「親戚の最強味噌」「早くも来た高市危機」「初めてのカナダのお葬式」「親族クリスマス撮影」「ばけばけ:美しい本年ラスト」ほか
■12月16日 すべてのSFXが陳腐に見える問題
NHKがだいぶ力を入れてるらしい『火星の女王』。FF7の実写化のような映像で、そういうものは現代の目にもうワンダーと感じられないなと思った。先日見たNetflix自然番組に一瞬AIシーンが挿入されて、以後驚異の自然映像がすべて「これ本物?」と陳腐化してしまった。「アンドロイドの不気味の谷」と似た認知の問題だ。
昔のSF風セット、未来でも進歩しないのかの機械音声、外国人たちのモブ芝居(おそらくみな演技素人の日本在住者だろう)、断片化されたストーリーとサスペンス…と全体にNHK版の『VIVANT』だなと思った。日本のTVが「海外並」の予算をもらうとこうなるなーという感じ。まあDUNE等ハリウッドの最新SFXにも俺は何も感じないんだけど。もう目が驚異に慣れてしまったのだ。映像の刺激は罪深い。


めっちゃ好きw
— らんまる👀✨ (@Sg3Lu) December 29, 2025
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これは笑ってしまうww すごいなあ。現代SF映画を見てもVFX映像に驚きを感じないが、これは一体どうやって作ったのかと何度も見ちゃう。そのたび笑っちゃう、こらえられん。すごいなー🙂
米SF映画はどれほどSFX極めても、宮崎駿や人間マーゴット・ロビーよりビジュアル良いキャラクターを作れないという欠陥がある。擬人化された木やらアライグマやら爬虫類男のデザイン陳腐さに、俺はまったく見る気がしなくなる。その点猫はただ叱られてる様子をこうして再現するだけで、ビジュアル最高だなーとも思った。擬人化するからアライグマがいけすかなく見えるのだ。
■12月16日 ばけばけ:ついに怪談に
#ばけばけ 「初めて、カイダン、すばらしい」という先生の言葉に、おトキの顔が誇らしげにちょっとふくらんだよねw 好きなものが認められたうれしさは分かるわー、顔がふくらんじゃうくらいだよ。そしてご住職、あとは私が、怪談ならお任せをという顔をしている。
「私、カイダン、よく知る。一つ二つだない、10、20、30、知る!」「ソンナ、ソンナ?!」――この会話のうれしさよ。アハハ。
二人はお互いの言葉に拙い異国の者同士の交流を、朝ドラ史上もっとも自然に表している。先生の中の人がちゃんと日本語を学んだ人だからだろう。帰路のおトキが、大好きな怪談を語れた喜び、大好きなヘブン先生と語れた嬉しさで酔っ払っている。翌日も嬉しさが止まらない、止まらない、大好きなんだ。気の合う友だちってたくさんいるのさ、今は気づかないだけ。
■12月17日 親戚の最強味噌
11月に日本から持ち帰った信州湯田中の親戚・関谷醸造の今年の味噌がオオと思うくらいうまくて、うちの家ご飯史上最も頻繁に味噌を食べている。味噌汁、味噌きゅうり、肉や野菜の隠し味、そして一番出番が多いのがクルミ味噌のナス味噌ですね。


娘「ひどいー!(笑)」
奥様「ホントおいしいわよKZ goof for you!」
と楽しんでおります。ありがとう関谷醸造。
■12月19日 早くも来た高市危機
#ゴールデンラジオ 中国エキスパート富坂聡氏の、これは溜め息出る高市中国問題必聴解説。「中国は日本と実務主義で行こうと様子を見ていたが、高市首相の考えは議員時代のまま判明した。個人の問題ではなく、メディアを含めた日本社会全体が中国を敵視するからあんな発言が出、諌められないと中国は見ている」。その通りですとしか言いようがない。
富坂「トランプは中国と仲違いするデメリットを理解し、角立てず実務的にやるとシフトした。世界経済はもう中国の技術と市場なしに成り立たない」大竹「そんな中での高市失言!」。高市首相は世界の真ん中でといつも言ってるが、トランプと並んでぴょんぴょんくらいしか外交イメージがないのだろう。
このタイミングで高市政権官邸は核兵器保有を言い出すし、自民トップの萩生田が台湾に行くという。失言撤回の代わりにどこまで反中をアピールしてくるんだと中国は思うでしょそりゃ。常軌を逸している。
高市氏は総務大臣時代の失言で詰められ普通の国ならすでに政治生命詰んでいる人で、とにかく議論に弱い。詰められるとすぐ口から出まかせをいい逃げ場をなくす。今回も同じである。日本では無言で待っていれば皆忘れてくれるが、国際関係ではそうはいかない。外交に関わる要職につけていい人間だったはずがないのである。上に上がってきたのは彼女より能力のある安倍五人衆だかが全員さらに悪人で失脚し、ほとぼり冷めるまで総裁選に出られないからに過ぎない。
