「ミヤザキ伝わってた」「プロフェッショナルもよかった」「真冬のサニーデイ」「希望のない国」「OM-Dカメラのクリスマス」「ゲームプラネットというけれど」「本宮ひろしの戦争マンガ」「衝動のLUMIX再び」
■12月16日 ミヤザキ伝わってた!
友人夫妻と連れ立って 『#君たちはどう生きるか』を見てきた。いやーこれほど面白い映画だったとは。宮崎愛してるけどポニョの終盤とか正直よくわかんなかったんで、友人と見てああいう感じだったら俺は日本代表としてどうしたらよいのじゃろう…とちょっと心配してました、すいませんでした宮崎監督!公開8日目金曜夜のバンクーバー郊外(字幕版)の入りは5割ほどだったが、日本に伝えておきたいのはあのバアさんたち初登場シーンから宮崎のグルーヴが劇場を包み、宮崎的シーンのたびに場内ずっと笑いの渦だったということですよ。ああミヤザキ伝わってるなあと俺はうれしかった。
映画終了後、こりゃすごいな宮崎駿と涙が出てきた。80歳でこれか。80歳の新作でいえばミックジャガーよりすごい。ファンが身悶える過去作オマージュに満ちていつつ、鮮烈なイマジネーションにも満ち溢れ、まるでポールマッカートニーのコンサートだったよ。すごいよ。涙。上映後、宮崎は何本か見ているという同行の友人夫妻に俺は語りまくった。「ありとあらゆる宮崎モーメントが詰め込まれ、イマジネーションの鮮烈さは過去最高レベルで、そしてこれは最も笑える宮崎だったよ!」。楽しかったわありがとう! と、友人は抱きしめてくれました :-)#君たちはどう生きるか を見に向かうハイウェイで、久しぶりの晴れ間が今期ベストの美しい夕日を見せてくれていた。宮崎映画の勝利が約束されたかのような黄金の輝きだった。(EM10mk2+MZ17mm)
■12月17日 プロフェッショナルもよかった!
#プロフェッショナル #君たちはどう生きるか 回も今日タイミングよく見ることができた。公開中(日本では終わったの?)の映画のクライマックスと解釈を流していいのかと心配になるほどの内容だったが、何年も書生扱いでカメラを回したというカメラマンが撮った画も、その映像と過去作のシーンをふんだんにシャッフルする編集も意欲的で、映画解釈ドキュメンタリーという感じの作品として面白かった。
その解釈を聞いてもなおあれが高畑監督だったのかとそこはイマイチわからんがw、映画としてはすっきり見終えたからそこはいい。
英題の「THE BOY AND THE HERON」より #君たちはどう生きるか という原題のほうが作品にふさわしい内容だったと思うが、英配給側はそのタイトルとするにはその高畑×宮崎関連部分(By NHK解釈)が難解だと取ったのかもしれない。奥様もとても気に入り、オンデマンドに来たらもう一度見たいと言う。何度も巻き戻して見たくなる魅力が宮崎にはあるよね。アオサギのジタバタした飛び方は坊ネズミを運ぶトリと同じだった、ハウルの火の子カルシファーとアオサギの喋りが似てたと帰宅後の会話も弾んだのだった。
■12月18日 高畑宮崎はジョンとポール
家族にも #プロフェッショナル #君たちはどう生きるか を見せた。「宮崎は元来マヒトみたいな内気な少年で、高畑の影響下で自我が確立し親友となるが、高畑はなにかと批判的なジョンレノンで、宮崎は認めてもらえないソロ時代のポールみたいな関係だったらしいんだよ」「その喩えがよくわからない」
