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■07/11/12(月) □ 相撲見る気せず
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相撲の九州場所が始まったのだが、朝青龍がいないので見る気がしない。昼間のダイジェストでさらっと見ると皆が頑張っているが、朝青龍がいないんだから誰が勝ってもまあなあと思ってしまう。スポーツ、いやゲームはすべからく、倒すべき強大な敵によって支えられている。
巡業をサボってサッカーをやっていたというのは、サッカーで言えばプレシーズンマッチをサボってリオのカーニバルに行ってたとかと大差はなく(いやカーニバルは単なる遊びだが、モンゴルでのサッカーには故郷に錦を飾るというメンタル面もあるから、もっと情状酌量の余地は大きいのではないか)、これまでも色々あるとはいえそれで引退勧告みたいなことになってしまうのが相撲と日本の不可思議さだ。ちょうどあのとき俺は日本にいたのでげんなりとTVのコメンテーターの声を聞いていたが、スポーツとしてのヒリヒリするような嫌になるほどの真剣さをただ1人感じさせていた朝青龍の、その強さに対する敬意はどこにもないのかと思った。あのサッカー映像にあった朝青龍の信じがたい運動能力を、惜しむ気持ちは相撲ファンにないのだろうか。
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■07/11/14(水) □ カラテ兄弟弟子
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カラテ:今日は先々週くらいにジョインした子と萌がペアを組むシーンが多かった。萌は初めて後輩ができたので、その子の相手をするときは得意げに指導している。LSもしかり。
いつも教えてくれる中学生くらいの男子のお父さんに、「あなたの息子は素晴らしいね。いつも早めに来て、小さい子に教えてくれて」と話しかけると、そうなんだ彼は子供が好きでねとすごくうれしそうであった。スポーツはこうして子供が子供に教えられるところが素晴らしいよなあ。先生もそれを奨励してくれておりうれしい。
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■07/11/15(木) □ PCリサイクル完了
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朝イチで車にPCモニター3個、筐体5個、マザーボードその他のパーツ無数、壊れたTVを積み込んで、隣町の公営リサイクルデポというところに行く。うちはPC一家なのでこうしたゴミがたまる一方なので、引き取ってリサイクルしてくれるならこれほどありがたいことはない。
ところがここは Web に書いてあるのとは違い、モニターとTVしか引き取れないという。えー? ほんとにリサイクルするなら壊れたモニターよりも、古いが壊れていない各種パーツのほうが使えるではないか(Win 95 マシンならば組める)....などと雇われおじさんたちと言い争っても仕方がないので、MKに電話して別のところを検索してもらうと、地元 PoCo に私営リサイクル業者がある。ここに持っていって無料で引き取ってもらえるものだけ下ろし、後は後日考えようと行ってみると、筐体とパーツを全部無料で引き取ってくれた。ありがたし。すっきりした。
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萌の日本語学校の間モールで用を足していると、つめ襟の若者がぞろぞろと団体で買い物をしていることに気がついた。まさか日本の高校生かと近くに寄っていって耳を澄ませていると、喋っているのは日本語っぽいけどイントネーションが違い意味が分からない。コリアンかなと思いながらしばらく会話を聞いていたら、意味が分からないのではなくて彼らが喋ってるのはコテコテの関西弁なのだと気がついた。やっぱり日本の高校生ではないか。見渡せばモール中に何百人もの詰め襟少年とブレザー少女たちがいる。引率の先生もいる(笑)。
驚いて3人ほどのグループを捕まえ、「日本の高校生なんですか?」と声をかけると、「イエス」と1人の少年が答えた。「修学旅行で来てるの?」「イエス」「いや私は日本人なんだけど....(^_^;;)」「あ、そうです、修学旅行です」「へーすごいねー、楽しんでください」「ハイ、ありがとうございます!」ですって。滋賀県の高校なのだそうだが、カナダまで修学旅行とはすごい世の中だ。こんな田舎で何を学んで帰るのかと思うが、果敢に買い物に挑戦していたので、事前に英語での買い物やり取りなどを予習してきてるんだろうなあ。楽しんでくだされ。
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■07/11/17(土) □ TVで日本メンタリティ
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雨、萌と俺とでいつものように遊ぶ。最近萌は TV Japan のいろんな番組に興味を持っていて、俺もお気に入りの「ちりとてちん(今週の師匠が高座に上がるシーンでは萌は涙を流していた)」はもちろんのこと、やたらに多い料理ショーや動物ドキュメンタリーを長時間集中し、知らない言葉は俺に尋ねては見ている。萌は日本メンタリティをここで強く吸収しているよなあと思う。
今日は中国雲南省の、橋や建物や食器や家具が全部竹でできた「竹の村」という不思議な土地のドキュメンタリーがものすごく面白かった。萌は、「全部が竹でできてるなんて、(そういう極端さが)ドラクエの村みたいだね」と面白いことをいう。なるほど。
「ドラクエ7」は、俺はもう村に行ってダンジョンに行きボスと戦うという繰り返しに飽きたのだが、萌は村々が持つストーリーとDQらしいテキストの面白さをエンジョイしているようだ。俺が仕事をしているときには一人で村の人たちに話しかけ、メッセージを一生懸命読んでいる。習ってない漢字も送り仮名から見当をつけてかなり読んでおり、マンガとRPGで漢字学習作戦はうまくいっている。
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■07/11/18(日) □ カナダ人のボランティア精神
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萌とMは毎年皆勤だが、俺は雨の中出るのがおっくうなので行ったことのないサーモンフェスティバルへ。今年は晴れた。こんなに毎週末晴れてくれる秋はなかなかない。
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サーモンフェスティバルは PoCo だけではなく近辺のいろんなコミュニティの環境ボランティアが終結した大規模なもので、パネル展示が主だったとはいえカナダの市民はみなえらいなあと感心させられる。
そこでサーモンバーベキューを購入して食べ、隣接するサーモンハッチェリーまで歩きサーモンの孵化槽や解剖を見学して、さらにMは萌の学校まで歩くぞという。まあ天気もいいのでそれもいいかと歩いていく。
学校でMが見せかったのは、先週から彼女が2週間ボランティアとしてかかりっきりになっていたサーモンのペイントボードだった。全校生徒が1つずつ色を塗った数百の色つきサーモンが、群れを成してフェンスに泳いでいる。その一つ一つが独創的な色とデザインで素晴らしい。Mは忙しい忙しいとえらいボヤキながらこれをやってたので、忙しいならボランティアなど引き受けねばよかろうと俺はやや冷ややかに眺めていたのだが、なるほど子供たちにこれだけのものを作らせてしまったのだから、えらいと褒めざるを得ない。
うーん、これは私はお前を誇りに思うぞ妻よと褒めると、萌も学校でマミーを見ていてものすごく誇らしかったといい、お父さんは何もボランティアしてないじゃないと批判されてしまった。たしかに。すまん。まあその面はお母さんが人並み以上にやってるから許してくれ。俺は萌をハッピーにすることが得意なわけで、その面では人並み以上にやってると思う。計6キロの散歩で、腰が痛くなり疲れた。
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