「忘れじのイノセンス」「名勝グラウスマウンテン」「女子W杯は感動的」「木陰のビーチとLUMIXカメラ」「あのクレイジーな川のどこかで、ロビーロバートソン」「お疲れなでしこ好きだったよ」
■8月2日 忘れじのイノセンス
『最後の春休み』は「たまに電車で目と目が合っても…」ってところがもちろん泣けるんだけど、あの頃のユーミンの歌にあるイノセンスは本人にあったものなのかインスピレーション(創作)なのか、とにかく再現不能という感じはすごくします。
イトコで一番若い日本の高1ガールの軽音初ライブという映像を見せてもらい、学生時代の終わりにいるうちの娘はなんだか感極まっていた。しかしまあ大人になってもイノセントであればいいんだよ。俺たちが好きな人はみんなそうじゃん。
■8月2日 名勝グラウスマウンテン
バンクーバーいちの景観を誇るスキーリゾート・グラウスマウンテンに初めて行ってきた。高みから眺めるバンクーバーの光景はたしかに素晴らしい。
あれはセカンドナロー・ブリッジ、あれはSFU大学だ…と見飽きることがない。
(左)知らない子でも素敵なシーンだから撮っちゃおう。(右)木こりショーはやることはいいんだけど、英語圏のショーは技を見せる前の喋りが長い! 高所で涼しいけど日差しは強くて、長話を聞いてると日に焼けてしんどかった。日傘を差してたのはうちの奥様とイングランドのイトコ。
グラウスマウンテンはゴンドラ終点からさらにリフトで頂上まで上がれるのだが、高所恐怖症の奥様が嫌がるので風車のある頂きまで20分登坂した。ハアハア。しかし歩いてこの景色にたどり着いたのはリフトより達成感あったな。
イギリスの親戚夫妻と行ったのだがおじさんがカメラ好きで、カメラの話で盛り上がった。「俺はですね日本と英国は国民性似てると思うんですよ。カナダに比べたら趣味人(オタク)がやたら多いじゃないですか、カメラ、鉄道、模型、競馬とね」と力説すると、そうかもなあと笑っていた。
イギリスおじさんのカメラはキヤノンAPS-Cのかなりいいカメラだった。白いズームもいわゆる「キャノンの白レンズ」だから高価なんだと思う。撮ってもらったときレンズの奥がキラッと光ったのではっとした。ミラーありの真正一眼レフなんだ! そしてミラーって光るんだ! 初めて見た俺が興奮して話すとニコニコしていた。
俺のLUMIX GX7mk2+OLYMPUS 40-150mmズームも素晴らしい写り。引けは取らないと思う。あとで送ってあげよう。カメラ楽しいですよねえ :-)
■8月3日 右派タコツボ日本政府
#ゴールデンラジオ 憲法学者の早稲田長谷部教授。「リベラル寄り宏池会の岸田首相が右派的政策を次々に強行するのは、自民より右な維新支持者を取り込むことで首相の座を維持したいからではないか。少数リベラルの支持層は無視できるが、右派の票はほしいと」という見立てがなるほどでありクソであった :-(
カナダのトルドー自由党は中道だが、左派新民主党NDPの人気ある分配や減税法案を呑むことで政権と支持率を維持しているそうだ。政策泥棒ではなくNDPもそれが周知された政治実績となり、国民から支持を得られるという。与野党システムが機能せず右派タコツボ化していく日本の政治と真逆の循環だと思った。
■8月4日 女子W杯は感動的
#女子W杯 毎朝ダイジェストを見て #なでしこ ならこんな失点はしないな(ニヤリ)と各国の組織を見て悦に入ってるのだが、韓国が奮闘してドイツとドローを取り、同グループのモロッコがコロンビアに勝ったのでドイツが敗退となった。クリンスマン時代の男子のような体格サッカーの凋落を感じる。