そして亡くなった高畑監督との関係を書こうとして詰まり、長く苦悩する宮崎監督。サギ鈴木との関係も描かれる。「ミヤザキって年取ってから信じられないほどハンサムよね。若い頃はそうでもないけど。なんでこの道にファンが列をなしてないの。私なら1日中待つわ」「ねww」
そして内なる高畑を昇華させたというクライマックスとアフレコ部分。大叔父の声吹き込みのときの、この宮崎監督の顔! これを見れただけでも感動したな。彼も心中叫んでいたんだ。すごい。これを家族に見せられてよかった。「いい映画にいい番組だったわねえ」と喜んでくれました。#君たちはどう生きるか に同行した夫妻から楽しかった、誘ってくれてありがとうとメールが来たので、彼女らにも #プロフェッショナル の概要を伝えておいた。マヒトは宮崎自身で、彼の亡くなったメンターが塔の大叔父なのだそうだよ。サギは二人を補佐し続けたジブリ社長で。なるほどーとこちらにも喜ばれたのだった。
■12月19日 水谷豊は裕次郎じゃもったいない
山田太一。「しかしギリギリの迷惑はかけてもいいんじゃないのか。いや、かけなければいけないんじゃないか」と鶴田浩二。このシーンをNHKはなにかにつけ流してほしい。英語圏にはWhy Not、なんでやっちゃダメなのと自問する精神文化が社会にあるが、この台詞は日本に足りないそれですよね。
■12月19日 遅まきながらクリスマス準備
娘といろいろ話しながらクリスマスライトの第二弾を取り付ける。しだいに「#君たちはどう生きるか」の話になった。「お父さんが言ってたように、Funniest ever Miyazakiだよね」「面白かったねえ。昨日はNHKで宮崎監督をたっぷり見れたし、私ら日本人でラッキーだよね :-)」
■12月19日
政府が書道を日本の文化遺産だといい出したらしい。ユネスコに発信すると、子供らにこんなものを書かせる洗脳教育ディストピアぶりも知られてしまうのではw
■12月20日 NHKの報道姿勢
#ニュース7 が自民党裏金問題で、「小沢氏も起訴されたが、知らなかった可能性もと無罪になった。政治家の立件はハードルが高い」と、小沢はクロだったのに…という印象解説をした。待て待て。あれは検察の恣意的捜査だったと批判され、検察側が辞職してたじゃん。もしかしてだけどわざとやってんの印象操作? @NHK_PR
小沢一郎をめぐる不可解な裁判 | 江川紹子(2012)◆『裏金を立件する証拠がない。政治資金収支報告書の「記載遅れ」しかない。虚偽報告した検事は不起訴処分。小沢一郎元民主党代表をめぐる捜査や裁判からは、刑事司法のさまざまな問題があぶり出された』
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#クロ現 アラファト議長に会ってたのか国谷裕子さん。現ハマス幹部にもイスラエル首脳にも和平に向けてと、穏やかに問いを重ねている。日本の良識の代弁者だったのだ。この人のインタビューで目が泳ぎ馬脚を表し遺恨を抱いたというスガ氏は、いったい日本と世界に何を為したろう。自分だけ、自民だけ。
しかし万博費用何千億といってたのが10兆って、「もう間に合わない、国に丸投げする」と維新が言い出してから2桁増えてしまったではないか。なんだこれは。自民党マターだと一気に抱き合わせプロジェクトの類がくっつくの?
立憲れいわ共産は民放と手を取り合って、自民政権の不合理な税制とその使い方を国民に説明してほしい。政府とNHKは説明しないので! 軍備無税やら防衛費倍増(内訳未定)やら維新万博カジノに10兆やらが事実なら、政府はすべて説明のうえ総選挙で信を問わねばおかしいでしょ!
