2012/06/05

日記「農園ゲームを探そう」

「グレンモア・ソロプレイ案」「ダンジョンズ&ドラゴンズ大会準備」「雨のキッズキャンプ」

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■12/05/27(日) □ 農園ゲームを探そう
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MKのベイビー、いつもニコヤカ
でカワイス。
甥MKのベイビー生誕百日祝い。YLはいつでもニコニコしていて実にかわいいベイビーである。萌は自分がお姉さんになった感覚があるらしく(実際はイトコの子供なので萌は叔母)、YLと会うといつもこうしてべったりとくっついている。もっと早く、うちに住んでるうちに子供を作ってくれたら萌がもっと遊べてよかったのだがな、MKよ。

ボードゲームはやる時間がないだろうなと「コロレット」だけ持ってきたのだが、取り出すチャンスはなかった。コロレットはルールは簡単明解なのだがうおおと盛り上がるゲームではないので、みなの話の腰を折ってまでは出しにくい。

往復2時間の間MとLDはずっと家庭菜園のことをくっちゃべっていた。「キャベツとか葉物の横に●●を植えるとお互いに悪影響を与えるのよ。◇◇と◆◆は一緒に植えられないし。困ったわ」とかいう内容。「―――ふむ。そりゃボードゲームの話みたいだな」とつい口を挟んでしまった。「アグリコラ」ですかね。

――ああそうか、作物を育てるゲームを探してMにやらせればいいんだよ。アグリコラは重量級長時間ゲームらしく無理だと思うが、軽い農業ゲームだって探せばあるだろう。グレンモアも作物は作るけど、種をまいて収穫してというリアル農業フィーリングまでは残念ながら得られない。そこが農業好きなMに訴求しなかったのかもしれない。

見た目かわいくて作物を育てられ、こうしたパーティで説明しながらやっても間が持つくらいの、カルカソンヌやチケライ+@程度のルール量。そんなゲームがあったらどこででも自信を持って取り出せるだろう。

コロレットはテーマがない純ゲームなので「ゲームをやる?」としか言いようがなく、ゲーム好きではない人にはチトお勧めしにくい。人との頭脳戦をストレスに感じゲームをプレイしない人も多く(これがボードゲームが普及しない最大の理由だろう)、そうした人々には対人ジレンマだけを抽出してゲームにしたコロレットみたいな純ゲームはまったく訴求しないだろう。

しかしたとえそういう人でも「農園ゲームをやる?」と聞けば、「どういうゲームなの?」と軽く食いついてくるはずである。実際に農作業をやりたいかどうかは別としてw、アグリカルチャーというのは魅力あるテーマなのだ。そこでメカニズムを説明してやれば今どきの生産ゲームが面白くないわけはないので、きっと引き込める。「作物をうまく作ったほうが勝ち」という内容ならば、ボードゲームは頭脳勝負ではなくレゴのようにクリエイティブな遊びの一つなのだと誰にでもわかってもらえるだろう。探してみよう。

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■12/05/29(火) □ グレンモア・ソロプレイ案
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村をつくるゲーム「グレンモア」
農場もので面白そうな「ウォルナットグローブ」の動画を見てみたら、タイルを配し作物が出るというあたりがうちの「グレンモア」に似ている。グレンモアにより多様な要素を加えた感じのゲームに見える。これを見てやっぱグレンモアはいいゲームなんだよなと熱が再燃して、久しぶりに1人2役でソロゲームをやってみる。

負けてる方を勝たせようと努力するとソロでも面白いのだが、しかし考えること(検討すべきタイル数×配置位置×2)が膨大な量になるので時間がかかるし、疲れる。そこでサイコロを使って思考量を削減する方策をいろいろ試してみた。

