2005/08/03

日記「バンクーバーアイランド Parksville へ」

「命令口調問題」「It's like we're in art」ほか。
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■ 05/07/12(火) 10:53:41 □ ジムナスティックス大盛り上がり
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 禁煙してから 10 日が経つが、朝や夜の皿洗い時にやってくるタバコ吸いたいフィーリングの強さは、前とぜんぜん変わりないように思える。したがってニコチンガムも朝夕1個ずつの状態から減らせない。まあガムの方は半年までは別に心配せず服用してよいとあり、健康には害はないのだろうが。それにまあ again、そういう禁断症状がないときはほとんどタバコのことを忘れているというのが大事なのか。ときおりそれに気づいて自分で驚くのである。タバコ依存は徐々に消えているんだろう。

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 ジムナスティックス:なんと信じがたいことに曜日とクラスを変えてもなおナマケモノ先生になっていた。このカナダビジネスのいい加減さにはもはや絶句するが、先生が目の前にいるので失望を表情に出さないよう必死に努力。まいった。

 今日から新しい先生だと言ってあったので萌もガックシする。別のクラスに行きたいと言うので、「仕方がないよ、萌は鉄棒をクリアしてないから次のクラスには進めないんだ」と説明すると、そうかゲームと同じなのねとすぐさま納得した(笑)。

そしてクラスが始まってみると、何の問題もなく萌は課題を楽しむのであった。火曜は生徒数が少なくて順番がどんどん回ってくる。萌は完璧なまでに Tomb Raider のララとなり飛び回る。平均台では横移動をし、マット上では後ろを確認しながらホップバックし、トランポリンからは「ララ・ダイビング」を決めて大盛り上がり。この夏彼女は運動能力が大きく伸びている。今日はトランポリンのお尻バウンスと膝バウンスを突如きれいに決めてしまった。Tomb Raider ごっこで毎日跳んでいるおかげで、イメージと体の動きがどんどん噛み合ってきてるのだと思う。一緒に体操してる子ともえらい仲良くなりずっと笑い話しながらやっていて、よろしいよろしい。

 まあもうこれでいいか。二度念を押して先生を変えようとしてダメだったものをさらにいう気はもはやせんし、ナマケモノ先生もバイアス抜きで見て熱心になっており、今日のクラスは体操そのもので充実している。この夏はこのクラスでいいかと結論づける。

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■ 05/07/13(水) 08:38:16 □ SMとLS来訪
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 午後LS来訪。ちょうど間が悪くSMもやって来てしまった。SMがまた意地悪を言うかなとやや心配してみていると、萌はLSと盛り上がっているので、いつものように大声でいばるSMの態度にぜんぜん気圧されず無視している。LSも英語が話せるのでSMがいばると口答えするし、こりゃ大丈夫か。SMが例によって自分のいうことを聞かない萌にいらだって「あたし帰る!」といったときにも、萌とLSは「OK、バイバーイ」と意に介さずであった。だんだんとこうしてたくましくなっていく :-)。

 しかし結局SMは帰らず強引に萌を独占して、LSをのけものにしてしまった。そういうつまらない状況になってもニコヤカに笑ってるところがLSのいいところなのだが―――じっさいLSは常時ハイパーで俺とまともに口をきいてくれんが(笑)、威張ったり気分を害したりするところが全然なくていい子である―――、せっかく来てくれてるのに邪魔されて気の毒だ。考えた末、SMがまた威張って機嫌をそこねたのをキリに、「じゃあ萌とLSは日本語の勉強せにゃならんからSMは帰ってくれる?」と家に帰した。

 するとLSと萌は即座に日本語に切り替わって盛り上がり、MKが加わるとまた英語に戻って、夕方まで延々と盛り上がっていた。よしよし。俺はその後買い物に出たのだが、LSは帰りたくないと最後は泣いてたらしい。そうかそうか。またいつでも遊べるよ。

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■ 05/07/14(木) 01:28:19 □ 命令口調問題
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 子供たちを午前中に遊ばせたいと向かいのALにいわれたことを思い出して、RBをうちに招く。向かいに住んでいながらALが引っ込み思案? なせいでRBと遊んだのは久しぶりなのだが、喋り方がえらいしっかりしていて大人みたい。いつもALといるからかしら。まあ英語キッズは日本語キッズよりも言葉は大人びるのだが。

 しかし萌は年少の英語キッズと遊ぶときにはSMやKTみたいな命令口調になってしまう。前からそうだが、英語がフルエントになったせいで最近は余計に押しつけがましくボッシーになっている。RBが無口なせいもあって話が弾まず、気まずくなりがちな今日。弱ったなあ。

 萌はもちろん威張ってRBをコントロールしようなんてつもりはないのだが、このトーンコントロールは実際難しい。後からこんこんと、「あれは日本語だったら『これやれよ!』『こっち見ろよ!』って言ってるのと同じなわけよ。分かるでしょ? もっと普通に、『Can you~?』ってやさしく言えばいいじゃん」と言い聞かせた。

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 午後はウォーターパークへ。久々にいい天気で水がまぶしい。水鉄砲を買ってきたので水中 Tomb Raider ごっこで盛り上がった。萌を遊ばせながら無線 LAN ポイントがないか Pocket PC でスキャンしてみると見事にホットスポットが。げげ。さっそく ICQ をつないでMKを呼び出す。「ホットスポットがあったぜ!」「どこに?」とそれだけだったが、外でつながっているということにけっこう興奮した。出先でネットはモバ時代からソフトウェア・ハードウェア的になかなか実用化できなかった野望なのだが、公園で歩きながらチャットだもんなあ。すごいことだわコレは。

 小さな Web ブラウザに美麗な写真とクリアフォントが映っていると、見ていて楽しい。後藤新弥が秩父の洞穴登りをしている写真記事がスポーツ新聞にちょうど出ており、Pocket PC を通してカナダのさわやかな夏の光の中に日本の蒸し暑い夏のアウトドアの匂いが漂い、胸が締め付けられるほどうれしかった。

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■ 05/07/15(金) 08:16:25 □ やってくれたわ名メカニック
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 この冬以来車が右にそれていくのを直すべく、アラインメントをやってもらうため雨の中 OK Tire へ。オーナーのおっちゃんがテストドライブして診立てをするんだそうだ。メカの兄ちゃんもタイヤを見てくれているが、異常磨耗などはないから見ても分からないだろう。しかしそうして自発的に見てくれるところが誠実なこのショップ。

 とりあえずコーヒーとドーナツを補給して戻るとインスペクションが行われており、すぐに説明がある。やはりフロントが狂っているが、一番直進性に影響の大きいキャスターはフロントショックのディメンジョンが狂っているせいで調整では直せない。穴に落としてフロントショックを傷めたんじゃないかとの診立てであった。身に覚えはないので、買ったときから直進性が今ひとつだった理由はそれだったんだなあと合点。

 現時点でできることはトー・インの矯正だが、それで右へのそれが直るかはおっちゃんにも分からない。何もせず検査代を払うよりは直るものだけでもやってしまう方が当然いいのでお願いする。

 それに加え、リアショックが疲弊して通常の入力ではほとんど減衰してないねとも教えてくれた。戻り側のダンピングが弱すぎてショックを減衰しておらず、フルブレーキング時にはリアが爪先立ち状態になってグリップが弱まってるんじゃないかと。なるほど。だがまあそこは前後輪が常時つながっているレガシィだから実感としてグリップの心配は全然いらないことは知っているが、強い加速時などリアに荷重がかかるとユラユラすることがあるのはリアショックの問題だったんだろう。やっと分かった。

 まあ10年17万キロの古い車だからOKになればいいんだよ、そこまで完璧にしたいとは思わないと言うと、分かる分かると賛同してくれた。このショップはタイヤ交換時の印象通り、正直でよろしい。

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 そして待つこと30分、おっちゃんは「まるで新車だぜ、もう全然それないよ!」といってテストドライブから戻ってきた。げげ効いたのね、ありがとー!トーがやはり内向き過ぎていて 1/2 インチ直したのだそうだ。

 車をぐるりと回すだけでステアの整合感が違う。やや重くなったステアから、左右の車輪がちゃんと同時に動いているのが分かる。今朝まではそこからしてヨレヨレだったんだなと改めて分かる。Lougheed を戻ってみると、たしかに右への引っ張り完璧になくなった。これまでにない「タイヤが平行です!」という音がしそうなびしっとした直進性。おー、やってくれたわ名メカニック。やったー \(^o^)/。

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■ 05/07/20(水) 13:46:42 □ バンクーバーアイランド Parksville へ
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 ◆16:26 フェリー乗り場。混んでいて目指した 5:10 に乗れるかどうか微妙なところ。駄目だった場合はメルたちは徒歩で乗り、俺が1人で車を運ぶこととする。

 ノースバンまでのハイウェイはパワー・ハンドリングともに申し分なく、特にアラインメント調整済みのハンドリングはシュアで非常によい。コーナー入り口でコブシをひねるだけできれいに旋回に入って行けて快感。

 しかし Horseshoe Bay までの登りは、毎度ながらしんどかった。フル乗車エアコン入りで急坂なので普段使わない領域の負荷がかかり、レガシィは震えている。がんばれ。2年前のウィスラー行きよりもさすがにパワーが落ちてるかもしれん。

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 目指していたフェリーは九分九厘だめであろうとの見通しで、俺一人残る。まあ Pocket PC もあるし食べ物もあるし、車の日陰サイドに座っていれば風はさわやかで、ゆっくりと待とう。ふー、タバコが吸いたい。それだけが不足。

 と思ったが車列が突然動き出し、ボートが増発されると連絡があり、50 分 程の遅れで乗ることができ、Mたちとも船内で無事合流。やれやれ。

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 そして島に着きモーテルまで30分。待っていてくれたSF&ボーイズとわーっと話をして、萌は満足して寝てくれた。明日はこの夏一番の夏日との予報。たっぷりと遊んでくれ。

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■ 05/07/21(木) 10:39:30 □「It's like we're in art」
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 朝イチでMと萌はビーチコーミング。俺は朝飯を食い、ずっと萌と遊んでくれているSFと初めて話をした。13歳じゃ大人の外国人と話したことなどそれほど経験がないだろうが、萌と一緒に絵を描いていて、「これは mythological な(神話上の)生き物でドラゴンっていうの。mythological って知ってる?」と俺に質問したりして、共通の話題を見つけて話をしようとするやさしさがある。

 そしてもう一度ビーチコーミングに行こうと皆で出て行ったのだが、やはり水辺は寒い。萌はSF・ADと一緒にいたのだが、波しぶきを浴びてすっかり冷えてしまった。寒がるので中断して俺たちは帰ってきたが、着替えて毛布に包まりじっとしている。この寒風の中泳いでいる子供すらいて驚くのだが、萌は基礎体温が低いんだろうなあ。

今回は親戚勢ぞろい。Mはこの Parksville が大のお気に入りで、来年のために隣の一番いいバンガローをいま予約しようなどといってるのだが、BVらは「はるばる来ても別にうちのホワイトロックビーチと変わらん」と言っているらしい。そのホワイトロックビーチは俺から見れば隣町のポートムーディあたりのビーチと別に変わらんので(ホワイトロックが遠浅なのは違うが)、BCの海はどこに行ってもあんまり変わらんというのが正直な感想だ。「海だ!」と胸が踊るような気持ちはさほど湧いてこない。でもまあこれは文句ではなくて、単に普段の生活環境が恵まれててありがたいので、バカンスで遠出しても大幅なありがたみ向上はないということなんだけど。

 そんなわけで、別に来年もここに来るならそれはそれで異論はないが、ここじゃなくてもいいというのが俺の気持ちであるのだが、あんま冷めたことを言うとMがかわいそうなので黙っていた。どっちかというとハリソン温泉の方がまた行きたいという気持ちがある。あそこに滞在中そんなに盛り上がっていたわけではないのだが(プールに入る以外やることはなかったし)、意外にもあそこでの旅情が胸に残っている。なぜだろう。単にお湯のおかげかなあ。

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 萌が暖まったので、去年も行った大きなプレイグラウンドへ。町中はジリジリと音がしそうな真夏の日差しだったが、この町は内陸部はどれほど暑くてもビーチは海風で常に涼しいらしい。バンクーバーアイランドが本土よりも素晴らしいとは別に思わないが、この風向きのおかげで夏は涼くて人気なのかもな。萌はSFと共に各種ジムとウォーターバークで遊んだ。

 そしてモーテルに戻ってちょっとだけ海に入り(波打ち際の海藻さえ我慢すれば海水は意外にも暖かかった)、寝る直前まで皆と一緒にキャンプファイア。


 というわけで、なんというビッグ&フル・オブ・ファン・デイだったことでしょう、モエ・サカタ。日没寸前8時半頃の海は素晴らしく美しく、海のかなたにBCメインランドの山々がかすんでいる。萌は「山が絵みたいだね。It's like we're in art」と詩的な感想を述べていた。この景色はさすがに島ならでは。

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■ 05/07/22(金) 08:46:46 □ 今年もなごみの Coombs
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◆10:44 片付けを終えて出発。MKの代わりにERがうちの隊に加わりミニゴルフ。萌は最初は楽しんでいたのだが、飽きて腹が減って機嫌が悪くなってきた。やっぱりビッグデイの次の日は疲れがあるのか調子が出ない。

 屋根の家にヤギが暮らしている Coombs というリゾート村でランチ。ERが一緒なのでこれで萌の機嫌もよくなった。ここは軽井沢みたいで今年もなごむ。日陰で1時間のピクニックでのんびりしています。コキットラム周辺にもこういうところがあればいいのに。


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 18:03 フェリー出航。萌はこの旅行でイトコたちにものすごい勢いで喋り続けて、また一段英語のフルエンシーが上がったのだが、どうにも命令口調が直らない。本人はイバっているつもりはないのだが、一番ダイレクトな口調が命令口調である英語の場合、適切なトーンで喋るというのは一つレベルが上の訓練が必要なことらしい。イトコたちは皆年が離れているので萌の命令口調を笑って流してしまい、トレーニングにはならないし。ERなんかは特に気立てが超やさしいので、今日なんか終日全く萌の言いなりで気の毒であった(笑)。

