■1月3日 雪解けの川
正月2日、川まで散歩すると様相が一変しており驚いた。クリスマス前に降った大雪の雪解け水で、河原がヒタヒタになっている。写真に写ってるのは川じゃなく、普段はドライな草っ原なんです。そのヒタヒタがどういうわけか鳥たちに好評でw、この川じゃ見たことないほどのカモが集まりまったりしていた。はは。
薮も水たまりとなっており、その少し下流で本流とつながっていた。本流とヒタヒタ部がつながった部分は、普段の3倍もの川幅になっている。雪解けってすごいなあ。この川が流れ込む大河ピットリバーももしやと3キロほど歩いてみると、やはり水位が1m以上も上がっていた。雪解けってすごいな!
■1月3日
#紅白歌合戦お正月SP 黒柳徹子さんが手話で視聴者に語りかけたシーンを見て、やはり何千万の人々がリアルタイムで見ている番組の大切さをあの頃の出演者は痛切に感じ、生かしていたんだなと感動する。今はMステと大差ない多人数グループばかりだもんね。出演者選びからしてもったいない。
NHKは、ブルーハーツみたいに子供も大人も楽しめるバンドを紅白に連れてきてほしい。きっといるでしょ、サブスク再生数とか無視して探せば。
■1月4日 チケライ・イタリー
【チケットトゥライド・ジャパン】の裏面、イタリーマップを初めてやってみた。ジャパンは何色のカードでも敷ける新幹線が国中を巡るのでスピーディで軽快な旅になるのだが、イタリーは色が特定された路線が多く難しい。しかもジャパンのときは気づかなかったが、知らない国の地名ってどこにあるかわからん。まあどのイタリー地名もサッカーチームあるいはハム/サラミの名前でよく知ってるのだが、位置はわからんわけ。しかしEuroで面倒なトンネルがないのは非常にナイス。そして地方と地方をできるだけ多く数珠つなぎにしていくと大きなボーナスが入るのはゲーム性が高くてよい。
俺はジェノバからモナコをつなぎ「ベネチア→フランス」というチケットを達成したと思ったのだが、「モナコはフランスじゃないわよ」と奥様に言われてしまった。言われてみればモナコはモナコ公国w 公国ってなにw …という笑いもありナイスでした。イタリー愛のるぺさんはきっと気にいると思う。
■1月5日 「先送りできない問題」
岸田総理が最近ご満悦で連呼するフレーズ「先送りできない問題」は、ひどすぎませんか。じゃあ自民政権が困る問題と国民の要望はなんで先送りできるのよ。政財界の意向を「先送りできない問題」とラベルづけしてるだけの身でその言葉をいう厚顔さ。安倍さん級だな :-(
いったい安倍政権下で統一教会はどんだけ儲けたのか、その責任を自民党はどう取るのか。なにも明らかにしていない岸田総理が、「マア他に先送りできない問題がいろいろありますから」とごまかしてるんだからなー。
岸田総理の弁舌はすでに安倍氏政権末期レベルに聞くのが苦痛だ。言うことはわかってるのでニュースに出てくると早送りするのだが、TBSポッドキャストで年頭挨拶を聞いてしまい、案の定腹が立ったわけです。トランプに関し家族も言っていたな、あの声を聞くと具合が悪くなると。政治家の嘘は体に悪い。
■1月5日 若き才能たちの魔性
#岸辺露伴は動かない 今年のは以前にも増してすごかったなあ。岸辺露伴の全能感を打ち破っていくホットサマーマーサの子とジャンケン小僧の魅力たるやである。ホットサマーマーサの子はNHK「アイドル」やミニ歌番組ですでに小悪魔的魅力全開だけど、ほんとの小悪魔だとゾクゾクするほど魅力的で怖い。#岸辺露伴は動かない そしてジャンケン小僧の愛らしさと台詞回しと表情よ。それは上手な子役などというものではなく、あのサイズと年齢でなくては表現できないものを圧倒的魅力で見せてくれる、ゾクゾクするような才能であった。いやーありがとうと言いたいくらいよかったですジャンケン小僧。
■1月7日 武蔵美芸術祭の思い出
#ドキュメント72時間 の武蔵美芸術祭。みんなかわいいなあと思った。うちの娘もカナダの大学のアート系に属しているが、厳しくまじめな時代にあって他学科よりもアート系は、子供時代の延長上に学生生活があるように思え好ましい。枯葉の散る窓辺、学生時代。素晴らしいあの頃、学生時代。
俺の学生時代のバンドは美大のバンドと仲が良く、武蔵美の芸術祭には何度も呼んでもらった。野外ステージで演奏してると白塗りのお神楽隊が登ってきたりして楽しかった。藝大の藝祭にも応募したのだがテープ審査で落とされたのだと、当時の藝祭委員にツイッター時代になってから教わったw
(青いギターがサカタ)
■1月10日
#ニュース7 「岸田首相がフランス訪問、サミット成功への協力を呼びかける」と、あまり見ない岸田首相のホクホク笑顔が流れた。サミットの成功ってなに。逆に「サミットの失敗」ってあるの? そんなことうれしげにやってる場合なのかね国内問題山積みの低支持率総理よと思うのだ。
