あ! 紅白録画を見終えたところで、カナダのニュースで能登の地震を知った。あああ…2011みたいにひどいじゃん! そんな…。東に西に、日本列島は一体どうしてしまったんだ…。
今の時点で言えることは、軍事費倍増とか原発推進とかやってる場合じゃないだろ日本はということだけだ。ほかにはもう何も言えないくらい、元日から気の毒な日本である。かわいそうなジャパン。
俺はほんと日本の自然災害は防げないのだから、政治しか希望を与えてくれるものはないではないかと思うのである。安倍総理は災害のたびに隠れていて、2011年の教訓など何も国造りに生かさなかった。やってくださいよ今の政府。
■1月1日 G7の色が好ましい
カナダBCの元旦朝はきれいな晴れだった。LUMIX G7購入後初めて来てくれたジュンコとチカディーを撮りまくるカメラ正月でした。4Kフォトできれいに撮れた :-) G7いいなあ。去年まで使っていた上位機種GX7mk2と同じ設定なのだが、色が違う(好ましい方に)気がして仕方がない。なにかが微妙に違うのかしら。
■1月1日 ライトアップパーク
神社仏閣のないカナダで初詣に代わる行事(なのか)として人気の、コキットラムのライトアップパークを見に行った。元日なのにすごい混みよう。いや元日休みだからか。数年前より範囲も規模も倍増していて壮観だった。
LUMIXカメラで夜景を撮ったのは初めて。暗いキットズームでは難しいかと思ったが、レンズISとAFのヒット率は十分高かった。
発色もとてもいい。パナ1600万センサーの力を見直してるのだが(※G7はGX7mk2とは違いソニーセンサーなのではという説あり)、ボディISなしなのでやはりより明るくてISのついたレンズがほしくなる。しかし12-35 F2.8しかないのか。高いな。42.5は狭いし。
ボディISのないG7までのLUMIXユーザーは、明るい単焦点でSS上げて夜景を撮ってたのだろうか。謎だ。手持ちの20mm F1.7ならSSは倍になるけど、あのレンズだとAFで苦しむかもw
これは不思議の国のアリスのトランプ兵たち。ガラクタも物語に出てくるものだそう。「君たちはどう生きるか」はアリスっぽかったねと話した。
■1月2日 今度は羽田で
朝起きるとラジオでニュースを聞いていた奥様が立ち上がり、おおかわいそうなジャパン、落ち着いて聞いてね、乗客は亡くなってないらしいからと羽田の事故のことを知らせてくれた。ああ。かわいそうなジャパン。
朝のカナダCBCラジオは専門家を招き、ずっと能登について話し合っている。他国のことながら新年早々なんという気の毒かという気持ちが働くのだろう。
共産党が能登地震への募金を始めると「奴らは自分らのために使う、騙されるな」という人を見てしまったのだが、もらえる何億もの政党交付金を非合理的制度だと拒否してる党が、人を騙してネコババするわけないではないか。自民党には騙されてもいいが、共産党は信じたくないってこと?
■1月3日 311のときもし自民党だったら
#ニュース7 地震被災地の映像がすさまじい。揺れの破壊力は東日本大震災に匹敵するほどだったのではとすら見えるのだが、あのときに比べ国が必死にやってる様子は伝わってこない。首相の「~おこなってまいります」という、平素と同じ無体温検討文体読み上げだけが流れた。
俺は娘に、東日本のときのスポークスマンはすごかったよと話す。原子炉の中でなにが起きているかは神のみぞ知る状態で、寝ずの灯台守のように説明責任を果たし続け、超人的だった。人類未曾有の事態のなか決断を下し続けた政府もたいしたものだったと今も思う。
「311のときもし自民党だったら」という想定問答はよくなされるが、現実となってしまい、想像よりもはるかに自民政府から助ける気が感じられないことに驚いている。
■1月4日 曇り空のG7テスト
雨がまた降りそうな暗い午後、初めてLUMIX G7を持ち鳥公園に行ってみた。オリ40-150mmをつけてISなしセットのテストをしたのだが、手ブレでOM-D EM10iiに当然劣るもAFの正確さで優り、プラマイゼロとまではいかないか十分にヒットが出て楽しめた。
遠方の鳥をISなしの150mm(写真1)で追うとフレームが揺れ大変なので、やはり本格的に撮るならISつきLUMIX望遠が必要なのだが、100mm(2/3)までなら余裕。そしてフォーカス面の合焦精度がすごい。DFDいいね(GX7mk2では気づいてなかったw)。どれも2倍クロップ。
■1月4日 ティーポットの帽子
奥様が12月に編み物をはじめ、TV見ながら編み物する人って絵になるなあと俺はそっと写真を撮った。正月にできあがったのはかわいらしいティーコージー、ティーポットの帽子でした。 ハロー!