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 9時半帰宅、お疲れさまー。結局旅先でネットはチェックできなかったので、急いで相撲の結果を見る。琴欧州と朝青龍だけが2敗、これは優勝決定戦になるかも。

2005/07/20

日記「うーたんの絵描きうた」

「真の禁煙」ほか。
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■ 05/06/26(日) 10:46:33 □ 新しい家族
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 新たに家族に加わった SF 13 歳に会いに Tsawwassen SH家へ。ブランチ後萌はSFたちとプールへ連れて行ってもらう。プールを眺めながらMに聞くと、SFは実母の精神状態に問題があってやはり大変な家庭境遇にあったのだそうで、だがとてもそんな風には思えないほど明るい。すでにADに父の日のプレゼントを作ったり、Mに「SHは本当にナイスだ」なんて言ったりして、SHとADが新しい家族になったことをすごくうれしく思っているらしい。萌にも、「もうじき毎週会えるようになるわよ」と言ったのだそうで、萌が後から喜んで報告していた。あまり波風のない家庭に育った俺にはちょっと想像することが難しいような、彼女のそのポジティブなえらさなのである。ロックであるといえる。

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 MKが帰り道に世界最小 VAIO でワイヤレス LAN の電波拾い遊びをやってたのだが、PoCo の町に入ったらピコンピコンといくらでも電波が拾えて驚いた。うーむ街はこんなに使える LAN 電波に満ちているのか。俺の Pocket PC にもほしいぞ LAN カード。まあ独身時と違い、『一人で外出してコーヒーを飲みながら Pocket PC で新聞を読む』なんてシーンはほとんど現実的にあり得ないのだが。

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■ 05/06/29(水) 10:46:33 □ Tomb Raider の危険な森
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 コンフェデ杯ブラジル・アルゼンチンは、始まってすぐにアドリアーノの怪物ズドンシュートが決まり、思いもよらぬー方的なスコアとなった。とんでもないよなーアドリアーノは。

午後から暖かくなったので萌と散歩に出た。公園の森にさしかかると、茂みの中に小道ができている。するとたちまち打ち合わせもなく、俺たちは Tomb Raiders となって暗くキケンな森へと突入したのであった。倒木を超え水たまりにかけられた橋を渡り、宝の小枝を拾い hidden route を探索して、超盛りあがった。

 危険な冒険を終え公園に出ると、アルゼンチン代表のシャツを着た一家とバッタリ出くわす。勢い込んで「今日の試合見た?」と訊ねると、小学生くらいの女の子はうつむき、一緒にいた兄が「見たよ」とうつろな表情で答える。......聞くべきではなかった ^_^;.....、と気づくがもう遅い。仕方がないので、「まあとにかくエキサイティングなゲームだったねそれじゃ」とその場をすばやく立ち去った。冒険は予期せぬ出来事に満ちている。

 しかしやっぱり日本は敗退したとはいえ最後が格上を脅かしてのドローだから後味はいいが、決勝で地上最大のライバルにボロ負けでは、(お母さんは英語を分からぬようだったので生粋のアルジェンティーナと思われる)あの一家はさぞかし落胆してるのだろう。カナダのサッカー代表は弱いが、何のトーナメントのときでもこうしたサポーターに町で会えるのが楽しい。

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■ 05/07/01(金) 09:52:50 □ White Rock ラン
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 朝の1本でタバコが尽きた。大缶1缶で3ヶ月持ったわけで、これくらいのタバコで健康に害があるとは思えないのだが、生命保険に入るためにはやめざるをえない。とほほ。これから昼間はニコチンガムでしのぐとして、もう1缶買うべきか否か、迷う。

 日本の生命保険は、万が一の場合の不幸の代償に宝くじみたいな金銭が転がり込むもの、みたいな感覚があるのだが、カナダでは掛け金は高いのに入る金額は小さく、リスクが「万が一」ではなく「千人中何人」というところまで計算しつくされているのだと思われる。そしてそのリスクは町でごろごろ見かける小錦タイプの皆さんも大量に含んで計算されてるのではないかと疑う。でなけりゃこんな料金体系にはならんだろう。―――と、タバコが吸えないせいで、こんな八つ当たりフィーリングが胸にトグロを巻いている

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ノバスコシアから出てきたTHを訪ね、ホワイトロックで散歩。ここはシーリゾートだったのね。ビーチといってもギブソンズ同様、俺の目には単に海と陸の境目であって、泳げないんだしどうということもないが、カナダ人は本当に海が好きで、海岸はたいていこうしたリゾートになっている。7月というのに今年は寒く、ハナをすすりつつ浜辺の土手を歩く。今日はカナダデーなので催し物をやっており、ビーチには巨大なメイプルリーフの砂の彫刻が刻まれていた。

 ランチ後桟橋を歩き、カナダデーの催しでタイコンドーのデモを見てからTHの友人宅へ。総計6人乗ってとんでもない急坂を、1速ホールドでふんぬーと登ってきた。助手席のTHのひざの上にMが乗って進んでいったのである。普段は交通安全の鬼でこんなことは絶対に許さないMなのだが、大学時代の友人THと過ごすひと時だったので、なんかそういうハリファックスでの大学時代みたいなワルノリが突如降って沸き戻った模様でおかしかった。

 帰りにBV家に寄るとボーイズはBTしかいなかったのたが、萌がBTとペラペラ話してるのが微笑ましい。萌はもうMK以外のイトコともなんでも話せるのだと改めて感心する。イトコがいるというのはありがたい。帰ってきたキッズたちの前で「Jumpin Jack Flash」をガッガッガっと弾いてみせて尊敬を受けてから帰宅。「Jumpin Jack」は15年ぶりくらいに弾いた。ギターの腕はいつまで経っても落ちないなあと我ながら不思議だ。バイクの腕前なんかはガタガタに落ちたのだが。

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 帰って最後の1本のタバコを吸う。俺のロードマップではまだ完全なる禁煙には至っていないのだが(1日2本まできている)、ここで追加の1缶を買うと絶対にやめられないので、明日からはニコチンガムでしのぐ予定。人生最後の1本はホワイトロック帰りの1本か。うまかった(泣)。

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■ 05/07/02(土) 09:47:47 □ 真の禁煙
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 禁煙初日。苦しいがまだガムも噛んでない。やっぱ家にタバコがあれば絶対に吸ってしまうので、買わずに突き進むしかない。タバコのことをなるべく考えないようにすればニコチンガム2個で行けるかなといった手ごたえ。

 ◆19:24 ガム2個目。体にはニコチン禁断症状を感じないのだが、MやMKのつまらぬ一言にカチンときやすくなっている。まあ禁煙といっても1日だけのやつは前にも2度ほど体験としてやってみているので、とにもかくにも1週間くらいは続けてみないとどうなるのか分からない。

 「トゥームレイダーズ1」終了、最後は本当にストレスがたまる難所続き&セーブポイントの少なさであった。最終的にはネットでガイドを読めば誰でもできるのだが、それでも2~3度はトライしてガイドの意味を見極めなければ絶対に罠をかいくぐれず、そして2~3度トライするためにはどえらい前から頭痛がする難度のトラップを抜けていく必要があり、結局3×3回くらいのトライでやっとこさ通れるといった次第の繰り返しであった。ともかく終わってほっとした、もうやらなくていいのだと思うと本当にスッキリする。中盤までは実に面白かったが、もう当分遺跡と溶岩は見たくない(笑)。

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■ 05/07/04(月) 10:16:47 □ 夏休みの長い一日
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 Mの仕事で今日は早起き。より一層タバコが吸いたくなる。買い足ししておかなくてさいわいだった。家にあったら間違いなく吸っている。ニコチンガムでしのぐのみ。

 プリスクールがなく車もなく萌の友達も不在で、今日は夏休みの長い一日だ。これがずっと続いてはやはり持たんなー。なんかもっとアクティビティを入れないと。

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 ジムナスティックス:あー、このセッションは別の先生をと頼んだのだが、結局ナマケモノ先生のクラスに入れられた。がっくー。生徒の人数がたりないのか?

 苦情を言いに行くとさいわいもう一つクラスはあって、来週から火曜となった。あらかじめナマケモノ先生―――という名は頑張ってる最近はもうふさわしくないのだが(笑)―――は避けてくれと頼んで了承されてるのに、始まってみるとそうなってないところがカナダの仕事。忘れているのか無視してるのか、毎度理解に苦しむわ。しかし萌は今日は唯一の経験者扱いなのか、他の子ができないときにお手本にされている。これは萌も少々誇らしげ。今日はいつにも増して楽しそうだ。

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■ 05/07/07(木) 11:56:09 □ 無線 LAN カード
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 誕生日。朝イチでプレゼントに無線 LAN カードをもらったのだが、予想よりもかなりでかくて常時 Pocket PC に挿して持ち歩くことはできず、しかもドライバにバグがあり認識されない。2時間かけてあれこれ試しやっとつながったが、異常に遅い。これではとても LAN とはいえない。うーむ。まあ現時点で庭で萌と遊びつつなぜ遅いのかを Google してるのでそこそこ役には立つのだが。

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 この無線 LAN 騒動に加えて、プリスクール終了後の萌の始末に負えなさ(退屈して片時も俺を放っておいてくれない)が今日も炸裂し、イライラが爆発しないよう必死で抑えるだけの実りのない誕生日であった。

 ニコチン禁断症状に加えてこれなので、ストレスがたまるわ実際.....と気がつけば、朝も昼飯後も晩飯後も、LAN 問題に没頭してタバコのことは忘れていた。俺の生活からタバコがこうして消えていくのね。俺は禁煙したよ実はとMにも報告した。全然気づかなかったと驚くM。

 しかしなんだね、なんかニコチンの不足で俺は体調が悪いよ。しっしん(じんましん)が出てるし。食べ物がうまくなるなんていうけどそんなことも別に感じないしとぼやくと、そんな1週間やそこらじゃ毒は抜けないのよ、今に分かるわよ頑張りなさいとのことであった。Mは昔は俺以上のヘビースモーカーだったのに、ニコチンパッチを処方してもらったとはいえよくやめたものである。

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■ 05/07/08(金) 10:17:53 □「うーたんの絵描きうた」
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 久々に家族そろって IKEA へお出かけ。学校がオフで雨なので、どこの家も事情は一緒で無茶苦茶混んでいる。萌は見るもの全てによじ登っています。Tomb Raider に最適な世界である。キッズがデザインした夢の部屋展示なんてものもあって非常に楽しい。IKEA は夢が広がるよな。「自分の生活をこんな風によくできる、あんな風に向上させられる(ただしあと少しのお金があれば)」と前向きに思わせてくれるのだよねとMと話す。たいしたものを買わなくても、なにか皆の機嫌がよくなるありがたいショップ。

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萌が「いないいなばあ」の絵描き歌をやっていた。絶品すぎるそのイノセントな歌声と絵を、Pocket PC でそっと記録する。



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■ 05/07/10(日) 09:52:01 □ この夏初の野外プール
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 今日は久しぶりに朝からいい天気。午後からプールと決めて、掃除を済ませ、萌とキーボード・ギター・トーイバイオリンで遊ぶ。萌は歌は当然大好きなのだが、楽器にも興味を示してくれるといいな。ギターは子供が楽しく弾くのは筋力的に無理かと思うが、ピアノ(は買えないのでキーボード)でもいい。

 午後はKT・HNとこの夏初の Sunvalley Park 野外プールへ。風が吹くとかなり寒いのだが、一年ぶりに盛り上がった。プリスクール末期に、自分が英語を話せるのだと唐突に気づいて盛り上がっていたKTが、プールのお姉さんなどに話しかけまくっていた。

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 大学の夏期講習が始まってから夜Mの弁当を作ってるのだが、重箱におにぎりや野菜やお肉をチマチマと詰めていると、

「うふ。あの人、あした職場でこれを開いてどんな顔して喜ぶかしら」

とゆーかいがいしいフィーリングが湧いてくるのを禁じえない (^o^;。この弁当箱に少量ずつおいしいものを入れるというところが何かまめまめしい心持ちを呼ぶものと思われる。Pさんにそういうと、今度はそぼろまたはピンクの「でんぶ」でハートを描けとのサジェスチョンあり。うーむ。

2005/07/02

日記「Tomb Raider ガイドブック」

「近来マレに見る情けなき日本代表戦」「バカにしてすいませんでしたジーコ監督」「萌の卒業式」ほか。
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■ 05/06/16(木) 09:10:53 □ 近来マレに見る情けなき日本代表戦
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 さあ日本:メキシコ戦。日本代表のゲームをライブで見れるのは 2002 年以来だ。うーうれしすぎる....と思っていると 1st プレイでいきなりドリブル突破で点を取られそうになった。芝がすべるのか日本のDFが2人も転んだ。返す刀で中村からいいクロス。

 メキシコは短いパスがスパスパときれいにつながる組織のいいチームで、序盤は6割くらいボールをもっている。日本は中田を軸に中村とオガサが上下して伸縮性のある中盤からゲームを作ろうとしている。中盤のアタックでボールは奪えるが、前に持っていく段階で失ってしまいまだ効果的な攻めはできていない。こうして相手が強いとアレックスが軽率にボールを失うのが実に痛い。

 よし、オガサ→カジ→ヤナギできれいに先制点。よし。やっぱ攻撃MF3人体制は、中田中村オガサのうち1人は常にフリーでボールを持てるので効く。ヤナギもちゃんとボールをやれば点を取る感が出てきた。メキシコにボールは持たせてはいるが、いいところでボールを奪いカウンターを出せる体勢を保持している日本。日本がボールをキープできるのはかなり後方でDF前なのだが、メキシコが意外にそこへプレスをかけてこないので楽だ。メキシコが強かったとき(WC98でコリアを粉砕した頃)はプレスがすごかったのだが、今日のメヒコはそこまではしてこない。

 その後ゲームは膠着、だんだんと中盤でボールを奪えても何も起こせなくなってきた。FWが1枚だと前にはたいて上がりたいところでボールの預けどころが足りず、必然的に後ろで守って隙を待つチームになるしかないなあと思う。アタッキングゾーンに入っていける時間が非常に少ない。このメキシコ程度でもこれしか攻撃時間が取れないとなると、欧州南米の強豪相手ではえらいことになるだろう。12人いればこの中盤の質を保ったまま攻撃もできるんだけどなあと感じるチームである。

