2008/12/21

日記「フローズンクリスマス」

「味気ないクリスマスコンサート」「日本サッカーの現在位置」「Falken の雪評価確定」ほか。

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■08/12/12(金) □ J入れ替え戦を楽しむ
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 夜中にJ入れ替え戦【磐田-仙台】を P2P で観戦。仙台はぜんぜん臆してる様子はない。初戦も優勢だったそうだが、タックルの脚が相手より 50cm くらい伸びてる感じで、まったく磐田にサッカーをさせていない。磐田ももう中山のチームではないわけで(このハードな試合展開では今日は出番はないのでは)、これは入れ替わっても仕方ないなと思う。仙台はJ1に上がってもただまた落ちるだけではなく、有意義なシーズンを送れるだろう。

 それにしても駒野と前田がいるんだからまだ勝負はわからないと思っていると、仙台が攻め疲れ形勢が変わり磐田FWの圧力が仙台DFを凌駕し、松浦というなんと19歳の選手がゴールを決めてしまった。うーむ。

 後半は仙台が押し込めず磐田攻撃陣の地力が徐々に効き、またも松浦にメッシのようなカウンターを決められた。こんな選手がいたのか。代表の香川より全然すごいではないか。最後にFKで仙台が1点を返し、全員攻勢からもう一度ギリギリのシュートを打つも川口が止めて試合終了。個人能力の差が分けた試合であった。仙台にあと少しのラックがあればその差を出させずに乗り越えることも可能だったと思うが、磐田の状態(監督)がまともならばもともと能力的には大差があったのであった。

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 しかし P2P だったのでどこの局の放送なのかわからなかったのだが、すばらしいアナウンサーだった。後からスカパーの有名な倉敷というアナだと判明。「ここで今ボールを入れたい! 遅いか!」とか、そういう喋りがサッカーの楽しさを伝えてくれる。すごく物事がわかってる人と一緒に見てるような心地よさがある。スカパーがサッカー通に人気なのもよくわかる。

 試合後仙台と磐田のサポーターがエールを送り合ったというJリーグのまったりもいいし、柏のオバマもいいし、失敗を批判せず一緒に残念がるようなこういう日本の良質サッカーアナの口調もいいですよねーとP氏とチャットで話しながらの観戦であった。選手の失敗を糾弾しあげつらうカナダスポーツ局のサッカー解説者には、ほんと毎度腹が立つのである。

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■08/12/13(土) □ クリスマスライト飾りつけ
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晴れたので萌とともにクリスマスライトの飾りつけ。しかし晴れたとはいえ今日は風が猛烈に冷たく、1時間で半分つけて中断し、体を温めてから残りを終了した。風邪をひいてしまいそうだ。作業の間中萌は俺に喋り続け、こうして話をしながら仕事をするのはいいよね、チームワークだよね、学校でコミュニケーションの大切さをやってるのうんぬんとうれしげであった。

 しかしほんとに寒いなと調べてみたら、気温3度体感マイナス1℃だって。実際もっと寒く感じる。そして来週が驚いたことに月曜から延々とマイナス5度以下が続くという予報。雪も降る。いきなり大寒波だな今年は。日記を繰るとマイナスが続く寒波は04年以来かと思う。

 寒いといえば、最近朝寒さで目が覚めてしまうので寝室の窓になつかしきプチプチ(梱包材)を貼ったのだが、これがやはり昔の関東村プレハブ警備事務所でも信州の壁薄古家屋でもそうだったように効果てきめんで、朝ぜんぜん寒くない。たぶん2度くらい違う。2階全体の暖かさにもつながるだろう。

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 トウモロコシの価格上昇などによる食糧危機というドキュメンタリーを NHK でやっていて、世界はマネーの暴走でいま本当に崩れつつあるんだなと実感した。わが実家の焼き肉屋もどうなるのだろうと心配で実家にメールを送るも、畜産市場の混乱はピークを過ぎた、厳しいがまあみな元気にやっているよとの返事。そうか。がんばってくだされ。

