2005/11/18

日記「マンガ道場」

「トラックドライバーの1日」「ピアノの習い方」ほか。

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■ 05/11/03(木) 11:33:16 □ マンガ道場
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萌が朝やや鼻水と咳があったとのことで、スイミングはお休み。この秋皆が風邪をひいてるのは、エアクオリティのせいだとMが心配している。確かに俺も毎朝起きるとのどが痛い。Mの言うとおり、数年ぶりにヒーターのダクトを掃除してもらう必要があるのだろう。

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Moay drew a Japan map putting everything
she remembers in. Her grandma's house and
grandpa's car can be found at the
top left corner.
日本語スクール:今日は大雨で買い物に行くのも嫌なので、久々に授業参観する。ハロウィーンでは何になったのと雑談から授業は始まる。小学校クラスは幼稚園までと違い遊び要素が入らないので気の毒だなと思っていたのだが、みな元気に発言して学習に参加しており、こうして集まって日本語でクラスをやること自体が楽しいんだろうなと思う。どこの子も家でスクールごっこをやってるらしいし。

萌も元気に発言しているが、どうも「○のつく言葉は?」とクラスが進行しているあいだ、先生の言うことは聞きつつも「○のつく言葉」の絵を集中してカリカリと描いているらしい。それで毎週あんなにマンガ道場みたいな細密絵を持って帰ってくるのね。なるほどなあと納得の授業風景であった。



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■ 05/11/04(金) 09:47:19 □ 家周りケア費用の憤り
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ジムナスティックス:今日は床運動を長くやっている。この期間中にカートホイール(側転)とかできるようになるのかなあ。萌は楽し過ぎて調子に乗り、叱られスネたりしている。N先生は教職経験があるのかもしれない。子供の散漫な態度にはかなり厳しい。

俺たちが出ている間にダクトクリーニングが終わる。ということは1時間もやってないのだが、それで $234 だそうである。この家周りケア費用というのはすべてがこの調子で、来ただけで何もしなくても $150 あたりは消えていき、実費は半分以下ではないのかという猛烈な割高感が残る。熟練の技術者がまる一日働いたような額を、なんで単純作業1時間に対して払わねばならんのだと腹が立つ。

Mは仕事をしてるガイは最低賃金で働いてるのよ、仕方ないのよという。じゃこの馬鹿高い料金はどこへいくのかと問うと、機器を持つ会社のものになるのだそうだ。ここはそんな労働者搾取の国なのか? だいたいこんなに取れば、そんな機器なんてすぐさま減価償却できてしまうんじゃないのか? 前回の何もせず帰ったぼったくりドレイン掃除業者に続き、憤懣やるかたなし。

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■ 05/11/06(日) 10:05:34 □ トラックドライバーの1日
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ダクトクリーニングの効果はたしかにあり、皆のどが痛くなくなった。

今日は庭の粗大ゴミを捨てに行くため、AZ家からトラックをお借りする。昨日オーナーのTSさんが教習をしてくださったのだが、クラッチを普通に踏んでもまったく切れないなど想像以上にボロいトラックであった(汗)。ともあれ、さいわいにも今日は見事に雨がやんでくれた。日が射すのはいったい何日ぶりだ?今年はいつにもまして晴れ間が少ない秋である。

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MKとともに、まずは庭に長年置かれていた古カーペットや洪水時に出た廃材の廃棄に成功。よし。さらにまだ時間があるので、MKが3年前「もっと芝生を広くしたいだろう」と思いつきで庭のコンクリートエリアを破壊して以後、どうしようもなく放置されていた総計1トンのコンクリ片の山もついに片付ける。超スッキリ。よし。

しかしトラックの運転というのは本当にしんどい。仕事ならともかく、なんでこういうものを自家用車として乗っているオトコたちが多いのだろうと俺が不思議がると(借りたのは F-250 だが、1つ下の F-150 は自家用として世界一売れてるトラックらしい)、いまどきのトラックはAT・パワステ付きで乗用車と変わらないのだとMKはいう。そうだとしても、車体の動きがガコンガコンと人間を揺さぶって、とにかく疲れるのである。

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近所の川を渡ったところにあった廃棄所でコンクリートを捨てる。トラック重量から減った分の重さを量り対価($13)を払うだけの単純明快さ。カナダでは、こないだのダクト掃除など単純作業で人を雇うとえらい金額がかかり、また簡単で当たり前のことが店員等他人の不手際・不注意・やる気なさで一度で片付かず腹が立つことが多いが、こういう自分でやる系のこと(DIY 仕事)は、常に案ずるよりも簡単にカタがつく。そういう自助自立のお国柄なのであろう。

トラックを掃除して返し―――最終的にほぼ思い通りに動かせるようになったので自分の運転技術に感心した―――、ふーとトボトボ歩いて帰ってくると、疲れたろうと気を利かせたMが車で迎えに来てくれた。助手席に乗り込み走り出すと、うちの車はなんと快適で静かでやさしい乗り物なのだと感動してしまった。

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■ 05/11/07(月) 17:30:42 □ ボルトン対トッテナム
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萌を送って行った後、庭で昨日の後片付けをする。

ボルトン対トッテナム、中田は後半途中から入り、入った瞬間から鬼のようにボールを奪いまくっていた。正確には足の長さが足りず奪うまではいかないのだが、―――あ、行った! という感じの猛烈なダッシュで相手の足元に飛び込み、ボールを弾いて攻撃を止めてしまう。それをチームで最も頻繁にやってるのだから、サッカーシミュレーションで中田のパラメータを変えなきゃと思うくらいの、一皮むけた守備名人ぶりである。

これで攻撃でも仕事をすればすごいのだが、ボルトンは攻撃に関しては英代表に入るとの噂もあるノーラン(この試合のゴールもすごかった)とディウフにお任せという感じのチームなので、中田がフィニッシュに絡みそうな場面はなかった。中田が前後左右あらゆるところに顔を出しているので、ボールを奪いに行ったときの組織カバーなどがうまくできてるチームなのだと思うが、攻撃に専念しているノーランのような仕事は当然中田には回ってこない。

PKエリア付近でボールを奪って絶品なミドルパスを対角線に入れたシーンがあり、ギリギリで相手のクリアにあってしまった。あれが味方FWに届いていたら、中田の価値が活発なボール奪取からの起点作りだけではないのだと知らしめることができたのだが、惜しかった。まあああいう決定的な仕事ができるめぐり合わせが来るまでは、こうして足の振りの鋭さにただ者ではなさを漂わせる有能なMFとして仕事をしていくしかないだろう。

ただ、監督やチームメイトは当然中田の仕事の質の高さを分かっているだろうが、ファンにとっては点を取れる奴とドリブルで敵を抜ける奴が王様なのであり、その面では中田以上の選手はプレミアにもごろごろといるので、その点が残念ではある。

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■ 05/11/10(木) 10:05:26 □ ライフべスト体験
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萌のスイミングへ。今日は最初からベストを付けて深いプールに入る。十分な浮力があってまるで立っているみたいに浮き、萌たちは訓練されているのですぐさま手足を的確に動かして、2m先のハシゴに泳ぎつく。次にプールの対岸まで5m一気に泳ぎ、背泳で戻る。浮力があるとはいえ、いったん怖さからパニックを起こせばバランスを崩しあぶないなと見ていて緊張したのだが、萌も他の子たちも皆泳ぎ切っていた。うーん、地道な訓練の積み重ねはすごい。

ベストをはずして子供プールへ。萌はもうフロートを使うのを嫌がり、バタ足、クロール、平泳ぎと次々にトライしている。クロールが一番うまい。息継ぎができないので距離はまったく伸びないが、それ以外は完璧だ。レッスン以外でこの技術を実践する時間がないのがじつに残念。

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■ 05/11/14(月) 13:12:13 □ ピアノの習い方
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萌の学校の後Lちゃんのバースデイに呼ばれていく。最近萌が家でキーボードにかなり熱中しており、ピアノレッスンを受けさせるべきかと考えているので、ピアノを実際に習っているKD姉さんに「どんな曲を習ってるの?」と弾いて見せてもらった。が、どの曲もやはり運指の基礎を徹底して繰り返すみたいな音符の羅列であって、弾いて盛り上がりそうなポップな曲なんかはないのであった。こういうのを習ってこそちゃんと左手と右手が別々に動くようになるのだろうが、萌は俺のギターに合わせてメロディを弾いて楽しんでるので、それに比べるとちょっと退屈かもしれん。何事も基礎は退屈なのかもしれんが。うーむ。

ピアノの習い方に、他の方法ってあるのだろうか。ギターなんかは独学でも楽しめるのだが。.....まあそもそも、家にこんなセコいキーボードしかない時点で、ピアノを習わせるのは無理か。エレクトリックピアノがほしい。宝くじ当たってくれ。

2005/11/03

日記「大ハロウィーン日」

「萌の日本語問題アゲイン」「「英語を使ったら負け」ゲーム」ほか。
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■ 05/10/24(月) 11:26:56 □ ストライキ終了
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 ストライキが終わり今日から学校開始。学校の時間までは各自仕事をしていたのだが、9月からアルファベットの小文字を習い始めた萌が、なんとすでに全部書けることに気がついた。なんというおそるべき子供の記憶力であろうか。

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 2ヶ月ぶりに(先々月は注文し忘れ、先月は PoCo に配達がなかった)バンクーバー日系肉屋の肉が手に入り肉じゃがにした。うまい。しみじみ。ここの商品はグループ購買の手間があり、また値段も高めであるとなかなか客が増えないようなのだが、「和牛」などを選ばなければ十分に安いと思う。今回は「牛薄切り(特売・上)」で 100 グラム $1.50 程度、淡白だがやわらかくてかなりうまい。日本でこの値段でこの質は買えないのではないか。

 受け取りの手間はたしかに手間だが、他のアジア系スーパーの肉とは、アブラ取り・スジ取り・目の揃え・スライサの性能と、同じスライス肉といっても職人の仕事が違うのだ。日本の肉屋は食感が最大限よくなるよう面を整えてからスライサに入れるのだが、コリアンなどの肉はブロックで凍らせたものをザクっと「裁断」している感じ。あれはタレで漬け置きして食べるものなのだろうと思う。

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■ 05/10/25(火) 09:27:25 □ HNのバースデイでクラッシュクローリー
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 スイミングを終え、KT家でランチとケーキをいただき、萌たちはクラッシュクローリーへ。俺とMも後からすぐに向かう。萌はもう最後までエキサイトメントの絶頂であった。よほど疲れただろうが、よい疲れだったようで帰ってから機嫌を崩すこともなく、良い日でありました。ありがとうありがとう。

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■ 05/10/27(木) 10:03:44 □ 冬の気配です
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 スイミング:前回からレベル3なので、もう萌たちの顔は常に水面下にある。このレベルではもうフロートなしでバシャバシャと2~3m泳げる子がいて驚く。萌もこれが終わる頃には、あそこに到達するのかもしれない。

 しかし外はもはや朝夕は冬である。晴れた朝には車の窓が凍るのも時間の問題。こんな寒い中を泳ぎに向かうのは嫌だなあと毎度毎度感じる。プールの前後をできるだけ暖かくしていくしか対処法はない。

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■ 05/10/29(土) 25:10:31 □ 萌の日本語問題アゲイン
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 一日ハロウィーンと明日のELバースデイの準備に費やした。Mと仕事をしていて、萌は最近俺にも英語で話すことが多く、特に何かを説明するときには絶対に英語になるよと話す。英語のほうが論理のステップごとに少しずつ進んでいけて便利らしい。俺も萌の語彙を考えると、複雑なことは英語のほうが説明しやすい。萌の持つ語彙のうち英語の語彙のほうが、抽象概念などを多く含んでいるのかもしれない.....といろいろ俺の見解を示すと、それはまた英語のほうが上手になるサイクルかもしれず、トモはまた日本語だけを話すようにしなければだめよと言われた。まあたしかにプリスクールじゃKTたちと毎日日本語を喋っていたのだが、今は俺との会話以外はずっと英語 (とフレンチ) だもんなあ。また気合を入れて日本語に力を傾注しないと。

 ハロウィーンのコスチュームは段ボールで作った車。地味だがこうもり型のエンブレムとか、モンスターの顔が描かれたナンバープレートなど、萌の工夫がいろいろと詰まっていてかわいい。

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■ 05/10/30(日) 13:00:34 □ ELのバースデイ
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 ELのバースデイ。子供だけで 15 人ほどもいる盛大な会であった。ELがガールズよりもボーイズとキャーといって走り回るのを好んでいるらしいのが、けっこう新たな発見であった。

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 帰ってチャールトン-ボルトンの試合を見始めると、中田はときおり素晴らしい鋭さでボールホルダーにアタックしてボールを奪うシーンが目立つものの、攻撃ではろくにボールを保持することができず、ほとんど何もできないまま前半は終わる。まあ別に中田が特に悪いというわけではなく、中位クラブらしい雑な攻撃が続くああいう時間帯は、パスの受け手が本職ではない中田は周辺をうろうろするだけとなってしまうという感じ。たまにボールを持っても相手が詰めてくるのが早く、すぐに奪われてしまう。

 後半はボルトンが押せ押せになり、中田も技を見せ始めた。2~3人に囲まれてもボールを取られないという大物感がやはり蘇っている。大久保みたいな大きな切り返しでDFを2人抜いたシーンなどは、今まであまり見たことがない。失敗したら恥なああいう大技を出せるあたり、自信を取り戻しているのは明らかだ。しかしそれ以外は特に見せ場はなし。とにかく自信が戻ったのがうれしいという程度で、次の試合に期待である。

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■ 05/10/31(月) 13:00:28 □ 大ハロウィーン日
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 ストライキで2週間学校がなかったせいで行事が圧縮されていて、今日は朝からパンプキンパッチ(観光農園)に行き、帰ってすぐに学校でパーティがあり、で夜はハロウィーンがあるというハードスケジュールにされてしまった。これで雨が降ったら悲惨だと心配していたのだが、幸い雨はやんでくれている。