 というところでジリ貧気味に攻められミドルを決められた。外に逃げる見事なシュートで難しかったが川口は触ってほしかった。後半はFW2枚で行くしかないだろうと思う。それで中盤が苦しくなっても、攻めなくてはやがてまたやられる。技術で頑張れるクオリティが日本の中盤にはあるわけだし。腰を痛めているらしい中村の走りがトップスピードじゃないので(ボールの散らしは相変わらず華麗だが)、万全ではないのなら替えてFWを入れ、攻め方を刷新してほしい。MFより前にもう1人いないと、攻撃は何もできないまま終わってしまう。

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 と思うも後半ジーコは何もせず。とほほ。押されていてカウンターを狙うしかないのに前に誰もおらず遅攻になっている、たるいたるい日本。客ももうこの日本を見ることに飽きてきている。

 58分、中村に代わり稲本が入る。中村より前に走るスピードがある中田が前に上がればFW 1.5 人分くらいのバランスになり打開策はあるやもしれんが、中田は前を向いてボールを持ってこそ一流なのであって(守備でも一番ボールを奪っている)、駄目だろうなあ。

 そしてきれいなクロスからきれいなヘッドで失点。駄目だ。見る気がしなくなってきた。ここで大黒が呼ばれる。オガサに替えて大黒。しかしもう勝機は逸したという感が強い。全体に余裕のメキシコにこの体たらく。日本が本当の力を発揮できれば、本気のメキシコにだってそうたやすく負けるはずはないのに。

 その後も展開は変わらず。ヤナギがシュートを打ちこぼれ球に大黒が詰めるというシーンに2トップ化の効果は見えるが、もうメキシコは余裕で守っている。遅かった。

 しかしそれにしてもメキシコは、ボールを持つプレイヤーの視野に常に2人以上がパスをもらえる角度に開いているというところが見事で、こういうのはサッカー国民性として身についてるのだろうなあと思う。日本はトルシエ時代にこういうのを叩き込まれたはずなのだが、その頃でもこんなに見事にはできてなかったと思うし、今はもちろん選手の判断任せ、行き当たりばったりだ。中田中村がボールを持ってからパスを出す味方を探して機を逸するシーンばかりが目につく。残り10分で入った玉田がFW3人で一番点を取りそうな動きを見せてくれたが、そこまで。

 というわけで、現時点での実力通りに日本の完敗であった。今日のメキシコは、トルシエ日本が2年目あたりで超弱かった時代に香港でのらりくらりと翻弄されたときと同じくらいの強さだと思われ、ジーコは3年もやってここまでしかできてないのかと憤懣やるかたない。あと1年で激変するのを期待するよりは、今からでも監督を替えてほしい。オシム監督おねがいします! 激しくそう思い、腹が立ってタバコを1本余分に吸ってしまった。ふいー。

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■ 05/06/18(土) 10:41:10 □ 萌の新しいイトコ
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SH&ADが養子に迎えることが決定したSFさん13歳が今日初めて訪ねてくるというので、萌はえらく興奮してリビングを片付け自分の部屋を飾り立て準備をしている。萌と遊んでくれるような子だったらいいなあ。興奮して待ちきれない萌。

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 SF来訪、萌は興奮に身を打ち震わせ、シャイながらも必死に彼女の気を引こうとしている。SFはペラペラと誰とでもよく喋り、MKともコンピュータ関連の話題で盛り上がるように知的関心にあふれた明るい子で、非常にナイス。萌ともよく遊んでくれる。こんないい子がファミリーにやってくるとは、うれしいことだ。

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■ 05/06/19(日) 09:12:18 □ 欧州王者を撃破
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 ギリシャ vs 日本:元カナダ代表GKの解説者フォレストが、中村の試合後インタビューのグチとかのニュースをちゃんと仕入れている。このマメさをみると、現役を引退したんだろうな。

 今日は2トップが最初から強いプレスをかけている。日本はやっぱり加茂監督時代から、才能は不足するが労を惜しまぬFWが相手に強いプレスをかけることから守備が始まるのが伝統なので、プレスが効いて序盤のペースを握っている。

 ギリシャはユーロのときのまったく隙のない守備ブロックは見られず、欧州王者の影もない。日本は余裕でボールを回せている。玉田とカジの速さが効いているが、勝負どころに入るところでパスの出し手も受け手も精度が足りずボールが収まらないため、決定的なシュートはまだ打てない。セットプレーから失点はするかもしれないが(カナダのアナウンサーが「川口はエアが弱くて英リーグに残れなかった」と盛んにあおるので見ていて不安になる ^_^;;)、今日のマトモになった日本なら十分取り返せるなと感じる。いったいメキシコ戦のヒドさはなんだったのだろう。―――カウンターからカジのミドル! カジ良い!

 日本はボールの出し入れが徐々に安定し、ハーフカウンターから玉田ヤナギとどんどんシュートを打てている。玉田はドリブル技術が上がった中山ゴンという感じで、日本代表のFWらしさ(あんまり点は取れないが頑張るので好感度が高い ^-^;)が出てきている。中村と中田はまだ中盤守備が整理できていないのか、さほどハッとするような仕事をしていない。中田は今日は完全に守備的MFとなっており乗っていない感がある。両者に好きにさせて福西ら本職のボランチにカバーさせてくれたらいのだが。小笠原が走って一番攻撃を動かしているのだが、ちょっとあわてるタイプなのでビッグプレーが出る雰囲気はない。

 がーヤナギが完璧なシュートチャンスを無意味に切り返して浪費! カウンターから抜け出した玉田が3対1から簡単なシュートをミス! ああまさにこれが日本代表FW! ジーコ頭痛がしてそうというところでハーフタイム。こりゃ後半は大黒を出すしかない。しかしどっちをひっこめるかが微妙だ。ヤナギも玉田も実力をきちんと発揮してこの程度だと思われるので(笑)、どっちを大黒にするか。ポストを重視するならヤナギを残すべきだが、より積極的な玉田を残した方が見ものとしては面白い。

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 とはいえジーコなので後半も同じメンバー。グリースがこの試合初めてといっていいほど高いボールの放り込みで強いプレッシャーをかけ始めた。まだ日本は落ち着いて対処しているが、これほどシュートをミスしたのちに先制されると勝ち点3ははるか彼方に遠のくので、とにかく1点を先に取りたい。アナウンサーが言うとおり、ここにきてゲームは五分になってきた。あまりよい展開とはいえない。

 62分、双方ペースが落ち膠着してきた中でグリースにFKのチャンス。川口が止める。ふー。日本にはフレッシュな脚が必要だ。大黒がやっと立つ。やはり玉田が下がった。

 カジ・中村・大黒が絡んで混戦の中から何度かのシュート。グリースはPKボックス内で厚い壁となってシュートコースを切る。この辺はユーロのごとき展開。大黒はフレッシュだがやはり国際経験が足りず、相手の長い脚が届かないところまでボールを運んで打つカンが今ひとつ養えていないのかもしれない。

 72分:アレックスがカットしてシュート、枠に飛ばず。カジに比べるとアレックスは本当に仕事をしていない....というところでオガサに替えて遠藤。中田を上げるなら稲本よりもよりしっかりした遠藤を入れて欲しいところなのでこれはよい(と思ったらポジションはそのまま前目のMFに入っている?)。

 75分:よし、福西→中村→大黒でゴール! よし! 小兵大黒のよさを完璧に引き出した、さすが中村のスルーであった。これで大黒は自信を持ってもう1点いける。グリースはもう体力気力とも落ちている。中村は体調がいいとは思えないが、それでもやはりこういう大仕事をするからはずせないのである。ここに来て生き返ったかのような中村を中心に華麗なパス回しで崩さんともくろむ日本。

 最後に中村→中田コというあまり意味のない交替があって終了。勝ったのはいいけどポイントを考えると、グリースが弱すぎメキシコが最終戦で6ポイント取るのは確実なので、グループ勝ち抜けは非常に難しい。日本はブラジルを倒すしかないのである。それはちょっと.....。つくづくメキシコ相手にふがいない試合をしたのが悔やまれる。

 本当にあのメキシコ戦はなんだったのだろう。この試合の力を見れば、単なるチームのアジアぼけだったのだとしか解釈できない。それをジーコが中2日で立て直したのだとすれば、戦術的にはともあれやはりチームリーダーとして名人と呼ばねばならない(※)。

(※)後からネット評論家の記事を読むと、ギリシャの布陣に対してサイドをきっちり埋める4バックが完璧にはまっていたらしく、勝利は選手の質とシステムとの両面から必然だったとのこと。すなわち戦術的にもジーコの勝利だったのだ。

 4-4-2 については、中盤の質を保ったままフィニッシュにつながるラストパスを2箇所(2トップ)に出せるのは素晴らしいが、相手が弱すぎて攻めてこれなかったので、このDF体制がブラジル相手に通じるのかは分からない。

 しかしこれだけいい試合をして勝っても、メキシコ戦の悔しさは拭えるわけじゃない。ブラジル相手にこの日本が誇る中盤で五分に戦ってこそコンフェデに来た甲斐がある。さすればもう攻め手のない1トップなどやっている場合ではないし、中盤を1人減らす 3-5-2(押されて 5-3-2 になるに決まっている)もやるべきではない。さすればおのずと答えは、4-4-2 で真っ向勝負となるのである。

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 午後は久々にウォーターパークへ。もう噴水が稼動していた。あわてて帰って萌に水着を着せて出直し。萌はちょっとだけ体を濡らしただけでけっこう冷えてしまったので、後はプレイグラウンドで遊んでいた。日向はもう夏なのだが日陰は涼しく、水遊びには難しい気候である。

 今日は父の日だそうだが、まあ特になんということもない。みんなの好物のコロッケを作った程度。

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■ 05/06/20(月) 10:46:33 □ 萌の卒業式
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 日本からの郵便ラストが届く。開けてみるとあの日本の日々を思い出す。萌は鉛筆削りを一番喜んだ。この100円鉛筆削りの精度と替え刃までついている親切さにはまったく恐れ入る。日本クオリティとしか言いようがない(中国製だけど)。そして日本で買って遊んでいたままごとセットを、萌は床一面に広げて満足そうにする。こうした小さなもので萌が喜んでくれることが一番うれしい。

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萌の日本語幼稚園の卒業式に出てきた。あの校長先生はこういうフォーマルなことに大きな充足感を覚えるらしく、担任の先生たちにやらせておけば済むことを何から何まで仕切っていた。子供の写真を取るのに、いったん並んだ子供らの順列を彼一流の基準により並べ替えさせたのには、後ろから子供の肩をひっ捕まえてグイっと動かしたそのやり方ともどもゲンナリする。去年より校長スピーチがずっと短かったのはよかったが。

 楽しみにしていた萌たちのダンスは、そうしたいつもと違う雰囲気のせいか誰も音楽とダンスに入り込めず、練習よりはるかに元気がなかった。残念。まあともかくおめでとうというと、萌も幼稚園を終えたということが晴れ晴れしいのか、なにやらうれしそうであった。

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■ 05/06/22(水) □ バカにしてすいませんでしたジーコ監督
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┏━━━━━━━━━━┓
┃ ブラジル・日本戦 ┃
┗━━━━━━━━━━┛
 さあ始まる。あのWCトルコ戦以後、最もチャレンジングなゲーム。う、ロナウジーニョがいる。げげアドリアーノとカカーもいる! みんないるではないか。よおし、望むところである。

 まずは静かな立ち上がり。ブラジルはボールを回して様子を見ている、そして瞬間的にペースをしゅっと上げて危険なエリアに入り込んでくるスピードがすごい。

 ぎゃーカジがいきなり抜け出しゴール! がしかしオフサイド! あ、あ、あーーー。心臓がバクバクしている。しかしこれで日本は乗れる。攻撃は通じるというサインをいただいたようなものだ。よし。ボール回しが五分になっている。ブラジルのカウンターがものすごく速く危険だが、今のところ切れのないアドリアーノがはずしてくれている。点は取られてもいいのだ、攻めろ。

 カジまたも突破。素晴らしい。しかしそのコーナーからロナウジーニョが2対2のカウンターアタックに持ち込み、ロビーニョがゴール。これはロナルディーニョにこぼれ球を奪われたカジとロビーニョの斜めランをあっさり放したアレックスの責任だが、まあ点は取られてもいい。最終的に1点多く取ればいいのである。カジの幻のゴールの動悸がまだ俺の心臓に残っている。

 オガサがPKライン上でカカーを倒しFKを与える。カカーは突破しようとして体がオガサより前に出なかったのだから別にファウルではないのだが、両チームの格が違いすぎるとありがちなコールである。日本はこういうFKでユースのスペイン戦を落としたことがあるので嫌な感じである。FKははずれてほっ。ブラジル監督がいうように、カカーもアドリアーノと同じく疲れてあまり切れてないようだ。まああまり切れてなくても十分に怖くてそのカカーが枠を叩くシュート! それに詰めたロナウジーニョがトーキック、川口が弾く! ひゅーっ。ブラジルにとっては今の日本のパスを回す中盤は、ちょうどハーフカウンターから超絶技巧数発でシュートに持っていける手頃なリズムになってしまっている。そこを日本の組織の力で崩さなければならない。ゴール前までは行っている。あそこの壁を破ってシュートを打つのだ。

 玉田のドリブルからFK。日本のヘッドはポストを叩く! 惜しい! しかしこの通り、トライを続けわずかなラックがあれば、絶対点は取れるのだ。ゴール後ボールポゼッションは日本が上回っている。今日の中村と中田はすごい。ジーコが「日本はブラジルに敬意を払ってはいけない」と言っていたが、この二人はブラジルの中盤を睥睨している。

