2016/05/24

自転車とコンデジ




冬の間にチューブが破れてたのをこないだ修理した自転車に、やっと乗れた。調整箇所快調。去年何度も走った裏山コースを逆に回れば、前半舗装路を登り帰路はダートを下れ気持ちいいと今年のクレバーな俺は気がついた。前より最高。しかしやっぱり太ももの筋肉プルプルです。

夕暮れ前は犬の散歩者が多いし、林道を飛ばしていると木の根でぶっ飛ばされて危ないのでゆっくりと降りていく。しかし漕がずにダートを進んで行けるんだから前半ギコギコ漕いだ甲斐がありますわ。この森はクマがいるわよーとすれ違う奥様にいわれた。うひゃー。たしかにあちこちに毛が。毛が!

そして翌朝、わずか1回自転車山走りをしただけで、よく眠れ体調がいい。やっぱりスポーツが必要なんだな。坂登りで大腿筋のような大きな筋肉をワナワナ使うと血行がさーっとよくなるんだろう。平地だけで鼻歌フンフンじゃたぶん効果ないんだろう(笑)。








最近マイクロフォーサーズの PEN を買う前に使っていた古いキャノンのコンデジを持ち歩いてるのだが、ときおり上の自転車と橋のようなはっとするほどいい写真が撮れる。PEN はやっぱり大事にしてるので何も撮るあてがないときは持ち出す気がしないのだが、こいつはホコリとか気にならないので自転車パウチ等に入れっぱなしにできる。買ったのは 2007 年でまだなんの問題もなく動く。日本のカメラはすごいね。


2016/05/15

実用的なカナダのお勉強




高2ムスメがここ数週間俺に車の名前やらものの値段やらを聞いてくるので何かと思ったら、生活必需品のデータを揃え、自活するにはいくらの収入が必要なのか包括的なレポートを作るという課題をやっていたのだった。すごいなそりゃ。

データとして提出してるのは衣食住にまつわるあらゆる費用。車は高級車、中級車、廉価車と3種のデータを求められ、ムスメはマツダロードスター、スズキジムニー、VWビートルの購入データ、燃費データ、保険諸費用を計算していた。すごい。ジムニーは日本の叔父さんに乗せてもらって楽しかったんだって。25年落ちのジムニーなんて絶対どこか壊れてるに決まってると思う(笑)。




毎週月曜は生涯ラーメンを食べ続けるらしい。$60のベッドじゃ底が抜けそうだ。衣食住の経費に「インターネット代」がちゃんと計上されているのが現代っ子らしい。出している数字は検索で拾ったもので正確ではないだろうが、生活していくのに何を調べる必要があるのかをこの課題で子供らは知るわけである。すばらしい。俺はそんなこと大人になるまでよく知らなかったよ。

「カナダの勉強実用的ですごいな! 日本は『日本は美しい国です。まこと美しくてもう最高! ○○天皇がその昔…』とかやってんだよ信じられんよ」というと、ムスメはうれしそうでありました。◆

2016/05/12

工藤頑張れ



いい天気、屋根そうじ。屋根の上の WiFi でニュースを受信した。昨日怪我をしたサッカー・バンクーバーホワイトキャップスの工藤選手の怪我は、予想通り重く当分試合には出られないとのこと。

今季柏レイソルから彼がバンクーバーに移籍してきたので、これまで見てなかったバンクーバーの試合を私は全部見てきたのです。バンクーバーはけっこうお粗末なチームで、選手は全員上手いのに攻め急ぐせいでちっともシュートが入らない。工藤は出るたびに日本人らしく短いパスをコツコツつないでチームを落ち着かせ攻撃をリンクさせ、可能性は感じさせるものの他の選手と合わず、なかなか点は取れなかったのです。

しかし先週土曜、彼と同じく短いパスをつなぐタイプの選手たちと初めて組むことでチームの攻撃ががらりとよくなり、「このチーム史上最高のサッカーかもしれない」とファンが評すほどの美しいパスサッカーでホワイトキャップスは快勝し、工藤自身も初ゴールを決めました。

その試合でレギュラーポジションを得た工藤が、4日後に不運にも相手選手との接触で大きな怪我をしてしまったというわけです。わかってもらえるまで愚直になめらかなつなぎを繰り返すことで、このチームの新たなポテンシャルを開花させたばかりだったのに。彼がいたからあれができたのに。


屋根掃除終わり。ふう。昼飯にしよう、工藤頑張れ。いつまでも待つよ、工藤頑張れ。カナダはこれから気候最高だから旅行するといいよ、工藤頑張れ。なんにもないけど島へ行くといいよ、工藤頑張れ。めちゃくちゃ悔しいだろう、工藤頑張れ。俺は全部わかってるよ、工藤頑張れ。

2016/05/10

娘のヒップホップ2016

昨日娘が出るヒップホップダンス発表会に行ったのだが、珍しくマイケルジャクソンものとジャネットジャクソンものをやったグループがあり、どちらもよかった。ヒップホップは若者の理由なき癇癪をエンタメ化したものだが、ジャクソン姉弟系ダンスはやっぱり音楽を体現してていいなと思った。

ヒップホップやってる子供らは中流階級で不自由なく暮らし、発表会となれば立派な会館を借り駐車場に入りきれない何百台もの車(まじで)で遠路はるばる送ってきてもらい、ものすごいコストを消費してやってるのは生理的癇癪の発散オゥイャーという、奇妙な図式があると俺は感じてしまう。鬱憤たまってんならストリートでダンスするかバンドやれよという感じ。

ジャクソン姉弟系ダンスキッズも恵まれた境遇は同じだが、笑顔のダンスだから若さと生の素直な喜びが感じられる。ムスメはヒップホップだったが笑顔のあるゆる系(非エクストリーム系)で、最近超短髪刈り上げにしたので進撃リヴァイ兵長そっくりで、ステージでクールに笑いかっこよかったです。



写真は現在のムスメのビジュアルイメージです。――俺「宿題やったの?」

ムスメ「(ふっ)やった」