昨日の対イタリーでは、南アフリカのW杯初勝利は美しかった。そういう史上初のものがいまだに見れるから #女子W杯 は感動的だ。英国カメラおじさんはおとといも「女子サッカーはフィジカルが…」と認めてなかったが、フィジカルだけのスポーツじゃないから面白いんだよ。土曜の日本戦を見てほしい。■8月5日 問われる日本の人権意識
#ニュース7 国連ビジネスと人権専門家会見。声明を読む方の語気が鋭い。怒っている。#セイジドウラク によればジャニーズ問題は一端で、本筋は男女格差、中抜き、労組不在、外国人労働、LGBT、差別禁止法欠如、裁判官の人権意識(!)等、日本のあらゆる人権問題を調査指摘する包括報告だったそう。
政府の耳が痛い報告を私企業ジャニーズの調査であったかのように矮小化する報道、「ジャニ問題についてこれ以上話すことはない」と国連人権理事会側が述べたあともジャニ質問がやまなかったという日本メディアの仕事ぶりに、彼らは呆れて帰ったことだろう。国民の意識はメディア次第ですよね。
NHKニュースで流れましたがあの国連の方、怒ってましたね。真面目に人権を考えてる人から見れば、日本政府よ企業よそしてメディアよ、グダグダしてる場合じゃないですよということだと思う。
■8月5日 日本・ノルウェー戦
#女子W杯 #なでしこ ノルウェー戦。猶本→長野以外は大会ベストメンバーである。藤野が先発し、宮澤が左に入っている。若く大胆な藤野が積極的に仕掛け序盤から押し込む展開。アクシデントで1失点くらいはあっても、日本が複数点取れない展開は考えにくく、ロジカルな勝利であった。
英アナ「大会前は日本がさほど話題に上がりませんでしが、これは決勝までで進む力を持つリアルな強豪といえますね! 若くめきめきと成長しています」。ほんとだよね。試合終了、これはスウェーデンでもUSAでも倒して行きますよ、準決勝に。準決勝はスペインか。
■8月6日 木陰のビーチとLUMIXカメラ
なでしこ快勝を見届けたあと、木陰のサンディビーチ、バーネットマリンパークへピクニックに行った。娘が子供の頃よく連れてきたなーと懐かしい。夏でも涼しい、入江の心地よいビーチです。
陸橋を超え線路をまたぎ、なつかしい気持ちでループを降りていくと、
この穏やかで涼しいビーチがあるのである。海はナイスだなあ。
カモメがたくさん飛んでいるので、おいしいサンドイッチをいただいたあと俺は延々300mmズームで流し撮りの練習をしてました。グラウスマウンテンの鷹もそうだったが、フォーカス合わないし流すスピードをシンクできず、100枚撮ってヒットは数枚。しかしこれはスポーツだから楽しい。
LUMIX GX7mk2は前機OM-D E-M10より性能は高いのだがUI設計が悪く、撮影の現場でまごつくことが多い。今日は流し撮りで鳥を追う追尾AFCの選択法がわからなかった。家に帰りマニュアルを調べ腹を立てたのだが、フォーカス関連選択欄が2系統あり、片方が表示オフになってたのである。知らんがな。
LUMIXのAF操作周りは他にもバカ仕様満載である。
- タッチAFが敏感すぎて意図せずポイントがずれやすく、OLYMPUSと違いボタン一つでセンターに戻せない上にスイッチを切ってもなお戻らない(嘘だろ!)
- 中央9点などエリアAFを使うとタッチAFが切れ、意図せぬところにフォーカスが行ってもタッチで修正できない(嘘だろ!)。これではエリアAFが不便すぎて使いようがない。
- ピンポイントAF時にタッチで選んだポイントは①のタッチ&リセットボタンですらセンターに戻らず、ピンポイントAFの詳細設定画面まで入って修正する必要がある(嘘だろ!)