 そして中村のとんでもないミドルでゴール、よおおおおし! ヘボそうなGKが前に出ていたのを中村は見逃していなかった。スペインへの移籍を決める完璧な弾道だった。

 ヤナギが見事な切り返しからポールをキープし意外な方向にはたくとそこには玉田が走っていた。中に戻して左に切り返すとアレックスがそこに走っている。クロスは弾かれたが素晴らしい攻撃。ところがそこからロナウジーニョの魔法一発でまたも引き離される。面白すぎるこの試合 :-)。お客も喜んでくれています。

 しかしこのあたりからゲームのペースが落ちる。ブラジルが前へボールを運ばず、ブーイングの中ゆったり回す。こうされるとパスミスが全くないのでボールは奪えず、奪ってもブラジル守備陣がそれをタイミングよく待ってるのでキープできない。のらりくらり回して魔法一閃で点を取る、これでブラジルは 2002 年を勝ってしまったからなあ。この展開で日本の体力を奪われるとまずい。なんとかこの流れを破ってくれ.....というところでハーフタイム。

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 さて日本はどうするべきか。もっとボールポゼッションを上げたくても、ブラジルが上がってこないとボールを奪えない。―――え、オガサ→中田コ、玉田→大黒。早くも! うーんジーコ、勝負師だなあと感心する。中田コはどこに入るんだ? .....と思っているといきなりいきなり大黒からヤナギのシュート! 乗っている大黒のリズムでいい感じに後半に入る。

 中田が前目に上がって中田コがボランチに入っている。後半はゲームはイーブンで、日本のポゼッションも元に戻っている。 福西が持ち上がり大黒から完全に組織で崩して中村のシュート! DFに弾かれた! 惜しい、場内沸いている。

 55分川口がファインプレーで2発止める。マイアミのときは川口は打たれて打たれて打ちまくられてある種のリズムに乗り反応だけで止めていたのだが、この試合はそうなってはいないよなあと改めて思う。日本は強くなったものだ。2発目は顔面に入ったので心配だが、川口の場合余計にある種のゾーンに入ってスーパーセーブが続くかもしれない(笑)。

 いいところなしのアドリアーノとカカーが下がる。入ったのは知らない選手だがたぶんフレッシュなのだろう。警戒しないと。川口の負傷からちょっとまたゲームのペースが落ちてしまった。落ちるとまたブラジルのボール回しで時間がつぶれてしまう。しかしロナウジーニョというのは現在世界最高のMFだろうが、超絶にうまいだけではなく守備はやるしこぼれ球をどんどん拾うし、こうしたペースのコントロールも司るし、本当に宝物のような選手である。こうして真剣に戦っていても、彼のボールさばきにほれぼれして顔が笑ってしまう。そして日本の猛攻にさらされ彼が怖い顔をしているのを見ると、さらにうれしくなる。

 日本の中盤の運動量が下がり、ボールを持ったときに前に走っている人数が足りなくなってきている。FWまでボールを通すには中盤からの距離がありすぎて、大黒に生きたボールが届かない。中田が長いグラウンダーを狙いすぎてボールを失うことが多い。残り15分、ヤナギに代えて鈴木。ジーコは鈴木の根性ポストで全体を押し上げたいのだろうが、これはあまり期待できない交替だ。もうブラジルの攻撃も散発省エネなので失点の危険はさほどないのだが、日本の攻撃にはさらに可能性が見えなくなってきた。

 中田が倒されFK、これを中村が決めるイメージが浮かぶ。これが最後のチャンスだ。ポストを叩いたボールを大黒が押し込む、よし! 「ニッポン!」コールがスタジアムを包む。あと5分、このモーメンタムを生かしてもう1点いける。

 アレックスの、ブラジルでは代表になれなかったが俺は日本の代表なんだという決然とした突破からクロス、福西から折り返されたボールを大黒がヘッド!弾かれる! そして試合終了、ふーっ。

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 いい試合であった。敗退はメキシコに負けたのが悪いのであって、この試合は日本が持てるものをすべて出し切っていたので悔いはない。ふいー。ジーコ監督、アジア予選を見てバカにしてすいませんでした。これからは不平をなるべく言わずついていきます。組織ができるのは中田が帰ってきてコーチするときだけだという意見もあるけど、もうそういう疑心暗鬼の心は捨ててついていきます。

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■ 05/06/24(金) □ Tomb Raider ガイドブック
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 今日はプリスクール卒業式。途中からHNが興奮のあまり泣き出してしまい、なんでかと思ったらHNは萌たちと一緒のプリスクールは今日で終わりなのねと泣いていたのだそうだ。プリスクールは終わっても近くなんだからいつでも遊べるよというが、キンダーとプリスクールでは時間も違うししょっちゅう遊ぶのは難しくなるだろうか。萌も興奮して帰りに泣いて、今日は帰って静かにすべし。

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 帰った後は掃除をしながら萌と Tomb Raiders。Tomb Raiders は1も2も似たような展開が続き、だんだん飽きてきた。最初のうちは謎解きも想像の範囲内で楽しいのだが、序盤以降はどこのステージへ行っても、最初から最後までガイドを熟読しないと何をしたらよいのか分からない。こうなると謎解きというより手続きのタライ回しであって、操作が楽しいからやってるが冷静に考えるとむなしい。



 それはともかく、萌が最近描きまくっている「Tomb Raider ガイドブック」なるものは、久々の絶品の精細絵だ。萌の絵描き能力は日本行き前のスランプを経て、甦っている。

2005/06/21

日記「新 Pocket PCと減煙努力」

「65 点の新 Pocket PC」「MKの VAIO U50 到着」ほか。
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■ 05/06/09(木) 09:46:26 □ 65 点の新 Pocket PC
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カシオ Pocket PC E-2000 の設定はボタンのマッピングを含めて全部終了。ここでバックアップして完成だ。1週間使い込んでの旧カシオ E-700 との比較をまとめると、

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【Pros 】
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◎最新アプリケーションが動く
○若干 CPU が速い分大きいプログラムの起動がラク
◎搭載メモリーが広大(32+32 -> 64+64)
○ソフトウェア的フリーズがなくなった
○手書きの認識が部分的によくなっている(悪くなった部分もあるがトータルで若干プラス)
◎屋外で液晶がクッキリ表示
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【Cons】
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●機械として相当にしょぼい
●スピーカーの音質がひどすぎる
●OSの大量バグ
入力パネル選択不能、録音失敗その他
●液晶の悪さ
やはりクリアさも明るさもタッチパネル精度も E-700 よりはるかに落ちる。
屋外でクッキリ見えるという利点には代えられないのだが。
●電池
フロントライトをつけた場合の減り方がバックライト型よりも明らかに激しい。
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というところで、ハードとしてはかなりガックシな出来だが、まあOSのバグ以外は予想の範囲内で、最新アプリケーションが動くことの喜びは大きい。屋外で画面が見えないこと以外は百点満点だった E-700 と比べると悲しいが、今後3年使うのにまあ大きな不足はないというところ。65 点。

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Tomb Raiders マニアと呼ばれるADがやってきて、萌はもう一緒にやりたくて仕方がない。その気持ちを汲んで晩飯後ADはすぐに上に来て、萌と一緒にステージを1つ攻略してくれた。萌はもううれしくてうれしくて、「そこで右に行ってスイッチを入れるの!」などと勝手知ったるステージを案内して回っていた。楽しそう。

誕生プレゼントには3輪型ローラースケートをいただく。ちょっとだけ試してみてもまったく立てない状態だが、最近成長著しい萌なので、すぐに滑れるようになるかもしれない。

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萌を寝かしつけるのに、古い Pocket PC を使わせてお絵描きしています。ベッドで絵を描くというのは心がうまく落ち着くようで、萌はライトを消すと静かに眠ってくれた。Pocket PC2台体制は考えていたよりも使い道がある。


『やばい!お絵かきの絵がかわいすぎる』《京》
2005/06/29 21:45
真ん中のやつは何かのキャラでしょうか?左の黄色くちびるもステキ。ダウンロードさせていただきました! 5月の信州はとってもいい季節だったのでしょうねー、これからじっくり読みます。
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■ 05/06/10(金) 09:56:50 □ 北朝鮮戦オンエア
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北朝鮮戦オンエア:まあ普通のアジアの代表戦だなあという感じだった。柳沢が二度ほど外国人みたいな強シュートを見せてくれたのに驚いたが(やっぱりイタリーで精進してるんだなあと思った)、中田と中村がいなければどうしてもチャンスの1つ前の場面でアイデアがネタ切れになってしまう。まあ予選はこれで仕方がない。ほぼフルメンバーが揃うコンフェデ(カナダで見れる!)でどれだけシャープなチームになってくれるかを期待するしかない。今さらジーコをやめさせることはできないだろうから、仕方がないのである。

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■ 05/06/11(土) 09:52:13 □ 結婚記念日
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今日は10回目のウェディングアニバーサリー。昨夜皿を洗いながら考えていたが、結婚したときには10年後はどうなるかなんて考えてもみなかったなあ。こんなバンクーバー郊外に住み車に乗り子供がいるなんて、まったく想像の範囲外だった。

萌と共にMへのアニバーサリープレゼントを探しに行く。買ったのは裁ちばさみ。萌もまだバースデーマネーが残ってるかい何か買っていいよというと、前から欲しかったティアラ(プリンセスの冠)を見つけて大ハッピーとなる。

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NRさんのところに呼ばれて萌を遊びに連れて行きあれこれと話をしていて、「生命保険に入ろうと思ったらオトコで喫煙者なので高くて驚いた」という話をすると、旦那さんは保険に入るためにタバコをやめたのだそうだ。やはりねえ。俺も7月7日までにタバコをやめて、来年の禁煙1年目を期して保険に入ろうかと考える。いくらなんでも1年以内に交通事故以外で死ぬことはありえまい。

ここ2週間かけて1日6~7本から始まり本日は4本、相当に我慢してここまで。これ以下にするにはニコチンガムその他が必要なようだ。しかし「今日は寝る前にあと 0.5 本吸える」とここまで楽しみにしているものを人生から失うというのだから、禁煙とは切ないものである。

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萌が俺の旧 Pocket PC で日本語手書き入力をして遊んだのだが、最近ストーリーを全然書いてないのでひらがなをガンガン忘れていることが判明。「ひらがなは完璧なので上級に進ませてください」とMS先生に言ったのに、このままでは大恥なり ^_^;。夏の間に練習しないと。

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■ 05/06/13(月) 10:03:46 □ MKの VAIO U50 到着
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日本から俺が送って届かず大騒ぎしていたMKの VAIO U50 がやっと届いた。税関でまる一月止められていただけだった。中を開きもせず関税をかけるだけなら即日届けて書類だけ回せばいいのに(実際以前はそうして俺たちをゆすり手数料を取ろうとしたではないか)、まったく役所にはまいる。

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日本語幼稚園:買い物に出てから戻ってくるとキッズがいなかったので下のホールに行ってみると、全校生徒(幼稚園と小学校低学年?)を集めて日本の小学校の卒業式そのまんまのことを練習していた。ここまでやるとは、この学校の校長先生はなんかえらい情熱で「日本の学校」というものをこの場所に再現したいようだ。

挙止礼式を細かに指示され、萌たち幼稚園児は何をやってるのか当然サッパリ分かってない。こりゃやりすぎだわいとは思うが、まあキッズはいつもと違うことをやってること自体が楽しい様子。萌なんか日本でもお寺や神社でのシキタリっぽいことをすごく楽しんでいたので、こういうことはけっこう好きだろう。式のあとの発表会も、小学校クラスの歌は実に日本の小学校の唱歌斉唱みたいで、なごむものがあった。

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MKは一日かけて新マシンを Linux 化し、ワイヤレス LAN でサーバーからTV録画を読み出してホホホと笑いながら見せびらかしに来た。待ちに待った甲斐あるハッピーマンなり。

しかし今度の VAIO U50 はキーボード別体なので、部屋から部屋への移動でMKはキーボードと各種ケーブルを引きずって歩いている。セットアップが終わればある程度は Pocket PC のようにキーボードなしで使えるのだろうが、MKはコマンドラインにタイプ入力することがPCの主用途なわけで、前の超小型ラップトップ VAIO の方がキーボードを運んでつなぐ手間がいらない分いいではないかと思う。持ち歩いてペン操作なら片手操作にチューンされた Pocket PC の方が軽さと電池の持ちで上回るし、Pocket PC を買って旧 VAIO を無線 LAN でシンクさせるのが一番快適だろうに。まあ無事届いてさえしまえば俺が心配することではないのだが、

しかしあの半透過型スクリーンを見ると、俺の E-2000 の反射型液晶はヒドイなあと改めて思う。多少高くても半透過型の IPAQ 2003 年型とかを買っておいたほうがよかったか。くくく...(泣)。

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■ 05/06/14(火) 10:03:19 □ Pocket PC と共にデッキ掃除
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昨夜は「壬生義士伝」という映画を見て夜更かししてしまった。予想よりかなり面白かった。ストーリーはともあれ中井貴一がよかった。

今日はデッキの掃除。外で使うときだけは新 Pocket PC の反射型液晶のありがたさが身にしみる。直射日光下でクッキリです。

デッキはもう何年も前からの有象無象にホコリと木の葉と猫の毛が積み重なり、実に悲惨な状態。掃除してると痒くなりそうだ。このあとすぐシャワーを浴びよう。と、俺と萌が外にいる間に、なんとMがこっそり Tomb Raider 2 を進めていた(笑)。

Mは相当にこのゲームが気に入ったようだが、ガイドを首っぴきで参照してやっている。まあ完全にガイドなしで進めるのは無理&時間の無駄なのだが、全部ガイドを見てたらサプライズがなくてつまらんだろうと言っても聞く耳持たず。まあ楽しければなんでもいいんだけど :-)。

萌の手裏剣販売。投擲デモと「買ってね」というコマーシャルです。





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■ 05/06/15(水) 13:31:42 □ 最後のジムナスティックス
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萌を迎えに来てからプレイグラウンドへ。やはり白昼に外で Pocket PC を使えるのはありがたい、去年はこれが夢だったのだ。前は不可能だったことができるのは率直にうれしい。駄目なところは多々あれど、手の内に入ってきた俺の E-2000。