■12月23日 真冬のサニーデイ
超久々に晴れて気温が上がったので、小川のほうへ散歩してきた。みなで長い距離を歩いたのは12月になって初めてかもしれない。
写真を撮っては小走りで家族に追いついてると脚がつりそうだったが、景色はすばらしい。水かさと川幅が増してカモたちが快適そうだ、幸せそうだ。
なんという立派な木々だろう、風に耐えて。小鳥たちも久々の晴れ間に大盛りあがりしており、人も犬も鳥も幸せそうな小川の散歩でした。
「今の自分が好きだを70%に引き上げ」――この言葉のグロテスクさになぜ気づかないのか岸田総理。政策にも言葉にも国民への理解と希望がない、なんて貧しい首相を持つのかわが母国と、俺は本当に悲しい。
#ゴールデンラジオ #武田砂鉄 で改めてその『こども大綱』の内訳を聞くと「国の将来は明るいと思う子供→20%アップ」等々、要は疑問を抱かず明るく生きる子供が望ましいと思う政治家の言い分がただただ列記されてるらしい。作ったのはいま汚職で大変な派閥の人たちだろうとのこと。しかし次の選挙も彼らはどうせ蓄えた裏金をばらまき勝つのだ。救いがない、処置なし、希望のない国ジャパン。俺は本当に悲しい。
■12月24日 クリスマスの準備が終わる
気鋭の時事ゲームデザイナーK氏にアドバイスをもらった家族用ゲームブック的なものを今日入手して、クリスマスプレゼントが揃った。俺から家族向けが何もないと面目ないので、助かりました。プレゼントの大半は親戚の子供ら向けで、クリスマス当日に集まり渡す。今の子供らはよほどすごいものをもらわないと盛り上がらないんだけど、子供の頃からワクワクを積み重ねてきたカナダの人たちにはクリスマスはやはり本当に特別なのだ。奥様は、子供の頃親戚からクリスマスに届く異国のお菓子が夢のようにおいしかったとよく話す。そういう子供の頃のトラディションの喜びはどこの国にもあって、上書き不可能なほどいつまでも鮮やかなんだろう。俺は信州の雪の小学校校庭どんど焼きの火で焼いたソーセージの味とかを覚えているな。
■12月24日 同世代感ある騎手
【#有馬記念】ユタカおめでとう、最後方からさすがの読みだった。やっぱり自分が競馬ファン時代の騎手の息子たちが勝つより、同時代人その人が勝つ方がうれしいな :-) このウィナーズサークル映像を見て、みんな今はいいカメラ持ってるなあと笑った。デジタルでカメラ趣味はほんと身近になった。■12月24日 また1年過ぎてしまった
ウクライナの兵士たちが「ハッピークリスマス」を歌っている動画を見た。もともとベトナム戦争の終結を唱えた歌だが、これはまったく同じ歌詞で「また1年が過ぎ去ってしまい、今また新たな戦争が始まった」という絶望感がにじむ意味になっている(!)。詩というものの震えるほどの普遍性を、去年からずっと感じている。 #CeaseFireNow■12月25日 手作りパンのクリスマス
メリークリスマス。奥様入魂の手作りパンが皆が起きるのを待っている。◇カナダのニュースはパレスチナ問題、NHKは自民党、ダイハツ、辺野古、ウクライナ。気持ちが沈む時代だ。
奥様が今週ずっと取り組んでいたクリスマスベーキングの数々が、朝ずらりと並べられた。一口ずつでも全品は食べ切れないよw 彼女がふうふういいながらこねてた入魂の編み込みパンが超うまかったなあ。バターとパンだけでしみじみとうまい。
俺がいただいたプレゼントの包みはずっしりと重かった。まさかカメラ? レンズ? ――スエット。野鳥の餌だ。これは俺というより鳥へのプレゼントだろ!w
ムスメからはかわいらしい刺繍のヘアバンド。こんなの作れたのか、すごいな。自転車とSwitchとギターはわかるが、左端は…カメラ? …イエローフィンチ? これも鳥ィ?!w いやありがとうだけど、俺は鳥よりもカメラのほうが好きなんですがw
■12月25日 OM-Dカメラのクリスマス
【親戚クリスマス】甥のヘビメタ青年がガットギターを持ってきて、お、珍しいじゃんと俺のギタレレとでセッションしたのだが、彼が「この刻みはすごいよね」と「All My Loving」のジョンの3連リズムギターを弾き始めた。即座に併せて弾き歌ったが、お前どうした? ビートルズに目覚めた?! えらい!