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■08/12/16(火) □ 味気ないクリスマスコンサート
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 クリスマスコンサート。去年も感じたがカナダの小学校には音楽専任の先生はいないので、担任のアイデアと音楽熱意以上のパフォーマンスは出てこない。そしてこの学校の教師は全般に音楽にはあまり興味はないとみえて、残念ながら萌のクラスを含めあまり盛り上がるものはない。せめて誰もが知ってるスタンダードなクリスマスソングをやればと思うが、他のクラスとかぶらないようにと配慮してるのか、聞いたこともない(つまり人気がない)歌ばかりが延々と続く。

 中には曲の後奏がまだ続いているのにニコりともせずに指揮をやめ去っていく無愛想な教師すらいた。子供たちもつられておじぎもせす無表情に退場していき、このときはほとんど拍手すら起こらなかった。子供たちがどれだけ元気に歌えるかは舞台下の教師の身ぶりにかかっているわけで、罪なことだと思う。日本の教師なら 300 人の父兄の前では愛想のあるフリくらいはすると思うが、確信犯的に無愛想なところにカナダ人の個人主義が伺える。

 結局今年も、去年の萌の担任ミスターEのクラスだけが高い音楽性で万雷の拍手を得、他のクラスはただやっただけという感じであった。去年あれだけ家でクリスマスコンサートの歌を歌いまくっていた萌が今年は一度も歌わなかったのが、今年の歌のつまらなさを示していたのでした。

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 22:57 ふと気がついたら雪になっていた。まだMKが帰ってないのでこりゃお迎えコースだなと待機しているとやはり電話。3-4cm のド新雪の中へ走り出した。

 動き出しでにゅるっと来る以外は問題なく、メインストリートの直進では気持ちいいくらいにグリップ感がある。しかし帰路の信号ストップで ABS が動作して 50cm ほど停止位置がずれ、うちの通りに入る角ではさらに強く ABS がかかり1m以上膨らんでしまった。うーん、普通に減速Gを与えつつ曲がると簡単に滑走に入ってしまう。やっぱ去年フロントに入れた Falken Ziex ZE-912 は非常に雪に弱い。リアの Yokohama Geolander はもっと雪に強いとの評なので、次の雪までにタイヤをローテーションするしかない。とりあえず今は減速を早めに、ブレーキを残さずコーナーに入っていくべし。

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■08/12/17(水) □ 日本サッカーの現在位置
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 学校の庭で小1時間萌と友達の雪遊びに付き合う。この校庭は、たぶん町で一番そり遊びが楽しめる丘だよな。この校庭を持つスチューデントはラッキーだ。しかし俺はゴム長なので足が冷えた。明日はあったかい格好をしてこよう。

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 【Wクラブカップ・ガンバ対マンU】仮眠し夜中2時半に起きて P2P 観戦。民放なのでアナウンサーがサッカーをわかっておらず、解説もあまりわかってない北澤ゆえ序盤ガンバが攻撃的でいいとさかんに褒めているが、これはマンUがプレスはせず要所のみ絞ることで守り、個人技で点を取ろうという消耗の少ない戦術を選択しているからこうなっているといえる。今のところガンバはボールを持たされ遠くから打たされているだけで、可能性のあるシュートを打つようなチャンスは作れていない。バンドは臆せず果敢にシュートを打ち気持ちよいが、代表でも試合に出られなかったようにこのレベルで点を取るには力がやや足りない。しかしこんなゆるい姿勢の相手に負けるほどガンバは弱くないはずなので、中盤でちゃんと相手を振り回し点を取ってほしい。

 マンUはロナウド・ギグスを筆頭にフェイントの振り幅がものすごく、ガンバDF陣はファウルで止めることもできない。ガンバのフェイント王・安田は振り幅が小さく止められてしまっているので、この試合の間にロナウドを見てカンを掴め。