帰るとコンフェデ杯ドイツ・オーストラリアが始まっており、すでに3点も入っていた。やはりインターナショナルトーナメントは熱いと思っていると豪州がさらに追いつく。家事をしながら横目で見てたのだがその後豪州GKのファインセーブが続いて、だんだん引き込まれてきた。明日はこれで日本・メキシコだとワクワクしてくる。

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ジムナスティックス: 萌は来る前から鉄棒が嫌だというので、じゃあ先週できなかったから今日はロープとマットをやりたいと自分で先生に頼みなと言い聞かせて送りだす。先生は自分がいちばんラクな鉄棒をスキップはしてくれないだろうが。

と思ったら今日はマットから始まった。さすがに最後のクラスなので、先生のやる気もアップなのか......と思ったらやっぱりまもなく鉄棒へ。萌はロープをやりたいと頼んだのだが却下されたとのこと。はーあ。ま、この先生のクラスは今日が最後だよ。次のジムナスティックスはきっともっと楽しいよ。

おおっ! トランポリンがたまたま空いてなく、最後はロープとマットになった。喜ぶ萌。よかったよかった。遠くから毎週毎週通ったのだから、これくらいの楽しみはあっていいよ。お疲れ様でした。そしてさよならナマケモノ先生。

2005/06/17

日記「感慨薄いWC予選突破」

「萌 Tomb Raider となる」「2代目 Pocket PC E-2000」ほか。
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■ 05/05/30(月) 09:29:47 □ 萌 Tomb Raider となる
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萌はまだハナをすすってるので、念のためプリスクールはスキップ。こうして家にいなければならない日々にはゲームが最適で、1日に1時間ほど萌と俺は「Tomb Raiders」で盛り上がっている。ゲームには「こうなったらこうなる」というロジックがたいていあるわけだが、萌がそれを発見すると親子ともども実に興奮する。

 敵と戦うことはやはり怖くて嫌なようで、敵が襲ってくると俺にコントローラを投げて、「ひゃー見れない、見れないよ!」と顔を背けている。そして上に登る場所を探す謎解きや、主人公ララを華麗に空中に舞わせるコントロールを楽しんでいるようだ。特に「Tomb Raider 2」の2面は街中で屋根の上を飛び回り、銃で窓ガラスを破って飛び込み鍵をゲットし、水に飛び込んでボートに乗り込み逃走すると、まるでルパンの世界で素晴らしい。実際「コナン」や「カリオストロの城」を見ていたときレベルの興奮を俺と萌は味わっていると思う。サイコー。

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■ 05/06/01(水) 09:47:14 □ 2代目 Pocket PC E-2000
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と、届いてしまった2代目 Pocket PC カシオ E-2000。まず第一印象は、モノとして E-700 よりもへボい。どこを触っても質感が悪く、うーん、これはやっぱり日本製じゃないなという感じ(台湾メーカーの OEM らしい)。カシオデザインですらない。明らかにボタンなどの配置や作りが違う。

 問題の反射式液晶は、やっぱり旧 E-700 の透過式に比べると画質はよくないなあと感じる。明るさは充分だが、コントラストとシャープさがバックライト式にはまったくかなわない。タッチパネルの精度も悪い。が屋外に持ち出すと視認性は大逆転、これは見やすい。さすが。

 総合的に旧 E-700 よりも性能は上がっても快適性が落ちたので満足感が高いわけではないが、まあこれで今後どんな最新アプリでも使えるということと屋外で助かりまくるという2点で許してやるしかないというところ。とにもかくにも実働する Pocket PC が戻って助かった。

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 新カシオとともにジムナスティックスへ。萌は Tomb Raiders のララとなって平均台を飛んでいる。ロープの飛びっぷりも素晴らしい。あれをやりつつ「うっ」と効果音も出しているに違いない(笑)。ナマケモノ先生は生徒に笑いかけるなど明らかに改善努力をしている。苦情を二度出し一人が実際にやめてやっとこの程度の改善かとも思うが、まあ残りクラスはあとわずかだ。

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■ 05/06/02(木) 09:47:14 □ 萌のバースデイディナー
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 Mのドクターアポと萌のバースデイディナーで Lougheed Mall へ。萌はミルクシェイクをおやつにいただき、グランパがくれたバースデイおこづかいでちょっとだけ買い物をし、好きな松寿司でご飯を食べ、おやつを買って帰ってきた。相当に特別な日にしてもらい、幸せそうに車中ずーっと歌を作って歌っていた。

 これがかなりおかしくて、隣に座るMに「―――『ピンクの女の子』と『交通渋滞』と『松すし』の3つの歌があるの。どれがいい?」と突拍子もないタイトルを並べて訊ねるのだ。でMが「うーん、じゃ『交通渋滞』をお願いするわ」と選ぶと、

♪Ah there are too many cars on the road, too many cars on the road, because people want to go whereever they want to
(♪あー、車がたくさんありすぎるーありすぎるー、ピープルはみんな行きたいところに行くからなのよー)

 と即座に歌を作って歌ってくれる。これが延々と続き、車内は実に楽しいのであった。なぜか日本でスイッチが入った英語の力が、炸裂しまくる今日この頃。

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■ 05/06/05(日) 09:06:13 □ 代表バーレーン戦
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 TV Japan でまる2日遅れの代表バーレーン戦の放送がやっとある。萌の世話をしつつなので集中して見れないが、日本は大物を揃えたMFでボールが落ち着いて、余裕をもってゲームをコントロールしている。バーレーンのタックルの深さと鋭さには能力が高いと驚くが、造作もなくボールをキープしている中村はさすがという感じ。バーレーンはその強力なタックルで奪って前へスパーンという意識がはっきりしているが、中澤たちが落ち着いて対処している。

 そして中田が久しぶりによい。ボランチに入っているが、DF前でボールをもらって散らす判断のよさが最高だ。低調なサッカー人生を続けているはずなのだが、ポジション的にこれだけ前にスペースがあればさすがのヒデトシ・ナカタ、なんでもできるのである。得点は中田→中村→小笠原と絶品のパス回しからのファインゴールだった。―――というところで萌が一人遊びに我慢できず観戦中止、とほほ。まあ結果はもう知ってるのでいいけど。

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 そして3時からプリスクール掃除。KT父のMSさん(サッカー好き)と目が合ったとたん、二人ともニマーリと笑い親指を立てる。MSさんは今日までネットを一切見ず、結果を知らないまま放送を見たのだそうだ。偉大な人だ。バーレーン戦その他について話しつつ仕事をする。

 しかしこのプリスクールのYB先生って感じがいいなあとつくづく思った。優しいし話好きだし。萌たちは幸せな生徒である。

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 バーレーン戦後半、もう日本はほとんどやりたい放題になっている。1トップ+技巧MF3枚というのは日本にとってバランスが取れているようで、ボール回しが滑らかで前後の入れ替わりもよい。しかしバーレーンは立ち上がりには素晴らしく深く鋭いタックルで日本の中盤を襲っていたのだが、疲れたのかもう3人をまるきりフリーにしており、これなら中田中村オガサ(小野)は本当になんだってできてしまう。今日の日本のデキはいいけれど、これでほぼ出場が決まったWCを思えば、かなり割り引かないといかんなと思う。中田中村小野に守備がきっちりできるボランチがいればどこのチームとやっても中盤は戦えると思うが、中盤を支配したこの試合でもFWにシュートを打たせるようなところまではなかなかいっていないのだ。1トップのせいもあるが。

 その後選手の動きが落ちているのにジーコが早めに交替を入れてくれないせいで膠着が続いたりはしたが、まあ特に難なく勝利。とにかく中田が早めに合流してさえくれれば、今後もこの程度はできるんだろうなという感じのほっとする試合であった。

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■ 05/06/06(月) 09:47:14 □ 忍者ダンス
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 コマゴマと用を足してから幼稚園へ。今日は1月ぶりなうえにちょうど誕生祝いとなっており、萌は緊張気味でえらい静かである。1月前は静かだった年少の子たちが逆に喋りまくりうるさくなっている。子供は変わるなあ。

 後半の忍者ダンスからは萌も絶好調になった。MS先生は忍者の隊長となって、手裏剣を投げ練習場へとスリ足で廊下を走っていく。忍者キッズたちは皆大盛り上がり。本番も問題なさそう。

 来年度の日本語学校のクラスについて授業後先生に相談すると、「きゃきゅきょ」などの規則を学ぶ「小学校1B」というクラスが萌に合っているらしい。2年生レべルはさすがに行きすぎでしょうとのこと。なるほど、ではそれにいたします。

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 ↑授業を見ながら新カシオでこれだけ書いたのだが、E-700 時代ほど直感的には書けない感じがまだする。Pocket PC 2002 の入力パネルの誤認識の多さのせいか。Pocket PC 2000 と誤認識の傾向が異なり、まだクセが掴めないのだ。まあ慣れていくしかない。

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■ 05/06/07(火) 09:47:14 □ 萌のカエル脚泳ぎ
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 肌ざむい日々。今日はプール。萌は今日は Tomb Raiders のララとなって、自発的にカエル脚泳ぎにトライして成功。バタ脚よりも大きく進むので非常に喜んでいた。なんか行くたびに新しいことに挑戦していてえらいなあ。

 Mとこの頃話すのだが、日本に行って以来萌の成長ぶりにはほんと目を見張らされる。英語がカナダ発音に切り替わったこともあるし、どんなに難しいことでもいったん英語で話し出せば最後までちゃんと言おうとする。日本で買ってきたバイオリンのおもちゃも、あれはちゃんと音の長短を把握してないと弾けないれっきとした楽器なのだが、

「ごー・に・ん・ば・や・し・の、ふ・え・だ・い・こー、きょー・お・は・た・の・し・い、ひ・な・ま・つ・りー」

 と自力で弾けるようになってしまった。3歳のときにノバスコシアに行ったときにも、突然英語をどばーっと喋りだしたことがあったのだが、旅行というものはものすごく子供の心を刺激してくれるらしい。

 しかしなんかプールでえらい疲れた。トシを痛感する ^_^;。

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 今夜夜中に北朝鮮戦。TV Japan での放送はなんと50時間後。くー。8年ぶりにWC出場が決まる試合なのに、2日半も歓喜を歓喜を味あわずに待つなんてことが可能なのか。うむー!

 これはマジに悩むところで、ネットの文字や人づてに「勝った」とだけ聞いてしまうよりは、TV Japan のNHKニュースを見たほうが映像があるだけマシなのであり、しかしニュース映像というのは冒頭に「決定!」とテロップを流すのでスポーツ観戦の喜びはまるでない。悩む。

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■ 05/06/08(水) 09:43:07 □ 感慨薄いWC予選突破
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 悩みつつ録画セットしといた朝のニュースを見ようか見まいかさらに悩み、迷いに迷って結局ニュースの試合経過部分を早送りで探し出し、テロップが入った画面の左上を紙で隠して見るという方法で5分のダイジェスト観戦。まあ特に問題なく勝利。やはり「2位でも大丈夫(3位でもプレイオフがまだある)」「相手が弱い」「日本も弱いがアジアでは個人能力だけで足りてしまう」という3つのファクターが重なり、8年前の感動はまるでない。

 そして本番については楽しみというよりも、中田現場監督(^_^;;)のビジョンがチームに浸透定着することを祈るだけ。そこまでいければ後は選手たちの力次第だ。

 中田中村小野のワールドクラス3人を揃えて世界に立ち向かえるのはおそらく今度が最後。組織をカリカリにチューンしても個人の力が足りず負けるのは8年前からの経験で慣れているが、組織力の不足で負けるのは甚だしい悔いが残るだろう。ジーコだけに任せていたらそうなるのは必定と思えて仕方がない。

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 ジムナスティックス:着くやいなや俺がいつも話すお父さんの子が絶叫泣きしていてびっくり。ナマケモノ先生を嫌って先週クラスを変えたのが裏目に出て、レべルがハードになりすぎて嫌がってるのだそうだ。まこと子供の習い事は難しい。

2005/06/13

日記「子供の脳内スイッチ」

「Tomb Raiders」「私のハートがウキウキしてる」ほか。
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■ 05/05/17(火) 15:07:34 □ ほっとする帰国
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午後2時(日本の夜中4時)に帰宅。はーーーーーー。日カ往復は本当に疲れる。バンクーバー空港に降りるとほっとした。俺自身の興味嗜好は日本を絶対に好んでいるけれど、やっぱりこっちの方が環境がよいのでほっとする。入管で理不尽なことも言われんしなあ。空港で何か言われるかなと懸念していた最愛のギター・レスポール Jr の搬入は、単なる手荷物でチェックもされず簡単であった(※)。

(※)しかし使わなかった10年でチューニングが合わなくなっている。ネックのねじれか、ペグがおかしくなってるのか。ガタは感じないのだが。

 帰ってくると家の木に全部葉がつき美しく、だが芝刈りはあれほど言ったのにMKがぜんぜんやってない :-(。しかしドレインで掘り返され無残な砂利状態になっていたところにも芝が広がり、無残さを軽減していたのがありがたい。そして自分のPCを使うと、つくづく気持ちよくてリラックスする。ふいー。

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 ◆22:30 午後4時に寝て話し声で目を覚ますと午後11時。日本の朝8時に寝て午後3時に起きたという感じ。萌も起きてしまった。体調と機嫌がよく、夜中にみんなで起きてるなんて、「It's an interesting day だね」と喜んでいる。

 4時(JST9時)にもう一度萌を寝かせて、なんか甘いものが食べたいと思うと、ああもう日本にはいないんだ、昨日までは好きなお菓子があんなにたくさんあったのにと悲しくなってしまった。

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■ 05/05/18(水) 16:20:03 □ カナダ日程開始
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 午後3時起床、カナダ日程開始。萌のジムナスティックスへ。萌はひと月ぶりなので妙に緊張している。しかし「SH先生はあまり教えてくれないから違う先生がいいな」と萌も道すがら言っていたが、この先生のクラスは相変わらずだ。鉄棒だけを 20 分とかやらせないでほしい。うち 15 分がただの待ち時間なのである。

 我慢できないのでまた苦情を言いに行くと誰もおらず、だが「意見箱」があったので手紙を書いていると、いつも話をするお父さんがやってきて「キッズの数が多すぎて順番が回ってこないんだ」と怒りを表明する、そこで「僕もこうして苦情を書いてるから、あなたも言ってくださいよ。2人から苦情が来ればさすがにクラブもまじめに考えるでしょ。お願いしますよ」と奨励した。