■1月5日 カナダのデジタル化
雨の町へ用足しに。無類の本好き義母様のための図書借り出しを年末年始サボってたので、25冊もあった。貸出機でピッ、ピッ…とやってると後ろのご婦人が笑い、ICチップが入ってるから複数束ねてスキャンできるのよとやり方を教えてくれた。ほんとだ。俺はカナダのデジタル化についてけてない :-)
■1月5日 まさかの冷血
ニュース映像を見ても桁違いの激甚災害としか見えない。なのになぜ岸田総理は笑っていられるのだろう。わからん。
さらには首相新年会? 普通の国なら昨夜のTVだけで辞任ものだと思うけど、新年会も行くの? この非常時に自分とこの新年会に首相招く団体もアタマおかしいが。
結局岸田首相にもっとも欠けているのは、苦しむ人たちの声を「聞く力」だったという、#衝撃の岸田震災対応である。
■1月6日 BBCの報道映像
惨状が強烈に伝わるこうした映像に「海外メディアは災害を劇的な映像素材にしている」という批判をよく見るが、彼らは「これは大変なことが起きました」というインパクトを自国に伝えたいわけである。次は「なのにキシダはTV座談と新年会」という衝撃を伝えるだろう。
■1月7日 なんなんだこの政府
朝 #ニュース7 を見ていると家族が救援は入ったのかと尋ね、地形的にひどく難しいと話した。「しかし物理救助はともかく、政府のコミュニケーションがひどすぎる。キシダはパーティ行ってるし官房長官もまったくNHKに出てこない。2011とぜんぜん違う」と言いつつ、少し声が震えてしまった。
安倍政権から政府は説明責任を放棄したので、何が起きても国民に説明はなく、TVでは岩田・スシローら解説が、ツイッターでは様々な論客が「政府の一見無策に見える防疫災害対策、悪政に見える政策にも正当な理由がある」と解説責任を負っている。そして検証もないので妥当性も分からずじまい。
ツイッターの注釈「コミュニティノート」は「なぜ日本政府はできないか」ばかり書いてある。しかもそれは政府が出してる情報ですらない。なんなんだこの政府。
いまNHKニュースで見たのだが、またTV出たの岸田総理? 巨大災害中の総理大臣てそんなヒマなの? 災害後も切れ目のない支援をみたいな理念を語っていたよ。それは平時に語る言葉だろう。
■1月7日 山本太郎My aim is true
山本太郎が現場に入って非難されている。Twitterを見てると、政権批判と山本太郎批判は完全に野球のオモテ裏となっているのがよくわかる。自民政権は批判の種しかもたないわけで、鬱憤溜めた政権擁護派がなにかにつけ山本太郎という出る杭を叩く。俺は山本太郎を思うたび、エルビス・コステロ「アリソン」のMy aim is true(ぼくが目指すものは間違っていない)というフレーズを思い出す。政治家としていいことも愚かなこともするけれど、日本でいちばんMy aim is trueな政治家だと思う。
【現場を見ろ。安心させろ】総理が被災地入りを見合わせるとの報道があった。それについてどう思うかを被災者に聞いた。「意味がわからないんですけど」「どうしてですか?」「ヘリで来れば良いじゃないですか」との意見が相次いだ。
そう、#安心させろ岸田 これを当初から俺もずっと思っている。いま首相がやってる災害対応は、「どうせ被災地はTVも写らないのだから、届かないメッセージを出しても無駄。俺はもっと大きな絵を描いている」とうそぶいてるような対応だと思う。これだけのことをこの見込みでやってますとラジオで呼びかけてよ!
今日の #ニュース7 で岸田首相の言葉は25秒、「孤立集落が広範囲に残っています。関係者はあらゆる手段で全力を尽くしてください」と原稿を読んだだけ。最初から一貫して、被災者に向き合ってすらいない。こんな首相ってありうる?