あんな総理で対外関係を悪くし、軍備増税路線に進むんだからもう日本は持たないよね。9兆は公共事業費の1.5倍、消費税3.5%相当。円と国債は持たないし、経済と生活がよくなる理由がない。
■12月19日 幽玄の怪談おトキ
#ばけばけ これがラストピースになってしまうのか。仕方ないなと覚悟を決めて、「ごめんなさいませ」と語りだしたおトキにゾクっとした。神が入ってるというか、幽が取り付いている。すごい。「ミズアメ?」と微笑み合って、二人の思い出もできている。ヘブン先生ももう取り憑かれているのだ。
ヘブン先生の日本語には胸が暖かくなる。トミー・バストウさんが日本語を習い習熟した人だから、あの絶妙な、絞り出すような真情が出せるんだろうなと思う。 
■12月21日 初めてのカナダのお葬式
去年のクリスマス・カラオケパーティで「ダンシングクイーン」を歌ってた友人のカワイイおばあちゃんが亡くなり、お葬式に行ってきた。
You can dance/You can da-ance と皆がおばあちゃんを指差す。俺も指差してるw カメラに気づいた彼女が恥ずかしがって、後からアナタ写真撮ってたでしょ、恥ずかしいわねと話しかけてきた。あんな元気だったのにねと写真を眺めて思う。去年のあの写真は本人も見て大笑いしてくれてたそうだ。
俺もカナダに住んで長いがお葬式は初めてである。カソリック教会のお葬式は音楽に溢れていて、こう言うのがふさわしいのか分からんが、とてもよかった。牧師さんの語る説教は読経と違い意味は分かる。説教の節々で集った人々がアーメンと唱和し、そういうところでいちいちオオと俺は感心させられる。
祭壇の横にはピアノとマイクが置かれ、聖歌隊の方なのか見事な歌声の女性が、説教の合間合間に聖歌を歌う。ピアノの青年ともども技巧的でなく素直で素晴らしかった。集まった人たちも小さく唱和する。歌で葬送されるというのはいいなあと思った。俺のときは「レット・イット・ビー」を歌ってほしい。
お棺が運び出された後も歌は延々続き、1人2人とボランティアの方が歌に加わっていた。式の間写真は撮るなと奥様に言われていたので、このときカメラを取り出して撮らせてもらった。
レセプションでは故人と家族のスライドが流れ、親族がおばあちゃんの思い出を、どれほど素敵な人だったかと一人ひとり語っていく。彼女がサスカチュワンの田舎からバンクーバーに出てきて、カフェをやったり苦学したのち教師をしたのだと、その人生を相当に詳しく知ることになった。そうだったんだー。
友人に帰宅を告げる。来てくれてありがとうとハグをする彼女の耳元で、「これはぼくにはビューテュフルな体験だったよ」と囁いた。「ほんと?」と泣き出す友人。あの美しい音楽の葬送に参列でき、君のお母さんがどれほど愛されたかを知ることができたからね。◆
今日の写真はOM-D E-M10mk3 + LUMIX 12-35 F2.8。LM1235はこれが初仕事だが、これほどくっきりシャープなのに人を撮っても硬く感じず、すばらしい写りだった。E-M10mk3につけたのは初めてで屋内ではかなりハイキーに撮れていたが、それもとても良かったのである。これはすごいレンズだな。



カトリックとプロテスタントの違いはと奥様に聞いてもよくわからなかったのだが(日本人が仏教宗派の違いが分からんのと一緒)、洗礼を受けた信者confirmedにジーザスの聖なるワインとパンを分け与えるという儀式があり、それがカトリックならではだったそうだ。
■12月22日
【まとめ25年12月前半】OTD代替の完璧Twitterアプリ:XColumn ◇「思い出のバンクーバー競馬場」「ピカの主治医はGemini」「渋谷陽一とヒップホップ」ほか tomosakata.blogspot.com/2025/12/2512ot…
■12月22日 プレミア価格のボードゲーム
先週売りに出したボードゲーム3点はなんと即日完売だった。ボードゲームってこんなに売買が盛んだったのか。クリスマス前というのもあるのかな。
驚きは奥様が愛読する英SF作家テリー・プラチェットの世界をテーマにワレスが作ったゲーム、Discworld: Ankh-Morpork。10年前買い一度だけプレイし、テキスト多すぎワレスめんどくさという雑な印象で10年放置してたのだが、
