと冷えた日曜日、近所の池まで散歩したら見事にノーザンカントリーの風景だった。美しい。ここが凍ってるのを見るのは初めてだ(冬は出不精で行かないから)。 

ファインダーを覗いて湖面に映る木の陰が見えたときは、おおと思った。

湖面を渡るトリの足跡がかわいい。真冬の風景もいいなあ。寒いが。 


■12月5日               タコヤキ祝勝会

土曜日は日本の祝勝会として、ドイツ系の親戚を招きタコヤキ&天ぷら会をした。2大会連続敗退かよと彼はぼやきつつ、タコヤキづくりで盛り上がっておりました。かわいそうだから彼が好きな揚げ出し豆腐も作ってあげましたよ。手巻き寿司は娘と奥様作。どれもおいしかった。 


■12月6日                  日本サッカーの歴史は変わった

【日本・クロアチア】がむしゃらにカウンターせずじっくりとボールを運ぶ伊東の姿に、日本の自信を感じる。初めて先発で見る堂安のオールラウンドな能力に俺は感心している。日本のキック精度が非常に高く、「クロスがことごとく脅威だ」と英解説。

日本がリスクを取り陣地を確保するパス回しで前に進み始め、ドイツ・スペイン戦とは違うなとワクワクしてきた。もちろんコスタリカ戦とも違う。伊東の再三の好クロスに、「もう一人飛び込めれば本当に脅威だろう、鎌田が飛び込まないのが不思議だ」と解説。

鎌田ここで切り返してゴールで俺の低評価を覆すのか! と思った美技が決まらず、惜しい。しかし前田らとにかく走る勢の精度のブレを修正し拾い修正しつなぎフィニッシュにつなげる、素晴らしい日本の攻撃だった。これは行ける。相手は動揺している。

そして前田! チームも日本のみんなもお前に点を取ってほしいと思ってたんだよ、見てればわかる!! 精度高いプレイで組み立て、精度よりガッツの前田に取らせる、ヨシ!!

カナダ解説も前田のエナジーを褒めております、素晴らしい勇気で日本を引っ張っていると。英解説は特に堂安からのフィードに感心していて、「日本が送り込むボールをはじき出すクロアチアには余裕がない」と言っている。カナダは日本のCBに対しロングボールで脅威を与えている、必ずしも精度は高くないがデュエルを起こせばリスクがあると。 

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後半、──うわ! なんという長距離ヘッド。ペリシッチはカナダ戦でもすごかった。クロアチアはFWに優位がある。──遠藤のミドル、惜しい! 面白い試合だー :-)

遠藤が持ち込んだボールをシュートした堂安とクロアチアDFの脚が当たる。クロアチア20番が双方の肩を叩きねぎらい、堂安の能力がリスペクトされてるなと感じる。彼のキック力は日本のモドリッチだよね。──うわ本物モドリッチのミドル、権田好セーブ!

日本のプレスを交わし少しずつひねりのあるつなぎでうまく前に運び、モドリッチからのサイドチェンジというクロアチアの本領が出てきて危うい。

今度は敵のセットプレイからの決定機を堂安がブロックする。「堂安はここまで2点取ったのと同じくらい価値あるブロックだった!」。堂安の評価は解説も、ピッチ内の相手からも非常に高いと感じる。

ファウルで伊東をつぶしたクロアチア選手が悪かったなとサインを送るところも、日本が今大会見せている力へのリスペクトを感じる。この舞台にふさわしいチームとなった。しかし延長かー。

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延長戦、ハイボールの競り合いを強いられている日本守備の消耗は激しい。日本は三笘・南野の左サイドにエナジーあるはずだが、それは相手も承知していて、三笘のコースを限定していきその先にフタをする守りが何度かあった。南野にはその裏をかくイメージはあるはず。

おお。モドリッチが交代。「これは、言いたくはないが、これがモドリッチ最後のワールドカップでのプレイとなるかもしれないですね」。それくらいどちらに転ぶかわからない試合だと、解説は最前から話している。疲れも強みも、どちらにも相応にある。

