2024/08/10

【まとめ24年7月後半】君の瞳に恋してる論争

「 吉田豪とTBSラジオの歴史」「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」「サカタくんという名のTシャツ」「古都のGX9カメラ散歩」「井の頭の盆踊り」「寅さんへの郷愁」「映画スラムダンクに驚愕」

■7月13日                     『戦後ゼロ年』

#映像の世紀 『戦後ゼロ年』火垂るの墓の実写のような映像でひどい時代だったとつくづく思うが、食料や資産を隠していた政府軍部に対する民衆の怒り、「まったく呆れたものです」といった人間味あるニュースアナなど、この頃より退潮してしまったものも多いなと思った。天皇の空気読めなさがすごい。安倍さんの祖父が得意満面で映っていた。

■7月14日                   吉田豪とTBSラジオの歴史

【サタデーモーニング自転車】暑くなる前に日陰をつたい、市の境を流れる清流へ。犬と人って絵になるなあと思う。幸せそうな犬が絵のようなのか。(EM10m2+LM14140)

サイクリング時はガンガン揺れて体に当たるので大切なメインカメラGX9は持って行かず、EM10m2で。オリンパスはエルゴノミクス最高で、このカメラも大好きである。センターにEVFがあるカメラは傾かない(俺はGX系だとすぐ傾くw)。

  ◇     ◇     ◇

週末自転車に乗りながら、俺はいつもポッドキャストを聞いている。先週今週の #大吉ポッドキャスト #吉田豪 回はすごかった。前編は文系プロレス記者となるまでの破天荒な道のりについて。

https://youtu.be/pNw9p6zzDQE?si=R2-1iFYtYPZj6r0o&t=2389

そして後編終わり(39-)の、『自由すぎる男子校だった小西克哉ストリーム→共学になり女子の委員長に戸惑いつつアップデートした小島慶子キラキラ→それらを踏まえ平和な赤江珠緒たまむすび』という出演者側から見たTBSラジオ20年の歴史は、それこそ歴史の証言だと思った。吉田豪も町山智浩も、勝谷誠彦ら右派の心情すらも俺はストリーム「コラムの花道」で知ったのだから。

俺はストリーム最高で小島慶子にもシンパシーを感じ、赤江大吉たまむすびには食い足りなさを感じていたのだった。自分のリスナーとしての長い来し方を思い出す。吉田豪の話に笑いながら走る川辺はすばらしかった。すべての景色と彼の話が、記憶の中で重なっている。 

■7月16日          メッシ少年

スーパーで姉貴を載せたカートを押してるメッシ少年を見かけた。「メッシ! Congrats!」と声をかけたがポカンとしてた。#コパアメリカ 決勝は見なかったのかな。ハイライト見たけどすごい死闘だったよ。双方あれだけ打って、あれだけ止めるのかよという。 

■7月17日          「君の瞳に恋してる」論争

音楽家・評論家の高橋健太郎さんが音楽の人らしく、蓮舫が踊った「Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)のなにが悪いのか」としつこく論考しており面白い。あの動画は選挙で踊るなんてオウムのようだ、バブルの狂騒を思い出させ嫌悪感を感じるとさんざんな言われ方をしていたのだが、ほんとWhat's wrong with it? なんだよね。

俺はオウムの街宣を高円寺駅で実際見たけれど、踊る信者たちを一般人は遠巻きに眺めては去っていただけで、一般人が高揚するとか惑わされるなんてことは一切なかった。あれと同種の異様さを蓮舫たちの Can't Take My Eyes Off You に感じた人たちはめちゃくちゃバイアスがかかっているか、あるいはご指摘の通りただの言いがかりですよねw

アメリカのドラマで、中年男女がパーティで「Can't Take My Eyes Off You」を合唱するシーンは無数がある。現代人ならどうしても持つ衒いがほどかれて、暖かい気持ちになるというシーンがこの歌で描かれる、定番中の定番の歌なのだ。

