2022/09/19

【まとめ22年9月前半】病院跡地のツリーウォーク

「あなブツで甦るコロナ初期」「あなブツ:庶民が救われてほしい」「耕野裕子の時代感」「巨泉と清志郎」「強力リストアプリTickTick」「あなブツ:コロナから逃げるのだ」「さようなら~クイ~ン」「人生ってなんてランダム」ほか




■9月1日                       作物が実り始める

暑くなりすぎる前に外仕事を片付ける。ふー。小さなナスが出てきた。今年は6月までの冷夏とそれ以降の干ばつでもののなりが極端に悪く、サクランボもならずマロニエの花も咲かなかった。植物もストレス感じてるのだ。半分枯れつつ咲いてる黄色い花もナスも、酷暑の間はじっと耐えてたのかなと思う。(クリックで拡大)


■9月1日       あなブツで甦るコロナ初期

#あなたのブツがここに コロナ初期に夜の街がターゲットにされてたことも、汎コロナ時代となっては隔世の感がある。文句を言う先もわからずため息ついてた人たちに思いを寄せるドラマだ。何もわかってへんと言われ続ける亜子も、政治家たちよりコロナ世のしんどさが身にしみている。

昨日日本の母に電話したのだが、出口の見えない国で横田のおばちゃんのように慎ましく暮らしている家族に、カナダでの旅行の話などできないなと思った。「こんな時代になるなら、もっと旅行とかして遊んでおけばよかったよ」と母はいう。こんな時代というか、こんな国になっちゃったんだよなと思う。


■9月2日    農園の鉢かぶり姫

奥様のサポートで市営農園に行く。枝豆、イエロービーンズ、ズッキーニと、前回来たときとは様変わりした豊作ぶりである。奥様は日傘の下でモソモソと収穫しており、鉢かぶり姫のようでかわいい。その日傘を差し掛けるのが俺の役目だった。


左手で傘をさし右手で写真を撮ってると、傘がずれてるわよと鉢かぶり姫から苦言が出る。横から写真を撮ろうとして新カメラGX7mk2のモードスイッチをまた触ってしまい(設計の位置が悪い)、面白い失敗写真が撮れた。本日も暑いが予報は27度、これくらいが続いてほしいな。


■9月2日      4大国葬理由

岸田さんのこの「4大国葬理由」は下手な大喜利のようであったが、いの一番にあげた「6回も選挙に勝ったから」というのだけは本心なんだろうなあと思った。政治家ゆえの生々しさが、そこにだけある。

カナダのニュースでも今朝安倍さん国葬のクレイジーさがストレートに報じられたので、G7国首脳で唯一行くって言っちゃったらしい(わりと腰の軽い)トルドー首相も考え直すのではないだろうか。 

ジャスティン君けっこう軽率なやつなんだよ。行くって言っちゃったしなーと思ってるかも。




■9月2日              (あなブツ)庶民が救われてほしい

#あなたのブツがここに 武田のきつい言い草には理もあると何度か示されてきたが、誰が割ったかは関係あらへん届けるのがプロやというのは違うだろう。置き配した床は濡れてませんがと後輩を守るのがプロだろう。しかし亜子は自分の腹の座らなさが彼を怒らせるのだと自分を責め、泣く。かわいそうに。

カナダAmazonは置き配の証拠写真を撮っていく。日本の宅配にこの安直な配達員保護策はないのだろうか。フルタイムで働きプロになるという亜子の決意もこういう、お客様は神様の理不尽文化を受けてのものなのかという口惜しさがあった。ミネケンのバク宙よかったけど。

しかしおじさん社員に肩をもまれるのは嫌がるが、社長には甘え声を出す亜子のご都合主義なところも描いていて、リアリティあるドラマだなと思う。リアルなだけに労働者の人権が毀損されるとつらい。やはりコロナ下で庶民が救われていくところを見てみたいのだ。