ミサイル立てて得意になって、これじゃ世界中が死人の山さ。「でもよう何度でも何度でもおいらに言ってくれよ/世界が破滅の前夜だなんて嘘だろう、嘘だろう(高石ともや/忌野清志郎:明日なき世界)」 https://youtu.be/Q0mgcOVJPUQ■1月10日 野獣チャーム
【明鏡止水~柔術温故知新】を見た。柔術のすごさはすごすぎてよくわからなかったが、柔道家として岡田准一や柔術マスターと組み合い「強い! くやしい!」と燃え上がる松本薫さんが最高に野獣チャーミングでよかった。彼女の五輪柔道は娘も見て強い印象を受けてたので見せてあげた。いいよねえ彼女。
■1月12日 ジェフベックで甦る記憶
ジェフベックが急病で亡くなった。久しぶりにベックのギターを聴くと、やっぱり音と伸ばす箇所の不規則性がたまらんなあ。昔ジョージハリソンのギターの特徴を聞かれて、「チョーキングする箇所や音を伸ばす箇所が規則的になっちゃう普通の人と全然ちがう」と答えたのだが、ジェフベックも本当に本能の人だ。俺はジェフベックをコピーできるほどうまくなかったが、雑誌で見た彼の白黒ストラトに憧れ、国産ベックモデルを買った。3つのフェイズスイッチで位相を変え、鼻をつまんだような変わった音が出る。しかしRCサクセションと出会いやりたい音楽が定まって、別なギターと交換してしまった。
ジェフベックを聴くと音がいいなあと今も思う。半世紀近くも前の録音なのに、配信で聴いても気持ちがいい。古びない。音と演奏と録音がとにかくいい。
うちの奥様の弟はベックのアルバムで聴くドラムのような、乾いてタイトな音を出すドラマーで、長くセミプロで演奏していた。しかしメンバーに恵まれず、俺がカナダに来た頃は酒場でクラプトンのカバーバンドをやっていた。もう引退して田舎に住んでるが、もっとうまいバンドで叩かせてやりたかった。
義弟とは二度一緒に演奏したが、俺がいい音を出すとニコニコとうれしげだった。「腕がいいんだからもっといいメンバーを探せばいいのに」と俺が言うと、いいんだよいいんだよ、俺はドラムを叩ければなんだっていいのさと言っていた。欲のないやつだった。
最後三度目の共演は彼の家の地下室で、楽器はドラムと俺のガットギターだけだった。彼が好きな曲のCDを大音量でかけ叩きまくり、俺はガットギターで決めフレーズをエアで弾き(つまりどうせ聞こえないので弾いてるフリw)サビとか一緒に歌うと、喜んでくれたな。ベックの音で思い出してしまった。
■1月13日 Twitterクライアント大切断
あ、Tabtter(などサードパーティアプリ)がツイッターから切断されたかも。APIエラーという、Twitterからタブッターが切られたことを示す前に見たことないエラーが出た。ヤバい困る :-(
あわててTabtterの代替サービスを調べてみるとTwitter Webクライアントって本当に絶滅状態で、Crownyなどかつて使わせてもらった日本製は全部終わっている。ググっても海外製の有料HootSuite以外それらしきものがなかなか出てこない。
AndroidスマホのTwitPane(Tabtterと製造元同じかと思うほどの高機能日本製App)も切られてる。これはサーバー障害っぽいですね。いくら独裁者がトップになっても、予告なくいきなり全切断はしないのでは。
■1月14日
なんと一晩経ってもTwitterクライアント障害が直っていない。これは障害ではなくサービス提供終了ということなのか。昨夜気づいたが俺はリストでTwitterを読むので、Twitter公式は最初から使ったことがない。リスト式クライアントが見つからなければ読み方がわからない。困った :-(
公式のTweetDeckをいじることにした。Chrome拡張を探し(今のところ国産MultiRow TweetDeckという拡張。設定はややこしい)、とりあえずコラムの幅を画面半分まで広げたら読みやすくなった。PC画面上にスマホを3台並べて読むようだった標準3列が、タブレットになったという感じ。
こうしたチューンアップでTweetDeckでそこそこ快適にリストを読めるようになり、ようやく昨夜からの未読を消化できた。しかしTweetDeckはコードが最適化されてないようで、スクロールしているとカーソル位置が飛んで、既読位置が行方不明になったりする。国産 #Tabtter はそうした細部はとうに最適化され動作が軽い。色分けや一時ミュートの機能は比較にならないほど高い。やはり最強クライアントTabtterが恋しいのである。