もし政府は全力でしっかりやっているというのなら、強い言葉でそう伝えないとダメだろう。それが被災者と国民の気持ちを支えるのだから。ペラ紙一枚しか伝えることがないから喋れないのである。
■1月9日 少女マンガのような大河
#光る君へ 少女が少年に「私は姫だから。三郎、私をおまえと呼ぶことは無礼なのよ」と言うシーンがとてもよかった。「ははー、お許しを」「これは内緒よ」。少女の空想にとっさの機知で応じる少年のようでもあり、真剣なようでもあり、赤毛のアンのような味わいがある。そういう物語となればいいなあ。
■1月9日 公衆伝達という概念
失われたのが美しい家々と通りだったことを映像が強く伝えてくる。英国人レポーターから「これがあなたの家? オーマイゴッシュ、かわいそうに…」と、うめくような同情心が漏れ出てしまう。岸田首相はこの自然なシンパシーを一度も見せていない。持ち合わせがないんだろう。 https://twitter.com/Asuka_SGP2/status/1744323417543983348…
能登の救出がはかどらないのは相応の理由があるという言説が大量に流れてくるが、政府がNHKを通じ告知してないことが国民に伝わるわけがなく、政府の誰もなにも呼びかけてこないなか、被災地に焦燥感は当然あるだろう。
政権擁護の意見と自分はどうしても見解が異なるのだが、「調べれば官邸で働いてる人もちゃんといる」をもって「政府はしっかりやっている」と国民を安心させることにはならないと思うのである。首相が被災地とコミュニケートせず、TVと財界新年会行ってることは調べずとも知れ渡る事実なので。
数千年に一度の災害が10年置きにきてしまう、かわいそうな日本。政治がやれることだけでもなんとかしてほしいわけです、外から見ていて。
■1月10日
#光る君へ 「身分の低いものを打つことで、私の心が晴れるならそれでいいではありませんか!」という道兼は、現代の三代目世襲議員たちの人を人とも思わぬ物腰を強烈に写していた。それが表現としていいかは別として、そういうものを描くつもりなんだろうなとたしかに受け取りました。
■1月10日 今度はG8
【LUMIX再びが再びの巻】先週買ったG7を気に入ってたのだが、ボタンが固着し押せなくなるという致命的な故障が出、カメラ屋に返品となってしまった。ガックリしつつ店頭にG8があるので一応差額査定してもらうと、レンズをもう1個下取りに出せば実質無料と判明。今回も抗えませんでした、G8なのです!
G8はISがOM-D並みに強力で、望遠でも屋内でもやはりISありはしみじみ楽だ。AF精度はLUMIX独壇場で、軒先の鳥にすぱっとフォーカスが合う。EVFが驚くほど良い。アイコンや文字のクッキリさに快感を感じるレベルで、GX7mk2 >>> EM10mk2=G7 >> G8という感じ。撮る快感が高いカメラだ。
LUMIXのいいところはコッテリしたVividを選んでも色が破綻しないところで、オリンパスではこのGSの赤やオレンジが飽和しやすい。台所のメモ類の色再現性もすばらしい。俺の料理メモが写っている。サーモン400度で15分とか。カラフルなものやサビ鉄など無機物のLUMIX色はいいなあと思うのである。
■1月10日 17mmの思い出
下取りもアリかもと持参したレンズはm4/3最小の17mm F2.8。その小ささと画角と小気味良い写りが気に入っていたのだが、20mmがあるし、光あればLM14-42iiも実によく写るので(このカメラ店内テスト写真がそう。これを撮ったG8の金属質感再現が◎)、出番があまりなかったのだ。さらばMZ17、達者で暮らせ。
ちょっとMZ17mm F2.8に対しセンチメンタルになってるんで、このレンズといろんなカメラで撮ったアップさせてください。
PM1、PL5、PL5、GF2。スナップも撮れ近くも撮れていい画角だった。ハマると実にいい絵が出るレンズだった。 右下の花は古代カメラGF2だが、これほどいい色はOM-DでもGX7mk2でもG8でも出ていない。
ああこれもこれも17mmだった。いつもPENにつけて庭に持ち出していたな。と、今夜はG8手に入れた喜びよりMZ17を惜しむ気持ちのほうが強くなってしまったw しかしうれしいですよ自分史上最強LUMIXを手に入れて。カメラ屋の姉さんに「I'm so glad that I have Kerrisdale Camera」と、下取りに寛容なお店を絶賛して帰宅したのであった :-)
■1月11日 オリパナ比較
今日は出かけられずLUMIX G8を使う機会もないのだが、MZ14-150でピカを撮ってみるとEM10mk2より写りは一段上だなと思う。シャープネスを少し落とし超解像弱をかけた設定なのだが、毛の柔らかさとヒゲの細い描写が両立して狙い通りの写りだ。イイ。2枚目は20mmで手前にフォーカス。