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 萌は今日はまだ時差ぼけで友達とは遊べずジムナスティックスだけだったのだが、機嫌よくずっと一人遊びをしていた。座布団での家作りとか Polly Pocket とか、日本ではやれなかったことを今存分にやっているという感じ。

 Mも日本で渇望していたTVを見まくっている。俺は日本にいるときにTVに出てくる人々の喋り方などにけっこうイライラしてたのだが、やっぱりカナダのTVキャスターの喋り方のほうがずっと耳障りでなくてよいなあと思う。内容的には興味が重ならないからカナダのTVなどぜんぜん見ないが、こういう部分でカナダ文化への順化が進んでいるのかもしれん。

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■ 05/05/19(木) 13:28:48 □「Tomb Raiders」
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 朝9時に寝て1時に起きる。これで夜早く寝れば、明日からほぼ平常運転であろう。萌は帰国後初めてKT家に行った。

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 夜寝る前に日本で買ったゲーム「Tomb Raiders」の練習ステージを萌に見せる。予想通りかっこいい女の子がジャンプするのを見ただけで、萌はうひゃーと興奮してしまった。こういう調子でカンフー的に進めれば楽しいのだが、ガンを使って動物を撃ちまくる本編はやっぱ見せられないよなあ。襲ってくるのは猛獣とはいえ、動物を倒したら気分がよくないのである。

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■ 05/05/21(土) 08:13:21 □ 水泳大進歩
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 日本滞在中に最愛のカシオ Pocket PC が壊れてしまったので、日本のOKOに頼んで次期 Pocket PC マシンをオークションで購入してもらった。すまぬすまぬ、ほんとうに助かります。

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 今日は久々にプールへ行くことにした。萌は大きなフロートにつかまり、バタ足で一人泳ぎして数mを泳いで反対側にたどり着き、ジタバタと体をひねってターンして帰ってくるという進歩を見せた。えらい。水に顔をつけるのはいまだに嫌がるのだが、まあこうして体の使い方を覚えていってくれればいい。

 晩飯後また萌に「Tomb Raiders」をやらせてやると、練習ステージはさすがに飽きて、「旅に出ようよ」という。「旅って?」「旅って外に行くってこと」。うーむそうか、この先があるって分かってるのね。そこで刺激の少なそうな序盤の洞窟ステージに連れて行ってみる。銃で敵の動物を撃つと「あ、ガンだ」というので「これはゲームだから本当のガンじゃないよ、敵も死ぬんじゃなくて気を失うだけだし」とごまかすが、Mに見つかったらヤバイなー(^_^;;)。

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■ 05/05/24(火) 10:41:16 □ 子供の脳内スイッチ
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 M弟ドラマーSTがやってきた。Sunshine Coast の家を売ったと聞いたが、次の家をなんとこの Port Coquitlam 近辺で探してるのだという。お、俺はギターを担いで帰ってきたぜホラ、引っ越してきたらジャムしまくりだぜと興奮して話す。ベースをやる奴がいればほんと、10年ぶりにバンドを組めるではないか。

 SMに呼ばれて出て行った萌がすぐに戻ってきた。どうしたのかと聞くと、また例によってあれをやれこれをやれと命令され怒鳴られて、そんなのやりたくないわと言って帰ってきたんだそうだ。えらい。えらいのでご褒美でチョコレートをあげた。こないだのスイミングといいこうした友達関係といい、なんか日本行き以来萌はいろんな面で成長したよなあ。そういえば3歳のときにノバスコシアに行ったときにも、英語力が爆発したのだった。旅行は子供の脳内スイッチをパチパチとたくさん入れるのだと思われる

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 「Tomb Raiders」ステージ2を萌とともにクリアした。最終的にネット上のガイドを見ないと次に何をすればいいのか分からない(ヒントがまるっきりなく異常に難しい)という難はあるが、萌ともども冒険を心から楽しんでいる。トラップにかかって落石につぶされ、さらにトラップで恐竜に襲われたときには、萌は「私のハートが、ウキウキしているの」と心臓が鳴っていることを表していた。大丈夫? 怖かったらやめるよと尋ねると、「いいの、楽しいウキウキなの」だそうだ。お母さんも意外にも銃撃戦を嫌がらずやらせてくれるし―――「たかがゲームじゃないかまわないわよ」だそうだ―――、よかったよかった。

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■ 05/05/25(水) 08:55:22 □ ナマケモノ先生のバックグラウンド
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 今日はジムナスティックス。先週かなりきつい批判の投書を置いていったのだが、俺と共に先生に怒っていたお父さんはもっとダイレクトに、クラスを1時間半の方に換えてしまったのだそうだ。たしかにそれが一番だが、あと残りクラスは2~3回なのでいまさら変えるのもナンだなという気もする。

 そのお父さんが聞いてきたところでは、ナマケモノ先生は自身で体操をやった経験はなく、だから教えるのが下手なのだそうだ。俺に言わせりゃ体操に限らず仕事への意欲の問題だと思うが、技術的な裏づけがないのだというのにはやっぱりそうかと納得がいく。

 ともあれ今週は、次の種目に進むテンポが若干よくなっているかなという感じ。平均台とマット・鉄棒とロープを組んでサーキットにするなど他の先生と同等の工夫はなされ、とりあえず体が冷えていた先週より子供たちが体を動かしている時間は増していると思われる。萌が退屈せず楽しんでいるのが分かり、この程度やってくれたらあと一月はこれでいいかと思う。

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■ 05/05/28(土) 09:39:43 □ 萌のバースデイパーティ
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 今日は萌のバースデイパーティなのだが、また間が悪く風邪をひいている。ハナと軽い咳で体調はさほど悪くないが。ふー。まあこの程度なら2時間のパーティには支障はあるまい。

◆16:24 萌のパーティ終了。やっぱり知らない子同士が多いし日本語キッズの方が多い状況になっていたので、子供係に任じられた俺とMKとLDは英語キッズが疎外感を感じないようにと気を使い、ずっと走り回っていた。久々に会えたELら他の子と遊んだりするヒマはなかった。

萌もみんなも十分楽しんでいたとは思うが、萌は日本でいろいろと買ってきたので当分おもちゃ類はいらないですとプレゼント贈呈も省いたので、普通のプリスクールの日みたいでバースデイパーティという盛り上がりには欠けた。

 終日萌は咳をしていたのだが、夜になってから熱が出てしまった。明日の運動会はキャンセルとなりそう。忙しいうえに気候が難しい1週間だったからなあ。まあ日本でこうならずによかったと思う。

2005/05/26

2005 年日本滞在記3「小布施の寺と温泉と」

「湯田中とモンキーパーク」「帰国前夜の物思い」ほか。
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■ 05/05/11(水) X 小布施の寺と温泉と
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 昨日は日本での TODO 消化日初日で、善光寺と裾花川散歩が気持ちよかった。Mの旧友のバーも訪問する。



今日は小布施の寺と温泉。日本はまったく美しいなと思う春の日々。あの寺と温泉はいつなんどき行っても満たされる。温泉で萌は最初人前で裸になることを恥ずかしがったそうなのだが、PMとHKが後から加わってからは景色のいい露天風呂を満喫したとのこと。

 帰りにID家に寄る。萌はHKと気が合うのか、子供部屋にこもって2人でせっせとバリケードを築いていた。タイで生まれ埼玉で幼少期を過ごしたKはタイ語が少し分かり、標準語アクセントの日本語を喋るのだが、小布施で生まれ育ったHKはタイ語は皆無で、北信田舎地区のアクセントがあるのがおかしい。聞けばKがHKのアクセントを田舎くせえとからかい喧嘩することがあるのだと。

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 日本に残していたキャンプ用品その他で送れそうなものを今日考えたのだが、どれも高い郵便で送るよりもカナダで買う方が安いという結論しか出ず、断念。もしまた日本に住むことがあったらあの道具たちを活用し、そしてカナダに戻るときに今度こそは割安な引越し便で送ってやろう。それまで道具たちの寿命が持てばだが。

日本に住むことについてMは、こういった小さいうちに住めば萌が完璧に日本の子になってしまうので抵抗があるという。それはその通りで、日本にきてから俺も意識して萌が忘れないようにと英語を喋っているが、彼女はMにしか英語を話さない。英語の方が得意なPMにも日本語で話している。英語力が落ちているとは感じないが(※)、ここにいるとおばあちゃんもびっくりの日本語の自由闊達さに比べて、差が広がっていく一方だ。

(※)逆に日本にいる間にどういうわけか英語の発音が完璧なカナダ発音になってきた。休暇中はお母さんとずっと一緒なのがやっぱり効くのだろうか。「日本の人が話す英語のアクセントに気づくからじゃないか」とMはいう。確かに萌は俺の英語アクセントにも最近うるさい。

 「あのさ、今回斑尾戸隠以外遠出をしなくて、本当に悪かった。なんかやっぱ行くなら友達のいる東京だという思いがあって、それでいながら友達に会っても共通の話題がなく、子供のこと以外何を話していいのか分からんのだよ。それで自分がひどく退屈な人間になった気がして、こっちに来て以来ずっと落ちこんでるんだ」とMに話した。Mには俺のそういう気持ちは意外だったようで驚き、退屈だなんてことはないわよと慰める。「『かつては音楽や政治を熱く語った俺なのに、近頃じゃ話すことといえばベイビーのうんちのことだけだ』って歌もあるじゃない。みんなそうなのよ」。まあ夫婦だから俺たちにはいつも話題があるけどさ。

 Mは日本にいるときの自分の全般的なダウナーさについて話す。やはりアイデンティティの問題だと思うと自己分析していた。やっぱり言葉と文化の両面で常に置き去りにされ、いつもみたいにリードできないことに気疲れがあるのだと思われる。

 そんなわけで二人とも、日本にいるということにある種複雑な感情があるわけである。萌はもちろん、なんのわだかまりもなく毎日ハッピーなのだが。そしてそれがいちばんであります。

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 マリノスのACL中国遠征を見たのだが、こんなのは見たことがないというほどヒドイ相手の時間稼ぎ(※)を10分以上も見せられたのも悔しいが、マリノスの選手たちが1対1でことごとく負けていたのが実に悔しかった。久保ら主力が怪我上がりだったこともあるのだろうが、皆Jのトップレベルなのにと悔しいのである。Jリーグには爆発力と競い合う心を鍛える何かが欠けてるんじゃないかと思う。

(※)怪我のフリでそれぞれ延々3分くらい止まり、さらにボールボーイがマリノスにボールを渡さないなどというすごいシーンもあった ^_^;。ロスタイムは当然実際のロスより短く7分。

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■ 05/05/13(金) X Pocket PC 見つからず
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 M萌は佐久へ。新幹線片道 20 分で2人でなんと \4700。日本の公共サービス物価はむちゃくちゃだと思う。

 俺はどうしても欲しい Pocket PC を探してるのだが、長野では店の選択肢が実に狭い。ラオックスがなくなり探索のしようがない。まいったなとまたあのアニメフィギュア店に行き、カナダの子供たちへのプレゼントを探す。

 あと1時間、何をしていようか困ってフラフラしていると、小さな中古 PC 屋でなんとMKに頼まれていた世界最小ハンドヘルド PC が奇跡的に見つかってしまった。タッチパネルなのが Pocket PC にも似てステキな以外はこんなものが実用になるのかどうか疑わしいが(Linux なんか入るのか?)、とにかく依頼通りに購入。俺の PocketPC は見つからないまま時間切れ。ため息。M萌を拾って駅前で印度カレーを食べて帰ってきた。美味、だが流行ってなさそうで気の毒。

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■ 05/05/14(土) X 着物デー
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 週末悪天候の予報だったのだが、今日もいつものように晴れ時々曇り。実のところローカルケーブルの須坂市ウェザーチャンネルは滞在中延々と「曇り&24℃」といってたのだが、20℃を超えたのは1日だけだったのである。こんなにはずれるウェザーチャンネルは見たことがない。さすがの田舎ケーブル。



 今日は着物デーで萌とAIちゃんはお雛様そのもののように、琴の前に座って写真を撮った。AIちゃんが風邪でかなり調子が悪く、明日の湯田中S家訪問は俺たちだけになるかも。

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■ 05/05/15(日) X 湯田中とモンキーパーク
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 朝またもや地震。これで一月に4度目である。こうして地震のエネルギーが少しずつ抜けているのならいいのだが。

 今日は湯田中S家(サカタ母実家)とおばあちゃんの墓参りとモンキーパーク、AIちゃん一家はやはり風邪で欠席。S家ではKZがおらずおばちゃんとSKだけだったのだが、SKが相変わらず面白い。萌の日英バイリンガルに感心して、「これって、あたしたちが普通の言葉と敬語を意識せず使い分けられるようなものなのかしらね」とうまい分析をしていて、S家は深い思索は駄目だが直感は優れた血統だなあと思った。萌にもその血が流れている。おばちゃんとSKは萌が母さんの子供の頃にそっくりだと言っていた。

 墓参りのあとおばちゃんに連れられて 30 年振りにO旅館に行くと、30 年前に亡くなったおじいちゃんそっくりの人が出てきて仰天した。25 年下の弟なんだそうだ。そんな人がいるとは知らなかったので、幽霊を見たようなうれしい驚きだった。

地獄谷モンキーパークは、「近道」を行ったのだがどえらい山の中で駐車料金を取られ(ここでも日本観光地ぼったくり発生)、そこからモンキーパークまでは延々と登りで、反対側の駐車場から行ったほうが気分がいいなと思う。

冬場ほど温泉に入ってる猿の数は多くなかったが、萌はうわあという顔をして眺めていた。一度人間が近くに来すぎていると感じた猿がしゃーっと萌を威嚇する。萌は怖がり「どうしてあのサルは怒ったの?」と聞くので、別にそんなに近くは行ってなかったけど、あの猿はたぶんボッシーな奴でさ、近くに来られるのが嫌だったんだと思うよ。仕方がないよという。