「お、この歌知ってんの?」と、若者たちも知ってる子は歌う。いいなあ。これはカーペンターズ「Close To You」のような、グーフィー極まる暖かな恋の歌なのだ。歌えば誰もがニヤニヤしちゃうのだ。

ああ、こんなシーンもあった。泣けてきそう。(The Deer Hunter - Can't Take My Eyes off You)

あれは「君は現実とは思えないほど素敵だ/目が釘付けになってしまう」という出だし一発で胸が暖かくなる甘々な歌で、この愚直な歌は民主政治という見果てぬ夢を見る人には似合うよなあと俺は胸アツだった。それが俺があの動画から受け取ったメッセージでした。

もし小池さんがあの歌をかけてたら「イヤ現実と思えないのはアナタの学歴w」となっただろうから、コンテクストは送る側と受け取る側の両方で決まる。蓮舫をキライで何もかもイヤだというのは勝手だが、あのシーンに乱れ飛んだ「オウムやバブルや特権階層を連想させる」という的はずれなコメントは、受け手の偏見しか表していないのである。高橋健太郎さんはそこを延々と論じているわけである。

俺に届いた「Can't Take My Eyes~」リプでも、蓮舫と自分を別の『階層』と見なしあの動画を忌避するものがあった。なんでそうなるの。「君は素敵すぎる」という歌に階層もなにもないではないか。属性の偏光グラスを通して物事を見ればそう見えるのねとしか言えないのである。

だいたい蓮舫キライを語るのに、階層だの階級だのバブルへの反発だのが持ってこられる意味がわからない。もしそれらへの反発が絶大ならば、小池自民電通連合こそ敵の本丸そのものではないか。そこ向けの政治をしていながら選挙中だけ弱小プロレス観戦写真撮らせた小池知事は、記事が書かれるほどの反発を受けたのかという話である。

東京の娘と今日話したとき、Twitterではいまだに蓮舫論争が続いてると教えると驚いていた。蓮舫が攻撃される理由がわからないもんね。私もわからんのだよ。「Can't Take My Eyes off You」は民主政治家に似合うと俺が話すと、yeah that's right と同意してくれた。 

■7月20日                  花ってどう撮るの

庭のミニ草原が今も咲く花が移り変わり美しく、これをどうしたら写真に残せるだろうとよく考えている。パンフォーカスで全体を撮るとつまらない写真になり、一部にフォーカスした写真を数枚撮ると雰囲気が伝わる。これを適度に絞って被写界深度を拡げればいいのだろうか。あるいはカメラを固定してフォーカススタック?


■7月17日               ヴィヴィアン・マイヤーを探して

ヴィヴィアン・マイヤーさん衝撃的ですよね。こんないい写真を10万枚も撮りながら誰にも見せなかったという。未現像のフィルムすら大量に残っていたという。Twitterに投稿しまくる私たちと真反対な方。

日本の映画ドラマアニメは孤独の人やコミュ障をよく描くけれど、そういうドラマ化もできないくらいの人だったらしい。彼女のドキュメンタリー「Finding Vivian Maier」を見なければ。 

映画【ヴィヴィアン・マイヤーを探して】彼女は様々なお金持ちの家のナニー(子守)だったのだ。彼女の大量の所有物を許容するお屋敷に住むような。シカゴはさすがに古い都市で、そんなお邸がたくさん画面に出てきた。証言する当時の雇用主は裕福そうなお年寄りたちで、変わった人だったと無感情に語る。


しかし彼女に世話された子供たちは、親よりも積極的に子供を連れまわしてくれる行動力、奇妙な行動と奇妙なクリエイティブさを楽しげに語っていた。友だちもいるし、思ってたのと違う面白い人だ。写真のセルフィーから想像したような、とことん孤独で人嫌いな人ではなかったんだな。 

テープレコーダーを持ち町に出て、スーパーで知人にニクソンの弾劾についてとかインタビューしてる! 「女性も意見を持つべきよ、話して!」と声が力強い。思ってたんと違う。ただただ素晴らしい写真を誰にも見せなかった、そこだけが今のところまったくの謎 (本日はここまで、続く)

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」が思った以上に面白いんで一言も逃すまいと、じっくりと週末に楽しみます。このローライフレックスを構えた彼女を写真家が、「見下ろしたまま撮れるから背景に溶け込めるんだ」と話していた。現代のチルト液晶と同じですよね! 