奥様と甥の家の長男、ムスメと甥の家の子供たち。M4/3のレンズは本当にいい。20mm開放のレンズの端に顔認識でフォーカスしきれいに解像しているありがたさを、左の写真でしみじみ思った。
#オリンパス 1600万画素機の屋内での有能さもパーティを撮るたびに思う。レンズが明るいから前機GX7mk2でも問題なく撮れたが、屋内のミックスライトではOM-Dの発色が好ましい。屋内はレンズの向いた方向で光の色がガラリと変わるのでAWB頼りであり、そこが頼りになるのかもしれない。
毎年クリスマスはこの家でやるので光の状態が分かっており、今年は設定をいじりハイキーな写真に撮ってみてうまく行った。いいぞOM-D。
GF2/GX7mk2の屋外の色は素晴らしかったのでLUMIXもまたほしいのだが(クリスマスでホゥホゥホゥとひそかに買ってしまおうとして失敗w)、LUMIXを買ってもオリEM10mk2は屋内・普段持ち歩き用にキープだなと思っている。本当に小さいし。レンズ共用できるマイクロ4/3システムすばらしい :-)@shashinq 同世代のEM10mk2とGX7mk2を両機使用しダイレクト比較でOM-D選んだんですけど、屋外の色とフォーカスの正確さではLUMIX優位だと思いますよ。ぴこさんのG8がGX7mk2の2大不満点EVFと4K切り出しめんどくさを解消してると今頃知り、けっこう欲しいw しかし屋内ではOM-D安定してるんですよね。
■12月27日 ゲームプラネットというけれど
NHK【ゲームプラネット】ストリートファイターがまだ作られてるのかと驚いた。背景や3Dモデルや操作性を変えても、ゲーム性はスーファミ時代のスト2と同じにしか見えない。中国のこのゲームの方が、「なにこれ箱庭を駆け巡るの? 楽しそう!」と多くの興味を引くのは自然だろう。
ファンに向けスト2を磨き続けるカプコンは偉いが、その企業の偉さと「世界ゲーム市場での日本の存在感」云々は別の話であり、番組のポイントがわからなかった。NHKがゲームを語るなら、日本の創造性の裾野は広がっているのかという構造の話にしてほしかった。インボイスで未来はシュリンクしないのかと。
上のクリスマスを過ごした家の持ち主、バンクーバーの小さなゲーム会社で働く甥はあの大きな家を30代で買った。どうして日本ではそのようにお金が回らないのか。カナダと日本ではゲームの作りも違うのだが、経済構造、つまり政治社会のほうがもっと大きく異なるのである。ゲームプラネットというけれど、日本経済=国民生活の豊かさが本当にプラネットとつながってるのかが疑わしいのである。
■12月27日
ボクシングデイの静かな朝、リサイクルゴミ回収トラックが回っている。プレゼントのラッピングを回収してくれる臨時回収だ。うちは奥様がプレゼントの包みを全部布袋にしてるので、ゴミが出ないクリスマスである。
■12月27日
バードパークでよく見かけるサギが、今日は木陰の絶妙な位置に立っていた。人からは彼がよく見えず、彼からは人も湖面の魚も見渡せるのだろう。#君たちはどう生きるか を見てからはなんだかサギが、賢く小ずるく愚かしく愛らしい生き物のように見えてしまう :-)
■12月27日 水曜日のカンパネラ
伊集院のラジオかなにかで聴いて曲の面白さにおっと思った #水曜日のカンパネラ がTVに出てきたので、娘を呼んで一緒に見た。「エジソン」も「聖徳太子」もめちゃめちゃいいよね(歌詞概要も説明した :-))。曲もいいし声がとんでもなくイイ。ほかの当世作曲歌唱別人ユニットよりずっとずっと好き。
■12月28日 本宮ひろしの戦争マンガ
#KindleUnlimited に本宮ひろしが満州の開拓と悲劇を描いた「国が燃える」という漫画があり、史実の世界で良心の官僚が奮闘する大河ドラマであり、驚くべき資料性を持つ力作だった。