■9月3日               耕野裕子の時代感

日陰なら過ごしやすい気候になってきたので、休憩は庭で取っている。お茶とお茶請けとKindleを持って。竹フェンスの外側からハンモックが見えるかなと裏道に回ってみたが、立ち止まり顔を近づけじっと見れば見えるくらいの透け方でノープロブレム。

Kindleで読んでるのは最近追加された、90年代少女マンガ耕野裕子の作品群。ぶ~け時代より読者層が上の社会人女子になった感じで、内容は恋・恋・恋。耕野はいつもどんとに似た天才肌の青年と地味だがラブリーな女の子、派手だが優しい親友を描く。話は既視感あるが絵がたまらなく好き。

前も書いたが80年代にやってたバンドのドラマーと俺は、友だちの友だちの武蔵美の子がアシスタントをやってたというツテで、耕野裕子のマンガスタジオをお邪魔し一晩歓談し盛り上がったことがある。話が合って彼女はバンドのライブも見に来てくれた。年下ですごくきっぷのいい女性だった。耕野ユニバースに何度も登場する黒髪で気の強い売れっ子マンガ家・蓮見麗華は彼女のアバターである。さっぱりして面倒見のいい人だったのだ。

マンガの中に俺たちのバンド名を入れてくれたり、手書きマンガのハガキをもらった(あのハガキをなくしたのは痛恨!)。彼女のマンガは、俺の中で80年代最後の東京の時代感、ファッション、バンドマンバイト人生とともに強烈に結びついている。俺たちにはバブルなんて関係なかったが、ライブハウスやマンガの紙面で夢がキラキラと輝いていたのだ。

読者が好ましく思う絵を描けるのはすごい才能で、彼女が描くキャラがもし俳優なら役者人生食っていけるんじゃないかと思うのだが、マンガだとそうはいかないんだよなー。耕野裕子は故郷広島で暮らしているらしい。広島カープの応援企画とかで楽しくやってる姿をお見かけしてうれしかったけど :-) 


■9月4日            ドリフの衝撃

#おげんさんといっしょ でドリフの演奏を見てぶっ飛んだ。ギター仲本工事は寺内タケシだし、ブリッジ際をピックで弾くいかりや長介のベースはめんたいビートのようにカッコよく姿がいい。加藤茶の音と動きはリズムの野獣! こんなすごいバンドメンだったのか!


■9月6日                                  リバーツーリング

夏の終わりを告げるレイバーデイ。最後の夏日かもしれないなといつもより5キロほど脚を伸ばし、山際からビッグリバーへと走った。最高の気候なので自転車だらけだ。――犬いんじゃんw 追い越し際「犬と一緒だね! :-)」と声をかけると車夫はハハハと笑っていた。幸せそうな犬と牽引役よ。

カメラ持ちも多い。自分の身長の1/3ほどもある巨大レンズを抱えた小さなグランマがいた。たしかに山にかかる雲の影がすごいなと俺も景色を撮り、きれいですねと声をかけると彼女たちが撮ってるのはクマだった。クマなんか撮っても仕方ないと思うのだがw、俺の方こそ同じ景色を飽きもせず撮ってるかw

パドルボードで釣りをするカップル。クマよりも絵になっている。久々に見るビッグリバー上流の林業出荷場跡地、川向うの採石場、丘に雄々しく立つKOMATSUトラクター。いつもと違うルートで違う景色が見られて、いいツーリングでした。ふー :-)

釣りカップルがいた小川が見える丘を切り崩して開発が行われており無粋だなと思っていたのだが、完成してみると写真を撮りたくなるくらい住宅の方も風景になっていた。デベロッパーたちに素朴な反感は感じるが、(グランド)デザイン力はあるなあと認めざるを得ない。


■9月7日                                        (あなブツ)気持ちの震え

#あなたのブツがここに ⑨仕事にもコロナにも慣れてしまったという亜子。フルタイムとなって半年、武田からの小言もなくなりソフトになっており、彼女が宅配プロになっていくのが主題ではないのだ。養育放棄された中学生を助ける亜子。これはつまりコロナの世の中そのものを描くのか。すごいな。