去年も楽しかったパンプキンパッチなのだが、今年は雨には降られなかったものの去年にもましてドロドロで、馬車の体験試乗はなく、コーンの迷路は泥がひどすぎて事実上閉鎖されていた。そんなわけで時間半分で終わってしまった。まあ去年は雨中1時間でけっこう大変だったので、これくらいでちょうどいいか。

 帰りに Lougheed が事故でひどい渋滞になり 45 分も橋を渡れず、萌はおしっこしたくなるし、同乗していたジャマイカなまりのSHは退屈して騒ぎ、中国なまりのASは好き嫌いが激しくて何も車内で食べるものがないと、どうにもお疲れさんな事態になってしまった。やれやれ。

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でMと萌はハロウィーンパーティに参加するために直接学校へ向かい、俺は昼飯を食いに戻ってきた。子供たちが皆ハロウィーンですごい格好をしているのに、萌だけが普通の格好で段ボールの車に入っていて、見ていてチトつらかった。段ボールの車自体は、萌の描いたエンブレムやナンバープレートの創造性が高く優れているのだが、やはり昼の光の中でドぎついハロウィーンコスチュームのキッズに囲まれると、しょぼさを禁じえない。夜の本番には、へッドライト部分に仕込んだ LED が光るからもっといいのだが。

 それにやはりただ一人平服というのがどうも....。なにか合わせて仮装もさせてやるべきだった。どうしてそこのあと一歩をやってやらなかったのだろうと後悔する。昨日この状況を思い、せめてパーティドレス等でドレスアップさせてやるべきだと言ったのだが、「呪われたドライバーのメイクアップをする?」とMが聞いても萌はいらないといったのだそうだ。「大丈夫、本人は楽しんでるわよ、何も問題ないわ」とMはいう。がしかし、うーむ。

 とにかく少しでも今夜のエキサイティング度を上げてやろうと、帰ってからあれこれとランタンやろうそくを用意した。

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夜、イトコのSTが萌と一緒にトリック・オア・トリートをやるという段取りに知らぬ間になっており、彼女がエルフの格好をしてやってくる。大好きなSFと夜の町を歩き、KTの家へ行ったり道でLちゃんやキンダーの子たちと出会ったりで、いろいろ心配したが結局のところこの上なくよいハロウィーンとなったのであった。

イトコとはほんとにありがたい。昼間見るとインパクトに欠けた段ボールカーも、夜になり設計どおり光るとやはり愛らしく、何よりも珍しく手作りなのが明らかなのでどこの家に行ってもおじさんおばさんにほめられて、頑張って作ってよかったのであった。


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■ 05/11/01(火) 10:14:14 □「英語を使ったら負け」ゲーム
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 スイミング:俺とMはハロウィーン疲れでがっくしなのだが、萌は元気一杯。年齢的な登り下りの対比が激しい(^_^;;)。今日もレッスンは2つ新しい技に挑戦し、全員成功。どちらも前にやったことの応用だがレベルは高い。萌たち生徒は水の中で何かをすることに、素晴らしく自信をつけている。

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 キンダーに行くと、いつも通りA先生は定時にはクラスに来ていずドアがロックされていたのだが、お昼に当番でキンダーキッズの世話をしていたらしい4~5年生の年長キッズが、雨なので気を利かせてドアを開けてくれた。

 しかし入れたはいいが子供らだけで置いていくわけにはいかないので、親が皆軽くイライラっとしつつA先生を待つという状況になる。何人かのお母さんが、「どういうことなんだ、これまで一度も時間通りに来たことがない」と怒っていた。実際先生はこれまで一度も定時にドアを開けたことがなく、昼はおそらく教員室で過ごし、ブザーが鳴ったらよっこらしょと教室に向かうという感じなんだろうなあ。

 いつも通り3~4分遅れで先生は教室に登場したのだが、その「さあて午後の仕事に取り掛かるか」という感じの無愛想な顔を見て、俺がこの人に親近感を感じない理由がよく分かった。この人は子供に相対するときに笑わないのが難なのである。プリスクールの先生たち並みに元気にとは言わないが、これだけの子供たちがきちっと座って自分を待っていたら、フツー微笑みを携えて教室に入ってくるくらいのノリにならんもんだろうか。昨日のフィールドトリップのときもただ義務的にそこにいただけで、率先して子供を楽しませようとか一緒に楽しもうとかいった態度は皆無だったし。つまり子供相手の職業なのに、普通の親並みの愛嬌すらもないから反感を感じるのだ。まあ萌はこの先生を含めて学校が気に入ってるらしいから、俺が文句を言う筋合いではないんだけど。

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 昨日の疲れもあろうと今日は帰った後ゆっくりと静かに萌と遊んだのだが、萌は久しくやってなかったプラ・トレインなどを出して、素晴らしく機嫌がよく楽しかった。

 先週から始めた日本語鍛え直しは、なかなか難しく苦闘している。俺と萌との会話で「英語を使ったら負け」ゲームをやっているのだが、改めてルールを決めてみると会話の実に多くを英語に頼っていたのが分かる。英語を使わないと会話が大変だし、萌は細かい説明 or 描写口調になるとどうしても英語になってしまう。萌に日本語を教えるのをサボっていたつもりはないのだが、これはどうも英語のほうが理解&解説しやすい概念というものが多々あって、自然とそっち方面は英語で構成されていくという感じなのではないかと思われる。とにかくゲームの時間外も昔のように、何を言うのにも日英両方でリピートするという方法で言葉を教えていこう。

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■ 05/11/02(水) 13:46:43 □ A先生問題
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 午後萌を迎えに行ったMが、「マザーズがA先生の子供扱いが厳しすぎるとかで不満を抱えて結託している」と心配している。「あたしはA先生はいい先生だと思うけどね、萌は彼女を大好きだし」というので、昨日彼女が遅れてきたことでマザーズがイライラっとしたことを話し(Mが話したのはやはり昨日怒っていた人だった)、「実を言えば俺もA先生が好きではない」と白状した。

 お前さんは自分が教師だからいつも教師というものに同情的で何事もポジティブに捉えるけど、子供といて笑わないというのは、キンダーの先生らしい態度ではないだろう。フィールドトリップのときだってただそこにいただけで親たちよりも匿名的だったし、そういう無愛想な人なんでしょ。そういう性格的なところが、無用に厳しいという印象を与えてるんじゃないの? それに加えて、数分とはいえ毎日確実に遅れてくるあたりのマイペースなところが、マザーズを苛立たせているんだろう。まあ君のいうように、萌たち子供らは先生に不満を持っているわけじゃないから、俺は文句は言わんけど。

 とここまで説明すると、普段萌を送迎する機会が少ないゆえに状況が分かっていなかったMも、なるほどねえと納得していた。まあ不満を持たれない教師なんてそういるもんじゃないのよ、とにかくマザーズの不満グループのドロドロに取り込まれないでね、と。了解しました。

2005/10/24

日記「スポーツにみる夢は」

「久しぶりのギター弾きまくり」「萌1人で泳ぐ」ほか。
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■ 05/10/08(土) 12:36:54 □ 久しぶりのギター弾きまくり
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 今日は久しぶりの全休。最近俺はどうもイライラがつのっていたのだが、8月以来オフなしで毎日送迎でドタバタしてたのだから、ストレスが積もっていたのであった。

Mと萌が車で出ると同時にギターとドラムマシンをアンプにつないで、爆音で弾きまくった。今回はちゃんとドラムとサイドギターを録音してからソロをダブで入れる。少しずつうまくなってくる。昔はあまりブルーズのフレーズは弾けなかったのだが(まあそんなにソロを弾きまくるような曲を現役時代にバンドでやった経験もないのだが)、いつの間にか下手ながらジミーペイジっぽいブルーズフレーズがけっこう弾けるようになっていた。


カナダに来て以来、アコースティックで1人で弾いていて気持ちいいようなフレーズを自然に手が練習していて、それでこういうブルース風のリックが身に付いたのだと思われる。長く1人ギターだったからリズムが前よりさらにヨレヨレになって恥ずかしいが(^_^;;)、そこはそれ、今後直していけばよし。

 しかしこうして録音してまで練習するのなんて高校以来という気がするな。音を研ぎ澄ませていくこと自体がやはり面白い。くーっとエモーションが突き抜けていくところがある。こういうブルーズなソロ設定にするとアンプもいい音がして、買ってよかったなあとエレキな喜びが湧いてくる。

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 今日の大オフ日のメインイベントはTVの「男はつらいよ 柴又慕情」(1972 年) 観賞だったのだが、よくなかった。思えば吉永小百合という人は俺が子供の頃から日本一の大女優扱いであるが、彼女の出てる映像でいいものなんてCMを含めても見たことがないのである。彼女に悲劇のヒロインみたいな役柄ばかりやらせる周りも悪いのだろうが、彼女があらわす可憐さだとか、(中年以降の)湿気のつよいなにものかには、ひどく古風で現代性がなく、廃れていくものを感じる。寅さんやさくらにはこの映画でも保存しておきたい高い普遍性があるが、吉永小百合が出ているシーンはいらないなあと思うのであった。

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■ 05/10/11(火) 10:03:28 □ 萌1人で泳ぐ
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 今日はスイミング。萌は顔をつけていられる時間が伸びている。もう一瞬ではなく、水の中で息を止めて我慢をする間が入っている。

 げっげー! そして先生の指導を受けた後は、フロートだけで1m以上、顔をつけ補助なしで泳いでしまった。たまたま一緒に見ていたAKさんも驚愕して「トモさんビデオ撮らなきゃ!」と声を上げるほど、画期的なシーンであった。すごい。センセーショナル。えらい。先生すごい。わお。先生がいいと子供はこんなにも目に見えて伸びるのだと改めて感じ入る。こういうのをナマケモノ先生らに見せてやりたいくらいである。

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 用事を足してから午後はライオンズパークへ。萌はもうプレイグラウンドに来てもそれだけでは盛り上がらず、自分の友達とここで遊びたいなあとずっとぼやいている。たまたま同じ小学校の別クラスの子を見つけ、目を輝かせて話しかけたのだが、そちらは姉や別な子らと連れ立ってきていたので萌とはあまり遊んでくれなかった。かわいそうなのでそこからは俺が本気で全面的に相手になって遊ぶ。

 プレイグラウンドは適当に切り上げ、川へと降りていくと、ちょうど今日からサーモンの遡上が始まったという感じで、ときたまバシャっと跳ね上がるのが見える。1つだけ大きな死骸もあった。夏は人が水遊びをし秋はサーモンが大挙さかのぼってくる。コキットラムリバーはいい川だなあとしみじみ思う。

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■ 05/10/12(水) 11:09:34 □ 友部正人で落ち葉かき
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 雨が降りそうなので朝から落ち葉かき。Pocket PC とヘッドフォンで MP3 をずっと聴きながら働く。落ち葉かきをしながら、「君がニューヨークに居るのと同じように 僕は東京に居る」と友部正人の声を聞くと、実になんだかふさわしいような気がする。君が東京で歌を歌うのと同じように、僕はカナダで落ち葉かきをしている。

 チューリップの曲を入れておいたのはチトまずく、「♪ほんの小さなーできごとにー」と流れてくると、中学生時代からの時の流れと距離の大きさが津波のようにおしよせて、涙腺がゆるみそうになってしまった(^_^;;)。しかしこういう圧倒的な感傷というのもなかなか普段味わえないので、このままにしておこう。

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■ 05/10/14(金) 09:33:41 □ 学校ストライキは終わる気配もなし
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 ジムナスティックス:今日は音楽を鳴らしてのゲームからクラスが始まった。これは半年以上やったナマケモノ先生のクラスではなかったことで、このN先生は本当に素晴らしい。生徒が早く着けば気持ちを汲んで時間前に始めてくれるし、ジム内の明るさや温度に気を配ってくれる。自身がお母さんなのだろうが、そうした優しさに満ちている。

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 結局、先週金曜から今日まで学校がストライキで全休になったわけで、学校というものがこんなにも長いストになるとは思いもよらなかった。考えてみれば数年前のバスのストライキも、1~2日で片付く日本の感覚からは信じがたいほど長かった(2~3ヶ月?)。カナダのストライキは労使双方本気で戦っている。

 想定外の子供の世話で誰もがヒイヒイいってるわけだが、俺は実を申せば学校がないほうがラクだ。学校があると萌と俺は、水泳体操日本語スクールと学校の間をひたすら駆け回って日々が過き去ってしまうのである。習い事だけの今週は、のんびりしていてラクだ。プリスクール時代に戻ったくらいのゆったりさである。LSも萌と同じ学校で去年は午後クラスだったので、お母さんは去年は本当に何もできなくて大変だったわよと言っておられた。そうなんですよねえ。

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■ 05/10/22(土) 11:35:51 □ 萌の言葉遣い
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 SHたちが芝居を見に行くとかで、SFが今日はうちで過ごす。こうして萌とSFの会話を聞いていても、ジムナスティックスなどで萌が友達と話しているのを見ていても気付くのだが、萌の喋り方から一時の英語幼児的押し付けがましさはだいぶ減ってきている。いまは自分の家にいるから、ゲームのやり方などSFにあらゆることを教えたくてたまらず喋りすぎてはいるのだが、そのトーンは問題なくなってきた。

 それからまた、最近萌は口答えをして俺を閉口させるのだが、

「だって前に○○って言ったじゃん」「だってマミーはいいって言ったよ」「(ご飯を手で食べるなといわれ)I'm trying not to!わざとやってるんじゃないよ!」

 と、いかにもな子供の屁理屈になっていて、その場では腹は立つが後から思い出すと笑える。

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■ 05/10/23(日) 10:56:46 □ スポーツにみる夢は
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 今日は雨。萌の昨夜の咳は幸い本格化せず。朝から「パーティの支度をするの」とあれこれと案を練っている。別にパーティなんてやる予定はないのだが、萌はそれが念願らしくしょっちゅう「パーティの支度」をやっている。「NRさんところでスシパーティやったじゃない、だからバースデイじゃなくても友達を呼んでいいでしょ」と、どうしても家でパーティをしたいらしい。実際萌はバースデイをプリスクールの施設を借りてやったので、家に友達を呼んでパーティをしたことがないからなあ。自分でセッティングをやって友達を呼びたいという気持ちはよく分かる。うーん。