- EVF仕様時は鼻でフォーカスがずれるのでタッチAFを切らざるを得ないが、Fnボタンで必要に応じオンにするという選択肢がない。
どれもこれもシャッターチャンスに急いで撮っていたら発狂するようなUI設計上の欠陥であり、ソフトウェアだけで直せるのに直していない。このあたりOLYMPUSは直感的で自在に使え、不便など感じたことがない。当たり前である。やりたいことがやれないパナソニックの操作体系がヘボなのだとしか言いようがない。
LUMIXの操作不満は他にもある。グラウスマウンテンで変えた設定が残っていたせいで、今日はじめの1時間は失敗ショットを量産してしまった。OLYMPUSはどこを変えても自分の保存設定をロードし一括で戻せるのだが、LUMIXは一括ロードできないのだ。A/P/S/Mモードで変えてしまった設定は、全部覚えていて手動で戻さねばならないのだ。
巨大な水平ゲージが画面真ん中にあり絵作りの邪魔なくせに、水平状態は「左右の小さな点2点が白となる」ことでしかわからないなどなど、なんだこりゃという仕様に満ちている。1年使っても操作に迷うカメラなんてNikon、キャノン、OLYMPUS 4台、LUMIX GF2/LX5と使って初めてである。こうしたバカ仕様にイラつくたび、何年カメラ作ってんだパナソニックと腹が立ちOLYMPUSに戻りたくなる。しかしGX7mk2のフォーカス性能と手ぶれ補正はE-M10よりはるかに強力で気持ちいいんだよなあ。ポートレートですらフォーカスすっぽ抜けてたE-M10じゃ、こんな遠くの飛んでる鳥にはほとんどフォーカスがいかなかったと思う。E-M10 markIIでもmarkIIIでもフォーカスは強化されていないらしいので、同時期のLUMIXミラーレスはフォーカスで優位性がある。その点だけでもLUMIXを選ぶ価値はあったのだ。操作にはイラつくがいい絵は出る。我慢して使っていこう。
■8月6日 US女子の凋落
#女子W杯 USA-スウェーデンは早送りで観戦。豪速球の投手が投げ合うみたいな試合で、どっちが日本の相手となっても圧はたいへんだろうが、直球には対処できるだろうなと思う。日本の変化球も効くだろう。すごい、強い、手に負えないとは感じない。(まあ見てるだけの俺にはね)
かつてのUSAの怖さは左トップで様々に仕掛けてくる銀髪のラピノーによるものが大きかったのだが、やはり衰えがあるのか、延長になってようやくモーガンに代わり登場した。ポジショニングが絶妙で意識とボールが彼女に集まる。なにか起きそうな気配が強まるも、そこまでだった。
■8月8日 アフリカの風
#女子W杯 英・ナイジェリア録画。優勝候補筆頭の英は当然強いのだが、カナダが苦戦しドローだったナイジェリアも強い! カナダの守備陣も苦しんだカウンターの速さに加え、技術も個々の個人戦術もいい。双方好機多くめちゃくちゃ盛り上がっている。AU観客は判官びいきでナイジェリアを応援している :-)
80分、フィジカルで押され思うにまかせぬ英スターFWが苛立ちラフプレイで退場。ナイジェリアはこれで一気呵成に行くこともなく、延長で落ち着いて仕留めようとしている。これはアップセットが起きるなー。点が入るか、英がPK戦に持ち込めるかどうか五分五分という様相。
いやーいい試合だった英・ナイジェリア。94年の男子W杯でナイジェリア旋風が吹いてこれからはアフリカの時代と言われたが、アフリカ選手が欧州に買われていくだけで代表チームが強くなり続けることはなかった。女子W杯にはまだ格下が旋風巻き起こすロマンチシズムが残っている。
豪・デンマーク戦では豪の大外カウンターが美しくそのタイミングに既視感があり、今大会の日本もこれくらい美しいカウンターを決めてきてるわけだよなと思った。#なでしこ も本当に強い。他のチームを見るたびに、戦えると思う。
■8月9日 つがいのゴールドフィンチ
軒先のバードフィーダーに美しい鳥が来た。二羽揃って来てくれた。黄色と橙色、アメリカン・ゴールドフィンチのつがいだ。なんと美しい。 https://pic.twitter.com/gNWQq3rjRP
■8月10日 涼しくなってきた
2週間ぶりの雨。ピカがレスポールとフェンダーの間という狭いところにスポっとはまり、雨音を楽しんでいる。
今年BCは意外や冷夏となっていて、エアコンもほとんど使わないまま一番暑い時期を過ぎてしまった。雨がそこそこ降るのはありがたいが、このまま夏が終わるのかなと少し寂しい。
■8月10日 あのクレイジーな川のどこかで、ロビーロバートソン
カッコいい人だった、ロビー・ロバートソン。 90年頃友だちが多摩地区の隠れ家に楽器を持ち込み、いつでも音を出せるスタジオに仕立ててしまいビッグピンクみたいだなと思った。出してる音もアーシーでいかしてた。うらやましかった。俺も何度か呼ばれ、そこやステージでギターを弾いた。ウッドストックを訪ねるジョージハリソンみたいだった。
俺のTwitterアイコンはそのスタジオで撮られた写真を、娘がイラストに描き起こしてくれたものだ。ギターのチョーキングや右手をひらひらさせるクセに、ロビー・ロバートソンの影響はある。 https://pic.twitter.com/hGC0IDwgy4
バンド時代を終えカナダに来てしばし通ったESLの教師が音楽好きで、俺にロビー・ロバートソンのCDを貸してくれた。ハリファックスのアパートでこの曲を聴いた。あのクレイジーな川のどこかで、また会おう。Somewhere Down The Crazy River.