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 これで今回の日本での行事はすべて終わり。明日は荷造り荷出しで忙しい。日本にいることに俺と萌は飽きてはいないが、さすがにここまで来ると家に帰るときが待ち遠しくなってくる。

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■ 05/05/16(月) X 帰国前夜の物思い
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 郵便を2つ出し、全用事終了。あとはビデオを返したり掃除をするだけで、心配はない。よし。OKO家でゆっくりさせてもらおう。

 「自分が退屈な人間だとトモが落ち込んでいる」という夫婦間の微妙な会話をMがOKO・MKさんにペラペラと話してしまい(苦笑)、みんな同じですよ、今は子供を育てることに皆いっぱいいっぱいで仕方ないですよと、OKOもMKさんも俺を慰めてくれるのであった。いやまったくすいません。

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 晩飯後、明日発つよと店に行って皆に挨拶しようとすると、兄貴がおう来たかとずずーいと俺たちを子供たちのいる住居のところまで案内し、腰を落ち着けて話を始めた。主に子供たちの教育の話などをしたのだが、内容はともあれ兄貴は俺たちと話をしたかったんだなあと痛感した。もう時間がないから荷造りしないとと店を出ながら、もっと早くに兄貴と話す機会を作るべきだったとMともども後悔した。

 母さんと家へ歩きながら、とにかく萌には最高のバケーションだったよと話す。そうねえ、子供は本当に子供が好きだからねえ。萌は明日嫌いな飛行機に乗ることが分かっていて、あーあとぼやいていた。

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 俺は日本でTVをまったく見なかった。Jリーグと競馬を見た程度。単にいつTVをつけてもくだらん番組ばかりだったからだが、今はカナダでも TV Japan(NHK 国際)を見れるので、日本語映像に飢餓感を感じないせいもあるのかな。TVについては NHK 国際で見れる程度のことで十分というか、それ以上は馬鹿タレントに対する不快感の方が勝ってしまい何も楽しめない感じ。

 ひと月の日本滞在をまとめるならば、

● 物価が高くお金がどんどんと消えていく
B しかし買い物が楽しい
● 子供がいる場所でのタバコの煙にはまいる
B が、食べ物はなんでもうまい(ファミリーレストランを除く)
● 交通の流れの悪さと危なさで疲れる(最初から車移動のために作られたカナダの道と、歩いてできた日本の道の違い)
B が、山道を走るとたまらなく楽しい

 といったところ。美しい春の野山を眺めて車でゆっくり走る楽しさや山菜のおいしさはカナダでは得られないもので、暮らしが楽な方に住んでこうして訪問もできるのだから、俺たちは恵まれているのだろう―――という程度のつまらない感想しか思いつかないとは、ああなんて俺は感受性のニブい奴なんだと思うが仕方がない。

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■ 05/05/17(火) X 成田も煙だらけ
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◆12:01 新幹線車中。玄関を出る前から、「おばあちゃん悲しいなあ」「泣いちゃう?」「泣いちゃうかも。一緒に行きたいなあ、萌ちゃんのポケットに入れないかなあ」「でも、おばあちゃん大きいから、入れないよ」と名残惜しさを母さんと萌が語り合っており、駅で大泣きになるかと心配したのだが無事笑って別れられた。今回一緒に行事をすることはなかったが 30 日間たっぷりと孫娘と遊べたわけで、おばあちゃんも満ち足りた気持ちなのだろう。実際孫たちがしょっちゅうやってくるおかげで、おばあちゃんは昔よりすごく幸せそうに見える。


 あさOKOが別れを言いにやってきたので、兄貴を頼むよと言う。OKOはビデオや写真のことで黙っていろいろと面倒を見てくれた。あいつが肉場で包丁を握ってるのを昨日見て、なんだお前ちゃんと包丁を使えんのかといいつつニターリと笑ってしまったな。

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 成田でチェックイン後飯を食おうとすると、空港のレストランでさえ禁煙ではないことを知りぶったまげた。空港が全面禁煙でも、これでは意味がないではないか。

 ◆19:30、大幅に遅れて出発。来るときもそうだったが、成田の滑走路はめちゃくちゃ混んでいる。目の前を何台もの飛行機が着陸し離陸するのを眺めてからの出発となった。

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 着陸2時間前にライトがついて朝食となり、今回は首尾よく寝てくれた萌も起きる。スクリーンに出た地図を見て旅の大半が終わっていることを知り、もうこんなに飛んだのとすごく喜んでいる。4時間ほどきちっと寝たので疲れはさほどないらしく、そこから着陸までまったく問題なく過ごしてくれた。よしよし。滞在中飛行機にまた乗ることのおそれを何度も口にしていたが、疲れとタービュランスがなければなんともないのであった。はー、お疲れ様でした。

2005/05/23

2005 年日本滞在記2「おそるべし戸隠忍者村」

「日本のけむり問題」「OKO家のタープ」ほか。
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■ 05/05/02(月) □ 日本のけむり問題
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 長野の町へ行く。向かい合っていたダイエーとそごうの両方がつぶれてランドマークがなくなり、善光寺通りを見つけられず大回りしてしまった。小さな町だから、借りた車ボルボがでかくて気を遣い疲れる。手頃なパーキングを見つけるまでは落ち着いて買い物もできなかった。

 PMとランチを食べたのだが、こないだのモスバーガー同様デニーズもタバコの煙が充満しており、息苦しい。こういうところにしばらくいると萌はもちろん、普段タバコを吸う俺でさえも体調が悪くなる。タバコを吸うのはせいぜい数分だが、煙が充満した中に数十分いるのは直接吸う以上に体に悪いのではないだろうか。これはカナダ同様行政が強制しないとどうしようもないだろう。子供が出入りする場所では外に出て吸う、と決めるだけでいいのだが。しかし俺はカナダに行く前からなるべくそうしてはいたけど、タバコを吸わない人がいるスタジオなんかではヘーキで吸ってたなあと反省する。

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 善光寺通りは車の通行を止めて花祭りをやっていて、なかなか春らしく美しかった。このあたりを散策してのんびりと春の町を楽しんだ。Mが会いたかった外国語学校の同僚T先生は、退社していて会えず。

 善光寺そばにアニメフィギュアを売ってる面白い店があったのだが、萌は手頃なのがたくさんあったルパンではなく高額なセーラームーン一式などを欲しがり買ってやれず。俺は「コナミウィニングイレブン 2002」という、Playstation 用最後=最強? と思われるサッカーゲームがあったので¥880 で買ったのだが、昔試した W イレブン 98 とあまり違いはないようだ。見えるところにいる味方につまらないショートパスをつないでゴール前では「スルーパス」ボタンを押すだけ。スローのリプレイでGKの動きがナチュラルで素晴らしいのが分かるのに感心する程度で、やっぱどこが人気なのかさっぱり分からないへンなゲームである。ぜんぜんサッカーをやってる気がせず10分ほど試して止める。

 もう一本の「パラッパラッパー」はほぼ期待通りに子供たちと盛り上がる。だが2面からは異様に難しく、先に進めそうにないのが残念。

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■ 05/05/04(水) □ OKO家のタープ
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俺の出不精に愛想を尽かしたMが、MYさんとPMを誘って一日買い物に出、俺はOKOと共に子供たちと遊んでいた。OKOの家の庭にタープを張るなどして快適に過ごした。OKO家は8年間で、庭も家も工夫と歴史が重なってよくなったなあと思う。これといって話すこともなく、俺たちは静かにタープの日陰から萌とAIちゃんを眺めていた。


 俺の出不精は自分でもよく理由が分からなくて困っている。ここにいるだけじゃ、俺と萌はよくてもMには退屈なのだとは分かってはいるのだが、東京その他にイザと出掛けて行く気力が湧いてこないのである。行くとすれば友達のいる東京に行きたいのだが、行っても皆には数時間しか会えないしなあ........と、引っ込み思案な気持ちになってしまう。OKOにそういう気持ちを話してみると、俺も全然行ってないよ、皆家族ができるとむずかしいよねというのだった。まったくなんだ。家族がね。

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■ 05/05/05(木) □ 法事とお祭り
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今日は法事と夜お祭り。ディラン青年だった高校の同級生Sに会った。ふっくらしてたが話し方など何も変わりない。「今でもオノヨーコを聴くと、初めてあの絶叫を聴かされたSの部屋を思い出すよ」となどと話す。小学校高学年らしいソリの娘たちは俺に興味を示し、だれだれ誰なのと口をはさんでくる。「お父さんとおじさんはね、昔ギターを弾いてかっこよかったんだぜ」と教えてやると、「嘘だー、お父さんなんかオヤジだよー」とはやし立てていた。

 夜になってから近所を小さなみこしが通り、萌をつれて見に行った。夏だったらもっと本当の大きな祭りにもつれてってやれるんだけどなあ。

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 萌は最近絵を集中して描かなくなって、あれほどよかったのが描きなぐりのつまらない絵ばかりを量産するようになっていたのだが、日本に来ておばあちゃんという新たなアドマイヤラーを得たからなのか、また素晴らしい絵をどしどし描き始めた。それを1階の壁に貼ってギャラリーとしてもらって喜んでいる。おばあちゃんと萌は実に気が合っている。「おばあちゃんのご飯のほうがお父さんのよりもおいしい」などと言っている(^_^;;)。

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■ 05/05/08(日) □ 斑尾タングラム
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残りの日程がもう詰まっていて遠出はできないのだが、近場で斑尾ホテルタングラムへ。早く着き過ぎて部屋に入れずブラブラする。ここはレジャー型ホテルで、昔はイトコの子たちが遊ぶのを見てるだけだったが、自分の子と一緒だとプール等に入る気にもなる。しかし連休直後のシーズンオフだからなのか、あまり稼動しているアミューズメントもない。家族向けリゾートというならもう2~3点、子供が喜ぶものを用意しておいてほしいと思う。

 野尻湖までのR18は北信きっての快適ワインディングなのだが、父さんのボルボ940は常にターボがかかる寸前のトルクの谷で走るクセがついてるようで、ギヤを落とさないと登っていかない。ATのギヤ比も日本の道に合わないし、トルクの谷から回転が落ちないよう保持するために常に必要以上に踏んでいるので、燃費も悪い。ステアリングの正確さも車体のフラットさも今ひとつで、飛ばしてないのにけっこう疲れてしまう。設計が 20 年前(おそらく)と思えば悪い車とは言いきれないが、自分ちのレガシィにここで乗りたいなあとつくづく思った。

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ホテル裏の小川とインドアプール(水泳帽着用義務あり・笑)で遊び、晩飯。日本食に飽きているMのためもありフレンチレストランを選んだのだが、入ってみると黒服の人々が待ち構えているどフォーマルなレストランなのであった。


 スウェットシャツにプール上がりのボサボサ頭の俺はげげと思ったが、まあ入れてさえくれるならどう思われてもかまわんかとそのまま入る。さいわい店の人たちは皆いい人たちで(あるいは俺たちみたいな粗忽な客を扱い慣れてるのか)、にこやかに対応してくれた。「少しずつ出てくるとお腹がいっぱいになって最後まで食べられそうにないので、全部出してください」といったお願いにも笑って答えてくれる。

 「ここは静かでちゃんとしたレストランだから、静かにまっすぐ座って食べてね」と言われた萌は俺たちよりもずっと行儀よく、しゃんと背筋を伸ばして食べていた。えらい。そう命じていながら俺とMは、この自分らがフォーマルな場所でかしこまっているということに耐え切れず、うつむき背中をまるめてうぷぷと笑いながら食べていた。

 勘定もどうすればいいのか分からず、俺はテーブル上に置かれた「お会計の際はご提示ください」と書かれたプレートをそっと持ち上げ、「ニッ」と笑ってウェイトレスさんが気づいてくれるのをじっと待っていた。それがまたおかしくてMが顔を覆って涙を流して笑い、実になんというかおかげさまで、楽しい旅の思い出となったのである。料理自体もかなりおいしかったし、お世話になりました。

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■ 05/05/09(月) □ おそるべし戸隠忍者村
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 2日目、チェックアウト時に萌の希望で、誰もいないホテルの外風呂に入る。萌が普段入ってるお湯よりも相当に熱いのだが、「日本の温泉に入りたい」という気持ちが強かったらしく、足から腰、胸、肩ときっちり入ってしまったのだった。頭に手ぬぐいを乗せてゴキゲン。

 そして熱くなると岩に腰かけて体をさまし、冷えるとまた暖まりと繰り返して、2人でたっぷりと霧の流れ込む岩風呂を味わった。斑尾の温泉は思ったよりもずっといい湯で、実に暖まった。

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 そこから45分ほどで戸隠奥社へ。ここは初めて来たのだが、参道前に脚を踏み入れた途端に戸隠の巨大な山が頭上ずいーんと現れて、もうこれ一発で山岳信仰にババーンとやられてしまった。奥社門前というこれ以上はありえない戸隠そば本場で素晴らしくうまい戸隠そばを食べ、さあ奥社へ行ってみようかと思ったら参道から神社が見えない。看板を見ると片道2Km とある。うげ。往復4Km を萌がすんなり歩くとは思えず、ここへ来た目的である忍者村に早く行きたくもあり、行きたがるMを多数決で下して奥社は次回としてもらった。お詫びのしるしに鳥居の横にあった小さなホコラにお賽銭を積む。これは敗者復活祈願のホコラに違いなく、そうMに説明する。

 忍者村に行きまず手裏剣などの展示物を眺めていると、「戸隠忍者○○代目現当主のだれそれより寄贈」と書いてあり、その人らしき人が岩に頭突きする修行写真なども大量に飾ってある。「へー忍者の現当主だってさ。こんな修業して、今時何のためにやってんのかねえ」と明らかに小馬鹿にした発言を(英語で)していると、少し離れたところにいた人がツカツカとこちらにやってきて、ドイツなまりの英語で「彼は私の師であります。千葉に道場を持ち、私たちに技を伝授してくださっています」と真顔で俺にいうのであった。