 まる2週間のストはどうやら終わり、明日から学校が始まるらしい。交渉は教員組合の敗北的妥協で終わったようだ。

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 その萌の相手をしつつ菊花賞の録画を見る。ディープインパクトはスタートが良すぎて1周目のくだりでのっけから勝負体勢に入ってしまい、それを抑えるためにユタカが内に入れたのも嫌がって余計に興奮してしまいそうな気配もあって、かなりソーハクな展開となる。これはまずい。1周目の正面を口を割ったまま過ぎ、1コーナーをまわってやっと落ち着く。ステイヤー血統ならばここから息を整えていけば最後もしっかり伸びるだろうが、あれほどスピードのある馬なのでここまでのロスが最後に出るかどうかという感じ。

 この展開なので皐月賞のときほどの余裕は当然なく、そっと3コーナーを登ってそっと4コーナーを降り、さあ直線。しかしそこからの伸びは、ユタカの言うとおり天馬と呼びたくなるものであった。素晴らしいの一語。

 インタビューでユタカは、「よかったですねえ」と答えていた。さすがに彼はよく分かっていて、競馬にとってのめでたいことが損なわれなくてほんとによかったというレースであった。競馬だから今後負けることもあるだろうが(ルドルフだってこの後負けたのだ)、ナリタブライアンやその他のダービー馬たちとは違う、この馬が最強なのだというファンの夢を最後まで味あわせてくれる馬でいてほしい。オグリキャップのように。

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 夕方ダイジェストでボルトン・ナカタのウェストブロミッチ戦を見る。すごい。決定的シーンのほとんどすべてに、主役として絡んでいた。しかも、監督から注文を付けられているという「相手からボールを奪う」という仕事をやった後にそのボールをフィニッシュにつなげるという、文句の付けようのないシーンが短いダイジェストに山盛りであった。

 2点目をアシストしたシーンなどは、相手ボールになった瞬間に相手が予測していない反対側からダッシュして追い抜き足を入れボールをインフィールドへ蹴り出してつなぎゴールにつなげるという、アフリカ人みたいな意外性と判断力と技術を見せたシーンであった。初めて19歳くらいのナカタを見たオリンピック代表での、わざと普通じゃないプレーを楽しんでるのかと思わせたような意外性に通じるものがある。普通あそこで取りには行かないだろう。取りに行かなくても誰も彼を責めはしないから、相手も無警戒だった。ゴールしたFKを取ったシーンも、天晴れなまでの恐れを知らぬ飛び込みであった。

 ダイジェストだからしかとは分からぬが、これが本当ならばついに全盛期、あのペルージャ時代のナカータに戻ったのではと思えるほどの冴えわたりである。ピークを過ぎた選手を再生する名人だというこの監督の手腕は、行かなくても誰も責めはしないような場面で一歩を踏み出させてしまう、ああいうチクチクいびりによる動機付けにあるのかもしれない。パルマとフィオレンティーナではこういうタイプの指導者に出会えずに、あのナカタですらもどこか自分を追い込み切れなかったところがあって、プレー選択時にそれが現れていたのかもしれない。実際日本代表でだってこんなプレーはしていないのだ。

 ああうれしいぜ、ナカータ。やっぱり俺はあのペルージャ時代のナカータが、どんなサッカー選手よりも好きなのである。ナカータが最強なのだという夢を、最後まで味あわせてほしい。

2005/10/09

日記「ST家でジャムセッション」

「パンプキンフェスティバル」「萌のアニメーション」ほか。
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■ 05/09/30(金) 08:44:25 X キンダーのスポーツデイ
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 今日はキンダーのスポーツデイ(体育祭)。なのだが相変わらず日付以外学校側から一切情報がない。昨日先生に口頭で尋ねて雨天でも体育館でやるとは分かったのだが、何をやるのか、親も見ていていいのかは分からぬまま学校へ。



 学校に着くと教室で何か生徒に対して説明があり、やがてゲームが始まった。校庭のあちこち10箇所くらいにゲームステーションがあり、それを順繰りにこなしていくという次第らしい。なるほど。こうしてキンダーからグレード5まで全校クラスごとにスポーツゲームで1日を楽しくというイベントなのね。なるほど。親は見たい人だけが適当に残って見ているので、俺もそうすることにした。学年は違うがLSもいて、なかなか楽しかった。萌はクラスのどの子とも均等にコミュニケートしているようだ。グレード1の子もいるので体格が違い、ぶつかってぼかーんとぶっ飛ばされたりしているが。

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 午後はLちゃんたちと萌を久々に遊ばせてもらう。Lちゃんは言葉が分かりきらないキンダーで苦戦しているそうで、KD姉さんが自分の経験からそのつらさを分かって、いろいろと助言してあげてるのだそうだ。えらい。

 ネットでフランス語の初歩フレーズ集が見つかったので、俺も簡単なものを覚えていくことにした。まったく知識がゼロだとやはり拒絶反応が出てしまうので、せめてカタカナ発音でも、少しだけでも積み上げをしていこう。

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■ 05/10/01(土) 24:48:22 X パンプキンフェスティバル
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 萌を去年楽しかったパンプキンフェスティバルに連れて行った。今年も同じように楽しい。それにやはり年齢と共に萌にローカルな知り合いが増えているので、こういう地元イベントでは出かけるたびに友達に会い(今日はキンダーのクラスメイトが2人にキンダーダンスの先生がいた)、そのことも萌は「なんか今日は知ってる人ばかりだねえ」と、すごくうれしそうだった。

 屋台をブラブラ眺めていて、探していたカスタネットを発見し購入。それをカチカチいわせながら歩いていると、去年も見たようなスコティッシュバンドが演奏を始めた。元クラスメイトJSと一緒に最前列に座って見ていた萌は、途中から立ち上がって演奏に合わせ踊り、カスタネットをカチカチを鳴らす。バンドはそれにえらい喜んで、君は今日のベストオーディエンスだから賞品をあげようと萌にCDをくれるのであった。今年もよき秋の日なり。


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■ 05/10/02(日) 16:30:24 X ST家でジャムセッション
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義弟ドラマーST家で待望のジャムセッションをやってきた。ベースなしのセッションはツライのはあらかじめ分かっていて、ドラムとギターだけでもそれなりに聞こえる(ギターで低音部を補える)曲をいろいろ考えて向かったのだが、STが家で使ってるのはエレクトリックドラムなので、予想以上に厳しかった。

 STはアンプを持たないのでEドラムを俺のギターアンプにつないだわけだが、彼もアンプにつないだのはほとんど初めてらしく、「普段個人練習で使ってるヘッドフォンとは大違いのしょぼい音だ」とその違いに驚いていた。ちゃんとしたPAにつないで音量や音色をきっちり調整してやればよいのだろうが、ギターアンプではバスドラの音圧などまるで出ない。PCのリズムボックスを鳴らしてるのと大差ないのである。俺のギターの音色自体も、こういうバランスに苦しむ状態ではアンプの音色チューニングにも限度があったのだが、思ったほどいい音が作れなかった。楽器はなんでもそうだが、バンドで使ってみて初めて本当の音が分かる。

 そんなわけで「Cross Road」「Superstition」など、俺が低音リフを刻み続ける曲をやるとバッチリと決まるものの、その他のタイプの曲はやりようがないという感じ。俺が低音弦でべース部を常に鳴らしていないと音がスカスカで耐えられんので、ギターソロもオカズも入れられず、えらい単調で尻すぼみになってしまう。アコースティックドラムならSTが叩き方を変えてある程度カバーできるだろうが、Eドラムは強く叩いても音圧は出ないからなあ。やっぱベースがいないと、特にEドラムでは、ジャムは無理だ。

 盛り上がらなかったのはこうした音問題に加えて、STが叩けるほど知ってる曲は俺が知らないアメリカンで、彼がストーンズやビートルズは意外と知らなかったというのもある。「Around and Around」なんてバンドマンの間じゃ世界の常識かと思っていたが、カナダじゃ通用しないらしい。考えてみればラジオでツェッペリンやピンクフロイドの渋い曲(アルバムを持ってるファンしか知らないような曲)はバリバリかかるが、ストーンズはブラウンシュガーあたりしかかからないからなあ。ビートルズもしかり。カナダではZepの人気が飛び抜けて高いとは思っていたが、ストーンズやビートルズの認知度は日本より低いのかもしれない。それにビートルズやストーンズがやれてもあれは歌が入ってるからかっこいいのであって、ベースがない上に歌も聞こえない状態(俺がマイクなしで大声で歌ってはいたが)でガシャガシャやっていても、どうということもない。

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 そんなわけでパッとしないままジャム第1弾は終わってしまった。アンプを買って楽しみにしていたジャムセッションが思い通りにいかずに落ち込みそうなところはあるが、まあ俺もキャリアは長いのでこんなこともあるさとそそくさと片付ける。

 今度ローカルの新聞でベースを見つけて、ちゃんとしたドラムのあるスタジオに入り直そうとSTは言うのだが、俺はあまりその案に気乗りもしないのである。ただジャムセッションのためだけにそこまでするのもなあ。そうして人を探しても、どうやらやれるのはクラプトンの「スローハンド」な曲とかになるんだろうと思うと(※)、そんなの俺はうまく弾けないし、やっても楽しくないなと思ってしまう。

(※)STのバンドを見た経験から、「Lay Down Sally」とか「Further on up The Road」とか、あの辺がカナダバンドマンの「常識」レパートリーなのだと思われる。

 俺は別にただバンドをやりたいんじゃなくて、やっぱり好きな歌をやりたいんだよな。クリエイティブなシンガーのいるバンドで、皆でかっこいい音を追い求めるのが面白いのである。その中でギターを弾きたいのだ。これまでカナダで10年間バンドをやらずにきたのも、一時須坂に住んだときにTNとやらなかったのも結局、俺はバンドでジャムができればそれで楽しいという奴ではなく、バンド贅沢が身についてしまっている男だからなのなのである。

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■ 05/10/03(月) 10:54:01 X ベックで庭の落ち葉かき
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 中田のボルトンの放送がまたあった。中田が入ってからもう3試合目で、どうして中堅以下なのにこんなにやってくれるのか不思議。前回はまるで切れがなかった中田もさすがによくなっており、すでにCK/FKも任され、ボールに触れば何事かを起こせる力を見せている。パスの決断が早く、フォームの美しさが戻っており、そして狙ったところに飛びつつある。

 だが中田がトリッキーなパスを出すたびに敵と共に味方も意表を突かれて反応できないことが多い。昔の日本代表でもこんな風に、中田のスルーがフィールド上全員をスルーしていくというシーンがよくあった。中田が欧州に行ってからはあまり独善的なパスを出さなくなったのだが、このボルトンの場合は直線的にドーッと走りバシーッとつなぐというサッカーが持ち味で、中田のトリッキーなタイミングに慣れてないのだろうか。中田自身も、ボールが前後に激しく動くプレミアのペースにはやや遅れている感じがつよい。そのせいでボールに触る頻度が今ひとつ。

 おっ、PKボックス内でオーバーヘッドキックをやった。ヒットしなかったが、ボールが浮いた瞬間に袈裟切りに叩きつける体勢に入っており、この反応の速さはベストの状態に近いのでは。あと中田自身がメールで言っている通り、前よりもヘッドをまじめに強く競っている。当然競り勝つことも増えている。こうした進化も見えてうれしくなった。

 と、サッカーをつい45分見てしまったら他になにもせぬうちにもう萌を迎えにいく時間。まことに毎日あわただしい。

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今日から庭の落ち葉かきを開始した。フト思い付いて Pocket PC に MP3 を入れ試してみると、スクリーンをオフにできるので電池はえらい持つ。使ってない 128MB のカードがあるので、これを MP3 専用にして挿しておこう。アンプ購入流れで聴きたくなったジェフベックなんかを聴く。昨日のジャムでは俺のレスポール Jr の音は堅かったなあ、やっぱ物置のどこかにあったであろうストラトを持ってきた方が、出せる音に柔軟性があって遊びには向いていたかなあと考えつつ庭を掃く。萌は最近俺が弾いている「Cause We've Ended as Lovers」が気に入っているケド。

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■ 05/10/05(水) 10:41:24 X 萌のアニメーション GIF
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 朝から仕事を開始する。TV Japan で適当に日本語番組を流して横目で眺めつつ仕事というのは、なかなか素晴らしい快適さである。これに加えて外に出て昼弁当を買ってきて食べつつ仕事をしてた日本時代にはさすがに負けるが、萌のベイビー時代に働いていた頃は思いもよらなかった恵まれた環境だ。

 ふと気が付くと禁煙してから3ヶ月が経っている。もう普段タバコを吸いたいという欲求自体がなくなっている。こんな風に仕事が入ると、前はストレスから普段以上に吸っていたのだが。今はもう人が吸ってるのを見て、ああうらやましいなあと思うだけだ。まあ保険の不当なまでの格差がなければ、すぐまた喫煙者に戻るのは確実だが。

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萌が Pocket PC で描いた「アニメ」をアニメーション Gif にした。萌は構図とか動きとかを頭の中で計算して描いているのがすごい。天使がフレームをはずれて出て行くとか、文字がフェイドアウトして消えていくいうのを描いて表現してしまうところなんかは、まことに唸るしかない。

2005/10/01

日記「ギターアンプのよろこび」

「フランス語への抵抗感」「Rainy Days and Mondays Always Get Me Down」ほか。
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■ 05/09/17(土) 11:32:10 □ フランス語への抵抗感
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 朝萌が退屈しているので、欲しがってるカスタネットでも買いに行こうかと支度したのだが、萌が俺に延々とフレンチの講義を始めてしまい出掛けられない。適当に相手をしてはみるものの、フレンチは発音が英語と全然違うし、スペイン語みたいに単純な音ではないので(※)、どうにも聞き取れない。萌は俺に新しいフランス語を言わせようとカンシャクを起こし大声を上げるのだが、聞こえない音は言えないのである。いささかウンザリし、「そんなのお父さんが知ってるわけないでしょ。もっとやさしく教えてくれないと分かんないよ」とピシャリというと、萌はウェーと泣き出してしまった。

