夏頃からこの歌がラジオで流れてるんだが、歌詞がすごい。
『Lorde - Royals』
「私たちは王族にはなれないのよ
その血が流れていないから
そんな愛は持ち合わせていない
もっと違う震えを求めている
私があなたの統治者になるわ
私をクイーンビーと呼べばいい
支配してあげる
そんなファンタジーを生きさせて」
いいというかすごいなと驚いているとこれを気に入った娘が調べてきたのだが、16歳のニュージーランド人で親が大詩人なんだって。ケイトブッシュみたいな異能が突然出てきたという感じ。
◇
これも最高。
『Lorde - Tennis Court』
テニスコート? はぁ? と歌詞を読んでみるとこれまたすごい文学的ですべては解釈の世界なのだが、
「くだらない。かまやしない。テニスコートに行って
イエーみたいな(空疎な)会話を楽しみましょう」
と俺には聞こえる。なんせ文学なんでわかんないけど、多分。シニカルなんだけど、だけど別に捨てばちでも攻撃的でもない。シンとした精神が聞こえてくるよねと娘と奥さんと話す。
◇
他のヒットソングは歌詞が「私は虎よ、抑えつけないで、吠えるわよオオオオオオオ」とかだからな。えらい違う(笑)。そういう抑圧的な男を蹴散らす強いガールの歌って米加ポップにゴロゴロあるけど、そもそもそんなバカ男と付き合うからそういう歌を作りたくなるんである。詩想が下世話なんである。勝手に虎をやってろとしかいいようがない。◆
0 件のコメント:
コメントを投稿