俺もヴィヴィアン・マイヤーみたいな町のセルフポートレートあったなと探したら、XZ-2を買った頃でもう8年も前のことだった。今より痩せてる! 運動せねば…。

■7月21日                【ヴィヴィアン・マイヤーを探して】後半

【ヴィヴィアン・マイヤーを探して】おすすめしてくれた筆硯独語さんに聞かされてはいたのだが、後半はきつかった。彼女が使ったさまざまな偽名や通称、犯罪という人間の愚かさを記録した新聞への異常な執着が明かされ、「彼女には明らかにダークサイドがあった」と当時の子供たちが言う。


折り合いの悪い子供たちには癇癪を起こす。男たちへの嫌悪。雇用主として最も多くヴィヴィアンについて語った女性は非常に知的で、自閉症だったのだろうヴィヴィアンの生きにくさに明らかに同情的な人だったが、その家族でさえもついに解雇せざるを得なくなる。

晩年は世話になった子供たちがアパートを借り与え、最期は彼女を思い出の峡谷に埋葬したという。俺の実家は忙しい商家で、夏は子守のおばちゃんと共に山間のホテルに預けられた。OLYMPUS PENを使っていたおばちゃんのことを連想し、胸がきゅっとなった。

ヴィヴィアンは自分の写真のよさをどの程度か理解していて、母の故郷のフランスでは親戚に写真をあげ、発表したい気持ちもあったのだと手紙から明らかになる。身の回りではなく遠くでなら発表したかったのか。つまり実名を使わずTwitterのように写真を発表したかったのかもしれない。

「ヴィヴィアンは脚光は絶対浴びたくなかっただろうね。死後こうして浴びる脚光が、彼女にはふさわしかったんだよ」と知的家族の青年が語っていた。そういうことだったんだろうな。おそらくは。

老写真家がヴィヴィアン写真の素晴らしさを最後に評した、「2つの存在が瞬時共振し、そして彼女は去る」という言葉がよかったなー。And then she's gone。

■7月22日               バイデン撤退

あ、バイデンが撤退声明をツイート。30分前だ。Step downではなくstand downと書いている。身を引くという意では同じでも、step downだと辞任と聞こえてしまうからかな。大統領としてはまだ立って働きますよと。 

カーラジオの政治解説は、カマラ・ハリスでは厳しいだろうという。「誰も彼女を知らないし。バイデンの残り任期を引き継ぎ、なにができるか見せられれば評価は変わるかも」と。うちの奥様によればカマラさんはスピーチに魅力がないそうだ。「(意味はわからないけど)聞こえは蓮舫のほうがいいわね」w

イスラエルの侵攻支持をやめるという公約を出せたら打倒トランプの一発逆転切り札足りうると思うんだけど、約束できるような単純なことではないんだろうなあ…。

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カマラさんが候補と聞いた娘は当初懐疑的で、聞けば英語圏若者にとってジョークが滑ってネットミーム化した「ココナツの人」という冴えない印象だったらしい。ところが候補と決まるや悪くないよねと見直す声が噴出し、「ココナツ最高イエーイ」と2日でネット世論が激変したそう。希望で気持ちは変わるよね。 

それはつまり蓮舫が立候補して俺たちが抱いたのと同じ「世の中変わるかも」という希望なのだが、日本はなかなか変わらないな :-( 

■7月22日                   友が皆我より偉く見ゆる日よ

#虎に翼 あの涼子さまが「ごめんなさいね、手紙に返事も出さず」というのでぐっとくる。俺もずいぶん長いこと東京の友だちに会いに行かなかったなと思い出す。友が皆我より偉く見ゆる日よ。花江の手紙をみなまで読めぬ寅子、他人を容易には信じない賢い優未と、細部も相変わらず冴え渡っているなあ。

