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■12/11/25(日) □ 娘の機嫌がいい週末
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萌は運動音痴なのでシャドーをやってるのを見ていてもフォームがぎこちないなと感じるが、それでも自分に大人を投げ飛ばせるほどのフィジカルな強さとスキルが備わってきているということがうれしいのだろう。
どうせ格闘をやるなら柔道のほうが美しいなあと俺は思ってはいるのだが、まあ学校で友達と一緒にできるということが楽しみのうちなのだろうな。スポーツとしては同種だろう。それに世界王者はずっと日本人だしね。
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■12/11/28(水) □ ストーンエイジは数学的か
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【Yucata ストーンエイジ】1ゲームに何日もかけるスローな人が卓につかぬよう、このサイトで俺は常に「高速対戦 wanted」と2人戦のみ募集をかけてるのだが、そのせいかいつも3千人中5位とかのとんでもなく強い相手が来てしまう。当然手も足も出ないのだが、ボードゲームでうまい人とあたるというのはなかなかすごい体験だ。ええっなんでそこに打つのという体験は初めてオンラインでカルカソンヌをやったときにもあったが、こうして新しいゲームを覚え強い人と当たるたびに味わうのだろう。
しかし毎日達人に負け続けると、このゲームはやはり BoardGameGeek で一部批判されていたように「数学的」なのかなーと感じる。ミープル1個、村の一仕事、資材1個にどれだけの価値があり(さらに敵がそれを取ったら何点入るかも推測でき)、それをどのカードがいくらのときに使うのがメリット最大なのか、数学的にそのへんがクイックに判断できないと上級者との勝ち負けは難しいゲームなのかもしれない。相手はそれをわかるから、3金4金の高価な文明カードを(俺にとって)意外なタイミングで買えるのだろう。BoardGameGeek に批判投稿をした人は、「そういうゲームだから数学無双の私の夫には選択肢の価値が自明で、イントレスティングではない内容になっているわ」と書いていた。まあそういう人は対人ボードゲームがそもそも社交的アクティビティとして向いてないんじゃないかと思うが。
ダイスがあるので、たとえ数学的には分が悪くても資材採掘場にどーんと賭けて 6+6+6.... を出せば打開できる局面もありそこが面白いのだけども、そういう賭けの1つや2つが決まったくらいでは上級者との差は詰められないよな。
そうは言っても俺には面白いので対戦するたびに教訓を学び、夜ごとハマっているのである。今日の相手も86位の超格上美人ドイツ女性(想像)、この辺のレベルの人に俺のような数学的才能が皆無なやつが勝てないまでもいい勝負を楽しめたら、本当にいいゲームだと思う。
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Tomosaka2 211
美人ドイツ女性 215
あああああ~。初ラウンドで木を取り、次のラウンドで相手の木をブロックしたことで序盤有利に進みずっと優勢を保ち詰めを迎えたのだが、最後に俺が取ろうとした小屋カードを全部ブロックされ文明カードも全部抑えられ、それで4点逆転され負けた。俺が1枚でも文明カードを取っておけば快勝だったのに、まさかこのターンで4金文明カードは取らんだろう俺の予測を超えた相手の読み勝ちである。序盤俺にいいサイコロ目といいカードが巡ってのリード構築だったので、あんな上手い人にあんなに肉薄できることはもう二度とない気がする(泣)。
しかしやっぱりこれは数学的でカリカリのゲーマーズゲームだけれど、数学弱くても楽しく戦えるな。「①このラウンドで木採掘部隊に全部の道具を持たせ木数を最大化し②次のラウンドでシャーマン2が出たら4金でも取り③それで+20となり逆転できる」みたいな直感的思いつきを考え込んでいくとほんと面白い。このようにほぼすべての思考がシンプルな三段論法程度でいけるのである。そこが素晴らしい。
たとえ相手と比較すればうまく行ってないゲームでも、このように手番手番で自分が考え実行することには「いい手を思いついたぜ」という高い納得感がある。相手の達人は俺の打ち手を見てトンマなことをと思ってるかもしれんが(笑)、知ったこっちゃない。カルカソンヌ同様俺はこうしてネット対戦でいつまでも遊んでいくだろう。
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それはともかく、ゲームを趣味とせぬ一般人はここまで考え込んでくれないかなあとも思う。当家ファミリーゲームとしてクリスマスに購入しようと思っていたのだが、いったん保留したほうがいいかもしれない。M萌が文明カードボーナス5種×何点なんて計算してくれるとは思えないし、俺はオンラインでこうしてやってるからスキル差もどんどんついてしまう。これはこれでオンライン対戦用に遊んでいくのが吉かもしれない。
