◆屋内で三脚セルフタイマーでテスト撮影すると、レンズの性能の問題か絞り込んだことによる目に見えない手ブレか判断できると思います。できればISO感度も低めに固定して撮ると、ノイズを取るための補正の影響も排除可能。
◆デジタルになってからフィルム時代には影響しなかったほどの微小な手ブレが結構影響する、みたいな話が多いようです。それも味と言えるような感じなら良いのですが。
そうか ISO も関係あるのかと三脚を使い、絞りと ISO 感度を変えいろんな文書を開放から複数枚ずつ撮ってみる(三脚使用時は手ブレ補正はオフ)。すると ISO1250 になると細かいテキストの線が崩れると判明。なるほどこれは屋内あま写真の一因だろう。そしてさらに重要なことに、三脚を使い ISO 低めにしても、開けても絞っても当たり外れがあるのだとわかった。3.5 でもしゃきっとしてるのもあるし、5.0 でもハズレがある。これはつまりフォーカスの問題だ。
そこで細かいテキスト文書ではなく AF が得意とするコントラストの強い被写体で三脚比較してみると(↓)、―――開放と絞ったものの見分けがつかん。やはり開放でもちゃんとシャープなんである、この標準レンズ。ということは……前に家の前でレンズの甘さを強く感じたときは、あれはフォーカスが合ってなかったわけか。
このカメラのフォーカスが弱いと感じたことはないのだが(そういう評を読んだこともない)、標準の 35 点全面自動 AF だと手近にあるものやコントラストの強いものにフォーカスし、意図したセンターあたりにカチっと合ってないことが結構ある。そういう写真を「甘い」と感じていたのかもしれない。
そこで AF を中央測距(センター)にして手持ち開放で撮りまくってみる。開放でいいとなるとやはりシャッターが速い。そしてやはり屋内で甘い写真が激減する。前に「ピンぼけかこれは」とショックを受けたのと同じ物を同じ角度で撮ってみたが(↓)、狙ったポイントでカチッと AF させると 3.5 と 5.6 でほとんど差を感じなかった。やはり。
わかったぞ。35 点オートフォーカスだと、意図しないところに合うことがある。3.5 だと被写界深度が浅いので、合ってない部分(フォーカスしたかった部分)が甘く感じる。5.6 まで絞ればパンフォーカスになるので、画面全体がぴしっとして甘さを感じないのだろう。
なんだなんだ開放で全然問題ないではないか。屋外ではやはり絞ったほうがよりシャープになるに決まっているが、屋内では絞りよりシャッタースピードを取り、AF に注意していけばいいということだろう。これですべての説明がつく。
これからは中央測距でいこう。屋内では顔認識をオンにしてるから、人がいればセンターじゃなくてもそこにフォーカスは合うわけだしな。顔認識の精度は高いのである。よし。少しずつ少しずつ、カメラが手の内に入ってくる。
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