■7月23日                   サカタくんという名のTシャツ

娘が日曜に行った吉祥寺ギャラリーShell102の夢日記Tシャツ展には、なんと俺の名が冠された徳永雅之作品が。

かつてバンド時代に俺を武蔵美の人と勘違いしてたという徳永画伯が、夢の中ならではの今も続く混同で「君はなに科なの」と聞くと俺がビジュアルなんとか科と答え、「賞を取るとクラスメイトから巨大なホテイアオイ(ウォーターヒヤシンス)を贈られる学科なんだよ」と話したのだそう。なんてステキなイマジネーション。ナウシカに出てくる巨大植物みたいだ。

ムスメは当然迷わず購入。友だちにそんなストーリーを語れるTシャツなんてすばらしいよね🙂 

これですよ、ムスメが買った夢日記「サカタ君」。原画もプリント画もすばらしい。プレゼントする巨大ホテイアオイをかついでる一人が俺なんだろうか(俺はムサビじゃなかったんだけど、そこは夢w)。




徳永画伯ありがとうとTシャツ展をあとにし、娘はこれまた俺の友人のバンドを見に行った。去年の俺帰国ライブにも来てくれた通称Overjoyed fan guy(歓喜極まるファン・右の写真)が来ていて、ムスメとお互い気が付き笑っていた。知り合いが広がる感じでいいなあ :-) 

2枚目の『overjoyed fan guy』は友人のプロカメラマンが個人用のGX7+20mmで俺の演奏中に撮ってくれたやつで、現像の腕もあるとはいえGX7でこんな写真が撮れるとは、プロすごいなーと思いましたよ。

■7月24日                   片岡凛の発見

#虎に翼 あの新潟大物の娘さんは怖いくらい魅力的な子だなと思っていたら、本当に怖い裏番長だった。NHKはすごいヤング役者を見つけてくるな。しかしそれとは逆に涼子様の母上、あの役者さんは子の足かせとなる毒親ばかりやらされすぎではないだろうか。エルピスでも同じ役だったでしょw

ムシャクシャしたからと底意地の悪いことをしてるように見える美佐江さんは、(つまらん例えですが)メディアが死んだ国の選挙など簡単にハックできるし、自分にはメリットしかないからかき回してやったように見える石丸さんっぽいな。笑顔が怖い。

あの怖い美少女美佐江は、ツイッターでアンチを翻弄してる「父はドラムでお経を読むパンクバンドだった」ツイートの方だったのか! 衝撃。

■7月24日             古都のGX9カメラ散歩


 今月は毎週用件があり、バンクーバーより古い町だというお屋敷町ニューウェストミンスターに行っている。「景観保存地区」のきれいな町並みの写真を撮り、庭全体から歩道まで覆い隠す巨木を持つ家にほえーと感心してると、通った老夫婦がこれはcopper beechだよと教えてくれた。ブナの木なのか。美しい。 


 「景観保存地区」というのは雰囲気を壊す外見の家は建てられないそう。「古い感じ」が明確に文書化されてるのだろうかと謎だが、とにかく白や青の美しい家が多い。道にたたずむ猫すらヘリテージ感がある。 

New Westminsterの町中は20mmで。マイクロ4/3いちAFの遅いレンズで歩きながらのスナップなのに、連写2枚に1枚はガチピンでフォーカス合っててGX9すごいなと思った。そしてこれらフォーカス合わなかった方もなんかイイのであった。GX9いいわー、ほんとイイ。

■7月26日                  夏の珍しい雨


 今日はBCの7月としては珍しく強い雨が降った。朝のうちに止んでしまったけれど、小鳥用の水桶からしぶきが上がるほどの雨。夏の雨自体がまれで6月末以来ひと月ぶりである。草木が喜びそう。(OM-D EM10m2のブレなさがすごい、雨が一直線。MZ40-150mm) 

トリかわいいんですよ。仲よくやれー🙂(EM10m2+MZ40150)