■8月11日 お疲れなでしこ好きだったよ
#女子W杯【日本・スウェーデン】いやー。スウェーデンは思ったよりも強く(舐めててすいませんでした)、しかも中盤で早く強い圧をかけ、俊足宮澤が狙うDF裏は締めて日本にカウンターをさせず、奪ったらショートカウンターで強靭なFWが日本守備に負荷をかけ続けチャンスを作るという日本対策をしっかりと立て、それを70分完璧に遂行するほど選手の能力が高かった。
日本は技術と判断では互角に戦えてはいたものの敵ゴールに近づけず、相手の脚が止まるまで思うように攻められなかったわけです。まいりました。日本が決勝まで行ったカナダ2015大会の、USA以外のどの相手よりも今回のスウェーデンは強かった。
戦術采配とその実行力で相手の完勝だったのだけど、しかしこれだけ強い相手が戦術を練ってきても屈せず、後半のハンドという不運がなければ延長接戦になったわけで、本当に今回のなでしこは強かったと思う。それだけに、中盤でプレスにハメられてた前半になにか打開策を監督が打てていたら、もう一度やれていたらと、悔しいですねえ。ハア🙁
まあ世界のベスト8の価値は十分に見せた日本チームだったと思います。しかも彼女たちは若い。今日の日本のベストプレーヤー15番藤野あおばは19歳。素晴らしい大会だった。お疲れ様なでしこジャパン、大好きだったよ。
■8月13日 女子W杯の盛り上がりは続く
#女子W杯 オーストラリアが壮絶な打ち合いの末のPKでフランスを破っていた。すごい。コロンビアも棍棒でぶん殴るような英国相手に先制し善戦をしていた。うちの奥様が「どこも強くなってレベルが上がってるそうね」と言ってたがその通りで、日本も2015年より強かった。本当に面白い大会だと思う。
■8月13日 夏の朝
夏の朝はピカが開けた窓の桟に座り、はみ出す体を右脚で支えていてカワイイ。きつくないのその体勢。
朝の外気を楽しむピカを外からも撮ってみた。やっぱり前足がかわいい。
■8月13日 わが町の渓流
【サタデートレッキング】先週自転車で行った町中の渓流へ、レンズをいろいろ持っていき写真を撮ろうと娘を誘い出した。町の外れの駐車場から森を歩いて川へ。いいねえとコーヒーをいただく。水遊びする人やイヌがしあわせそう。 川の水は冷たいので、小さな犬はお父さんに呼ばれても水に浸かるのをためらっていた。
木漏れ日と共に人影と犬が見える。ロングズームで撮るとフォーカスが手前の枝に合ってしまったが、犬のよろこびはつたわってくる。
いいところだなあこの川は。ムスメが小さいときに、よくランチを持ってきてここで水遊びしたよね。今日も子供らがたくさん水に浮いていた。GX7mk2のISは強力で、300mmをピタリと止めてくれる。Oly 40-150mmも安いのに本当によく写る。
俺たちはあちこちで写真を撮った。娘はOLYMPUS PL5。GX7mk2+名単焦点Oly25mmの組み合わせはすごい実在感の絵が出る。俺はポートレートでしかこのレンズをうまく使えないのだが、使うたびにこのレンズはすごいなと思う。娘を後ろからそっと撮っていると、気づかれておりました(笑)。おしまい。
■8月14日 カメラ2台持ち問題
お祭りフォトから伝わる熱気がすごい、すばらしい。◆Hiさんはもしかして2台ぶら下げて撮ってたりするんですか? ぼくも写真撮るぞというときは2台持ちで行ってみようかなとか最近思うんですけど。長いズームと、単焦点とかの組み合わせで。マイクロ4/3なので小さいし。
さすがにフルサイズで2台は厳しいか。2台持ちで悩ましいのは、タスキ掛けすると兵隊さんみたいになっちゃうことですねw
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