2010/05/25

日記「ファーマーズマーケット」

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■10/05/09(日) □ ファーマーズマーケット
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ファーマーズマーケットで買い食い娘
 地元オーガニック農家がテントで出店しているファーマーズマーケットへ行く。地元でオーガニックなんだから理想的で、Mはこういうイベントが大好きなのだが、「地産地消」の野菜を買うために消費者が使うガソリンはスーパーで野菜を買うよりも大幅に増えるわけで、やや矛盾を感じざるをえない。しかしまあ「持続可能性」という意味ではあまり意義深いものではないと思うが、イベントとしては楽しいし、野菜はスーパーで買うものに比べたらもう話にならないほどうまい。


rosabiancaナス。煮るとトロトロ&
シャキシャキです。
 実際こういう野菜を食べると、普通のスーパーやオーガニックストアで売ってるものは、あれはなんだ、どんだけ古いんだと腹が立ってくる。ナスなんか農家が育てる品種からして間違ってるだろう。今日買ったものは rosabianca というらしい皮に白い筋が入ったもので、スーパーじゃ見たことがないがキメが細かくしっとりして非常においしい。これに比べたら一般で売ってるデカナスは単なるスポンジである。馬鹿ばかしい。

 オーガニックストアも市場での回転が悪いせいだろうが、普通のスーパーの野菜よりも張りがない野菜が多いしなあ。高いんだから一般スーパーよりも新鮮でうまいものを食べさせてほしいのである。そういう流通がしっかり確立してくれないと経済的にも食材バラエティ的にも主夫はつらいのだ。

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【日本代表発表】発表前からサッカー界全体がすごく盛り下がっていたが、雲の切れ間はとうとう現れなかった。ここ3年「また固定定食メンバーかよ」と言われ続けたメンバーがそのまま選ばれ、それ以外は国民の期待をよそに全員落選というわけである。

 固定定食メンバーの怪我が治りコンディションが上がればオーストラリアとドロー程度までは行けるわけだが、それじゃ本番では全然足りんわけだし、コンディションが上がらない可能性だって大ありである。俊輔なんかあとひと月で怪我は治るかもしれないが、もう1年前から力落ちは明らかだったんだから、スコットランドで活躍していたレベルに戻ることはあり得ないだろう。夢も希望もないな。

 岡田就任時に玉田、大久保、田中達也が揃ったときには興奮したが、結局そういう日本的技巧派小兵を揃えてもたいしたことはできないのだと証明しながら、選手たちをとことん消耗させ尽くした3年間であった。夢も希望もないな。

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■10/05/18(火) □ めざせ!ロック・ギタリスト
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 NHKで毎週「チャレンジ!ホビーめざせ!ロック・ギタリスト」というのをやっていて、講師の野村ヨッちゃんが俺と同世代なのか、「ロング・トレイン・ランニン」「デトロイト・ロック・シティ」「ホテル・カリフォルニア」と、ヤングギターにタブ譜が載っていたようななつかしいコピー曲を毎週持ってきてくれる。

 で今週はとうとうチャーの「スモーキー」まで持ってきた。初心者の芸人にこんな超絶テク曲が弾けるわけはないのだが―――というかこれをちゃんと弾けるギタリストは世の中にそういないし、講師だって弾けていない―――、ギターを使ったお遊びとしては見ていて楽しい。毎週実演を示す講師ヨッちゃんはうまくはないが、あの明るさとギター博識と、カッティングで見せる意外なリズム感の良さが好感度アップであった。

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 なつかしくなって Youtube で「スモーキー」を探すと、さすが日本ギター史上最強の名曲でいろんな演奏が見つかる。デビュー30年コンサートでの演奏というやつについてる英語コメントが面白くて、「げげ、いったいこれは誰だ」「なんてこった、なんで俺はこんな(すごい)奴を知らずにいたんだ」といった世界のギターマニアの驚くさまが書き込まれている。この人たちは日本のギターマニアより30年遅れておるぞ。

 チャーの出現から30年経ってもあんな天才は出てきていないが、最近日本の音楽番組を見てるとくだらんバンドでもみんな演奏が妙にうまくて、なんというかこれはサッカー等のスポーツのごとく、1国のバンド人口の技術レベルが全体的に上がっているということなのかなとぼんやり思う。しかしどうしてそういう現象が起きるのかはまるで想像できん。楽器は安く教材も手頃になってるだろうが、それと腕前はまた別だからな。

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