■7月26日       クマアラームの効き目が弱まる

自作クマ撃退アラーム(センサーで閃光とホワイトノイズが発動する)の効き目が2年目で落ちてきて、クマがたじろぎはしてもまた庭を通るようになってしまった。昨夜はなんと2頭。1匹目の巨大ブラウンはたまに道でも見るが、デカくてさすがに遠くから見るだけでも怖い。基本人には無干渉なブラックベアなんだけど、色が茶色いしあのサイズなので、グリズリー感あって。通るだけで悪さはしないのだが🙁 

■7月27日                 パリ五輪開幕

#パリ2024 【開会式】町を広く使った大掛かりなショー。しかしこの録画映像と実写をつなぐ手法は女王を出したロンドンに勝てんし、「おや? これは? ○○が○○していますね?」というト書き朗読も含めて茶番すぎるなと思う。そして世界のポップ音楽は今どこへ行ってもおんなじだなとも感じた。音楽に興味を感じられなかった。

パリ五輪開会式を奥様がカナダCBCの動画で見てたのだが、女性アナ二人がキャッキャI love it! と盛り上がりつつ主観的に中継し、文化的解説もNHKよりずっと濃くて、同様の式次第が渡されてるはずなのに放映国によって印象はだいぶ変わるなと思った。フランス文化に対する理解の差もあるのかな。

カナダCBC開会式中継の女性はどちらも元アスリートなんだそうだ。だから情熱的で面白かったのね。カナダの運動選手は皆よく喋るし喋りもうまい。サッカー男子W杯の解説は、現役女子代表選手ベッキーだったもんなー。

■7月28日                 橋と自転車ピープルの風景

【サタデー自転車】ヒートウェーブが去り24度と過ごしやすい日々。自転車で買い物しようと出かけ、せっかくだからハイウェイの風景でも見に行いくかと少し足を伸ばしたら、橋の下で自転車ピープルの気持ちいい写真が撮れた。散歩してるのはなぜか皆、俺と同じおじさんおばさんだなあ🙂(EM10m2+PZ1442) 

■7月28日                  井の頭の盆踊り

 

東京の娘は金曜土曜と井の頭町の盆踊りに参加したそう。彼女が子供の頃の信州里帰りで踊った盆踊りとよく似たこじんまりした規模感とローカル感に、感激の涙をにじませながら踊っていたらしい。 


動画を見ると子供たちが叩く太鼓が自由で楽しげで、ビートの裏で拍子を取ってるR&Bな子までいて楽しげだった。太鼓やりたいなと改めて娘がいうので、だからバンクーバーの日系センターで習おうっていつも言ってるじゃないと奥様はいう。遠いんだよねw 

俺も井の頭に長年住んだんだけど、井の頭公園駅の裏で盆踊りをやってたとは知らなかった。そう話すと、「お父さんは若い頃は伝統に無関心なロックバカだったから気づかなかっただけじゃない?」と笑われた。そうかもしれない。俺が住んでたのは池の逆側だけど、太鼓の音は聞こえたはずだもんね。

■7月28日                五輪馬術が楽しみ

馬術競技の選手だった父と社台ノーザンホースパークに行ったとき、競走馬時代に好きだった馬に父が乗ったことがあります。「思ってたのとちょっと違うな」とつぶやきつつ、最初は持たなかった鞭を手に取ると馬がきりっとしてコミュニケーションが発生して人馬一体となり、あれはいい体験だったな。

父が乗ったのはダイナサプライズだ。思い出した。吉田勝己氏がOKを出して父に乗らせてくれたのだった。◆ブログ「ノーザンホースパークの思い出 ('91夏) 」tomosakata.blogspot.com/p/thu-14-dec-1… pic.twitter.com/fCgacm2YV9

JRAの北村宏司と東京オリンピックに出た馬術の佐藤英賢選手は、うちの父の乗馬友だちの息子たちである。俺がもし馬の道に進んでいたらああなっていたかもしれない。佐藤英賢選手はパリも出るのね。応援しよう。