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【グレンモア・サイコロソロ】
  1. 1人2色(ここではP1/P2)を担当、ダミーの黒を加え計3ミープルをタイル取りトラックに置く。
  2. 「0タイル」をP1/P2/ダミーに2枚ずつ配布、リソース産出を行ってからゲーム開始(1周目はけっこう単調なのでこの配布でさっくり省略。同じタイル(石・石など)が1人に重複して配布された場合は、山に戻してもう1枚引く)
  3. P1/P2の手番では普通の6目サイコロを振り付属の特殊サイコロを2回振り(普通のサイコロだと1と6が出やすすぎるので)、出た目までのタイル(2~6)から選択して取る(これで手番に検討すべきタイルが1/3くらいに減り、進行が劇的に早くなる。どのタイルもミープル不足で置けない場合、ミープルを1マス1金で移動する。どのタイルも資材不足で取れず金もない場合は移動せず、1回休み)
  4. あとはサイコロの出目に従いつつ、P1/P2の点を最大化するのみ。ラウンド3の最後の手番だけはサイコロを使わず、「橋」や「食料品店」といった大物タイルを狙って取り締めるのが吉。
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これがなかなかいい塩梅で、手番で獲得可能なタイル数が10→平均3.5(最大6) と激減するため、検討がごく短時間で終わり1人2役でもサクっと軽く遊べる。それに《取ったタイルをどこに置けば最も有効か》という、カルカソンヌ的な引き運最大化のゲームへと戦略も少しだけ変化し、それも楽しい。

1周目の0タイルは、誰もが後の建築に備え早い者勝ちで木と石を取るだけで展開に大差はないので、普通の対人ゲームでも自動分配にしちゃってもいいかもしれない。それにグレンモアの欠点として「選択可能タイルが多すぎて思考が麻痺する」という点が挙げられることがあるので、サイコロで獲得可能タイル数を制限するのは対人ゲームでも悪くないヴァリアント(オプションルール)かもしれない。グレンモアはじっくりと我が村を育て強くするゲームではなく、村長がその時々の最適手を探し村を切り回していくゲームなので、テンポが上がれば上がるほどプレイ感がよくなると思うのだ。

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■12/05/30(水) □ ダンジョン&ドラゴン大会準備
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萌の日本語学校前にMK家を訪問すると、MKが今度主催する家族ダンジョンズ&ドラゴンズ大会案を練り盛り上がっていた。このテーブルトークRPG(紙とコマで行うボードゲーム的なRPG)というのはどういうゲームなのか俺には想像もつかない。ボード上のフィギュアでチェスやタクティクスっぽいウォーゲームをやるのかと想像していたら、「フィギュアもボードもなくてもできる」なんていうのである。はぁ(?_?)。

とにかく詳細なキャラクターの肉付けがゲームの骨子となるらしく、種族、性格、髪の色、武器の種類などなど10項目くらいのパラメータを聞かれ、それをMKがシートに記入していき、俺はこんな感じのドワーフとなった。カッコいい。キャラづくりが心から好きな萌は超喜んで、自分のキャラに嬉々として細かな属性を与えていた。

しかしこういう絵やこれに似たフィギュアが具体的に与えられるわけではなく(これは単に Google イメージで出てきたドワーフ)、このキャラ特性が書かれたシートを俺が携え、MKの書いた「シナリオ」上の冒険に臨んでいくのだそうだ。うーむ、やっぱりわからん(笑)。しかしとにかくこれまでに体験したことのないことがやれそうで、面白そうである。決戦は2週後。

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■12/06/3(日) □ 雨のキッズキャンプ
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週末の萌のスクールキャンプは初日降ったりやんだりと天気が悪かったのだが、聞けば初日炊事場で晩飯を食って自分の3人グループのテントに戻ったら、なんとフライが風に飛ばされ中は寝袋も含めズブ濡れになっていたのだそうだ。たとえ借り物のテントの防水性が低くても寝袋が濡れないようにグラウンドシートまで入れといてやったのだが、上からずぶ濡れにされるとは想定外だった。やっぱ大人数のキッズキャンプだから、付き添いの先生も1つ1つのテントの様子まではチェックしてくれなかったのか。

でどうしたかと思えば、でかいテントのグループに3人で合流し、7人で寝たのだとのこと。狭いのは我慢できたが、濡れた寝袋が冷たくてなかなか眠れなかったらしい。俺もまあテントに水が入ってきて寝たまま濡れたことはあるけど、それは日本の夏だったからな。カナダの6月じゃ気温は15度だから、考えただけでも寒い。大変だわそれは。


一時は霧がものすごかったとのこと
しかしそれ以外は文句なく楽しかったとのこと。そりゃそうだよな。キャノンを渡しておいたのだが、楽しげなキャンプの様子が伺えてよかった。俺のキャノンはすでに5年ものだが、いまだに文句なく美しい写真を撮ってくれる。


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