調べると Discworld: Ankh-Morpork 未開封品はなんと500ドルで売られている希少プレミアものになっていた。絶版の名作限定版ゲームで、マニアに探し求められてるのだそうだ。全く知らんかった。道理で一晩で買い手がついたわけである。というわけで中古ながらすごい値段で即日売れてくれ、それでクリスマス用の次期主力ボードゲームを2つ買いました🙂
購入者にうちでは一度しか遊んでないよと話すと、「ぼくは実際プレイはしないと思う」と言っていた。「つまり君はボードゲームコレクターなんだ」「イエス! 100個くらい持ってるよ。これがうちの棚に加わると思うとワクワクするね」。へー! としかいいようのない、稀覯品収集の世界である。 
■12月26日 親族クリスマス撮影
【親族クリスマスパーティ】甥がFuji X100VIという換算35mm F2.0の超高級カメラを持ってきた。試し撮りさせてもらうとさすがに見事なモノクロ(1)。
GF10のLモノクロ(2)もレンズの違いによるシャッタースピードの遅さ以外引けは取らないが、Fujiは拡大するとすべてを粒で点描してるみたいな質感が素晴らしい。なるほどー。この銀塩写真感か。 pic.x.com/IkCJJKvw0T
先月手に入れたLUMIX 12-35 F2.8は、ズームしても明るさ=SS変わらぬのが不思議な感覚で、これに慣れ広角から望遠までサクサク画角を変えクリスマスを撮るのは楽しかった。写りも文句なし。これでもうちょい小さく軽ければなーw (em10iii/em10iii/GF10) pic.x.com/sO1HuciN7Y
#ばけばけ ああ、イライザさん。創造性にあふれ充実しまくっている書斎の様子と絵手紙による交流を見て、ああこれはと気づいてしまっている。そこから一つ一つ答えを確認していくもの哀しさ。彼女はただの女中なのよね? この寒い町から、あなたはもう出ていくのよね? 暖かい場所へ。私と。そうでしょう?
シャーロットさんはやはり英語で演技するとすばらしいな。昔の人の喋り方になっている。ベタな脚本で無理な日本語を喋らされていた「マッサン」初回を再放送中だけに、際立って見える。
イライザさんは旅館で出くわした銀次郎の顔を見ている。同類相憐れむ表情というか。シャーロットさん名演だな、泣ける。
イライザは「入っていい? 入るわよ? 日本ってほんとすごいところね、隣の部屋を隔てるのが紙みたいな壁一枚!」と喋り続けながら銀次郎のところに転がり込んでくる。ここもすごいな、あの感じ。居ても立ってもいられない感じ。
そして英語を話さぬ銀次郎にも、イライザの言葉が伝わるのだ。あなたは私よね。イエス。
銀次郎は窓から橋の上のおトキを見てたのか。先生への好意と、優しい銀次郎への気持ちが、わけも分からずに涙となってあふれてきてしまったような彼女を。
おトキの最後の言葉は Shall we dance? みたいに聞こえた。控えめな二人にとって、一緒の散歩はダンスのよう。美しい今年最後のシーンだった。
朝ドラが良いと俺が言うと娘はいつも、「おばあちゃんも楽しんでるかな?」という。おばあちゃんちに滞在するといつも朝食を食べながら一緒に見るもんね。おばあちゃんは銀次郎を好きだったよ。彼が登場した今週は感動してたと思うよ。
今日はシャーロットさんの演技に感動しました。「入っていい? 入るわよ? 日本ってほんとすごいところね、隣の部屋を隔てるのが紙みたいな壁一枚!」と喋り続けながら銀次郎のところに転がり込んできちゃう、あの感じ。居ても立ってもいられない感じ。
クリスマス期は家でも親戚宅でもローストとベークトものばかり食べるので、数日すると無性にラーメンが食べたくなる。煮物炒め物で育ったんだもんな。俺がいただくクリスマスプレゼントは毎年高級ラーメンが入っている。うまい。


クリスマス後ついに寒くなった。舗道に塩が撒かれている。雪に備えタイヤショップでローテーションとスローエアリークの修理をやってもらうと、なんと購入者特典で修理まで無料だった。「ほんとに? また必ずタイヤはここで買いますよ! ハッピーニューイヤー!」と笑顔を交わす。
英語圏ではクリスマスが過ぎると別れ際の挨拶が「ハッピーニューイヤー!」になる。これはつまり「よいお年を(お迎えください)」なのだ。
■12月31日 【紅白歌合戦2025】全感想
◇ ◇ ◇
メドレーから始まったが、どの曲も短縮アレンジがずさんで選曲もどうということはなく、うまくやれば「夜のヒットスタジオ」みたいにできたのなーと思う。惜しいスタート。