 とか思っているとセットプレーで2失点。あんな遠くから強ヘッドを決めてしまうんだから、ロナウドの筋力は魚並みである。しかし前半のガンバの攻撃はカラ回り気味だと感じたが、終了間際の遠藤が開いて受けたりといった変化のある攻撃は有効だ。これはいずれ点は取れるだろう。この後失点をどれだけ抑えられるかにゲームはかかっている。

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 後半、マンUがやや力を入れてきたこともあり時間はかかったが、予想通りガンバが1点返す。しかし敵はルーニーめを出してきおって、あっという間に3点取られた。ルーニーのあの2点はなんなのだろう。1点目は胸トラップで触ってないのにアクションだけでDFが無力化され、2点目もマーカーがついているのにボールに触れるのはルーニーだけという。ルーニーの走る方向とタイミングとボディコントロールが幻惑を生むのだろうか、まったく魔法である。まあ普通のJリーガーにとってはあんな大天才と一緒にサッカーをするのは一生に一度のことなので、どうにかしろというのが酷なのだろう。

 あとはもう点を取るしかないガンバが攻めに攻め、マンUの足が止まったこともあって美しいショートパスサッカーで見事2点を取り(橋本のゴールはパスで崩した美しいゴールだった)、3-5 という立派なスコアになった。遠藤のミドルが何本も完璧にミートし、それを止めたファンデルサールのアヤックス時代みたいな華麗なセービングも最高で、楽しかった。寝て起きて見た甲斐があったわ。去年の浦和よりも日本サッカーの現在位置が見えたと思う。世界のどこのクラブとやっても面白いサッカーはやれる。だが勝つのはちょっと、ルーニーとバンドくらいの差をどうにかして埋める必要があるわけで、難しい。しかしそれでよいのである。チャレンジが楽しいのである。

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■08/12/19(金) □ Falken の雪評価確定
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 寒波は続き週末また雪との予報で、では晴れた今日やってしまおうとタイヤローテーションをしてきた。去年 Falken タイヤを購入した例の中華カーショップは今回も英語は通じなかったが(笑)、幸い身振りでタイヤの付帯サービスとしてくれたらしく無料。

 リアからフロントに回した Yokohama Geolander はオールシーズンとして標準的な雪性能なはずだが、やはり Falken とはグリップ感が違うとすぐにわかる。この辺で最も雪が残る裏通りでブレーキと発進テストを繰り返すと、ブレーキ性能が段違いとなった。わざと ABS がかかるほどの急ブレーキを踏むと、ツイーっと滑走してしまった Falken(やタイヤがプアだった頃のレガシィ)とは違い、ABS の作動音とともにスピードがちゃんと落ち途中からグリップが戻る。よしよし。これなら普通のBCの雪ならば問題なく移動できそうである。
【結論】Falken Ziex ZE-912 の雪性能は、並みのオールシーズンとは比較にならない。というかこれは3シーズンタイヤなり。

 レガシィではいていた雪最強 Kumho ECSTA HP4 716 が 5.0 とすれば今フロントに回した Yokohama Geolander GO46(エリオの標準タイヤ)は 3.0 であり、ZE-912 は 1.5 以下となる。サマータイヤよりはマシという程度で、これをオールシーズンとして売る Falken USA/Canada はなんなのだというところ(※)。まあ春~秋性能は Geolander よりはるかに高いので、冬場に Falken が前に来ないようローテーションしていこう。
(※)米国 Falken サイトでは「オールシーズン」というカテゴリに入っているが、製造元日本のカタログでは単に「スポーティ&コンフォート」となっている。日本の表記が明らかに正しいのである。

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■08/12/20(土) □ フローズンクリスマス
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 寒波は続き、なんと水道が凍結し家中水が出なくなってしまった。BC未曾有の大寒波・明け方マイナス14度とはいえ(ここに引っ越し以降で当然今日が最も寒い)、屋内の水道が凍るとは。屋内というか地中のパイプだよな、これは。悪天候に弱いBC家屋ストライクスアゲインである。