半分ほど読んだところでこれはすごいな、本宮ひろしってこんな歴史漫画を描く人だったかと驚いてググると、南京大虐殺を描いて炎上し、休載、削除、連載早期終了となったのだそうだ。問題の部分はカットされてるので詳細は不明だが、2004年。ちょうど日本の右傾化が甚だしくなった頃なので、どういう炎上だったかはまあ分かる。
しかしその数話がなくとも植民は憎しみを生み、軍備を高めれば火が起こり、火がついたら止められずひどいことしか起こらないと痛感させられる、すさまじい漫画だった。俺は本宮ひろしという漫画家を相当に見直しました。マッチョなだけの人かと思っていた。
■12月28日
クリスマスが終わっても、元旦くらいまでは夜クリスマスライトをつけている。この灯りの下でいまピカが夜風に当たっている。しばらくするとウー冷えた冷えたとバタバタ音をさせ帰ってくるのだ。
■12月29日 かわいい奥様
クリスマスあと二度目のゴミ回収日。俺が出先から帰ってくると菓子箱を手に持ちゴミ収集車を追いかけ走ってる人がいて、うちの奥様だったw 今年も1年ご苦労さまの気持ちを小さなプレゼントにして、毎年トラックドライバーに届けているのです。
最近編み物を少しやっておられて、TVを見ながら編み物なんていい光景だなと写真を撮ったのだが、今日なにかを真剣にじーっと読んでるなと思ったらムスメからクリスマスプレゼントにもらった編み物教本だった。このまじめな性格がかわいいなあと思うw
■12月30日 衝動のLUMIX再び
私はなんと #LUMIX G7を買ってしましましま…昨日まで眼中になかったのにのに安いのが今朝出て…(まだ帰宅途中しか使ってないので、詳細は後日)
【LUMIX再びの巻】1年使ったGX7mk2からオリEM10mk2に戻り満足してるのだが、LUMIXの画も好きなので安いGFが出たら買おう…と思っていたら、カメラ屋に激安G7が出てしまった。クリスマスセール15%引きで、使ってないレンズを下取りに出せば銀行すら行かずに買え、つまり実質無料! 抗えませんでした。
あわてて下取り用レンズのホコリを取り支度をしていると、娘が「お父さん怪しい。カメラ買いに行くんじゃない?」という。図星。いや買うというか、it's practically freeだから! と飛び出して、レンズの下取り値も予想より少しよく、無事入手してきたのです。このG7と同世代で小さく手ぶれ補正を載せた上位機種が夏まで使っていたGX7mk2なので、実質買い戻しであり家族には理由を説明し難いのだが、カナダの野鳥カメラ界隈でオリンパスよりも頻繁に見かけるこのLUMIXの一眼スタイルを、一度試してみたかったのだ。ボディISなくとも屋外なら大丈夫。 そして高性能カメラ型オモチャとしてこれ以下はありえないというくらいに、とにかく安かった。
であいにく雨で鳥は来ずに屋外テストもできなかったのだが、LUMIXはやはりDFDというAFがオリよりも明らかによい。さっとレンズを向けたときになにが手前で何が後ろかをカメラが判断しており、ゴチャゴチャしていてもすっぽ抜けにくい。狙ったライトバルブにフォーカスしている(GX7mk2ではこの良さに気づいてなかったw) 。
そしておお、色が良い! この曇り空でくっきりとバルブの色が写っている。このDFD AFと瞬間を捉えるプリキャプチャーで軒先の鳥を撮っていこう。日中ならISなしの望遠でも数撃ちゃヒットが出るのは確認済み。よし。
しかしG7は屋内も意外やイイので驚いた。GX7mk2はうちの暗い屋内では好みの色が出なかったのが手放した最大の理由なのだが、中身同じのはずなのに1年古いG7のほうがいい。なぜだろう?