日本の強み、三笘のすさまじいドリブルシュート。日本のW杯史上最高の美シュートだったと思うがGK正面だった。この時間に攻めきれ! 「Japan is asking questions, can Croatia answer!」

しかし日本の力はそこまでだった。浅野をマークしてる20番(今大会ベストDFだった)はちょっと手に負えないほど強いので、前に飛ばしてもほとんど何もできない。伊東もまだ走れてるのが不思議だが、後方があまりついていけないので攻撃は散発的だ。これはPK戦か。PK戦になると格上が強いイメージが…。

PK戦。南野止められ、三笘も止められ、吉田も止められ万事休す。いやー…これはベスト8の壁というより、やはりクロアチアが日本よりもほんの少しだけ強く、破れなかったなと思った。しかしいい試合だった。誇らしいよ。

これまでトーナメントで当たり点を取れなかったトルコやパラグアイより、クロアチアははるかに強かった。2点取れ3点取り返された前回ベルギー戦よりも、しっかり攻めて攻め返された今回のほうが試合は面白かった。日本は強くなっていると思う。 

試合後、「What a fantastic run it was」と日本の快進撃を賛美するメールが届いた。風が向けば(on a good day)ドイツやスペインを倒せるチームになったんだから、歴史は変わったでしょう。


■12月7日                  恋なのかしらの作りたい女

#作りたい女と食べたい女 は毎日かわいらしい二人を見て、これは恋の話なんだろうか…いや好きで料理してるんで男のためじゃないって前提で始まったんだから違うか…しかし震えながらクリスマスに一緒にいてくださいってこれは恋では…と、気持ちがあの漫才コンビみたいになって見ています。

■12月8日

#作りたい女と食べたい女 どうして年末実家へ帰らないのかを二人が語り合い、ああこれはやっぱり恋の話ではなかったんだとなりました。解放のお話だったんだ。いろいろな決めつけからの。俺の「それって恋では」みたいなのも含めて :-)


■12月8日                    北朝鮮になりたい日本

毎日NHK #ニュース7 を見て、軍拡のトピックにため息をつく。北朝鮮が日本にミサイルを打つ理由がどこにあるのかと、誰か与党に聞いてほしい。北朝鮮が全面戦争に突入したら流れ弾は飛んでくるだろうが、全面戦争を招くもっとも手っ取り早い手段が敵基地攻撃ではないか。

『国防費増額43兆分は歳出を減らし、不足分は統一地方選で自民が負けぬよう選挙後増税』だそうだ。その天文学的数字の分国のあらゆるところを貧しくして、使ったらオシマイのミサイルをゾロリと揃えるのだから、目指すのは北朝鮮である。こんなバカげた政策が国民に伝わっているのだろうか。

岸田首相は支持率落ちる政策を自民各派と全省庁から押し付けられた、ヤケクソ捨て駒総理となっているらしい。しかしメディアが世論を興し暴挙を止めなければ、結果を押し付けられるのはすべて国民なのだ。頼むよメディア、頼みます。


■12月9日                       サクマドロップスの思い出

先週の和食パーティ買い出しで、娘がサクマドロップスを買ってきた。こんなの買ったんだと笑うと、「だって生産中止になるんでしょ、節子の大切なものなのに!」と、彼女は『火垂るの墓』で知ってたのだった。ああ、そうだったのか。

で大学の映画学クラスに持っていき、「みんな『火垂るの墓』見たでしょ? これがあのキャンディよ」と友だちに分けてあげたそう。皆あれほど悲しい映画はない、悲しすぎて二度は見れないと絶賛し、兄ちゃんおいしいねおいしいねと食べたという。節子よかったなあ。

「サクマドロップスは、私のお祖父ちゃんが半趣味で牛馬を育ててた厩にあったよ。作業の手伝いに行くとよくやったとくれるんだけど、私はチョコレートのほうがおいしいからそれほどうれしくないと思ってた。今思うと節子に申し訳ない」と、娘に昔話をしてやりました。



■12月9日                やっぱり恋だったのではw

#作りたい女と食べたい女 春日さんの部屋で野本さんがドキドキほてり、これやっぱり恋の話なんじゃ…と俺はまた振り出しに戻ったのだが、野本さん自身がこれは恋愛感情だと気づく。ほらやっぱり恋だったんじゃん、だったんじゃんw ソーキュート。しかし告白はとてもデリケートなのかもしれない。