 シティに連絡するとそこら中で凍っており、シティか個々の家のせいかはわからない、シティにできることはないとのこと。隣家は凍ってないそうだ(AK・LD家はOKでNR家が凍結と判明)。うーむ。

 唯一アクセスできる屋内取り入れパイプをドライヤーやお湯雑巾で暖めてみたが、元々パイプ自体が凍るほど冷えてないので効果なし。飲み水はミネラルであるので、大鍋で溶かした雪と風呂の残り水を生活用水に1日を過ごした。やれやれ。水曜あたりまで氷点下は続くらしいし、水のないフローズンクリスマスをうちは過ごすのかね。最悪親戚の家に集団疎開か。まあ即刻避難せねば命に関わるガス停止や停電よりはまだマシだが。

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■08/12/21(日) □ 雪やこんこん
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 朝Mが蛇口をひねり水が出る音がして、はっと6時に目が覚めた。夢の中でも緊張していたのだろう。起き出して自分で水を感じ、ああよかったとつくづく安堵する。昨夜雪が降るとともに気温がマイナス2度あたりまで上がったのだが、地中の温度は0度以上になったということなのかしら。わからん。雪はまだずんずん降っている。寒い。

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 積雪が残雪と合わせ15~20cmとなったあたりで新雪テストドライブに出る。さすがに新雪&粉雪なのでおとといの踏み締められた雪上とは違い、滑りも抵抗も大きい。坂になったドライブウェイから出るのに一苦労し、その手応えから遠出はさすがに避けてうちの回りを1周する。去年 Falken の初雪ランでスタックしかけ冷や汗をかいたときより条件は間違いなく悪いが、車はしっかりと進み、方向性も安定しているので不安はない。雪かきをするおじさんたちが頑張れよと手を振ってくる。

 ぐるーりと1周した Yokohama Geolander 新雪テストの感触は、やはり圧雪路みたいにグイグイとはいかないなというところ。駆動してるのはフロントだけなので、AWDに比べ平地で 50% の推進力という感じか(坂があればもっと差がつく)。遠出はしたくないが、まあ今日くらいの雪までであればスーパーやモールの用足しには出かけられる。レガシィでもこんな日に遠出はしないだろうしね。

2008/12/13

日記「好きさ好きさ」

「Jリーグのライバル物語」「You Really Got A Hold On Me」ほか。

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■08/11/29(土) □ Jリーグのライバル物語
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 TV Japan【鹿島・磐田】磐田は降格圏にいるそうだが、強い鹿島を相手にきっちりと守っては反撃を繰り返し、順位差ほどの力の差はなく面白い試合だった。やっぱ内田はこの2チームの中でも特別な存在だなと思う。走るスピードを落とさずに1タッチでボールをコントロールしドリブルで突き進むあたりは、かつての中田を思わせ惚れ惚れする。代表候補の前田は、体格がありあれだけうまいFWは日本じゃなかなかいないので魅力的なのだが、シュートをミートできなかったシーンには失望する。

 ハーフタイムに90年代後半の名勝負:鹿島 VS 磐田映像が入っていて、どの試合もほんとに興奮する試合だったと懐かしい。あの3試合のすべてでドラマの大主役だった中山は、Jリーグ的にはカズ以上の大選手だったと思う。

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 不調らしく最近噂を聞かない田代が後半パワープレイで出てき、相変わらずよかった。狭いところでシュートに持っていけるかどうかといった技術面でコオロキに先発を奪われてるのだろうが、川口が弾くべきハイボールを2~3発頭でかっさらっていた。元々あれは川口が下手なのだが、それにしても現役代表GKの上を行くのだから田代の切れと高さをほめるべきだろう。コオロキがアジア以外の対外代表戦でDFを抜き点を取れるとは思えないが、田代ならばどんなチームのDFにだってストレスをかけられる。しかも同系の巻と違いボールも扱える。しかし鹿島で出番がないということは、シュートが下手なのかなあ。