カメラ屋で、あの目に挟むルーペをつけ絞り羽根はどうかしらねと下取りレンズを査定してくれたのは若い女性だった。重責を任されていてクールだった。去年GX7mk2を買ったときの別の店のこの店員さんも若い女性で、ちゃんとカメラのことを分かっておられた。カナダの女性プロフェッショナルはクールである。(←これを見ればGX7mk2は屋内で発色が悪いのがわかると思う。淡い)
■12月31日 LUMIX G7のテスト
年越し鍋の具を買いに行く。新カメラ#LUMIX G7をもちろん持っていく。久しぶりに少し日が差して、大晦日の町がいい色だ。この通り過ぎるHomeDepotおっちゃんを瞬時に捉えたAFの速さと濡れたゼブラゾーンの照り、これがLUMIXだよなー。この速さと無機物の色が欲しくてLUMIXを買い直したのだ :-)雲の階調、ディテールの解像、やっぱりマイクロ4/3いいすわ。IS付きレンズはこのキットズームLUMIX 14-42iiしか持ってないのだが、このレンズの写りにもいつもほれぼれする。シャープだか硬くなくて。
■12月31日 例年と大差なかった紅白
#NHK紅白 ジャニーズが出なくてもレベルは一定というか、特に上がったりはしないのねという感じの序盤。
「Fake It」は3人の天才技巧ダンサーが、サビでシンプルに腕振り上げノリノリになるあのカッコよさにいつ見ても心震える。その身体性の美しさに感動する。彼女らに夢中になってた頃から10年、娘はPerfumeが歌う東京で暮らすために準備している。
緑黄色社会、櫻坂46など日本の若者ソングはどれも、フラジャイルな若者を元気づける歌だなと思う。君と僕の。歌が時代に合わせた機能を持っているという感じ。若者たちは秋元康になど元気づけられないで反発してほしい。
JUJU「時の流れに身をまかせ」彼女のカバー集はアンルイスのやつが抜群だったのでそっちをやってほしかったのだが、お年寄り向けの選曲になっちゃったのかな。残念。◇NiziU「Make you happy」俺はこの歌のサビのG/C7が、近年J/KPop一番カッコいいコードだと思う。
LEなんとか~去年「ここから先はカラフルな暗示」という面白い曲をやったガールズかな。違うか。しかしお尻広げポーズには驚いた。日本のガールズは「ほしいんでしょこの身体」と巨根ポーズをやっても笑いと照れがあるが、韓国は本気で色香を放ち、これは一線超えているw
郷ひろみはいい歌が無限にあるのにジャパ~ンばかりやらされ、毎年毎年もったいないと思う。SONGSでやった最新のヒロミゴーなら現代アイドルの全部を音楽的に席巻できるのに(まあ席巻せずお祭り係を務めるところがお人柄なのだろうかw)
紅白インターバル、明けましておめでとうと日本の母に電話する。こちらカナダはカニカマボコの鍋を食べ紅白見てるよ。母は紅白はもうわかんないからあきらめて野球見てたとのこと。今の音楽はわかんないよね。私も聴いてて構造やコードはわかるけど、メロディやフレーズを記憶できないからね。10-FEET「第ゼロ感」こうしてNHKホールで見知らぬお客を前に力のある8ビートをバシッと決めてくれるバンドは良い。エモとパッションと音の力、こうでなくては。曲の合間に入る追悼の言葉、感謝の言葉もよかったな、大舞台でイキがってなくて(※)。
(※)去年のイキったVaundyにはかなりガッカリさせられたw ライブでは終始ああなのだそう。おまえらが見たことねえ本物のライブ見せてやるよとかいうらしい。すごい井の中の蛙w
NewJeans。毎年紅白には、Kポップが世界で売れてるのは理由があるとよくわかるグループが出てくる。こういう音に興味なくても耳に面白く目に楽しい。人数も少ないし個々にキャラクターがある。歌詞に英語圏文化も入っている。日本のアイドルはあまりにもドメスティック。