この人員配置による収穫と買い物の明解な面白さを、文明カード×なになに数という数値でフィニッシュするのではなくもっとビジュアルな、たとえば村や庭づくりに昇華したものが「アグリコラ」ならば家族向けゲームとして最高なのだが、残念ながらあれはストーンエイジよりはるかに数学的にめんどくさいし(※)、テンポが悪すぎる。ルール量も比べ物にならない。実際ストーンエイジはこの思考度のゲームとしては例外的なほどルールが簡単で、文明ボーナスの種類以外は子供でも1ラウンドで手順を理解できるだろう。
(※)基本的にそのラウンドで得られるものを最大化する方法を三段論法ほどで考えていけるストーンエイジに対し、「アグリコラ」ではたとえば「3ターン後のラウンド終了時に食べ物が4必要で、パンを作るには①麦と②畑と③種まき④暖炉アクションをやらねばならず、暖炉には⑤粘土が必要で、これができてもパンは2しかできないので⑥釣りでもう2つ食料を取りラウンド終了、よし間に合うこれで行こう」とここまで先々を計算しないと現ターンの行動が決まらない。直感的にはほとんどなにも行うことができない。
◆ちなみに上記「数学無双の夫」はストーンエイジは嫌いで「アグリコラ」が大好きなんだって。単純にこれくらい演算負荷がかかってないと空焚きしちゃうエンジンなんだろう。
なんかないものかな、このやりくりと買い物競争の面白さを点ではなくものづくりに昇華し、箱庭感に到達したような完璧なゲームが。取った資材やカードを使いグレンモアみたいに、自分だけの機能性ある小集落を作れたらステキなことだろう。
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■12/12/01(土) □ Wii 家族
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最近萌の機嫌が素晴らしい。先週の土曜あたりからずっとそうなのだが、俺に学校のことを話してくれるしアンドロイドフォンで遊ぶし、2人だけの日本語学習も嫌がらずにしっかりとやる。まるで日本にいたときのように日本語で話してくれる。今日なんか学校で習ってるのだとギターまで俺のところで弾いてみせた。そのコードだったらこう弾いたほうがいいよ。そのコードが弾けるなら萌の好きなあの歌もギターで弾けるじゃん。ギターとコンピュータについてなら、教えてやれることはまだまだたくさんある。
加えて Wii を 2 階に上げようと奥様が突然決め、するとみんなでネット映画を見れるし Wii リゾートをやれるしで、うちに初めて Wii が来たときのように萌がはしゃぎ一家揃ってスポーツ団欒となっている。素晴らしい。
今夜は最後に Wii リゾートの卓球で俺のスマッシュを萌が打ち返して勝利し、最高の幕切れでした。
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■12/12/05(水) □ 直感に胸高鳴らし
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久々に【ストーンエイジ】。今日も超格上(56 位)が相手。数学的すぎて格上には勝てないゲームかもなーとファミリーゲームとしての迷いをブログに書いてる際中なのだが、相手が文明に行ったターンで人を増やし木を抑え次のターンで高価な文明カードを2枚奪うという賭けが見事にうまくいった。これで序盤リードを奪う。この俺の直感的にリスクに胸高鳴らす打ち方でいい勝負をできたらすごいゲームなのだがなー。
終盤、リードを継続中。俺自身うまくやれており、相当に有利だ。このあと相手が大きく伸ばせるのは道具点以外ないので、それを俺が抑えていけば勝てる。熱くなる。
最後に初手で木を取りフィニッシュに入ろうと思ったら先の先を取られ木をブロックされた。さすがだ。このターンで木を取れなかったことで、小屋を2枚取られ25点詰められる。うーむ。文明カードもブロックされた。うーさすがだ。この1ラウンドで一気に俺のアドバンテージが消えた。残りリードは10点。
最終ラウンド、1-7 が出た! 初手でこれを抑える。この一手が相手に痛恨で、アウチと言ってきた。相手は金が必要なので金も抑える。これは勝った。210/148 で結果を待つ。1ラウンドで 60 点は取れるはずがない。―――210/176 やっ・た\(^-^)/!
【最近心がけている指針的なもの(2人戦)】
◆序盤は村と資源重視、先手のときは木を相手に渡さない。
◆相手が(定石である)初手村仕事をサボりいいカードを取りに行ったら、村仕事2回よりもむしろ木を取り次ラウンドのチャンスに備える。
このゲームの勝因は、相手が(定石である)初手村仕事をスキップしカードを取りに行ったら、村仕事2回ではなく木を取るという方針がうまく行ったのだと思う。村をスキップされるとどうしても畑+道具づくりなど村×2したくなるが(なかなかそのチャンスはないからね)、相手がリスクを取って川でポイントを上げたターンでこちらはガラ空きの山に向かい、資材を蓄え次ターン以降の賭けに備えるのだ。そうなのだよ!
いやー面白い。家で買うかはまだ決められないが、ストーンエイジ最高です。
(注:格下・同格にあっさり負けたつまらん試合についての憤怒の日記はここではすべて省略)
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