(※)スペイン語は発音が容易なので、アニメ「 Dora 」を見るだけで言葉を簡単に覚えられ、かつ「ファンタスティコ! デリシアッソ!」と響きがかっこいいので、覚えたら使いたくなる。

 こうしたフランス語の取り付くシマのなさと、萌の学校の情報面での不親切に対する感情が入り混じり、俺の中にはフレンチへの反感が育っている。そしてフレンチが萌の中で増えていくことに、ややイライラしているのである。しかし萌は新しい知識の吸収に精神が高揚しているだけなのであって、俺自身のフランス語に対する感情がどうであっても、それをむげにすることは許されん。気をつけないとと反省はするのだが......。

 Mも萌の日本語に関して、こうした気持ちを抱いているのだろうか。ある程度日本語ボキャブラリのあるMはこんなにサッパリなワケ分からなさは感じてないはずだが、萌と俺が話していることのすべては分からないというつらさはやはりあるだろう。フレンチが入ってきて、それを俺が味わっているというだけのことかもしれない。

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■ 05/09/18(日) 13:21:26 □ テリーフォックス・ラン観戦
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KT一家が走っているというテリーフォックス・ランを見に行った。彼らは結局見つからなかったが幸いに晴れたので、ぞろぞろと歩いている数千の人々を眺めていると楽しかった。テリーフォックス高校ではチアリーダーがランナーを応援してるのを見れたし、ゴール地点まで自転車で回るとステージにバンドが出ており、小規模ながらお祭りになっていた。走らない一般市民も楽しめるよう、もっと屋台などが出てほんとのお祭りにしておいてくれたら、俺たちもランチを食べゆっくりできてもっとよかったのだけど。

 しかしこういうお祭りはいいが、テリーフォックスの偉業うんぬんはあまりピンと来ない。ガン研究の資金が足りないならガン患者(テリーフォックス)が命をかけて走って訴えなくても、政府が出せばよかろうにと思う。テリーフォックスが命をかけたことは全くパーソナルなことであって、他人が感動するようなことだろうか。よく分からんのであった。フォレストガンプが大陸横断をしているうちに教祖になったというエピソードがあったが、それは全くテリーフォックスのことだろう。

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■ 05/09/19(月) 11:39:32 □ Rainy Days and Mondays Always Get Me Down
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 毎週のことながら、土日は友達と遊べないことが多いせいで萌は月曜朝にフラストレーションの頂点に達する。もちろん俺はアニメ作成ツールなんてものまで見つけてちゃんと遊んでやっているのだが、やっぱ萌は本当は友達と遊びたいんだよな、俺がいくら努力して遊んでやっても満たされないんだよなと思いため息が出てしまう。午後がフリーなら平日でも友達と遊べるのに。Rainy Days and Mondays Always Get Me Down。

 萌を学校に連れて行くと、クラスで友達といる間だけはパーフェクトにハッピーそうで、それが救いだなと思う。

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 その足で楽器屋へ行き、日本から持って帰ったギターをつなぐアンプの価格調査をしてみると、目標の $100 で 15W+リバーブというそこそこの家庭用アンプが売っていた。

 家に帰ってネットで調べてみると、この辺の最安帯アンプは値段はあまり下がっておらず、半導体の進歩で音や使い勝手がよくなっているという感じらしい。価格低下は中級以上のアンプに出ているようだ。フェンダーの 100W(ツインリバーブじゃないけど)でも US$300 あたりで、誰でも買える値段になっている。マーシャル2段積みは US$700 でさすがにまだ高いが、リバーブすら入ってなかった昔と違いデジタルエフェクト満載になっている。CUBE などもアンプにエフェクトが最初から入っている奴が人気なようだ。やっぱ半導体は安くなってもキャビネットやスピーカの値段はあまり変わりないので、出力は上がらないということなんだろうな。

 しかしどうせ一番安いのしか買えないとはいえ、80年代以来のアンプ購入なもんで、わくわくする。まるで初めてバンドをやるときみたいに胸が弾む。

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■ 05/09/20(火) 10:31:19 □ スイミングレッスン
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 今日からスイミングレッスン。萌は知らない大人と泳ぐのは初めてなのでどうかなと思っていたのだが、逆に先生や他のキッズと一緒であるゆえに、普段だったらやらないことにも萌はトライしていた。やっぱりクラスだからこそ勇気が出るものなのね。レッスンが始まったときには鼻つまみ顔つけまでしかできなかったのが、30分で鼻つまみなしでできるようになった。えらい。先生のやることもいちいち合理的で感心した(ストローを使ってブレスコントロールを学ぶなど)。

 しかし問題はそのままさっと水から上がってしまうことで、萌は水の中ですごく冷えてしまうのでいつも泳いだ後は暖まるまでジャグジーにゆっくり入れるのだが、先生はそこまで面倒を見てはくれないのである。他の子は大丈夫だわよとMはのんきなことを言っているが、萌は真夏のアウトドアプールでもすぐに体温が下がってしまう低血圧(?)な子なのだ。今日はとにかく急いで帰り、すぐにココアをやって温まるまで毛布で包んでやったが、この先気温は下がる一方なのだしこれはまずいなあ。レッスンの内容は文句ないが、これには困った。

 体温が上がり落ち着いたところで萌は友達と遊びたいとまた言い出す。午後から学校だからと言うと、「じゃあ朝はスイミングでアフターヌーンはスクールだから、ぜんぜん遊べないじゃない!」と、萌はついに核心に気付いてしまった。「うーん、そうなんだよ、学校が午後になってしまったからさ。仕方がないから、スクールのあとでちょっとだけでも友達のところを訪ねていけるようアレンジするよ、なるべく」「うん、そうして」。ふいー。

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午後KT・HN家に行けるように手配し、「友達に見せたいの」と萌が用意していたあらゆるクラフト類を持っていくべく整理していると、俺が気付かぬ間にも彼女はさまざまに素敵な絵や、俺には思いもよらぬような発想のクラフトを作っているのであった。友達に見せたいからとかわいいものをこうして大量に作りこむいじらしさに、こたえてやらねばならない。


 こうした才能が大人になったときに残るのか消えてしまうものなのかそれは誰にも分からないが、現時点で俺たちは間違いなく、アートを毎日目にしている。

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■ 05/09/22(木) 10:06:11 □ 狙いのアンプ決定
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 スイミングレッスン:来る前は朝から水泳はしんどいなあと思うが、室温の高いセンターに来ると体調も気分も自然と上がる。今日はフロートに両手を持ったままでのキック&顔漬け。これは前回の単純顔漬けよりもだいぶ勇気が必要なはずだが、萌は実に頑張ってやっている。クラスだと勇気が湧くなあ。これにはほんとに驚く。やることのレベルはどんどん上がっているのだが、先生が子供の恐怖感を上手に取り除いている。やっぱり専門家は違います。

 そしてまた冷えてしまった萌を急いでくるんで帰って暖め、体調をゆっくりと上げてからスクールへ。しかしちょっと鼻水が戻ってしまった。やっぱりスイミングで体温が下がるのはよくないのである。困った。

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 ついにアンプを2つ試してきた。15W の方は、もう全然駄目であった。どうやってもいい音が出ず、箱もスピーカーも小さすぎてビービーびびってるし、音は信号を半導体だけで強制的に歪ませてるのがありありで、これは楽器の音ではない。やっぱ $100 でディストーションにリバープ回路まで突っ込むというのが無理がある。

 がっくりし、同じメーカーで 10W 違いだからこいつも同じだろうと思いながら 25W の方も試してみると、こっちはつないだ瞬間ちゃんと楽器の音が鳴るのであった。おお全然違う。歪ませないクリーンチャンネルで自然にアンプがドライブして、深みのあるいい音で「鳴る」。キャビネットとパワーアンプとスピーカという基本がいいのである。ドライブ(ディストーション)チャンネルはかなり音が割れイメージ通りに歪ませることはできなかったが、これはギターとの相性があるのである程度使いこんで最適値を探さねばならない。これは決まりだな。個人の遊び用だけで 25W は贅沢だが、$150 でこの音が手に入るというのは素晴らしい。

 アンプを買うのに際して昔の日記のバンド関連部分を検索してみると、関東村や立川基地のこと、犬のビコや競馬のことが大量に書いてあって、懐かしさに延々と読んでしまう。まったく愉快な日々であった。いつかあの頃のことをネットに書きたいなと思う。

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■ 05/09/24(土) 09:24:18 □「男はつらいよ」
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 萌と俺は昨夜から今朝、ずっと咳が出ており苦しい。昨日子供らを呼んで遊んだのがまずかった。今週は水泳体操学校とフィジカル的にハードだったのだから、週末はゆっくりさせるべきだったのだ。萌のハピネスを最優先しすぎた。

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 夕方俺は体調が下がり、萌は割合に元気だったのでMにまかせて「男はつらいよ」を見る。やっぱりしみじみ面白いなあ、寅さんは。昔司馬遼太郎が、「寅さんはファンタジーだが全然非現実的な存在ではない」というようなことを書いていたが、よく分かる。

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■ 05/09/26(月) 10:31:33 □ ギターアンプのよろこび
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 萌は昨日から体調がよくなって、延々1人遊びをしていても機嫌がよいので助かる。俺の体調は咳がありまだまだ元気とはいえない。去年まではタバコのせいで風邪をひくと咳き込むのだろうと思っていたが、関係ないみたいである。この咳のおかげでタバコの代わりに中毒になっていたガムをやめられたのでよかったけれども。

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アンプを買ってきたぜー! 楽器屋で確かめたとおり、クリーンチャンネルは $150 のアンプとは思えない素晴らしい音がする。この歪ませないでリバーブだけかけた素の音にしびれる。俺が一番最初に買ったでかアンプとその次の真空管アンプはもちろんのこと、小音量のクリアサウンドだけの勝負なら愛した Roland CUBE 60 にもまろやかさで勝つかもしれない。Cube 60 はキャビネットがしっかりしすぎていて、かなり大音量でドライブさせないと音が堅かったのだ。

 それに対してドライブチャンネルは、これもやはり店で感じたとおり、いい音がなかなか出ない。ハムバッカーのヘビーメタル用にチューンされた安いディストーションペダルという感じで、ピンポイントでソロ用の音を作ればそれなりの音はするが、回路で歪ませてるという感じが強くコードを鳴らすと音がつぶれてしまう。でもまあドライブチャンネルはこんなもんでいいのだ。家の中ではフルパワーで鳴らせないからこんなもんだが、ある程度音量を出せればあの甘いパワーアンプ側にナチュラルなドライブがかかるので、プリアンプ側のディストーションを減らしより美しいコード音が出せるのである。

 AUX 入力端子に PC から mp3 音を入れてみると、適度に音が悪くなるのでギターの音とよく混じり、見事にジャムセッション風な感じになってしまう。こりゃ楽しい。萌がキンダーから帰り、初のエレクトリックサウンドを聞き興奮してタンバリンを打ち踊りまくる。やっぱエレキの力は違うぜ。そこでマイクもつないでやり、さっそく「Iko Iko」をタンバリン入りで合奏して mp3 録音した。音楽一家となりつつあります。


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 考えてみればこのコンピュータ全盛の世の中、MIDI を鳴らすリズムボックスなんかも当然あるだろうなと探してみると、「これ一つでオーケストラ演奏がやれる」みたいな DTM ツールはフリーウェアでも当然のことながらたくさんあるのであった。しかしやはり1から音を打ち込むのはとてつもなく面倒なので、適当にドラムだけ鳴らせるやつを探してみよう。

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■ 05/09/27(火) 11:20:11 □ ピアノもほしいぜ
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 昨夜フリーのリズムマシンと共に見つけた MIDI の DTM ツールのピアノで、朝萌をしばらく遊ばせた。やっぱりピアノは楽しいなあ。ギターは上手にならないと楽しめないが、ピアノはこうしてマウスで画面上のキーを叩いてプレイしているだけでも楽しめる。萌にエレクトリックピアノを買ってやりたい。

 しかしエレピってどうして $1000 もするのであろうか。音源はこうしてサウンドカードに載ってる程度の(おそらく)数ドルの FM 音源チップでもちゃんと鳴るし、カシオのキーボードなんかは $100 で買えるのに、ピアノは鍵盤を重くタッチセンサー付きにするのに大金がかかるのかな。この程度の音源でいいから(PC などにつなぐようにすれば内蔵アンプ&スピーカも最小限でいい)、数百ドルでエレピが出てほしいものだ。それ以上はどこの家庭にとってもハードルが高すぎるのである。BVのところなんか億万長者だけど、後々使うかどうか分からないといって子供にキーボードを買うのをためらってるもんな。

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 夜、俺自身の快気祝いにばりっと鳥のからあげとフライドポテトその他を作る。久々にうまい晩御飯。やっぱり主夫がご飯をちゃんと作らないと、風邪も治らないわい。

 こないだ包丁の柄が取れてしまったので、日本の出刃に似た中国向けの小さなナイフを買ったのだが、刃が広すぎてけっこう使いにくい。広刃は用途が限られるんだな。料理というのは本当に徹底して科学と合理性が貫いていて、こうして一つ一つ壁にぶち当たり、ああそうかそうかと納得することが多い。

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■ 05/09/28(水) 09:28:39 □ 家庭内スタジオを構築中
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 萌のキンダーガーデン全日デイ。今日は仕事が入る可能性があって空けておいたのだが結局ボツった。というわけで徹底掃除。咳も出なくなったので頑張ろう。

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 掃除の昼休み、PCでドラムマシンを鳴らしてギターを弾き、Pocket PC でMP3 録音する。昔はドラムマシンなんて買えなかったから、こういう遊びはできなかったもんなあ。便利な世の中になったものです。かなりリズムに没入し「ビーナス (The Roosters)」のコードカッティングをやって聞いてみたら、やはり微妙にリズムが前めに走るクセは昔と変わっていなかった。しかしこうして現代のテクノロジーを用いて練習できれば克服できるのではないかと思う。今頃克服しても仕方がないが。

