無事 IS(手ブレ補正)ユニット交換と調整が終わり、うちの PEN E-PM1 が帰ってまいりました。修理2日返送1日と超早かった。最近カナダの物流になにか変化があったのか、通信販売のものが届くのが従来よりずっと早い。ありがたい。問題の IS ブレは完治はしてないが、修理と調整で購入時より発生頻度が大幅に低下している。修理に出した甲斐はあった。
娘は PEN の留守中防水コンデジ TG-630 にはまったく興味を示さなかったのだが、PEN が帰ってくるとまた写真を撮りはじめた。やはり彼女のシグネチャースタイルである近接撮影時のボケ(英語カメラ世界でも bokeh と呼ばれている)がコンデジでは得られないので、アート魂が喚起されなかった模様。そして彼女は PEN の「ラフクローム」フィルターが超お気に入りなのだが、TG-630 には残念ながらこれがないのである。
ラフクロームは強烈なコントラストで細部を省略しクールな写真を量産できるのだが、写真によってはちょっと粒子が粗すぎるように思う。そこで PEN は普通のモノクロもきれいなのでぜひ使ってくれと娘に推奨すると、あれやこれやとシャープな写真を撮ってきた。このモノクロはただ色を抜いただけではなく、モノクロームフィルムで撮り紙に焼いた写真になっていると思う。昔カメラマンの友達がくれた大判紙焼き写真にそっくりの質感なのだ。今思えば彼が使っていたあの古いレンジファインダーカメラは、ライカだったのかもしれない。
カメラをシャープネス+1に設定してあったせいもあり PEN+SIGMA 19mm の切れ味に惚れぼれするが、しかしこのシャープさで人の顔を撮るとシャープすぎ、写りすぎて問題がある(笑)。そこでカメラのモノクロ設定はシャープネス-2、コントラスト0に落とすことにした。オリンパスはどのカメラも標準でシャープネスが強めにかかってるんだそうだ。
◇
各種カラーモードを比べてみると、「ナチュラル」を基準にして彩度とコントラストとシャープネスを上げると「Vivid」になり、シャープネスを下げると「ポートレート」になるのだと思われる。だからポートレートはふわっとするのだ。なるほどね。
そのふわっとした「ポートレート」で花を撮ってみた。やわらかくていい感じ。SIGMA 19mm の使い方も最近こなれてきて、やはりいいレンズだとしみじみ思う。不得手な開放近接撮影もフォーカスする場所を考えてやれば(上・センターの細かな花に AF がフォーカスするのは難しいので、右の花弁にフォーカス)、自然でいい感じに撮れる。下のように絞ってやれば(F5.6)小気味よくカリッとフォーカスする。だんだんと思ったように撮れるようになってきた PEN+SIGMA。ベリーナイス。
0 件のコメント:
コメントを投稿