 最後に名波と共に中山も出たのだが、鹿島が鬼の攻勢の時間だったので何もできずさびしかった。磐田は粘りに粘ったが、ロスタイムに岩政にヘッドで押し込まれジエンド。これで今年のJリーグはほぼ決まった模様。

 Jリーグの全体レベルは常に上がっておりいつ見ても満足できるが、しかし昔の鹿島磐田みたいな名勝負は近年ないなと試合後考える。.....あそうか、チャンピオンシップ自体がなくなったから、「頂上決戦」みたいのはなくなっちゃったのね。前期後期制はよくないが、Jリーグは強豪同士のライバルっぽさが希薄なので(浦和ガンバ鹿島あたりの直接対決でもあまり話題にならない)、3~4位までのチームによるプレイオフ制あたりが一番盛り上がるのかもしれない。

 ま、鹿島は堅実な強さを完全に取り戻したわけで、浦和とガンバが金をかけてる分ちゃんと強くなれば自然ともっと盛り上がるのかな。スター軍団浦和なんつっても一般人が知ってるのはトゥリオだけなわけで、もっと派手で強いチームを作ってもらいたい。

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■08/12/03(水) □ You Really Got A Hold On Me
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 萌がギターを教えてくれと初めて真剣に言ってきたので、ギターはまだ手が小さすぎて無理だからとウクレレを教えてみた。曲をなんにするか悩んだのだが、萌の好きなJポップはコードが複雑なので(それが日本の歌の特徴といえる)、やっぱ最初は3コードかなと萌が気に入っているビートルズの「You Really Got A Hold On Me(原曲 Smokey Robinson)」を指導する。萌は物覚えがいいので4つのコードをじきに覚え、コードチェンジとコードストロークのつぼ(タイミング)はゲームのバンブラで身についているので、アップダウンのストロークをそれなりに決めて30分で弾けるようになってしまった。後はピアノと同じで、つっかえず弾けるようになるまで練習すればいいだけ。

 このウクレレもピアノと同じで熱意は長続きしないかもしれないが、ピアノ同様一度覚えたものは忘れずに弾ける程度にキープしていけばよい。萌はいい音楽がわかるし、歌の上手さはMから授かり持ち合わせているのがなによりである。歌のセンスがある奴は例外なくかっこいいギターを弾けるのは、自分がともにやったボーカリストを見ていればわかること。

 「♪I don't like you but I love you, don't wanna kiss you but I need to」と歌いながら萌は、「これって私とWLみたいじゃない?」という。喧嘩ばかりしてるけど大好きなクラスメート。うーん、まったくそうだねえ。英語キッズはロック名曲の歌詞がリアルタイムに入ってくるからうらやましい。

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■08/12/06(土) □ 札幌―鹿島観戦
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 夜中に録画しておいた【札幌・鹿島】観戦。簡単に優勝はさせんと札幌が熱く燃え、序盤は白熱して面白い試合だったが、ほとんど何もないところから野沢がすごいミドルを決め、その後は鹿島がゲームを淡々と進めて優勝してしまった。鹿島のサッカーは手堅いが胸躍るものではないし、優勝経験のない川崎か名古屋に勝たせてやりたかったが、やはり前の試合の岩政のヘッドでリーグは決まっていたといえる。

 札幌とヴェルディが落ち、ジュビロが入れ替え戦となった。武藤さんの仙台がなんとジュビロと入れ替え戦。武藤さんのためには仙台に頑張ってほしいが、鹿島が優勝で磐田がJ2というのは悲しいものがある。磐田はかつてアジアチャンピオンにすらなったのに。

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■08/12/09(火) □ キヤノン MP520
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 オンラインでオーダーしたスキャナ・プリンタ複合機、キヤノン MP520 が届いた。第一印象は、とにかくメカとしての精密さと豪華さがすごい。これが $65 とはとても考えられない。俺が今まで買ったものの中で最もコスト比が低いのは間違いない。

