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■10/11/24(水) □ ダルマ落としサイコー
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週末萌が軽い風邪を引き、学校からの帰路夕方の日本語学校(1時間半)は休もうかと言ったのだが、どうしても来たいという。萌は学校で友達と会うのがなによりも楽しいんだろうな。
で行った甲斐あって、こないだ萌が勝った気持ち悪いお化けコンテストのお絵かきコンテストの賞品として、ケン玉とダルマ落としをもらってきた。これは素晴らしいと大盛り上がり。ケン玉はよほど才能に恵まれないと楽しめないが、ダルマ落としは誰でも楽しいのである。
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■10/11/25(木) □ スクール芝居「キャッツ」鑑賞
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起きると 5cm ほどの初雪となっていた。オールシーズンタイヤなのでずるずるのスラッシーに苦労して萌の送迎。今日はスクール芝居の「キャッツ」がある。
この「キャッツ」は萌が定員オーバーで入れなかった子供ミュージカルレッスンなのだが、緊張した面持ちのCHら総勢25名ほどの子供たちが頑張って歌い、なかなかよかった。ソロを取った5人くらいの子も、声が震えたり上ずったりすることもほとんどなく持てる力を出しきっており感動的だった。あれが萌だったらちゃんと歌いきれただろうかと想像しながら俺たちは眺めていた。
萌はダルマ落としを学校に持っていったのだが、特にボーイズに大受けだったそうである。迎えに行くと一緒に遊んだらしいボーイが俺に駆け寄ってきて、「あの日本のオモチャで前も遊んだことがあるよ、サイコーだよ!」と俺に興奮して喋りかけてきた。そ、そうか、そんなに面白かったか、よかったよかった。
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■10/11/27(土) □ 花札カルカソンヌ
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夕方萌が花札をやろうという。うちには世界最上級のタイルゲーム・カルカソンヌがあるのに花札かよとがっくりきつつ一度だけ付き合う。どうして萌はカルカソンヌに熱を上げてくれないのだろう。
しかし久々にやってみると花合わせはお手軽で、やはりけっこう楽しい。こういう手札を持つゲームにはいい札を隠し持ちフフフと策略を巡らせ、ここぞというところでバシっとそれを打つ愉しみがあるなと気づく。カルカソンヌはタイルを1枚めくってその場で置くゲームなので、手札がないのだ。―――む? もしやこれか? 萌が花札を好きなのはこのフィーリングか?
そこで萌に「花札みたいにカルカソンヌをやってみよう」と説明し、ドイツでオプションルールとして一番人気があるという【手持ち札3枚ルール】(※)でやってみた。するとやはり萌は自分のカードを眺め目を輝かせ、都市をプランニングしサクサクときれいに作り上げていく。そして「私の番だよね、じゃココ!」とすました顔でバシッと俺の都市に乗っ取りをかけてきたりする(俺はデカコマ(大ゴマ)を使わないハンデ戦なので、乗っ取りはデカコマを使う萌が絶対的に有利)。これまでとはエライ違いの積極性だ。やはりなにごともプランするのが好きな萌には、この手札を隠し「自分だけが秘密を知っており計画を立てられる」フィーリングがすごく合うのだ。間違いない。
逆にいえばノーマルルールで萌があまり盛り上がらないのは、計画があまり立たず出たタイルを点につながる建設に使えず、ただ置くという状況が頻発するからだろう。慣れた人が草原ルールありでやればどんなタイルでも草原をつなぐ手段や相手を妨害する用途で配置できるわけだが、うちは草原ルールなしだからな。
そして非常にフェアで生産的なゲームの結果、萌の快勝で終了。こりゃいいぞ。このオプションルールによって萌が一時の花札ほど熱を上げてくれれば、俺はデカコマなしのハンデでちゃんと力を入れて戦えるようになるかもしれない。そうなったら最高だ。
(※)サカタ家「花札カルカソンヌ」ルール(「大聖堂と宿屋」拡張セット使用)
◆各自手札3枚を持ってスタート、置いたら1枚補充
◆草原ルールは省略(草原取り合いは子供とビギナーには複雑すぎる)(その後しばらくして草原もアリに変更、10 歳ムスメも完璧にマスターし草原争奪をやってます)
◆大聖堂は普通のタイルとして扱う(大聖堂3点ルールは完成しないとゼロ点になるため、未完成大聖堂都市へのシリアスな妨害を招き険悪になるので排除)(その後しばらくして大聖堂3点ノーマルルールに変更、10 歳ムスメも完璧にルールを駆使してます)
◆修道院は4枚中プレイヤー数分だけ使用(偏りを低減するため)
◆俺はハンデでデカコマなし
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■10/11/28(日) □ 娘もカルカソンヌに目覚める
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Mたちが外出し、俺はのんびりと映画を見る。映画は「二十世紀少年」映画三部作の1で、映画単体として見ると粗が多いが、天才絵師浦沢さんの思い描くイメージを実写映像化したのだと思えば楽しめる。後半のロボットSFXはかなりすごかった。
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夜「怪物くん」を見つつまた萌と手札3枚持ちカルカソンヌ(萌は花札カルカソンヌと呼んでいる)をやると、やはり手札でプランニングできるので双方都市建設がサクサクと順調に進む。萌が狭いところに都市タイルを置いたので俺が「そこはクローズするのが難しいよ」というと、「だって...」と困った顔をする。おーそうか、なるほど、クローズするタイルを持ってるのね。段取りを決め計画的にやっているのだ。えらい。
萌にはこのほうが絶対面白いだろうし、俺もこっちのほうがお手軽で楽しい。計画が立つのできれいに大きな町が作れ、運による不公平感(相手にばかり使えるタイルが行く的な)が激減するし。それにやはり俺だけデカコマなしというのは絶妙なハンデで、俺にとっては攻撃も防御もほどよく難しい。
1、2、3ときれいにマージされ
赤シティを奪われる
これで俺の頼みの綱が消え、萌がまたもや快勝となった。これは当家のカルカソンヌ史上、間違いなく一番面白かったな。サイコーだ。ついに萌10歳もカルカソンヌに目覚めたのであります。
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