G8はやはりメイン機eM10m2より格上のEM5相当のカメラなので、性能は格上で惚れ惚れする絵が出てくることが多い。しかしオリンパスはとにかく小さく手にすぽっと収まり、旅行に行くときはOM-Dを選ぶかもなあとまだ思っている。EM10mk2を包んでるのはえんたさんに教わった「くっつくクロス」です。■1月12日 キツツキの生命力
【初雪】バンクーバー近郊は例年よりひと月遅い初雪となった。猛禽類的な猛々しさを持つノーザンフリッカーが、吹雪の中猛然とスエットをかじっていた。羽根の内側はオレンジなんだ。寒波に抗する生命力って感じです。#LUMIX #G8 の4K待ち受けショットで。
【初雪】いっときすごい吹雪だったので風を撮ろうとスローシャッターでも撮ってみる。スエットのケージは風でくるくる回るが、フリッカーの爪はグワシとケージを捉え放さない。
■1月13日 マイナス13度の小鳥たち
予報通りの寒波到来で朝はマイナス13度、寒い! 凍結を防ぐため中に入れておいたハミングバードフィーダーを持ってベランダに出ると、なんとハチドリが俺のまわりをブンブン飛んで(すごい羽音がする)、チッチッチと俺をせかすのだった。うわーゴメン待ってたのか! いやー無事でよかったよ。
砂糖水を飲むとハミングバードは日向を選び、軒下の小枝で30分ほどじっと日光浴していた。チカディーらがエサを食べに来ても逃げず、俺のことも怖がらない。やがて身体が温まったのか毛づくろいをはじめ、飛び立っていった。いやー大変だよな寒いと。砂糖水は用意しとくから、頑張ってくれ。
朝に出した砂糖水が、昼にはコチコチに凍っていた。解凍して洗い、新しいのを明日朝出してやろう。BCでは年に一~二度クラスの寒波です。ゴールデンイヤズがきれいだった。◇ハチドリは飛んでるときは流線型でシュッと細長いのだが、枝に止まるとふわっと膨らみ体型が激変する。面白いなあ。
■1月14日 コチコチ沼
マイナス8度の鳥公園散歩。沼は当然コチコチに凍っていたが、カモたちが一箇所に集結し体温で氷を溶かししのいでいた。アツい。しかし水鳥たちには冷え切った水より陸のほうが寒いのだろうか。◇ #LUMIXG8 はほんとフォーカス精度が高い。鳥たちの影がカリッと解像している。MZ14150
風が跳ね上げた波しぶきも凍っている。一つの沼に、さまざまな色の氷が張っている。#LUMIXG8 #MZ14150
走る犬も完璧に捉えてくれた。ISを流し撮りモードにすればもっとよかったかも。なぜだか凍っていない小川から湯気が立っているのもよく写っている。#LUMIXG8 は性能が高い。しかし暗い夕方だったので、日陰で娘の肌色が悪くなったりする癖も出た。そこはWBで補ってやらないとならないな。
■1月15日 イングリッシュ・ブレックファスト
奥様がパンを焼き、脂身の少ないベーコンとトマトの伝統的イングリッシュ・ブレックファストを用意してくれた。キンキンに冷えた外からの光が射しておいしそうに撮れた。おいしかったです。LUMIX G8+20mmベーコンはカナディアンベーコン、バック(背)ベーコンと呼ばれるやつで、豚バラではなくロース肉のベーコンですね。いいやつは柔らかく味わいあっておいしいです。「イギリスで人気が高く、カナダへ移住したイギリス人によって持ち込まれた」とのこと。
■1月15日 沼で初のホッケーが
寒波が続くサンデー-3度、また鳥公園に行くとトカトントンと音がする。氷の音だ。――あ! ホッケーの音だ。ホッケーやってるー!ww すごいー、20年住んでてこの池じゃ初めて見たな。 https://pic.twitter.com/wmmMJjLKXy
この池というかBC平地で見たことないわ、温暖なBCでも池が凍れば滑れるのか。そしてBCでもこんなにホッケーうまい子がたくさんいるのかと驚いて、しばらく試合を眺めて楽しんだのだった。
しかしOM-Dユーザーである俺にとって衝撃的に好ましかったG7のヌメっとした写りと違い、G8は手放したGX7mk2とまったく同じ写りだと感じる。やはりG7だけはソニーセンサー説が正しかったのか、それともG7センサーはローパスフィルタ(?)ありゆえにGX7mk2/G8より解像度がやや甘く=G7のほうが写りがやわらかで俺好みだったということなのだろうか。謎だ。
この写りでいいならもっと小さなGX7mk2をキープしとけばよかったと思ってしまう。G8で望遠レンズ時の強力なISと超高性能EVFは手に入ったが、普段持ち歩ける可搬性は失ってしまったわけで。
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