Official髭男dism「Chessboard」こんなボヘミアンラプソディみたいな難曲を合唱コンクールでやってるのだろうか。歌える人は全国で数人なのではw しかしこのバンドはいつも複雑極まるが、曲と歌詞がいいことは俺にも伝わってくるな。美しいメロディを追い求めるパッションが圧倒的だ。
クイーン。録画を流すならYoutube見るのと同じでは…まあ日本への親善メッセージうれしいが…あ、紅白の看板があちらに飾られているありがたいありがたいw… という感じでした。録画じゃやっぱりNHKホールの拍手も薄いよね。
星野源は若い頃より歌がうまくなってるのでは。パワーがあった。そしてさらにパワー満ち満ちるSuperfly「タマシイレボリューション」。今の強くなったサッカー代表をこの歌で大会へ送れば盛り上がるだろう。いいなあ :-) 彼女がトリをやればいいのに。
紅白見るたびにYOSHIKIのピアノ部はよくわからんのだが、ドラム叩くとビートすさまじいと思う。あれはたしかに持って生まれたものだろう。HYDEのボーカルもまことに世界的。しかし時節柄こういう人たちが大勢集まると、絵柄にホストクラブ感出ちゃうな。
ブラックビスケッツの歌はムスメも知ってるので見せた。なんかいい歌だよね、みんなコメディアンなのに。薬師丸ひろ子も蘭ちゃんと同じく声が変わらない。
寺尾聰! 彼は風貌すらも変わらない。歌い出しヘッドホンの返しがおかしかったのかすっと外してマイクスタンドにかけたのもカッコよかった。イントロのカウベルのリズム感もタダモノではなく、そのヘッドホンに絡まりかけたタンバリンを外す仕草もさりげなく、実力あるミュージシャン感がまさに細部に現れていた。
しかしこんなノスタルジー紅白やるなら前半にやってくれれば、きっとお年寄りも楽しめただろうに。
ああ、年を越してしまった。残りは明日見よう。――明けましておめでとう。あちこちで花火が鳴ってるので、デッキにピカを連れ出してお年越し散歩をしてました。
さだまさし「秋桜」。ほかの懐メロにはあまりグッと来なかったのだが、蘭ちゃんとこの歌にはちょっと来ました。自分が子供の頃の歌だからかもしれないし、何十年も経っているのにあの頃のままのような二人の声が琴線に触れるのかもしれない。
手品師か腹話術師のような見た目になってる藤井フミヤw 彼はチェッカーズのメンバーとケンカ別れしてると聞いたけど、こういう懐古紅白ならば彼らも一緒にやればいいのにね。司会の有吉弘行は、NHKしか見れない環境にいるとどういう人でどう人気なのかわからない人気者の一人だ。
YOASOBI。ホラー風の舞踏集団が出てきた、すごい。次々に登場する舞踏に目が奪われこれほど歌ってる人に視線が行かないステージも珍しいが、歌声は完璧。踊ってる現代の「アイドル」グループというものそのものがマスであり匿名的なものなので、すべての整合性が高く見事な大団円でした。
このアイドル協力演舞の楽しさを見せないのはフェアじゃないなとYOASOBIをムスメに見せた。彼女はこの歌を知っていた。歌唱は驚異だし、この皆で稽古した日韓若者一体感はすばらしいよね。この服は日本、これは韓国かな顔がwと当てっこする。NewJeansも娘は知ってたな、あれは耳目を奪われるよね。
男女とも最後の歌は毎年定形すぎて俺は見ないので、ここまで。紅白はジャニーズ禁止でも特段変わらんなという印象だった。全部見るのはクオリティ的に不可能だが、録画でつまらんところ飛ばせば楽しい紅白。
あいみょんの歌に泣くすえちゃんを見て思ったが、持って生まれた明るい容貌と性格の橋本環奈と違い、浜辺美波は心が物語に共振する女優なのだから美人で華があっても別物で、こんな司会等に便利使いしてほしくなかったかもです。◆
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