 しかしもうすでにドラムマシンは鳴ってるし、その場で mp3 録音できるし、時間と根気さえあれば MIDI でベースも組めて、多分 HDD でマルチトラック録音もできるわけで、現在の PC を持ってすれば簡単に家庭内スタジオができてしまうのだなあ。すごいことだ。

 萌を拾ってその足でKT家を訪ねる。昨日MSさんの Flash アニメとゲームを大量に楽しんで感動したので、その話をしにいくのが目的であった。んでアニメの技術的な話を1時間以上もなにかのインタビューのように訊ねて話し込んでしまった。技術を持つ人の話は実に面白い。

2005/09/19

日記「学校の日々はじまる」

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■ 05/09/03(土) 10:25:14 □ 学校の支度
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 今朝は室内が21℃まで冷えていた。ヒーターが作動するのも間近な冷え込みである。BCはやはり日本よりだいぶ冷え込みが早い。

 萌の学校用品を仕入れにモールと文房具店へ。新年度前最後の週末、同じ目的の人々がぞろぞろと列を成している。クリスマス前に次いで混む日なんだそうだ。文房具に加え、萌がみつけた$1のカタナなどをゲット。萌は刀が実にうれしそう。

 特に必要もなさそうなのに、Mは萌の服を大量に新調している。聞けばカナダの場合エレメンタリー(小学校)入学ではなく、この5歳のキンダーガーテン(小学予科)をもって「ここからは学童」と区切り、ここまで我が子が大きくなってホロホロと感激するんだそうだ。だからこの買い物はわりあいに特別なことらしい。なるほどー。



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■ 05/09/05(月) 11:45:34 □ 謎の森探検
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 それぞれ別の学校へ行くことになる明日からは当分遊べない可能性が高いので、KT・HNを呼んでうちで遊ばせる。その間に俺は掃除。キッチンバキュームをお掃除ロボットにやらせてみたが、2度目でもマッピングはほとんど生かされてないようで初回とほとんど変わらないくらい時間がかかる。BRみたいに毎日やらせてるとその場所を覚えるのかな。

 やっぱこいつの仕事振り(どういうロジックで地形を解析してるのか)を眺めているのは楽しいが、自分でやれば3分もかからず終わる仕事だから、1時間近くもジージーとやらせておくのは馬鹿ばかしいといえば馬鹿ばかしい。ディッシュウォッシャーに通じる無駄さがある。

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掃除が片付くと、KT・HNを連れてうちからコミュニティセンターへ抜ける秘密の森へ探検に出た。期待通りにKTもHNもガンガンに盛り上がる。小さいとはいえ倒木のトンネルや丸太の橋を渡り謎めいたうっそうとした森を自由に歩き回れるんだから、冒険心はいやがうえにも盛り上がる。

KTが興奮してずんずんと一気に進んでしまうので、「このあたりを調べてみよう」などといって要所要所で止め、木の株をステージに見立てて歌を歌わせたりした。KTは当然のようにウルトラマンの歌を2番まで歌い、HNは「忍者のうた」を踊りつきで超大声で歌っていた。よかったよかった。

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■ 05/09/06(火) 08:14:30 □ キンダー入学日
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 本日はキンダー入学日。なんと萌とプリスクール時代のクラスメイト、DVとLRが別クラスにされていた。なんだこれは? 2クラスあるなんて聞いてないぞ。もしかして午前と午後の2クラスなのか? うちは午後に入れられて困っているのである。

 聞いてみると2クラスとも午後だった。はあ。クラスはやはり先生の顔見せだけであった。「ついにスクールだやったね」とこれだけ周り中で盛り上げておいて登校するんだから、もっと何かすればいいのに。別に日本みたいな全校入学式などいらんが。しかしいったいどういう基準でクラスを分けたのか、これでクラス分けは決まりなのかといった説明は一切なし。カナダの学校はプリスクール時代からそうだが、のっけから情報不足でイライラさせられる。

 帰ってから9月からの萌の体操水泳スケジュール等も入り、俺のこの先1年の人生は、萌の送迎にほぼ費やされることになった。まあ仕方がない。どこの家でも大体こうなのだろう。

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 夜、録画しておいた「謎のホームページ サラリーマン NEO」というNHKのコント番組を見て、久々に腹がよじれ息ができなくなった。カナダに住んでたらコントなんてまず見れないので、免疫がないというか、実に面白かった。

 NHKの Web サイトを見てみると、この番組の「監督」という人は意外にもアメリカのコメディのファンなんだそうだ。えーだってこっちじゃコントなんて一切やってないじゃんと思うのだが、「フレンズ」「スピンシティ」などのシットコムに啓発され「サラリーマン NEO」を作ったのだそうである。まあ確かにシットコム (シチュエーションコメディ) も、笑わせる場面場面はコントだとはいえるかなあ。

 だがシットコムは日常内のある "シチュエーション" での言葉の面白さがほとんどすべてなので、シチュエーションからしてあり得ないものを持ってこれてしまうこういう純コント番組の破壊的な面白さはやはり、ない。今日見た中で言えば女の子が焼き肉を取ってしまうやつなんかは「フレンズ」なんかでも十分にやれるが、会社の面接で「ギター侍」をやる奴、「アメリカンジョーク」をかます奴などといった窒息モノのギャグは、シットコムでは表せない。アイデアの生産量的に無理とは思うが(シットコムは才能ある脚本家を多数抱え込んでマスプロ生産をやっている)、このコント番組がレギュラー化してくれたらと夢見ずにはいられません。

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■ 05/09/07(水) 11:08:53 □ フレンチの授業始まる
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 今日からキンダーの午後スケジュール開始なのだが、昼間で退屈した萌が俺の邪魔をしまくり、俺は間歇的な掃除以外何もできない状態。午後クラスと聞いて恐れた通りになってるわい。ふいー。

しかしまあ学校へ連れて行くと、すでに数百人の小学生が昼休みで緑の丘を走り回って人生をエンジョイしており(友達のLSも発見、なんでこんなところに萌がいるのと呆然としていた)、こういうところに子供を入れられる俺たち親は幸せだと思う。萌は周りが盛り上げるものでフレンチもやる気満々で、行く道すがら車の中で練習してるし。

 フレンチクラスにはなんとあのサッカーボーイEDがいた。お互いに指をさして「ヘイ! サッカーバディじゃん!」と喜び合ったのであった。これは萌にとっては大きなプラスなり。

 今日は1時間なのでその場に留まっていてもよかったのだが、キンダーになるとクラスを見学するという雰囲気ではさすがにないので、野菜を買って帰ってきた。お茶を飲んだらまた行かねば。

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 NRさんが気を利かせて、午後ライオンズパークで近所キッズを全員集合させてくれた。プリスクール時代の友達とは、こうしてまめに連絡して会わせてやるしかないな。

 禁煙して二月、ニコチンガムもやめて一月だが、以降チューイングガム中毒になっていて、かつてタバコを吸っていたのとほとんど同じタイミングで強烈にガムが欲しくなり量が減らせない。一応「歯によい」と書かれたノンシュガーガムを噛んではいるのだが、最近歯にしみる感じが出てきて恐ろしい。砂糖が入っていなくても、ガムを噛むという行為自体が歯に大きな負担をかけるのかもしれない。タバコをやめたせいで歯を悪くするんじゃ切ないよなあ。これもタバコ・ニコチンガムと同様に、朝昼夜各1個パターンに持っていって、やめよう。依存症を治すのは本当に難しい。

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■ 05/09/08(木) 09:18:43 □ 日本語小学校も始まる
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 萌は昨夜咳をしており、今朝は元気がない。なんで今頃風邪かと思うが、学校が始まったのであった。風邪ウィルスは常に学校にありなのである。

 学校へ送っていきしばらくフランス語のクラスを眺めていると、やはり現時点では先生の話は全部英語なんだなと分かる。単語として「シャポーを自分の名札のところにかけて」といってフレンチが入ってくるだけ。萌は先生が言ってることを皆分かっているだろう。

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 その後本日から日本語小学校。先生は意外にも幼稚園時代と同じMS先生だった。それはラッキーなのだが、萌は半年分飛び級をして「週1クラスのB」に入ったので、このクラスは知らない子ばかりが8人。入ってくるときにEL他大勢の友達に会って盛り上がったのに、彼女らは普通に「週2クラス」に行ったので、違うクラスになってしまっているのである。飛び級をする以上これは分かっていたことだが、萌にとってやはりかわいそうで胸が痛む。おととしの幼稚園クラスで年長だった現6歳の子すら1人もいないのは意外だった。どうやら萌以外は全員去年「週1クラスのA」をやっていた6歳の子らしく、お互い知り合いみたい。

 このクラスでもまだおなじみの「あいうえお」は出るが、さすがに幼稚園までとは違って1日5文字と進行が早く、すでにみんなが知っているひらがなと絵を使って遊ぶといった感じで始まった。レベル的にやはり萌に合っており、向学心が自然に刺激されている。内容的にはこれで正解だ。友達がみな別クラスなのは本当に気の毒だが、その分授業のあと外で遊ばせてやろう。あと小学校なので幼稚園とは違い、おやつは出ないみたい。もう少ししっかりおやつを食べさせてから来るべきだった。

 前半45分、みな集中を切らさずよくやっていたが、このあたりで一休みしないと持たないかも。みんなブツブツ言い出した。そこから残り時間はゲームっぽいアクティビティ(大きなサイコロを振ったり)となったが、スナックタイムなしに1時間15分はさすがに観戦していても長いなあと思う。45分あれだけがーっと集中したら、残り時間はご褒美としてもっと遊びにしてくれたらいいなと思った。しかしそれでも最後まで子供らの気をそらさず持たせたMS先生のキッズハンドリング能力は、さすがである。

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■ 05/09/12(月) 13:23:26 □ カナダの小学校(予科)の印象
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 午後ピックアップ時に萌を学校で遊ばせていると、ジャングルジムで暴れていた知らない男の子が萌に、「お前の帽子と顔が嫌いだ」と言ったらしい。萌はショックを受けて俺のところに来たのだが、「あの子はさっき他の子を蹴ったりしてたからさ、何かで機嫌が悪いんだよ。こういうときはしょうがないから、『that's not nice』って自分で言いな。それでも駄目なら先生に言うしかないよ」と言い聞かせる。エレメンタリーともなると、こういう意味なくイジワルな奴とかやっぱりいるよなあ。かわいそうだが子供はそういう中で生きていくしかない。ふう(#ため息#)。

 俺は正直いってこの学校はまだよく分からない。何しろ全然説明がないまま毎日が進んでいる。水曜に説明会があるのだが、それまで親はワケも分からず放っておかれている感じ。今日になってから萌のクラスは隣のクラスより毎日25分短いことが判明したりして、なんか親の意向を無視して教師の都合に合わせているという印象が拭えない。どうしてこれで誰も怒り出さないのか不思議だ(俺は、自分が外国人ゆえに何か慣習を分かってないだけなのかもしれないと、怒りを内面にためている)。

 今日はスクールプランナー(予定帳)を半強制的に買わされたのだが、これが全面的にフレンチで、フレンチ英語併記になってないのでどのページが9月なのかすら分からず予定を書き込めない。フレンチエマージョン(※)だから親は非フレンチスピーカーのはずで、子供だって英語もまだ読めないのだから、いきなりこんな全面的フレンチのものを渡されても何も使い道がないのだ。フレンチ英語併記にしとけばカレンダーの読み方などを子供に教える家庭学習機会が得られるのに、こういうところも家庭環境を考えず強引だと思う。ふう。
(※)英語で授業を進めつつ徐々にフレンチを混ぜていって、長い年月をかけて子供に自然にフランス語を覚えさせるというカリキュラム。

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■ 05/09/14(水) 10:14:31 □ キンダーの説明会
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 萌は昨夜咳が止まらず、薬を飲んで寝直したが風邪はひき始めよりも悪化してしまったので、今日は学校が初の全日でもあり休みとする。

 そして俺はようやく ATF 交換に MIDAS へ。ここのおっちゃんはいつでも、「あっちもこっちもやっとかないと大変なことになるぞ」と脅すので、まるで大病の診察結果を待つ患者のごとき気持ちにさせられ苦手なのだが、こればかりはやる以外に致し方ない。

 しかし今回は珍しく何も文句を言われず頼んだことだけで終了。低回転で力強さが増して快適です。

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 夜、一週間目にしてようやくキンダーの説明会となる。内容的には問題ないが、なんで最初からこれだけの情報をくれず不安な親をまる1週間放っておくのか、そういう神経が分からずイライラする。そしてなんかえらいレベルが低いなと感じる。まるで初めてスクールにくる子供(とその親)を対象にしてるみたいだ。まあ4歳児のプリスクールは義務教育じゃなく有料なので、子供を入れられない家もあり、それを考慮してのことかなあ。

 しかしまる2時間いて結局のところ、どういう理由で2クラスが選別されたのか、なぜ時間が違うのかという根本的な疑問は解消されないまま、あまりにも遅くなったので帰宅。疑問はMが後日先生から直接聞くということにした。先生らがよけいなジョークを省いてくれたら終わっていたはずだが、やれやれ。

 なんかああいう先生は子供に物事を教えることが好きというよりも、子どもや親の扱いがうまい自分にほれぼれしてるんじゃないのかと疑う。まあ小学校の先生ともなれば、子供好きかどうかなんて問うことも野暮だが。しかし校長先生はワタシは子供が好きで好きでと全身でアピールしているよな......などと、全体に俺は情報を与えてくれない苛立ちからこの学校を斜に構えて見ているのです。

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■ 05/09/16(金) 08:07:07 □ ファンタスティコな体操先生
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 今日から朝の体操クラスで、あれこれと心配して俺は7時に目を覚ましてしまった。萌もまだ咳が出ているので、やや早めに起こし体調をゆっくりと上げていく。