Tabtter社の見解が出ていた。「確定的なことは申し上げられませんが買収以降の状況に加え、 もともと一般ユーザー向けクライアントの開発は推奨されていなかったことを考えると、 措置の解除は難しい状況と考えています」。Tabtterなきツイ界をゆかねばならぬのか俺は…。
■1月15日 ロックレジェンドが亡くなっていく1月ああ。ユキヒロのドラムが世界最高級に好きでした。その歌声も、フェリーかシルヴィアンかユキヒロかというくらいにシグネチャーボイスだった。ため息。
カナダに移住した頃は聴く音楽が乏しくて、日本から持っていったカセットを繰り返し聴いていた。テープにユキヒロの「蜉蝣」が入っていた。当時ウォークマンをかけ歩いていたブロードウェイ/キャンビーを思い出す。あの時間も景色もいまは記憶に、漂うかげろう。
この演奏は昔も見たけど本当にすばらしい。レコードがかかったかと思うような一発目のダーンという音。ビートルズ愛が隅々まで満ちた演奏。本当に素晴らしい。優れた演奏家を失ったときにそのライブ映像を見ると、より深く惜しまれますね。
NHKニュースの訃報で数秒流れた、赤い人民服の頃のユキヒロのドラムがこれまた本当にすごかった。普通に叩いてるだけなのに鬼気迫るカッコよさ。YMOが海外でもウケた理由の一つに、誰もがわかるユキヒロドラムのキレのよさがあったと思う。俺のバンドのドラマーも昨夜惜しむコメントを書いていた。
細野晴臣、松本隆、鈴木茂、林立夫、小原礼。少し下に山下達郎、大貫妙子、矢野顕子らがいて、「家に帰るとユーミンがよく遊びにきていましたね。兄貴のバンド、フィンガーズの追っかけだったみたいで、僕の姉とも仲が良かったんです」。本当に奇跡の世代というか、東京に奇跡が起きてた時代だと思う。 https://twitter.com/tsuda/status/1614481817113104385…
■1月15日 広角レンズの冬
ひと雨ごとに気温が上がり、ほんとに春のようだ。この空の青さよ。ひと月くらい降雨日が続くのがBC秋冬のデフォルトなのに、今年はそれがないまま終わりそう。ありがたい。
娘のiPhone魚眼14mmや、頭上に樹木が覆いかぶさってくるようなバンクーバー写真家の風景写真を見て広角がほしくなり、M4/3の広角オリ9-18mmレンズを買ってしまった。換算18mmでは魚眼にはならないが、ほどよい歪みでよく写る。下からあおるとやはり覆いかぶさってくる感が出る。
そしてこれくらい広角だと膝上の猫とセルフィーが撮れるのだが、近いとフォーカス合わせが難しい。ピカの口ゆがんでたハハw
■1月15日 世の中惜しいことばかり
いまカナダでやってるドラマでこの「ZOMBIE」が流れている。サビでゾンビ、ゾンビと言ってることに気づきいったい何の歌詞なのかと調べると、IRAテロで子供が亡くなったことを契機に書かれた歌なのだそうだ。どんな大義があろうと、兵士たちの頭の中にはゾンビがいるよと。クランベリーズは深い。 https://twitter.com/segawax/status/1614488800876535808…
その「ZOMBIE」を調べていて、クランベリーズのボーカルがもう亡くなってることを知り驚いた。酔っての入浴による事故死だそう。なんと惜しいことだろう。世の中惜しいことばっかり。
■1月15日 Twitterクライアントは文化資産
あ、あのクライアント凍結一覧を公開してるのはTwitPane作者氏でしたか。えらいなあ。TwitPaneやTabtterなど国産クライアントはかように、ちょっとどうかしてるほどマメな開発者wのアイデアが行き届き、実によくできている。Twitterの勝手で消えていくのはあまりに惜しいソフトウェア文化遺産です。
今回のTwitterクライアント締め出し事件以前から思ってるのだが、Tabtter/TwitPaneのほうが海外クライアントより優秀でありながら、海外ほど儲かってる様子が伺われない。それは日本でソフトウェア開発を株式等でマネタイズする力が弱いからなんだろうか。どうなんでしょう。
Twitter公式にしろTweetDeckにしろ、これまで他社クライアントを使っていた者にとってはユーザーエクスペリエンスが大きく下がることになるので(「Twitterクライアント」で検索すると怨嗟の声に満ちている)、折り合いをつけてもらいたいです。TwitterのUI品質は低いのだ。
他社Twitterクライアントユーザーは例えれば、EVいいわーとテスラに乗りゴキゲンだったところを、やっぱガソリン車に乗れと乗り換えさせられたようなものですよ :-(
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