■12月9日                  早川義夫の思い出

若い頃うまくいかない恋にグラグラしてるとき、早川義夫の歌詞がことごとく俺にヒットした。「あなたを信じはしないが 愛することと待つだけ」「わがままいっぱいの駄目な俺だが、このままでは泣いてしまう」「教会の鐘の音は、なんて嘘っぱちなのさ」。恋って情けないんですよね。

傷心旅行でバイクにウクレレを積みツーリングした先の松本城で、芝生に座っているとなんだかそちらも傷心旅行であずさ2号に乗ってきた風な東京の女性に声をかけられ、早川義夫「サルビアの花」を歌ってあげた。「泣きながら君のあとを追いかけて、花吹雪舞う道を…」「ううう…」


12月10日                    防衛省の世論操作

Dappi裁判で自民の世論操作が疑われている最中に、防衛省がじきじきに公務としてインフルエンサーとAIを駆使して敵国憎悪・戦争賛成への世論操作をするという、民主主義の根幹を揺るがす事件が明るみに出た。

首相に語るべき理念がなにもなく、官僚とAIが戦争できる国づくりを進めていくというのは日本らしいのかもしれない。世も末すぎるジャパン。まさか安倍氏なきあとに、これほどのヤケクソな政治劣化が来るとは思わなかった。

”平和の党”公明党がいま軍拡にまったく反対してないのも、創価学会を守るため説をラジオで聞いた。それと引き換えに国民が失うものが平和主義&43兆円。 日本政治はほんと劣悪すぎるよな。

■12月11日                   カナダのカラオケパーティ

カラオケパーティに呼ばれて行ってきた。ラップトップに入った音と文字データをオペレータがTVに流し歌う簡易カラオケで大盛況。俺たちはオープニングとしてビートルズをリクエストされ、パーティでいつも盛り上がる「プリーズ・プリーズ・ミー」を家族掛け合いで歌い、拍手喝采ウケました。

俺はマイクを取って「I don't want to sound complaining..」の大サビをソロでまくし立てた。あそこはかつてバンドで練習したのである。

奥様とムスメはロック好きな友だちとモリッシー「Everyday Is Like Sunday」を歌う。俺も写真撮りながら歌詞を見て脇で一緒に歌ってたが、改めて歌詞よく見ると破滅の歌だなあと思う。朗々と美しいメロディで、終末来いよ、核爆弾きてくれよと歌う、静かで灰色の毎日。 

2曲めは「ボヘミアン・ラプソディ」(←)。ママー、ううううー。

日本と違ってカラオケに皆慣れてないせいか(カラオケ店も多くはないと思う)場が盛り上がらない曲を選ぶ人が結構多かったが、この方々のクランベリーズとかいい選曲で盛り上がってたな。あとクイーンとかはやはり皆大合唱となる。

このおじさん二人は元バンドマンで俺は前者とジャムしたことあるのだが、オペレータやってた長髪おじさんが死ぬほど歌うまくて、オールディーズの「Spooky」とか気持ちよかった。俺がいい感じにノッて踊ってるもんで気に入られ、よかったよと声をかけるとオオお前かアリガトサンキューと握手。楽しかった。◆ 


■12月12日                あの日の小四郎

#鎌倉殿の13人 過去を振り返り切なく思うのは長い大河ドラマの定番だし、この物語はことに「なにもかも変わってしまった」をずっとやっていたのだが、それでも『人がよく誰の頼みも聞く小四郎』をここで見せられると胸にきた。反発を買っていてもあの記憶が皆に残っていて、最後は団結したのだろうか。

そしてあの我欲の塊わがままジュリエットのえすらも泣いてくれるという。実以と目を合わせられないところなどにわずかに残っていた「人のよい小四郎」の残り香を、感じ取っていたのだろうか。 