 動かすとプリントが暴力的に速い。音もうるさい。スキャンも十分に速いが、グレイスケールのコントラストが妙に薄い。白黒コピーも補正しないと同様に薄く、この最も頻用する2大機能がデフォルトでは使いづらいのが困ったなというところ。カラースキャンは見事なのだが。

 丸1日使ってみて、スキャン性能は期待以下であった。プリンタは想像以上に速いが、普通紙プリントの色は昔のインクジェットとさほど変わりない。どっちも進歩したようでさほどしてないというのが正直な感想だが、ただ値段が劇的に下がったのねというところ。

 しかしとにかくこれまではMの部屋にあるプリンタとスキャナを苦労して使っていたので、自分の手の届くところにスキャナ/プリンタがあるというのはすごく幸せだ。萌の絵を次々にスキャンし、必要な書類をすぐさまプリントできる。紙質にシビアなレーザーではなく、古紙を使えるインクジェットなのもうれしいのである。

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■08/12/11(木) □ 好きさ好きさ
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 萌はこないだから「誰かさんが誰かさんにオネツなの、あーあ私を好きな子はいないのかしら」などという話をさかんにしてたのだが、今日帰宅時「ついに誰が私を好きなのかわかったの」と言い出した。誰? あ、ALか。萌が春に彼に入れあげてた頃、彼もまんざらじゃないという顔をしてたもんな。今日彼が、

「ねえ、君はまだ僕のことを好きなの?」
「いや別にもう.....なんで?」
「ビコーズ、君のことが好きなのさ!」

と萌に告白したのだそうで、萌は今はもう別な子のほうが好きなのだが、とにかくずっとこういう(←)少女マンガ的シチュエーションを待ち望んでいたので、その後はヘロヘロにハッピーだったそうです。そりゃよかったが、まだ結婚はできんよと答えると、「わかってるよ、当たり前じゃない!」とうれしげであった。

2008/12/09

サカタ萌のアートワーク08秋

壊れたスキャナをようやく買い換えたので、萌画伯8歳の絵を1年ぶりにお届けします。萌の絵はこの1年くらい振れ幅が大きく、スタイルが一定してません。下のRPGキャラみたいなきっちりした細密な絵を描くとうまいんですが、小さな頃の絵のアナーキーな破壊力は減じてるなというところ。花札の絵や耕野裕子風悪役キャラみたいな、単純な線でぴしっと意図が伝わる絵の方向に進んでほしいと父は願っております。

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 これは花札の感想を書いた日本語学校の日記。絵柄を見ればどの札かばっちりわかるところが、やっぱうまいよなあ。


「こち亀」にはまっていた頃に萌が作った、こち亀テストペーパー。両さんはカネを愛す愚かで貧乏で悪いサルのごとく描かれています。美しい麗子とお金持ちの中川は憧れの存在っぽい。


誰なのか不明なサイケな画家。椅子に立ち上がりポーズを取る非常識な感じと無表情さが、なんだか実に画家っぽい。上はサイケでミイラな猫?


 これは女の子らしいメイクアップのゲームシート。かわいい。カナダの子っぽい絵柄ですね。



 最近は英語本を書くことが多く、ストーリーは私にはあまりピンとこないのですが、絵は面白い。明らかにカナダのガールズなのに、なぜセーラー服なのか。


 萌はいつかはRPGを作りたいのだそうで、こういうゲームキャラや武器魔法の一覧などを量産しています。


 これも自作(想像)ゲームに出てくるドラゴンのバトルカード。これはクラスのボーイズに見せたら好評だったそうで、コピーで増刷し配布してました。


 イジワル女が出てくる少女マンガの1ページ。いやな女エリカの表情がナイス。耕野裕子さんの影響が見て取れます。


 DSゲームを取り合いになり、怒った私に萌が書いてきた侘び状。こんなものを書いてこられると俺のほうがよっぽど反省してしまう (^-^;。