⑩ねじ込んでくる中学生の母。ここで所長の児相土下座というクレーム対応技が出た。先週ワイン客に対し武田に見せてほしかったのもこういうプロ技だよ。しかし亜子の気持ちは震えたままで、娘にもそれが伝わる。「一つ歯車が違えばどうなるかわからない」人たちのドラマなのだ。


■9月8日        落ち葉のささやき

朝起きたときにうわ寒いなとパーカーを着た。日が出ると25度までクーンと上がり快適なのだが、9月は季節が過ぎゆくのが早くてこわい。落ち葉のささやきが教えてくれた/過ぎ去っていく風の足音がなぜか悲しい(頭脳警察)。


■9月8日                                     巨泉と清志郎


(巨泉と太田光の討論が話題となる)安倍・プーチン・統一教会問題に関し太田光のスタンスは、「糾弾される側の言い分も聞こう/彼らにも一分の理」で一貫しているが、権力者の「一分の理」が何千何万の市民の権利を侵害するという不均衡はなぜか見ようとしない。巨泉は当然そんなことはわかっている。惜しい人をなくしたなあ。 

清志郎や巨泉対談の太田光は、自分がモノ申せるんだから権力なんて恐れるに足りずと、学校の先生程度に捉えているようだった。清志郎や巨泉は権力を、笑いによる批評や歌の表現など載せたまんまで押し流す、洪水のように感じてたのだろうと思う。現に今も日本は流され続けている。惜しい人をなくしたなあ。

俺が「なんでも自民政治のせい」であるかのような発言をするのは、政治は最も効率の高い国民生活改善装置だと外国暮らしをしていて思うからだ。その性能が落ちれば修理交換も可能な構造なのに、日本ではメンテできないようにする力が権力(つまり税金)によって働いており、倒錯してると思うのである。

巨泉は権力の醜さを戦争で知り、権力が無駄遣いされ国を傾ける理不尽さをカナダやオセアニア暮らしで感じて、我慢ならなかったのだろう。


■9月8日                                          強力リストアプリTickTick

【旅行用リスト】Google Tasksが劣化し全画面で使えなくなって以降、旅行荷造り等のリストはGoogle Keepのチェックボックスを使っていたのだが、あれは完了項目を非表示にできないので進捗がよくわからずイライラする。先月の旅行時に別アプリを探し、TickTickがよくなってると知り利用した。 


旅行等ToDoリストに望むのは、

①PCで入力、スマホでチェック
②完了項目の非表示(今やるべきことだけが見える)
③項目を整理するツリー/折りたたみ形式
④既存のテキストから一括コピペ簡単入力
⑤完了リストの再利用

等で、TickTickはあまり使いやすくはないが、すべてを一応満たしている。

喜んで手持ちのリストをTickTickに移植していたら、フリー版はリスト9個/各タスク99個という制限に当たってしまった。買い取りなら買うがアプリでサブスクはイヤだ。惜しい。しかし旅行リストと日々のToDoリストを移植できただけでありがたい。PCで入力整理しスマホでチェックできるのは本当に楽だ。


TickTickはWeb版とWin/スマホアプリとで機能ほぼ同等なのも立派。Webアプリより単独アプリのほうが好きだしキーボードショートカットがカスタマイズできるので、Win版を使っている。TV番組のタイムスケジュールをテキストとして貼ると、時間を拾ってくれアラームが鳴るなど非常に便利です。

#TickTick は2週間で使い方が定まり、日々のタスク計画と消化に気持ちよく役立っている。やはり画面が広く操作性の高いPCであれやこれやと考えられるのは思考整理に最高で、10年近く愛用したスマホのタスク管理アプリGtasksを超えた。 