■7月29日         公園でバンド撮影

【サンデーアフタヌーン】公園でレゲエバンドのてフリーコンサートと聞き行ったのだが、時間が違ったのか地元アマチュアバンドがプリテンダーズとかやってた。まあよしとカメラのほうを楽しむ。GX9 Lモノクロームのコントラストとシャープネスを下げた自作モードが絶品だな。

最前列でフラワーでヒッピーなおばさんたちと一緒に、TikTokな感じのアジアンガールがステージを背景に自撮りをしていた。チマチマとかわいかったし小物を持ったアシスタント青年もいたので人気のある子なのかもしれない。おばさんと何を話してたんだろう、はは。

フリーコンサートを見ながらこの親子の写真を撮って、自分の娘が小さかった頃を思い出していた。やはり子育ては、やればかけがえのないものは残りますね。






■7月30日               寅さんへの郷愁

Tver「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」で、しみじみ味わい深い、前田吟が語る渥美清の思い出を見る。「二枚目だった。私生活は謎。台本が200%入ってた。テストから完璧なんで皆笑い、本番はさらにアドリブが入るので笑っちゃってNG。寅さんのときは他の役より2段階くらい役に入ってた」

後半かつての付き人・役者の石井さんが、寅さんの声色で再現する渥美清の思い出の数々にはたまらんものがあった。「やっぱり寅さんだった」と前田吟。ほんとそう。「寅さんはファンタジーだけど、本当なんだ」と司馬遼太郎も言っていた。#寅さん 好きは必見です、消える前に。#男はつらいよ 

俺がバンクーバーで暮らし始めた頃タイに従兄弟が住んでいて、渥美清が亡くなったとき筆不精の彼が残念だとメールを送ってきた。このネット最大の #男はつらいよ データベース作者吉川孝昭さんもバリ島在住の画家だし、寅さんはやはり日本への郷愁と結びついているのだろう。yoshikawatakaaki.com/lang-jap/otoko… 

◇   ◇   ◇

なつかしさにNetflixで寅さん第3話を見た。新珠三千代が女将さんの旅館に居候する寅というやつで、シリーズ初期で監督が山田洋次ではないものとのことで、荒削りな演出が多くて昭和だなあという感じだった。寅が仲を取り持つ恒例「若いもん同士」の香山美子がきれいだったなあ。 

■7月31日              ムシムシな夏の雨

昨日今日と続けて雨。BCの夏に雨が降るなんてことはほとんどないので、出先でむわんとした湿気と蒸した匂いに驚いた。雨が降る夏ってこんなだったか。日本みたい。気温は18度しかないのに湿度は94%もあって、ムシムシとしている。 

■7月31日              映画スラムダンクに驚愕

#パリ2024 【バスケ】起きたらちょうどフランス・日本戦が始まったので、見ているうちに惹き込まれた。前五輪銀メダルという相手にリードされつつ食らいつき、引き離されてもまた食らいつき、ついに逆転、わし掴み。そしてあと数十秒というところで3ptで追いつく相手の底力よ。すごいものを見ました。

球技の戦術はなんでも知っている民国さんにこないだ「どの競技も要はスペースづくり」というヒントをもらったので、初めて見たプロのバスケットも戦術含めて楽しめた。後半になりブレていく技術、残り時間何ターン攻められるかという計算など面白かった。アニメ「スラムダンク」まで見始めてしまった。

フランスvs日本を見た勢いで見た映画「THE FIRST SLAM DUNK」、いやーこれもすごい試合、すごい映画だった! これは長大なマンガストーリーを元にした2時間作品として最高傑作なのではないだろうか。この5人の来し方を全部見せてもらったようなカタルシスがあった。全くの初見で!

映像もおそるべし。俺はスポーツを見るのが好きなので映像で描かれる身体能力や動きにはうるさいのだが(米アクションとかじゃ興奮しないのw)、映画やアニメでこれほどのスポーツ躍動感とスピード感を感じたことはない。素晴らしい。どうやって作ったのかわからないくらい素晴らしい🏀


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