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 ジムナスティックス・レベル2:時間帯がこれまでとは全く異なるので、見たことのないNNというおばさんの先生となった。これがやさしくいい先生で非常によろしい。カナダでは怠惰な若い先生たちよりも、年を取った先生の方が熱意があって(なければ年を取ってから体育の現場に出てこないだろう)いいのかもしれない。人数が7人とやや多過ぎるが、先生の適切な判断でテンポよく順番が回っていくので個々の運動量は多い。鉄棒で安全なところは2人同時にやらせて待ち時間を省いている。朝イチでジム自体が冷えて寒いのが難だが、これまでで一番充実している体操クラスなり。

 クラスの半分 45 分が過ぎたが、もうすでに今までの1時間クラスの運動量を上回っていると思う。運動量と時間が揃って 1.5 倍なので全体で活動量は 2.25 倍、疲れが心配になるくらいの充実ぶり。今は低いバーで逆上がりをやっているが、平行棒の演技で使う本当の体操の技を教えている。素晴らしい。ナマケモノ先生なんか見てると観察力がある分俺の方がよほどうまく教えられると思ったが、この先生はプロだ。新しい技を覚える喜びと、すでに上手にできることを先生やクラスに見せて演技する喜びが、萌の動きから立ち昇ってくる。あまりの素晴らしき教えぶりに、クラスが終わると先生に握手を求めてしまった。ファンタスティックなクラスでしたよ先生、といって。

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 さらにキンダーで今日は Terry Fox Run という行事があり、俺は一応ボランティアで応援役をやったのだが、キッズたちは小雨の中校庭100mを15周ほども走らされていた。萌は今日は明らかにオーバーワークなり、気の毒(^_^;;)。大きい子たちは実際に市内を走るらしい。雨で気の毒。

 そして1時間休んでピックアップ。ちょうどLSのお母さんを見掛けたので、LS家に寄ることにした。喜ぶ萌とLS。今日は実に充実し切った日であった。

2005/09/04

日記「今年も夏の最後はPNE」

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■ 05/08/23(火) 08:36:28 X お掃除ロボット
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 萌を起こしシリアルを作っていると、萌は「PLはどこ?」と聞く。「もううちを出たよ、今エアポートだね」と答えると、シリアルを食べる手を止めてポロポロと涙をこぼす。―――「しょうがないよ、PLだってノバスコシアに帰って自分のボーイズやハズバンドに会いたいでしょ」「うん、分かるけど」「e-mail 書けばいいじゃん、昨日の写真を付けて」「うん、そうして!」。

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今日は掃除&掃除。キッチンはBRのお掃除ロボットにやってもらった。これは家中をマッピングしながらバキュームをするという円盤状のロボットで、キッチンだけで初回マッピングに 30 分もかかるのでまるで現実的な道具ではないが、科学おもちゃとしては実に面白い。

 しかし主夫としては、実は床のバキュームがけなどはやれば終わる楽な家事の部類に入る。北米型バキュームはどでかくて使いづらく、うちのような壁穴式バキュームもホースが長くなり取り回しがつらいので、小型強力な日本製バキュームが手に入れば面倒さがさらに減らせるなあとは思うが。どうせ最新テクノロジーを使うなら、棚とか家具とかにたまるホコリをなんとかするロボットをこそ作ってほしかった。

 うちみたいに全面カーペット張りだと避けられないのだろうが、どれほど掃除してもあらゆるデッドスペースにホコリは否応なくたまっていき、除去するには小物をどけては拭きどけては拭きで大変な手間がかかるのである。蜘蛛みたいなロボットがカサカサカサと壁をつたい、棚から棚へと飛び回ってこのホコリをささささと吸い取ってくれたら、俺も感動するなー。

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■ 05/08/26(金) 10:10:21 X 日本語幼稚園の夏祭り
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 飛び入りで入れたもらったコキットラム日本語幼稚園サマースクールの夏祭り。騒がしくて説明が聞こえないため、何をしたらいいのか分からず萌はやや戸惑っているが、久しぶりに会えたELとずっと手を繋いでニコニコとしている。ELは萌のことが好きだよなあと改めて思う。

 まずカレーを作って、ついで各種ゲーム。要所要所で俺が黒子として飛んで行って、説明が届いていない萌とELに何をしたらいいのかヒントを与えたが、萌チームは玉入れと綱引きとで4戦全敗となった。相手チームの大きい子たちのルール理解力と萌たちとでは差がありすぎた。まあゲームだから負けても楽し。萌は学期末に風邪をひいて日本語幼稚園の運動会に出られなかったので、こうした運動会系ゲームを楽しめてよかったよかった。

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入れてくれてありがとうございました先生と礼をいって、次はサッカークラスへ直行。休む間もないハードスケジュールで、ずっと一緒のKT・HNは疲れてしまったのだが、萌は今日は気分が乗っているらしく、最後まで休みなく1時間ボールを追っていた。

 しかし萌はサッカーにせよ午前中の運動会ゲームにせよ、競技には向いておらんなあと試合を見て思う。楽しんでいるしボール技術も向上しているけれど、ボールをゲットしようというアグレッシブさが皆無なのである。たいていの子は人より早くボールを取ろうと集中して走るし、中には萌より小さくてもガツっと腰を入れて相手をブロックしボールを奪っていく見事な子すらいるのだが、萌はわっせわっせと群集を追って走るだけで、ボールには全然触れない。スポーツやゲームの中では取り合いはOKなのだということが直感として分かっても、ガツンと立ち向かっていくようにはならんだろうな。もちろん萌はそういう性格でよいわけで、体操など競争のないスポーツを楽しめばよし。




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■ 05/08/30(火) 11:38:09 X 久々のEL家
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 午後EL家へ。俺は萌を置いて買い物に行こうかと考えていたが、YRさんと話が弾んでステイする。YRさんとは音楽とか楽器の話でいつも盛り上がる。彼女はバリバリのクラシックピアノ演奏者で、ロックやギターのことは何も知らないのだが、やっぱ音楽というものはどこか通じているらしい。

 それとIRT歳半がじつに面白い。特に必要もなさそうなところでゴッと音をたてて頭をぶつけて通っていき、痛さを感じていないらしい。NRさんとこのTYもそうだが、男の子というのは神経密度が大幅に低いのかもしれん。女の子は最初から人間なのに、男子はまるで動物のごときである。面白い。

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 夕方ジムナスティックスに向かったのだが、入っていくと「今日はキッズクラスはないはずよ」と別のクラスの先生に言われた。ゲゲと青ざめる俺と他のお母さん2名。

 あわててスケジュール表をチェックすると、たしかにサマーコースは昨日29日までとなっていた。普通どこのサマーコースも今週一杯となっているので見落としていたのだが、それにしても先週クラスがあったのにナマケモノ先生ももう1人の先生も、これでおしまいともなんとも言わなかったのである。他のお母さん方もそのことに激怒。まったく最後まで徹底してやる気のなさを、そして子供やその親のことなどどうとも思っていないことを思い知らせてくれるわ、この先生らは。最近ナマケモノ先生へのクラス態度には辛抱できるようになっていたのだが、これでまたつくづくウンザリした。

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■ 05/08/31(水) 13:29:07 X ハッピーデイが続く萌
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 午前中掃除で昼飯後サッカー。午後はLちゃんのところに行けることになった。夏の終わりにハッピーデイが続く萌。

 萌のスポーツをするときの身のこなしには、どこかダンス的なものがある。ステップがトントントンとリズミカルで、走るときにも無用に体が弾んでいる。弾まないほうが当然スポーツ的には効率が高いわけだが、サッカーで踊る胸のうちが伝わってきてほほえましい。今日なんか特に夏の終わりの雨上がりで涼しくて、走っていて気持ちいいのだろうな。誰も見ていなくても何かとかっこいい Tomb Raider 風決めポーズをとっているところがまた笑わせる。

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 夕方萌を迎えに行くと、NRさん宅はいつものように子供たちがたくさんいて、託児所のようにすごい盛り上がっていた。俺が行ったら例によって悪役にされて攻撃され、またさらに盛り上がった。最近Lちゃんが周りに年下の子が多くなってきたゆえか年長者の自覚が出て、小さな子のケアをしているのが目に付く。「Lさん最近お姉さんだね。小さい子にやさしいね」というと、「そうだよ(当然じゃん)」と済ました顔をしておられた。こないだうちに来たときも、俺やMに接する態度が前より自信ありげになっていたしな。えらい。

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■ 05/09/01(木) 12:11:20 X 今年も夏の最後はPNE
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 今年も夏の最後はPNEPacific National Exhibition、遊園地&農産ショー)、現在野外ステージで萌のキッズショーを見ているところ。もう9月なので日向でもさほど暑くはない。



 ここまで萌はメリーゴーラウンドと回転ブランコ、つまり去年と同じライドしか乗っていないのだが、今年はMも必要とせず全部一人で乗りたがり、そうしている。轟音高速高恐怖の本格ライドにはまだまだ乗れないが、ライドに一人で乗れることが誇らしい様子。揺れるライドから群集の中に俺とMを見つけて、萌はじつにいい顔で笑う。何からなにまで君が、わかっていてくれる。僕のことすべて、わかっていてくれる。という感じ。




 昼飯後マーケット等をブラブラ。イベントスケジュール表をチェックしても見たいものは特にない。なんか4年連続で来ているが年々催し物はショボくなっていく感じがするなー........とファームエリアで家畜を眺めていると、外を巨大な動物のバルーンが通って行く。うわなんだと走っていくと、すんごいパレードが通って行くのであった。トラックよりもでかいトラが、船のようなトリケラトプスが、クレーン車のようなブロントザウルスが通り抜けていく。そしてその合間合間を、コスチュームに身を包んだ数百人の若いボーイズ&ガールズが歌い踊り歩く。そのボーイズ&ガールズの満面の笑みとエネルギーがお日様のようにこちらを照射してくるのである。萌は喜びに悲鳴を上げる。すごい。

 同じようなエネルギーを感じさせるものがその後もう一つあって、City Rhythm という演目が素晴らしかった。こういう 10-20 歳のキッズたちが歌い踊るものは毎年あるのだが、今年は「バンクーバー」というテーマを最初から最後まで通してあり、そのアイデアと洗練性が例年の素人芸とは比較にならない冴えなのである。

 スカイトレインの通勤で始まる忙しい都会の朝から物語は始まり、ありとあらゆる人種と格好の人々が町を行き交い、電話の呼び出し音が鳴ると同時に全員その場でフリーズして携帯を取り出し、ペラペラペラペラペラペラ....と高速で喋り出す。場内爆笑。いろんなスポーツの選手を模したり、オリンピック開催決定時の町の盛り上がりを表してみたりと、実に面白くてテンポがいい。たしかにバンクーバーってこういう活気がある町だよなと思わせる。どこぞ名のある、またはこれから名を為す舞台演出家がやっているに違いない。

 こういうマス(大人数)演芸には俺はけっこうからいのだが、この出し物には素直に感嘆して大拍手してしまった。100人でバケツを叩く楽団とか100人のタップダンス団体などが興行として立派に成り立ってるように、大勢でドンと拍子を合わせればそれだけで素人は喜んでしまうので、大人数モノはバンド等に比べると表現として最初から下駄をはかせてもらってるようなものだと俺は思う。が、このパフォーマンスは大勢がドンと揃っているからではなく、個々に値打ちのある若い笑顔が100個もずらりと登場してくるからよいのである。様々な人種、職業嗜好(=コスチューム)、年齢、美しい子やコミカルな若オヤジ、踊りのうまい子下手な奴、すべてを交えたボーイズ&ガールズが、ものすごいエネルギーで笑顔を放射し踊りまくる。そのまぶしさにこちらが打たれて笑ってしまうのである。

 日本でヨサコイ祭りというのがえらい人気だそうだが、それが評価されるのもたぶん同じ、ボーイズ&ガールズの笑顔によってだろう。バンクーバーの場合は笑顔に加えてありとあらゆる人種が揃っているところがやはり、実に素晴らしいと思わざるを得ない。


というわけで、油っこい屋台フードで腹具合が悪くなった他は萌はとてもとてもハッピーで、催し物も予期しなかったものがよくて、今年もよいPNEであった。だがしかしMの計算によれば今日一日で90ドルの出費だったそうで(入場料とパーキングで $42、ライドと食費がバカ高い)、やっぱ日帰りの遊びとしては飛び抜けて高い。ライドの1回の時間も去年より十数秒ずつ短くなっているし。まあでもディズニーランドとか行けばもっと金がかかるのだろうし、ハイウェイ1本でうちからは交通の便のいいPNEはやはりありがたい。

2005/08/26

日記「SH姉さんの結婚式」

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■ 05/08/13(土) 13:14:20 X Coquitlam River
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 Coquitlam River: NRさんたちと川へ。2年前に萌と見つけた最高のビーチは去年の大雨で流れてしまい、去年も今年もまったくこの川には来てなかったのだが、NRさんが探求して水量がたっぷりとある遊び場を見つけてくれたのだ。もうちと木陰が張り出していてくれるともっといいのだが、敷きものが広げられる草むらも少しあり、なかなかいいところだった。今日は夏が戻り強烈に暑い。子供たちが焼けすぎないよう気を遣って遊ばせる。

 2時まで遊んで帰宅。ふいー、今日は暑い。

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■ 05/08/14(日) 15:49:02 X ボーイズとジャムセッション
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 SH姉さんの結婚式のためノバスコシアから来ているM父に会うためにBV家へ。M父もGRも変わりなし。

 BVボーイズのところには楽器が揃っているので、ベースのBT、ギターのMAを入れて、アコギの俺とドラムのSTでジャムとなる。しかしプロのSTと俺はなんでもできても、ボーイズは自分の先生からコードを教わっていないのでほとんどなんにもできず。俺がその場で基本中の基本3コードを教えてやったのだが、それでもできなかった。前にも書いたがこれは彼らの先生が音楽ではなく、「Smoke On the Water のイントロ」「Stariway to Heaven の1番まで」といった一発芸だけを教えているからで、音楽のツボをいまだ未知なためどう教えてもついてこれないのである。MAがギターで弾ける曲に俺がべースでSTと共に合わせたときだけはさすがにパーフェクトに決まったけど、それ以外はどうにもこうにもであった。残念。