タスク系アプリは毎日・毎週実行などのリピート設定が便利だが、「3日おき」等のイレギュラー設定が見つからず惜しいと思っていたら、リピートオプションの「その他」に「隔週の金曜日」「終了日の○日後」などの詳細リピート設定もあった。完璧じゃん。これは素晴らしい。

おかげで薬の飲み忘れがなくなった。#TickTick にお金払いたいのだが前も書いたようにアプリでサブスクはイヤなので、バグ報告で返答をくれた社員の人に「機能限定版でいいから1回払いのドネーション会員を作ってくれ」と書いた。やはり道具は長く使うほどコスパが上がる買い取りが好きなのだ。


■9月9日                                    クイーンが亡くなる

出先から帰ると、クイーンが亡くなったのよと家族がTVを見ていた。ああ、そうだったか。ついこないだコロナから公務に復帰したと元気な姿を見たばかりなのに。――これはトルドー君、お葬式はそちらに行かねばならないかも。彼女はカナダのクイーンでもある。

岸田さんにも救いの舟となるかもしれない。「わが国の皇室とも縁深く、敬愛される女王陛下ご葬儀との兼ね合いで、こちらは規模縮小し内閣自民合同葬といたします。これは理屈ではありません」

カナダCBCでは王室担当なのかなという女性が、「彼女は世界中のコモンウェルス(旧英連邦)56ケ国をソフトにつなぐ象徴でした。どの国よりも多くカナダを訪れてくれて」とエモーショナルな表情で語っている。日本の象徴天皇というコンセプトも、英王室に範をとったのだろうか。

ちなみに聞き手は東京五輪時はずっとトーキョーから中継していた、カナダCBCの看板パーソナリティである。知性あふれ見るたび惚れぼれし、賢い女性が重責を担う国はえらいなと思わされる :-) 


■9月9日                        (あなブツ)コロナから逃げるのだ

#あなたのブツがここに あのサキの机を見たら、俺も亜子みたいにふざけんなよお前らと怒鳴っただろう。「ルールを破った罰」は誇張があると思うが(屋外でもマスク厳守なんてルールは日本でもないでしょ?)、ルール過剰系中高年にキレられ子供が萎縮するというのはリアリティを感じ、身がすくむ :-(

娘が小さなときイタズラで教師に叱られ、俺も呼び出され叱責を聞き、学校を出たところで「あんなの全然たいしたことないよ」というと娘がウワーと泣き出した。ほんとたいしたことじゃないんだよ。亜子の「サキ逃げんで」は最高だな。コロナでおかしくなった社会を逃げ延びよう。

前回も思ったが、サキの仲良しマナミちゃんの喋り方はなんてかわいいのだろう。「そんなんハズいで」。兵庫の小学生はあんなふうに喋るのかと、もう感動してしまうくらいかわいい二人だった :-) 




■9月11日              郷ひろみの名曲

#SONGS 郷ひろみ。「林檎殺人事件」がなつかしかった。あれがヒットしてる頃、郷ひろみがいればデュエット相手が歌えない樹木希林でも、音楽クオリティはまったく文句なしだなーと感心した覚えがある。「お嫁サンバ」もそうでプロ作曲家と郷ひろみがいれば、品質は常に文句ないというすごさがある。

郷ひろみは長年に渡る成功&最終的にジャパン! で定着してしまったので振り返りでも出たことがないのだが、坂本、矢野顕子、清志郎、中島みゆきが関わった「比呂魅卿の犯罪」は名曲揃いですごかった。名作曲家と郷ひろみがおればまず傑作なのである。◆毎日ぼくを愛して youtu.be/ZLxRHID7SB8?t=

郷ひろみ「毎日ぼくを愛して」はYMOっぽい音も矢野顕子の声もたまらない。「宝島」の、楽天的だったあの時代を感じる。

■9月11日

#TVJAPAN の録画に映画「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」というのがあって、見たら絵がきれいで驚いた。輪郭線に太細があるジブリ高畑勲作品みたいな美麗な絵が流れるように動き、ギャグも現代的でうまい。ドラえもんも進化してるんだなあと感心し楽しかった。物語も感動的で。