しかしながら、人のよい小四郎から無慈悲の義時となった理由は鎌倉大事より北条大事→俺大事としかやはり見えなかったので、政子の弁護は響かなかった。源氏3代の恩を守るつってもそれを滅ぼしたのもほぼ北条だからなあと思うし、ここの史実の結び合わせは難しいなあと思った。


■12月12日                       空とぶ白馬の騎士

#舞いあがれ 柏木学生が大河内教官を鬼教官よばわりすることに説得力がないのでそこを引っ張られてもな…と先週から見ていると、「右を見ろ」。教官は空とぶ白馬の騎士だよ柏木学生。

#舞いあがれ 航空学校の生徒がなぜ~学生と呼ばれるのかの由来は聞き逃してるのだが、やはりお前たちはまだ半人前だという戒めなのかなと思う。みんな青いし。そのベースがあるから、一人で釧路空港へ飛べと言われた舞の動転狼狽がめちゃくちゃ伝わった。「右を見ろ」の安心感もホントすごかった。

#舞いあがれ そして「自信を持て」でのパーフェクトランディング。浪花バードマンのスポーツ青春から旅客機操縦士という転身は当初つながりよくわからんと思っていたが、気がつけば朝ドラとして近年まれに見るスポーティな達成感ある達成が描かれて、感動しました。ハグしちゃう柏木もまことに学生w

■12月13日

#作りたい女と食べたい女 私は春日さんが好きだ、好きでいいんだと、鍋焼きうどんと自分の気持ちを噛みしめる野本さん。好きなんだよという気持ちはとても思い当たるが、お互い好きでもキスしたり触ったりはできない恋なのかもという難しさは想像が難しい。毎日見ていてドキドキしています。


■12月14日                       無脳怪獣岸田政権

#ニュース7 敵基地攻撃の現実性とリスクや、専守防衛という戦後大骨格からの変転を経済・保健・政治・宗教問題未解決の低支持率政権が決める異様さは伝えず、財源の話ばかり。例の閣議という権力おじさんたちの駄ばなしを真面目な顔して流してるようなもので、見る気がしない。

NHKニュースを見ていると、国の決めたことは粛々と受け入れる日本国民というドラマシーンのように感じる。国民に主権があるようには描かれない。大学で『シンゴジラ』と日本についての考察を試みた娘が、5秒ほど映る国会前の遠いシュプレヒコールと統治者との乖離を象徴的だと書いていた。

娘は、「頭のいい人がどこかにいて危機をなんとかしてくれるという日本人の国家観を映しているのでは。シンゴジラが大ヒットした年の投票率は史上最低だった」と書いた。その通りだと思う。ポリシーなく全官庁の言い分を消化する岸田政権は、国を滅ぼす思考なき怪獣だよ。

岸田総理は国防強化は国民の責任とまで言った(あとで言い過ぎたと気づいて取り消した)。なんの責任も取っていない自民総裁がいう「国民の責任」は、「俺ら与党を選んでるんだから、どんな世にしようとそちらにも責任ありますよね」というひろゆき論法に聞こえる。

政子のような人が「国民は舐められてるのよ!」と、坂東有権者を奮い立たせてくれんだろうか。

■12月14日                     演奏力が亡くなる日

最後かもしれないという坂本龍一の配信。プリンスが亡くなった後解禁されたライブ映像を見て泣けて仕方がなかったのだが、この演奏にも同じ感傷を覚える。曲や音は残るけれど、この演奏力はこの世からいなくなるのかと。◆Merry Christmas Mr. Lawrence/Ryuichi Sakamoto youtu.be/z9tECKZ60zk


ビートルズ「ゲットバック」を見ていても泣いてしまうのは、あまりに声と演奏が素晴らしいからである。俺自身はそこまで到達できなかったギタープレイヤーだが、優れた演奏というものに本当に心打たれるのだ。


■12月15日                     つくたべ最終回

#作りたい女と食べたい女 春日さんが好きなのと打ち明けることはないまま、お互いに優しくしたい、してあげたいという気持ちに満ちたお年越しと最終回だった。俺はいま年越しは毎年家族が寝ちゃっていて、一人なんである。友だちや恋人と夜ふかしし、寝ないでお寺に行ったあの優しい気持ちが懐かしい。


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