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■ 05/08/16(火) 14:17:10 X へイへイPL
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ノバスコシアからうちに滞在中のMの学友PLのために、天ぷらを作った。IKEA 鍋での天ぷらは狙い通りには行かなかった。この IKEA 鍋は広口すぎるからか油温が上がらないのである。温度が低すぎてからっと揚がらず、時間がかかって衣が固くなってしまう。まこと天ぷらは難しい。というか電気ストーブでうまく天ぷらをやるのが難しいのか。

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 萌は毎日寝るまでPLと遊んでもらっているのだが、どうしてこんなにも盛り上がっているのか不思議だ。たぶんPLが甲高い声を上げてちやほやするタイプじゃなくて、落ち着いた声で萌の興味の行く先を先回りして喜ばせてくれるからだろう。萌のドローイングを見て、「線が子供の落書きというよりすでに『アニメ』の影響があるわね」と指摘したり、さすがに職業作家(処女作出版準備中らしい)は目の付け所が違うと思わせるPLさんである。

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■ 05/08/17(水) 09:25:56 X キッズサッカー
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キャンセル待ちに入れてあったKT・HNと一緒のキッズサッカーに入れるとの電話が朝イチであり、行ってみるとKT・HNが何故かいない。まさかキャンセルはKT・HNだったりして ^_^;。雨上がりで涼しい中クラスは始まった。けっこう本格的で、トラップ&インサイドキック、ドリブルで皆の周りをぐるりと一周といった、基本スキルの練習から始まった。女の先生が2人で10人ほどを見ており、なかなか楽しそう。萌も楽しんでいる。

 サッカーのあとプレイグラウンドで遊んでいると、プリスクールで一緒だったJSが現れ萌と遊び始めた。さらに知らないボーイズも加わりえらい騒ぎになる。端から見ているとみんな口調がキツイので、ハッピーに遊んでいるのか喧嘩しているのかよく分からない。こうして普通のカナダキッズ遊びを見ていると、萌に命令口調をやめさせようとしても無理というか、意味のないことに思われてきた。

 命令口調は嫌だがそれが子供間のスタンダードなんだし、そうした強い口調でなければこうしたカオス状況では意思が通じないのだろう。俺の目の届くところで遊んでいる場合はやっぱり直してしまうだろうが、それ以外はあまり心配せんでおこう。

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■ 05/08/20(土) 17:41:03 X SH姉さんの結婚式
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 本日はバンクーバー・ダウンタウンの立派なホテルでめでたくSH姉さんの再婚セレモニーおよびSFの養子縁組おひろめなのだが、長い。こんなに長いパーティなのだとは知らなかった。ふいー。

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 結局午後2時半から始まり6時半頃に残るは家族だけとなり、そこで散会。長かった。カナダの結婚式とはこういうものなのか、公証人によるセレモニーの後は食事もスピーチも演し物もなく、ただただ 100 人ほどの人々がワイン片手に4時間立って談笑するのみ。演し物はともかく、食べ物がオードブルしかないのには参る。飢えない程度にオードブルはあるのだが、クラッカーとか生カキとか食っても落ち着かん。まあ日本と違ってお祝い金(って、なんていうんだっけあれ、忘れた)などを取ってやる披露宴じゃないので、食事がないことに文句も言えないが。




 萌はお祖母ちゃんからもらった着物を着れてうれしく、皆にほめそやされてまたうれしくて、退屈せず子供らやMの友達とずっと遊んでいた。俺は知らない人と話をすることなど何も思いつかんので、手持ち無沙汰この上なし。パーティ会場で Pocket PC を出して読み物をやってるわけにもいかんし、いっそMKに萌を預けて外にタバコでも吸いに行ければよかったのだが、禁煙するとこういうところも不便なり。

 そういうわけで結婚セレモニーといっても俺にとってはただただ大勢の人々を眺めているだけのイベントで―――MK他親戚内のオトコたち全員もほぼ俺と同じありさまでボーゼンとしていた―――、何の感想もないまま終わる。

 ただひとつ、SFの養育家族(養子縁組には至らなかったがこれまで面倒を見てくれた人々)と、彼女を受け持ってきた2人のソシアルワーカーたちが、SFの縁組が決まって本当によかったという顔をしているのが印象的だった。恵まれない家庭に生まれながら気丈に明るいSFは、これらの人たちに愛され支えられてきたのだろう。

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■ 05/08/21(日) 12:02:33 X「Mojo Working」
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 今日は休みかと思ったら午前中突如ST家を訪問し、夕食は人々を大量に呼んで寿司を作ることになった。ヘェ。

 入居したばかりのSTたちの小振りな家は、隣町 Maple Ridge とはいえ郊外方面なので思ったよりもずっと遠かったが(片道20キロ20分)、築5年と全てが新しくいかにもケアがラクそうでうらやましい家であった。昔は人の家のことなど気にもしなかったが、家事がしやすい家かどうかが気になるこの俺(笑)。

 楽器はアコギとアンプなしのエレクトリックドラムしかなかったのだが、1曲だけ「Mojo Working(Muddy Waters)」をガ・ガ・ガーンとジャムする。エレクトリックドラムのパタパタというリズムが入るだけでもギター1本では味わえない強力な生バンドダイナミズムが出るので、萌が興奮して喜び、その後ずっと「I got my mojo working!」と歌っていた。ブルース教育効果高し。

あとから萌が、「ロックスター Tomo 」というかっこいい絵を描いてくれた。このSTとのバンド演奏により俺が尊敬を勝ち取ったのは間違いない。


 しかしやっぱ俺はギターアンプを買うしかないぜ。今アンプっていくらくらいするんだろう。今どきというか最後にアンプを買ったのが 85 年のアブスト解散コンサート時なので、あれ以後いろんな電気製品同様価格破壊が起きているのかしらん。そうであってほしい。

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 そして午後刺身のいいところを仕入れてきたが、予想通りADとSH以外は食べなかった。考えてみれば寿司を食べたことのない人に寿司を出したがるのはMの癖で、いつも出すほう出されるほう共にがっくりすることになるのである。これで今日の客には「あたしは日本食は駄目だ」というイメージだけができてしまう。ギョーザとかそういうはずれのないものにしとけば済むのに、つまらぬことである。このことであとでMと喧嘩になる。

 しかし金曜からADとSHは休みなく結婚関連行事続きで、かつまだ終わってなくて明日も続くというのに、往復2時間のここまで呼び出すのは気の毒なことだった。ノバスコシアから来てくれたSHの友達全員をここに連れてくるのだけが目的だったわけで、ADは寿司を食った後はただ庭で犬たちの頭をなでていた。「疲れてるでしょ」と声をかけると、「ああ、この週末は長いよ」とため息をついていた。お疲れさまという言葉が英語にないのが、実にもどかしいのであった。

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■ 05/08/22(月) 12:33:32 X お疲れ様でした
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 果てなく続く家族行事。今日は夕方またバンクーバーのダウンタウン。ヘェ。

 招待を受けたダウンタウンのレストランというのは、ベルギー王室で修行を積んだADの親友がやってるという、地元雑誌の「Best French Restaurant Award」とかを受けている有名な店なのであった。それでわざわざみんなをここまで足労かけて呼んだのね。

 で出てきたパテとかは皆見事にうまく、美味だがショックを受けるほど口内にケモノくささが広がるヤギのチーズも味わえ、カナダで最高の肉を最高のフレンチシェフが焼くとどうなるのかという興味で発注したステーキもうまかった。まあ肉はどれほどシェフが頑張っても日本で食うものにはとうていかなわないのだが、なるほどテキはこういうソース(ペパーとクリーム)で来るかという感じ。デザートもなかなかだったが、一番うまかったのは食後のコーヒーだった。「これはうまい!」とLDと共に唸ってお代わりをしてしまった。声が出るほどうまいコーヒーなんていつ以来だろう。

 萌は食べ物は先に出てきたオードブルとパンだけでお腹が一杯になってしまったが、皆が食べ終わるまで静かに行儀よくしており、談笑タイムになると皆の椅子をかわるがわる訪問してはちやほやされて喜んでいた。帰りの車で萌は爆睡。みんなこの結婚の儀、本当にお疲れ様でした。当人のAD・SHも、ノバスコシアから来てくれた友達も、そして俺たち家族も。

2005/08/25

日記「イトコボーイズに夢見心地」

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■ 05/08/03(水) 14:01:11 □ JK家のプール
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 朝から掃除をしていると昼過ぎに隣のJK家プールから水音がまた聞こえてきて、窓から覗いた萌がKTが泳いでいるよと興奮する。これを隣から眺めているだけというのは酷な話なので、JKにお願いして俺と萌もプールに入れてもらった。カナダの個人家プールは、こんな5x5m程度の小さなものでも深いところはきっちり2mあり、足がつかず恐ろしい。BVのところとおんなじ。ダイビング用なんだろうか。入る際萌にライフベストを着けるよう、JKとCLがかなり怖い顔で俺に推奨していたが、ここは確かに子供用のプールではないのである。萌はライフベスト着用の経験がないので浮き輪で入ったが。

 15分ほど泳いだら萌が満足したので、後は水に入っちゃ駄目だぜと言い含めて俺は家に戻り掃除を続ける。JKっていい人なんだけど、プールに浮かんで昼間からビールをかっくらってガッハハハと笑っているもー絵に描いたようなカナダのおっさんなので、何を話せばいいのか全然分からん (^-^;。まあ実を申せば近所の家はみんなガハハといってるのであって、うちだけが違うんだけど。

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■ 05/08/05(金) 10:00:43 □ Cliffhanger クライミングジム
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 今日からニコチンガムもなし。もう禁煙して1月を超えたのだが、タバコ吸いたさは実はここ1週間くらい前よりも強くて、ニコチンガム1日2個でも不足を感じるくらいなのである。7年も前にやめたMでもいまだに吸いたいことはあるのだそうで、まことタバコ中毒というものは根深い。肉体よりも精神的な依存なんだろうか。あまりそのことを考えないようにして過ごしている。普通のガムを噛んだら助けになるかなあ。

 夏休みでうちに滞在しているERも連れて、今日はクライミングジムへ行く。兄貴のBTは運動が嫌いなので留守番となる。BTは自分でも「生まれる家を間違った」と言ってるのだが、親父SCそっくりの 185cmx80kg 級のボディを持ちながら、スポーツ一家内のスポーツ嫌いで困っているらしい。

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 ◆13:23 Cliffhanger クライミングジム。Tomb Raider のララそのものの格好となった萌はERの手本を見てからいくつかの壁にトライする。かなり高いところまで見事に登り拍手。


だがじきに疲れてしまった。昼飯抜きゆえ萌のエナジーが枯れたせいもあるが、クライミングジムというのはやはり5歳には無理があるなあと思った。登ること自体は楽しくとも、それしかないのでよほど熱中しないとやがて飽きてしまう。壁を蹴ってロープにぶらさがってフリーハンドで降りるといった楽しみを覚えたらまた別だと思うが、このアクションが初回の萌には理解できなかったし(俺はクライミングのライセンスがないので手が出せなかった)。

 これは本格的なスポーツで楽しいのは間違いないが、楽しむにはルートを策定してチャレンジするスポーツマインドと、ロープにぶら下がっても壁に叩きつけられないだけのボディコントロールが必要で、敷居はそれなりに高いと思う。小児が定期的に楽しむような遊びではなさそうだ。

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 晩飯後ベースを持ってきたBTとジャムを試みたのだが、やっぱBTやMKは「Zep の Black Dog のイントロ」とか「ジューダスプリーストの△■□★のリフ」など、先生に教わったかっこいいリフ以外は何もできず、1曲通して弾ける曲は1つもないらしい。基本コードも知らないので曲を教えてジャムすることもできない。こういう子供だましの音楽教授法をやって金をとる教師というのはほんと腹が立つ。「これができるようになったよ」と弾いて見せられる曲は増えても、ベース&ギターを弾く力は1年前からまったく伸びていないのである。

 目に見える成果(=レパートリー)が上がらないと音楽教師は金を稼げないのかもしれんが、本当にやる気があるなら、もっと簡単な曲を1曲弾き通させてコードと構成を理解させるとか(1曲完璧に弾けると飛躍的に応用力がつく)、子供に音楽を教える方法はいくらでもあるわけで、要は手抜きなのだ。

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■ 05/08/06(土) 10:27:40 □ イトコボーイズに夢見心地
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 夏の最盛期が過ぎ涼しくなってきた。日は差してるので午後はそれなりに暑くなるだろうが、今は高原の朝という感じ。

 萌はうちに長期滞在してるイトコボーイズ(小学生)たちの仕事を手伝って朝から遊ぶ。会話を聞いていて気付いたのだが、萌はたとえば「Don't do that! You can do this instead!」とイトコたちとほぼ同じことを言っているのだが、トーンが堅くてえらそうに聞こえる。萌の命令口調に困って「Can you~?」を足せといっつも俺は言ってるのだが、トーンコントロールの方がより重要なようだ。

 英語は口の筋肉に力を入れないとちゃんとした発音にならず、幼児は口に力を込めて喋るゆえにトーンが硬直するのである。この傾向は英語だけの子にもあるわけで(SMなんかいまだにそうだし)、萌はその辺の力加減がまだ下手だということなのだろうな。いずれ直るのは間違いないが、どうしたら訓練になるのだろう考える。萌には一応トーンコントロールについて説明してみたが、当然分からず。

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 ボーイズのリクエストでハイドクリークセンターのプールへ。萌はボーイズと共に人口川を流れ遡り最高に楽しそう。浮き輪でこのプールに入ったのは初めてだが、浮き輪は最初からバランスが取れてるので体の自由度が高く、静水エリアでは脚でしっかり体をコントロールして自在に方向転換してキックで泳ぎ、川ではMKの介助でくるくると旋回している。見事なり。

 Mをはじめカナダの保護者には、「ひっくり返ると危険だ」と浮き輪否定論が強いが、いずれにせよ水中では大人の保護が必要なわけで、介助が前提ならば身動き取れなくなるライフベストなんかより軽快な浮き輪の方が楽しい。