■9月11日                「さようなら~クイ~ン」

バルモラル城を出発するエリザベス女王の棺というニュース映像を見て、まだ葬儀ではないとはいえその簡素さに意外さを感じた。ガラス張りのメルセデスワゴンとわずか数台の警護車と。TBSラジオで聞いた吉田元総理国葬は、大磯の自宅を出るとき(24分~)から自衛隊儀仗隊が演奏をし、軍隊調だった。 twitter.com/tomosakata/sta

自民党ワッチャーの方が、国葬を進めたのはおじいちゃん吉田茂への「麻生太郎の強い思い入れ」ではないかと見ていたが、この音源からも強く伝わる軍隊調葬儀の荘厳なしめやかさを、麻生太郎は当然覚えているだろう。

カナダCBCニュースは女王の棺がエジンバラに入ったと中継してるのだが、ここでも静かなものだという印象は変わらない。エジンバラ城でスカートを履いた兵たちが棺を運んでいるが、服装と様式から伝統儀式感が強い。吉田国葬・中曽根自民葬の軍葬調は日本/自民式のものなのだろうかと興味深い。

この映像がよかったなー。女王にお別れをするトラクターたち。さようならー。さようならクイーン(朴訥な声)。

この映像からムスメがあの歌も思い出していた。

Penny Lane, there is a fireman with an hourglass
And in his pocket is a portrait of the Queen
He likes to keep his fire engine clean
It's a clean machine』 

自民党の「国葬」には、あのトラクターのお別れのような牧歌性はなさそうだ。 



■9月12日                  病院跡地のツリーウォーク

ハイウェイから美しい森とその奥の古めかしい廃墟が見えるRiverview Hospital跡地。許されるなら一度行ってみたいと前から思っていたのだが、敷地内の森を歩くという自然学習イベントが偶然見つかり、娘と行ってきた。キター! うおーと興奮しましたわ。 

Riverview Hospitalは20世紀初頭に建てられた壮大な精神病院で、最盛期は4000人もの患者を収容していたという。美しい建物だがなにせ昔の精神病院なのでいろいろと問題があり、医療の進歩とともに縮小され10年前に完全に閉じられたそう。今日はそちらが目的のウォークではないのだが、

俺は講師の樹木の説明を聞きつつ建物と風景を撮っていた。すごいすごい、屋根に穴開いてるわ。ところがたまたま参加していた知人が俺を見ていて、「ユーは木を見るフリして建物見に来たでしょ」とバレバレであった。「あたしもそうなのよ、ここを見てみたかったの」「ですよね、こんな機会ないしね!」 

しかし樹木もたしかに素晴らしかった。病院創設時、患者の慰めと憩いとなるようにと植えられた珍しい樹木が100年後の今も見事な状態で残る、奇跡の土地なのだそうだ。俺が東京時代警備員をしていた調布基地跡・府中基地跡も戦後の武蔵野の自然が手つかずで残っていて、調査が来たりしてたなー。

そしてこの森と丘そのものが素晴らしすぎた。これほど美しい緑の丘は、他にバンクーバーのクイーン・エリザベスパークくらいしか知らないな。いやー来てよかった。本当に自然観察って素晴らしいよねと娘と知人に熱弁し、建物撮りに来たくせにと言われイヤそれは違う! といい続け、楽しかったです。◆ 


■9月12日                      樹木のありがたみと政治

(追記)BCは山火事の煙が蔓延し、昨日はこの写真のように100m先がかすむほどのひどいエア状態で、ガイドしてくれた樹木学者がそのことに触れていた。

この木一本で、人一人が排出するCO2を余裕で吸い取ってくれる。それを何百年もやり続けてくれる。しかし山火事が起きれば、何万本も死んでしまうんです」

「ですから皆さん、来月の市議会選挙はどうか候補者を調べて、彼らが自然保護と温暖化対策をどう考えるか、口だけならなんとでも言えるので『これまで何をしてきたか』を知り投票してください。それが無料ツアーを提供する私たちからのお願いです」