ハンバート ハンバート。おトキとヘブン先生だ。国民にとっての紅白を分かっている様子のトミー・バストウ氏がとてもいい。曲紹介で顔を近づけすぎてキスするのかと思った。日に日に世界が悪くなる(ガザにトランプに高市政権ね)と毎日思ういい歌だ。バンド名はお笑いコンビ的すぎると思うw
オラオラと客を煽るアティチュードで有名な(参考:爆笑問題カーボーイ)Vaundy。SONGSとか見ても音楽性よく分からないのだが、この曲は岡村靖幸的で良さが分かった。「涙流して笑えばいいさ/見えぬ未来も悪くないぜ」。バブリーな時代の岡村ちゃん、未来見えない時代のVaundyなのかも。
『あんぱんSP』皆あの劇中の姿で出てくればいいのにw 紅白での朝ドラSPは冬の朝ドラが盛り上がってるときにやるんで、いつも時期外れな感がある。大河トリビュートなら時期ちょうどいいだろうけど。RADWIMPSの主題歌はドラマと合わないといつも思っていたが、単体で聴けばカッコいい。
【ちゃんみな】日本のレディガガでありクオリティ疑いないが、紅白という子供も見てる国民のお茶の間でボディmod(異形を思わせるピアスなど)をまとい挑発的パフォーマンスをするのは、趣味がよくない。レディガガは自己の解放はしても挑発はしてないだろう。そのあとのHANAとの女子バディ歌唱はよかった。
星野源。スーパーマリオの作曲者を演奏に招き入れたのが素晴らしい。名もなき大ヒットメーカーだもんね。任天堂にはそんな人がどれほどいることか。紅白がその人たちを任天堂オールスターズとしてNHKホールに招待すればいいのだ。みんな喜ぶよ。
【サカナクション】司会者たちも緊張するような紹介で始まる「怪獣」に続く、なんという多幸感の「新宝島 」。すごいね。山口一郎のニコニコ笑顔。ファンは泣いてるだろうな。
矢沢永吉。サプライズもだいぶパターン化してるが、これはすごかった。曲の力がやっぱり一番のサプライズになるわけだよね。
【郷ひろみ】いつも序盤で億千万景気づけ係をやってて、いい曲が無数になるのにもったいないなと思っていたが、紅白引退なのか。そして最後も億千万なのか。残念。イントロ鳴った瞬間往年のファンが涙流すような曲を2曲3曲メドレーで歌わせてほしかった。ハリウッド・スキャンダル、よろしく哀愁、セクシー・ユーとか。矢沢はそれをやったわけじゃない。紅白には驚きとときめきが足りない。
Perfume。フィギュアスケートのような体技の彼女たちに退き時はいずれ来ると昔から覚悟していて、引退は早くも遅くも感じない。しかしこの優しいビートの曲が最後なのは寂しい。全盛期のハード曲で、アキレス腱も切れよと踊ってほしかった。自由に歌い踊る彼女たちを最後に見たかった。【松任谷由実】「天までとどけ」は近年ないほどユーミンらしい荒井由実メロディでなつかしい。
【米津玄師】は圧倒的な才能だが、彼の作る和短調テーストのメロディには俺はまったく郷愁やいいメロディを感じない。米津玄師などいまの20~30代の日本のアーティストには洋楽の香りがしないというか、歌謡曲や日本のポップスの香りもしない。つまりどんな音楽を聴いて育つと「パプリカ」などああいう和音階を出すそれを好むようになるのか想像できない。そこが世代的にすごい断絶があるなあと思うのである。
Geminiに聞くと、アニメやゲームの中で育まれた「サイバーパンクな和」が文化背景にあるのではないかとのこと。なるほどである。
#紅白 Mrs. GREEN APPLE。彼は芝居は玄人だしユーモアありサービス精神あり、日本的なマルチタレントだなー。ダンサー陣が普通の人たちなのが素敵だ。娘が日本に住んでるとき親切にしてくれたアパート近所のおばさんがこのバンドを大好きだったとのこと。というわけで紅白、いろいろ楽しかったです。
◇ ◇ ◇
#生さだ 「年の初めはさだまさし」はしばしば紅白よりクオリティ高い生演奏をやってくれるけど、岩崎宏美・良美姉妹のデュエットはすごかった。姉はもちろん妹さんもうまいうまい、スリー・ディグリーズのために筒美京平が書いたという曲もいい。岩崎宏美はこれを #紅白 でやるべきだったなー。
これだ、スリー・ディグリーズ「苦い涙」。カッコいい。これを岩崎宏美・良美姉妹が振り付きでキメたんですよ。深夜だったのが惜しい!#生さだ ◆The Three Degrees - Nigai Namida youtu.be/y87E04egvco?si…


















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