 しかしイトコボーイズの滞在のおかげで萌はもう夢見心地というか、終日ほとんど萌を2階で見ることがない状態(笑)。たまに上がってきたときに声をかけても、もうロクに返事もせずに用を済ませてまた階段を駆け降りていく。俺はまるで休みをもらったかのように、ただ送迎と食事を提供するだけで毎日が過ぎていく。ボーイズがウンザリしてるんじゃないかと俺は心配してるのだが、Mは大丈夫大丈夫と言う。

 今日は最後に「ラピュタ」をERに見せている。もう何度も見た映画なのに、ERたちと見ているだけであのうれし顔(笑)。萌に兄弟がいればこんなふうに、いつも子供だけの世界へ旅立ち俺とMを休ませてくれるのだろうか。

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 夜萌を寝かせていて猫の話になったので、「あのさ、AIちゃんとこのチビがね、死んじゃったかもしれんってOKOおじちゃんが言ってたよ。いなくなっちゃったんだってさ。猫は死ぬときに森に行って死ぬことがあるんだ」と説明してやった。すると萌は、「じゃあ神さまにお祈りしてあげよう。猫の国にいけますように」と、うちの守り神である観音様に手を合わせてくれた。

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■ 05/08/11(木) 09:51:05 □ KT・HN来訪
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 IKEA に買い物に行く用事があるのだが、萌がKT・HNと遊びたいといって来てくれぬ。まあたしかにしばらくKT・HNと遊んでないしなと呼んでやることにした。

 KT・HN来訪、みなで楽しくやっている。うちは子供が一人なのでよその家よりおもちゃ系が不足しているのだが、やっぱ買い物遊びとかお母さんごっことか、子供はあるもので満足するんだなあと改めて思う。HNが前回うちに来たときよりも飛躍的に言葉が発達して、ままごとで「ですます」を使えるようになっている。「うつくしいこころがじゃあくなこころをうちやぶる!」とか、なにかのアニメらしいがよく分からない、かっこいいことも言ってます。

 午後はバックヤードで、MKのハンモック等で盛り上がる。昔ツリーハウスを作るという困難なプランをMKは練っていたが、このハンモックは充分な代用品になっている。KT・HNが退屈したらゲームをやらせてやろうと用意しておいたのだが、終始盛り上がっていて出番はなかった。呼んでやってよかったよかった。しかし今日は日陰ではもう風が冷たくて、半袖では寒いほど。日々秋の気配が濃くなっていく。

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■ 05/08/12(金) 11:48:46 □ 高性能な鍋たち
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 IKEA へ。今日のメイン目的は古くなった我が家の鍋一式を全取っ替えするというもの。こないだ行った大型調理器具屋にあったものは豪華で気に入らず、シンプルな IKEA 鍋にしようと決めてきたのである。が、サイズがどうも完璧ではない。今使ってるセットよりもわずかに大きいものが欲しいのだが、洋モノ鍋は容量が大きくなると深くする傾向があるようで、縦長の鍋というのは底までかき混ぜるのが難しく不便なのである。

 広口鍋も1つだけあるのだが、この鍋が今の鍋より約 1cm 浅い。今の鍋でも吹きこぼれに悩んでいるのに、さらに浅くなってしまうのは問題である。帯に短したすきに長し。

 萌をプレイエリアに預けて1時間、自分にできるあらゆる調理シーンを頭に描き、上記広口鍋が入ったセットにもう一つ中鍋をスチーム用内鍋と共に加えるとたいていのことはできると結論し、吹きこぼれはとにかく試してみないことに分からないので買ってきた。厚底で熱が均等に広がるため今よりは悪くならないかもしれん。とにもかくにもこの IKEA 鍋は、ほとんどキャンプ用品といったそっけないステンレス&電気ストーブに最適化された厚底溶接という単純な作りがよい。

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 で帰ってささっとブロッコリを中型鍋でスチームしてみると、完璧。これで野菜調理が格段に合理化された。そして続けてスパゲティを作ってみると、もー驚きの違いなのであった。いや味は腕前と材料次第なので器具がよくなってもよくはならんが(^_^;;)、スパのお湯はぐらぐら煮立っても吹きこぼれないし、ソースパンはぜんぜん焦げつかない。厚底による熱量の均等化が見事に効いているのである。調理器具ってこんなに性能の違いがあるものなのか。IKEA 鍋に感心するよりも逆に、今までそれほど性能の低い鍋を使っていたのかと呆れてしまった。

 そういえば買い替え前のあの鍋たちは、10年前お互い無職で結婚したときに、グランヴィルストリートの調理器具屋まで歩いていって一番安いセットを買ったのだと思う。あの頃二人のアパートは、裸電球まぶしくて。んで今まで特に買い換えを考えたこともなかったのだが、これほどまでに性能に違いがあるものなのだと知っておればとっくにそうしていたぜ。貧乏で無知であった。阿呆であった。とにかく調理の楽しみが増し後片付けがラクになって、よかったよかった。

2005/08/05

日記「日本語サマースクール」

「猫のちび失踪の知らせ」「サマースクール盆踊り」ほか。
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■ 05/07/25(月) 08:45:05 ■ 日本語サマースクール
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今日からB市日本語学校のサマースクール。「いいなあ、楽しそうだなあ」と盛り上げていると、「お父さんも来る?」と萌はいう。「いや大人は仕事してろってさ」「いいよ、大人だってそっと来れば分かんないよ」などとうれしそう。

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NRさんカーに便乗して来てみると、教室が足りないとかで上下級クラスが合併され、総勢26人という大人数になっていた。ボランティアのヘルパーがたくさんいるので面倒見の人員は足りているが。そして今年もあの先生は、朝イチでさっそく写真を撮っている(笑)。

で2時間のオフなわけだが、まあ時間も半端だし今日は掃除だな。

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サマースクール終了。なんか早起きと往復移動と掃除と炊事で、俺は疲れた。萌はあー楽しかったとさっそく踊りのおさらいをやってます。

日本にいたときにホテルの有線で聴いて覚えてしまった、「♪俺の話を聴けえ」という歌が NHK でやっていた。クレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」という歌だった。あのオヤジだったのかー。なるほどー。これが 2005 年日本旅行の思い出ソングとなってしまったのである。

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■ 05/07/26(火) 11:11:11 ■ カーシェアリングはありがたい
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今日は萌とLさんをサマースクールまで送迎して一日が終わり。暑くて人間も車もへロへロだ。カナダは湿気がないので日陰はまったく大丈夫だが、日向とガンガンに熱せられた車の中はやはりしんどい。

サマースクールの後はジムナスティックなので、帰宅せずヨロヨロと松ずしへ向かってLさんを受け渡し軽食をとり、ジムへ。ナマケモノ先生たちもジムの暑さ(30 度無風)にラリっている。ナマケモノ先生はSTという先生と今日は組んでるのだが、こっちの人も仕事は半人前なので、2人でちょうど足りる感じ。もう今は萌もナマケモノ先生とでも快調にやっている。暑い。松ずしで冷たい缶コーヒーを買ってきておいてよかった。

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帰りは暑さもひと段落。萌はさすがに今日は疲れたようで、帰り道静かだった。帰ってからはずっと絵を描いてます。

しかし今日はバーナビー2往復でガスも時間も消費した。NRさんと日替わりで送迎をするカーシェアリング制にしてよかった。しなかったら5日で300km=37.5L 近辺だから、バカにならんエネルギーの浪費である。2往復で消える時間も2時間だし、子供たちの楽しみのためとはいえ、まじめに考えるとこんな距離を毎日通うのは馬鹿ばかしいものがある。地元幼稚園のサマーコースもこうした大イベント型だったらよかったのだが、ちらしによると「勉強のおさらい」だそうなんだよな。せっかくの夏休みなんだから、夏の思い出になることをさせてやりたいのだ。

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■ 05/07/27(水) 09:27:10 ■ ちび失踪の知らせ
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弟家の猫のちびがふらっと出て行き、戻ってこないとOKOからメール。ついにそのときが来たか......。井の頭時代から数えて満 16 歳だもんなあ。今年会えてよかった。ほんと。萌も「ちびちゃん」といって覚えてくれたし。ちび自身も俺の愛情を思い出して、膝に乗ってくれたしな。

ふー、萌を送り出しこれから夏の休日が始まるというのに、ため息とともに過去回顧モードに突入し 1989 年からの日記を読み返してしまう。ちびが俺たちのところに来た頃というのはやっぱり、バイクに MTB にキャンプにバンドに競馬に釣りに関東村警備と、俺たちの遊びライフ絶頂期だったから本当に思い出深い(関東村は遊びじゃないが)。ちびも井の頭や武蔵境で自由を謳歌してたしなあ。

もうトシだったので今年1年はボーナスだったとお前はいったけれど、ちびは体力のある若いときにあんないいところに住んで夜ごと駆け回り木に登り、老いてからは田舎で静かに暮らしたわけで、全体によい人生だったことだろうと思う。後半生はお前とMKさんのおかげだよ。礼を言わせてもらうぞ。


とOKOに書いて送った。ふー。同じことは俺たち自身にも言える。若いときにあんないいところに住んでスリルに満ちた青春を送り、老いては田舎で子供を育て静かに暮らしている。

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■ 05/07/28(木) 10:29:19 バーネット・マリンパーク
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サマースクールのフィールドトリップでバーネットマリンパーク。この公園は涼しいのでMも久々に一緒。萌は青森からきて英語の勉強をしているというお姉さんとパートナーになって、夏の海辺を楽しんでいる。このあたりは鳥のフンでバクテリアが発生して水に入れないのが残念。



KT・HNもあとから加わったのだが、プリスクール終了後しばらく会えなかったからなのか彼らがバチっと一目で盛り上がってくれなくなっており、萌が困っている。皆を盛り上げるために俺もつきっきりで遊んでやった。これから8月中はしょっちゅう会えるだろうが、9月以降は学校も空き時間も違ってしまうからなあ。フレンチスクールに進むために友達に会えなくなる萌を思い、気の毒さがつのる。

フィールドトリップが解散して自由時間になり、みなで砂遊びを続けて、KTとHNがいつも通りハッピーになったところで残念ながらも時間切れで帰宅。しかしやっぱビーチの砂遊びは楽しい。Parksville のホテルのビーチは、遠浅で水が引くのは楽しいがサンドビーチがなかったから海としてはつまらなかったなと今になって思う。

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■ 05/07/29(金) 09:51:23 ■ サマースクール盆踊り
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サマースクール最終日。今日は教室にちょうちんなどがすでに飾られ、午後は盆踊りで盛り上がること必至である。

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サマースクール最後は盆踊りの演舞で盛り上がるだろうなあと楽しみにやってきたのだが、なんかさっさと終わってしまった。先生たちが一生懸命やってるのは分かるが、子供たちは家でも練習するくらいその気になっていたのに、イザ始まると「決めたとおり遅滞なく」という大人たちの心持ちが段取りに現れ、子供のパフォーマンスを充分に引き出していないように思われる。

具体的にはラジカセの音量が小さすぎて盆踊りの歌が聞こえないのと、混み入っていて踊りの輪が半周も回らず、俺たちがいた位置からは萌も他の知ってる子もよく見えないまま終わってしまったのがつまらなかった。せっかくなんだからもっとステージの構成を考えて盛り上げればいいのにと思うが、まあこんなふうに考えるのは俺が昔バンドで、オーディエンスの反応を考え曲順などを真剣に決めていたからかしらん。

ともあれ工作も歌も踊りも萌たちは存分に楽しんだと思われ、NRさんカーにみなでガヤガヤと乗り込んで帰ってきた。お疲れ様でした。

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■ 05/08/01(月) 12:35:58 ■ 「海外子女・帰国子女」
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朝方豪音と共に大雨が降ったのだが、起きたら晴れていた。今日はそのせいで風が涼しい。BCの最も暑い日々はこの雨で終わったなという気がする。午後プレイグラウンドへ。なんとプールが閉まっていて公園にも誰もいない。まるで夏が終わったみたいだ。寂しくなってしまうなあ。

朝の雨で野球場の砂粒がきれいに揃っていることに気付いた萌が、木の枝で地面に絵を描き始めた。俺も加わったのだが、これが暑くてしんどいのに盛り上がってしまってやめられず、二人ともヘエヘエいって汗をかきながら巨大地上絵を描いたのだった。絵が好きなのはよいこと。

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TV Japan で「海外子女・帰国子女」という番組があったのでなんだろうと録画しておいてみたら、ビジネスで一時赴任の親というのは、日本に戻ったときに子供をどう適応させていくのかということをやはり心配しているらしい。そういう親のためのコンサルタントビジネスの自己紹介的番組だった。

まあそういうこともあるだろうなと思うが、日本から「帰国子女受け入れ校代表」とかで私立の中高の教頭格を何人も呼んで、「どんな帰国子女に来てほしいですか」「そうですね、自分でものを考え自主的に問題を解決するようなお子さんが......」なんて話をしているのでだんだんと腹が立ってきた。あんたは会社の人事係か。うちの学校は雰囲気がいいし教師も経験豊富だから、どんな帰国子女でも安心して任せてくれとか、そういうコトをいうのが教育者じゃないのかね。

それにだいたい「帰国子女受け入れ校」ってのはなんなんだ。「帰国子女拒否校」なんていう差別的存在が日本にはあるのか? ―――まあありそうなところが純血国家ニッポンの恐ろしいところだが、少なくとも公立中学では言葉ができれば受け入れを拒否するなんてできないはずだろう。どうして日本の学校関連のオヤジというのはこううさんくさいのであろうか。それに対して ESL を当たり前のものとして各小学校に用意してくれているカナダのえらさよ。

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■ 05/08/02(火) 11:01:12 ■ 避暑地の夏
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萌はKT・HN家へ。午後迎えに行くと以前の通りにバッチリ遊んでいた。よしよし。AYさんたちと涼しい庭でスイカをいただきながら、東京に住んでたときには山に行く日をもう本当に夢見て汗水たらして働いていたものだけど、カナダに住んでると最初から避暑地にいるようなもので、夏でもわざわざ海山に涼みに行こうという気にならんですよという話をした。MSさんも俺と同感だそうである。まあ海山はともかく、8月の残りの日々にイベントはできるだけ入れたいけれども。