学者は説得力がある。政治家はなんでも口約束する。 





■9月13日                  詩と文学の救い

#鎌倉殿の13人 望みもしない武家権力を持たされ、政略結婚をさせられ、悩む源氏三代目実朝に占いオババがいう。

「同じことで悩んできた者がいる。この先もいる。悩みというのはそういうものじゃ。お前一人ではないんだ」

だからこそ詩を読み詩を書くことは救いなのだなと、俺にも実朝にもすっと伝わった。こうして実朝は歌詠みの将軍となったのか。俺は太宰治が好きなので、「右大臣実朝」で読んだ詩人の彼にシンパシー感じるのです。

しかし歌など眼中になさそうな祖父が忍び寄る。うーむ。2週間くらい人が死ななくて鎌倉は静かだったのだが、束の間の平和であったと来週なりそう :-(

#鎌倉殿の13人 「マスクは甘いが」と三浦がくどく言う畠山のプライドも、これはこれで手に負えないものなのだというのが最近強く伝わる。中川大志は「ルーキー~」ではマスクに似合う優しい若手社員をやっていたが、マスクに似合わぬ頑固侍も似合うなあと思う。物語から退場しないでほしい。

■9月13日                  新学期の賑わい

山火事の煙がかなり晴れて、数キロ先の住宅地が見える。午後用足しをしていると通学する子供がたくさん歩いていて、新学期だなあと思った。日向の暑さももう気にならなくなってきた。


■9月14日             NHKの問いかけ

#ニュース7 過去10回の内閣自民葬でも、国葬っぽいことは全てやっておりましたねと改めて映像が流された。世論のグラフまで見せたNHKはえらい。同じ葬儀のランクを今回だけ国葬にする政権の言い分が、国民に信用されてないことをきれいに説明している。

招待状が来ないと怒ってる人がいてやっぱり「国葬」は桜を見る会ファイナルなんだなと思わされるが、新宿御苑でああいう人たちを好きなだけ集めて今度は自民の私費で、安倍さんを送る会としてやればよかったのにとまじめに思う。彼が一番幸せだった頃を偲んで。 誰も文句など言いはしないよ。

■9月14日        賢秀の肩透かし

俺の脳内 #ちむどんどん 演出では養豚場で働いてたと打ち明けるシーンが賢秀編のクライマックスだったのだが、1ヶ月後ナレで終わってしまったw 賢秀清恵のラブストーリーもテンポ悪くて乗りそこねたが、まあ猪野父さんとバーのママが優しくてよかったです :-)

このドラマ後半で一番楽しみにしていた賢秀清恵が、「バカいってんじゃないよ」とラブゲームみたいになってしまい、音楽もあわせ趣味が合わずじまいであった。あと何回あるんだろう、2週間か。


■9月15日              人生ってなんてランダム

こないだ #アトロク で吉田豪が紹介した「ユーミン・YMOプロデューサー」川添象郎氏の話はすごかったですね。NYで友人のダリとつるみ一目置かれる。ギター奏者として雇ってくれたNYバー店主が「空手バカ一代」に出てくる伝説の巨人で、路上で彼と勝負したという。歴史×伝説×飛躍みたいな話ばかり。 

【川添象郎氏】のエピソードがあまりに面白かったので、ユーミンが好きな娘に「空手バカ一代」のくだりを話すと、「信じられない」と爆笑してました。


「ダリとかそういう話を聞くと、人生ってなんてランダム(気まぐれ)なのかと思う。お父さんもバンドでレコード出して、廃墟の警備員となって『中央フリーウェイ』に出てくる調布基地で働いて(「追憶の調布関東村(1))今はカナダにいるんだから、ランダムで面白い人生だよね」と娘がいう。

君もいま学校で築いてる友だちコネクションがきっと、人生をランダムにするんだよ。

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