 あまりの意外な展開に絶句し、「そ、そうですか、すると今でも本当に教えておられるんですね」とへどもどと答える。○○流古武術とジャケットに書いてある五分刈りドイツ人(?)の彼は、ニコリともせずに立ち去ったのであった。いや本当に口には気をつけないといけないというお話です。そういえばカナダのGも昔、「日本に行って忍者の修行をしたい」と俺に言い、俺たちにバカにされたのであった。きっと外国の人々にとって「ニンジャ」というのは、カラテとかアイキドーとかと同じマーシャルアーツの一種のような感覚なのであろうとMとひそひそ話し合う。

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萌が一番楽しみにしていた「忍者からくり屋敷」は想像以上に面白かった。意外なところが戸になってるくらいは想像の範囲内だが(Mのからくり見破り情熱がすごかった・笑)、目くらましの部屋にはまさに驚愕。あんなのはカナダが誇るサイエンスワールドでも体験したことがない。さらにやっと出口を見つけたと思って行ったところが元の入り口で、係のおじさんに「まだ半分しか見てないよ」といわれヒントをもらい、嬉々として探検し直す。萌は暗い部分でやや怖がっていたが、大丈夫、次のドアはどこだと元気づけて、皆で心底楽しめた。外にある忍者橋等も楽し。


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もう一軒施設を訪れてから最後に中社でお参り。中社からは美しい山々を眺めながらゆるりゆるりと降りていく。日本の山道は走っていて面白いなあとつくづく思う。巨大ボルボだし後ろを疲れさせたくないのでペースは格当遅いのだが、それでも面白い。レガシィだったらなあとは常に思うが、パワーのいらない下りをゆっくり走っているかぎりボルボも適度なフラットさを保て快適に走れる。移動をするにはカナダの道のほうがストレスがなく効率が高くて快適なのだが、低速でゆるゆる走る日本の山道はなんともいえず味わい深い。日本でバイクやスポーツカーが盛んなのは、こういう道がどこにでもあるからだよなあ。

 暗くなる頃帰宅。やはりちょっとだけでも旅は楽しい。こういう日本のぐわと声が出るような美しい山を見ながらのゆるゆる田舎旅が、やっぱり俺はバイク時代からずーっと同じでいちばん楽しい。Mも萌も疲れてもニコニコでした。

2005/05/21

2005 年日本滞在記1「トモ発熱で出鼻くじかれ」

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■ 05/04/15(金) ■ 「浪漫飛行」
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NHKの音楽番組で米米クラブの人が「浪漫飛行」という昔の歌をやっていた。あらためて聴くとすごくいい歌だなと思う。全曲通して聴いたのは初めてなのだが、あの頃日本の80年代の気分とこのメロディが、まったく知らぬ間に俺の胸に密着しているのであった。「そして僕は途方に暮れる」を聞いてもおなじ感覚を感じる。

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■ 05/04/16(土) ■ パッキング開始
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昨日成田のホテルの予約をし一安心。Pocket PC で時差を確認するとホテル入りはちょうどカナダ時間夜の零時で、ここからさらに長野まで直行で4時間移動せざるを得なかった前回は無理無理であったとあらためて反省する。今日からは物理的なパッキングを開始だ。今日を含めて準備はあと3日。前日にならないと本当の荷造りというのはできないものなのだが、できるところだけやっておこう。

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■ 05/04/19(火) ■ つくづく遠い日本とカナダ
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萌は旅行の興奮に加え昨日日本語幼稚園の買い物ごっこでアイスにマシュマロにジェリーと全部食べたそうで(晩飯前にそりゃ食べさせすぎですぜ先生)、シュガーブーストがかかってしまい夜眠れず、寝てからも何度も悪夢で目を覚まして大変であった。俺も眠れたのはやはり2時。ふー。まあ皆通常の疲れの範囲内、大丈夫。

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◆10:47 チェックインと食事を済ませ、それでもまだボーディングまで1時間半。早く来たお陰でいい席が取れたが、時間を持て余す。萌はJALのカウンターで、「どうしてみんな(ここでは)日本語喋ってるの? 私も日本語喋っていいの?」と、すでに普段とは違う日本っぽさに興奮している。

◆14:07 離陸後小1時間、萌は先に子供ミールをいただき、リラックスしている。今のところ窓から異世界の景色を眺め、本を読みおもちゃで遊ぶなどこれ以上ないほどこの飛行機の旅を楽しんでおり、それが俺たちをリラックスさせてくれる。各席ごとにエンターテインメントボックスも備わり、快適この上なし。出発は遅れたのだが追い風で到着は早まるようだし。

◆16:40 ベーリング海上空、アラスカにさしかかるあたりからすごい氷の世界が続いている。海の水が静止しているのは、あれは凍っているのだろう。すごい。このまま萌が寝てくれれば浪漫飛行なのだが、興奮しているのでそうはうまくいかず、退屈して「早く日本へ行こうよ」と俺たちを困らせ始めた。これ以上は望めないほど恵まれたフライトだが、やはり10時間は死ぬほど長い。休憩がないからなあ、空の上では。

◆20:36 最後の機内食を終え、着陸まで1時間半。萌はついに寝なかった。ホテルにつく前にバタリであろう。まあ致し方なし。つくづく遠い、日本とカナダ。

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◆01:33 ホテルの売店でおにぎりを買って食べ、今寝るところ。疲れた、クラクラする。

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■ 05/04/21(木) ■ ホテルのナイスな朝
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日本時間の夕方に寝て午前3時に皆起きる。風呂に入ったりして6時頃まで時間をつぶし、散歩。この「成田ビューホテル」は、建物は古いが景色がよく、安くて従業員が親切で文句ない。美しい庭を歩くと雨上がりで気温は低いのだが、湿気があって肌ざむさを感じない。不思議にやさしい湿度感覚。これで30度とかになったら灼熱地獄なわけだが。



萌は昨夜飛行機が着陸体勢に入る頃予想通りに眠さと疲労がキックインし、タービュランスの揺れと気圧変化の不快さと疲れが一気に押し寄せて泣いてしまい、悪いことに早目進行だったフライトが最後に着陸順番待ちで30分以上も遅れて1時間もそのまま待たされ、よほどにつらかったようだ。ホテルで寝る間際、「カナダに帰るときにも飛行機に乗らなきゃならないの?」と涙声で訊ねていた。

で着陸すると同時に萌は眠り、そのままMの肩でずっと寝ていてほしかったのだが、ターミナルへ向かうバスに乗るときに気配でまた目を覚ましてしまう。そこからはとにかく最短時間でのホテル入りを目指す。

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入管で「娘さんは日本国藉を持っているのでしたら日本の旅券を取得していただきたい」と、『神国日本の血が入ってるくせに異国の旅券を持つとはナニゴトだ』と言いたいとしか解釈できぬことを役人に言われる。「カナダで生まれカナダの正式なパスポートで日本に入るんですよ。何が問題なんですか。日本の戸籍には入っていますが、住んでないのに日本のパスポートなど取りようがないじゃないですか」とやや語勢を強めると、役人は黙ってハンコ類を押し始めたのだが、パスポートを返すときにもう一度、目を合わせずうつむいたまま「日本の旅券を取得してくださいね」とつぶやくのであった。

もう返事もせずにその場を去ったが、いったいあれはなんだったのであろうか。神国日本の血を汚すからカナダの国籍所有は望ましくないと言いたいのはよ~く分かるが、国際取り決めにのっとって発行されているパスポートに難癖をつけるいわれがないではないか。理解できん。荷物受け取りに向かいながらMが笑い、「トモ、声が明らかに怒っていたわよ」という。「まったくだ。今度あんなことをいわれたら、もうすでに純粋な日本の血じゃないんだから手遅れだ、余計な心配はせんでくれと言うよ」。

ホテルへのシャトルバスを待ちながら、萌は「ここ本当に日本なの?」と訊ねていた。泊まりのホテルへのチェックインは実にすんなりと進み(―――さすがに土地柄で、「とにかく一刻も早く休みたい」という飛行機客のニーズに答える迅速さだった―――)、移動パート1は終わり。ひゅー。ここまでで本当に存分に疲れた。このあと長野まで直行した3年前は、子供連れの移動のしんどさを知らぬが故の暴挙であった。萌はホテルに着くと興奮が疲労を乗り越えて躁状態になり、延々と眠れなくて困ったが。

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◆11:57 新幹線で軽井沢を通過。乗り継ぎでかなりバタバタして俺とMは疲れているが、至極順調。萌は「おばあちゃんに会ったらね、あのね、あのね........」と盛り上がっている。

◆15:57 じいちゃんばあちゃんとひとしきり遊び、今は落ち着かせて眠るためにビデオ鑑賞中。おばあちゃんには十分萌との遊びを楽しんでもらえました。ふー。

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■ 05/04/22(金) ■ MYさん訪問
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皆でできるだけ長く寝ようと努力したが、4時半には目が覚めてしまった。萌は元気&ハッピー。天気がよくないのが残念。

萌は依然疲れとイレギュラースケジュールとで食が進まない。ちょっと食べては止めてしまう。3人とも疲れもあり、今日は散歩とMYさん訪問以外はぐったりする予定。夕方いとこボーイズが押し寄せるとのことなので、できれば萌に昼寝をさせたいところ。

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MYさんと新生児TPを訪問する。TPはまだ実に生まれたばかりで、壊れそうで近くに行くのが怖い。老猫ちびは3年前よりも健康になっていて驚いたが、俺を完全に忘れていて近くに来てくれなかったが(泣)。

萌を寝かせようと車で市内を30分ほど走ったが効果なし。しかし春の日本の野山は美しい。角を曲がるたびに今満開の桜を中心に鮮やかな緑の風景が目に飛びこんできて、3人でうわおと声を上げてしまう。

結局眠れないままボーイズがやってくる。KSが昔同様萌と控えめに遊んでくれる。HKは3年前ほどこの世の外にいる感じはせず、照れてかわざと粗暴に振る舞っている。KNも言葉によるコミュニケーションが可能になっており、せっかちなのか何を言いたいのかよく分からんが(笑)、さかんに話し掛けてくる。

そのうちに萌が牛乳カートンロボットを通じてHKチームに入り、意気投合して一緒に遊び始める。これはえらく予想外であった(笑)。遅れてきたIDボーイズは、3年前と変わりない。

萌は限界までボーイズと遊び、晩飯時に気を失いそうにまで疲れたのだが、興奮したソウルはなかなか鎮まらず、そこから1時間映画を見せていても寝てくれなかった。やれやれ。

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■ 05/04/23(土) ■ 一日AIちゃんと遊ぶ
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真夜中過ぎに地震で目を覚ます。Mも俺もとっさに萌に覆い被さる。ものが倒れてくるほどの震度は感じなかったが、ガタガタガタと振動が長くて相当に恐ろしかった。萌はさいわい目を覚まさず。震度は4で、ガラスが割れた建物が1軒あったとのこと。

地震のあとも外で人が騒ぐ物音で目を覚ましたりし、俺もMもなかなか寝不足が直らない毎日。

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今日はまる一日AIちゃんと遊ぶデーだった。遊んで遊んで疲れ果て、晩飯時にはなかば失神状態でそのまま2階へ。今日はスンナリと寝てくれ、除々にだがタイムシフトはできている。なぜなのか今も毎日、「ここ本当に日本なの?」と訊ねている。夕方疲れてくると、カナダ以外の場所にいるということに非現実感を覚えるらしい。

萌より1歳下のAIちゃんは、最初の30分ほどだけお母さんを必要としていたのだが、その後はお母さんが出掛けても俺と萌と元気に遊び、いい感じであった。いかにも「幼児」という感じ。萌がお姉さんに見える。

MYさんの話し方が都会の娘さんから2児の母親になってることに気が付いた。MYさんは自分でも、「須坂の量販店で服を探すのが普通の感覚になった」と笑っている。3年で変わるものはいろいろあるなあ。

OKOの家に行くと、吉祥寺のアパートで一緒に暮らした時代のものが残っていて、俺たちの青春の匂いがする。

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■ 05/04/24(日) ■ 小布施の川遊び
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今日もみな5時前起き。まあ萌の体調はよさそうなのでよし。今は働いているので日曜しか空いていない小布施のPM家へ。PMは普段一番苦手な日本語で話すことが多いせいもあってか、Mともうとことん喋りまくっていた。



ランチのあと子供たちと川へ行く。萌はボーイズのあとを追って、石の河原を跳びまくる。「おーい!ちょっと待てよー!」と口調がアニメの冒険少年になってるのがおかしい。

Kは美しい少年で、陰影を感じさせる性格や年下の萌を気遣うやさしさも相まって、こりゃ中学とかに入ったらえらいこっちゃだなとMと言う。Hの方は逆に気の強さが男子に人気を博しそうだ。

夜、PMとMYさんがそれぞれ自分の可能性を結婚と出産で断念していることの切なさをMがいう。―――うーん、それは俺も同じだからなあ。カナダにいると退屈だが、だけど萌のお陰で明日を待ち望んで生きていられるんだよねと話した。

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■ 05/04/25(月) ■ トモ発熱
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萌も10時間近く寝たらしいのだが、朝機嫌悪し。アニメを見たいとダダをこね、下のコタツルームに降りる。俺は時差はほぼ解消したが風邪をひき、筋肉痛がひどい。Mは相変わらずの睡眠障害と花粉症(?)による声枯れ。今日は天気も悪く、買い物程度で静かにしていよう。まあ萌の機嫌次第だが。

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俺の筋肉痛は休んでいても全然よくならず薬に頼る。こないだのフルーのときレべルでしんどい。風邪をひくたびにこんなになってしまうなんて、なんかこれがトシなのか、マズイ........という感じ。

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■ 05/04/27(水) ■ 発熱 39.2℃
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おとといの後半から昨日はほとんど起き上がることもできず、母さんに連れられて医者に行き、薬を処方してもらう。検査でフルーではなく風邪だと判明したが、あまりにしんどくて母さんの決めるがまま、医者でも母親に病状を説明してもらい診断と指示を聞いてもらうという、40過ぎて情けない状態であった(泣笑)。

とにかく薬を飲んで寝て汗をかき、丸一日で耐えられないつらさは脱したが、今日も俺は出歩くのは無理。Mと萌は幸い昨日より体調がいいので、電車に乗って長野市へ買い出しに出ていった。

二人が出たあと風呂に入るとかなりの空腹を感じ、昨日の残りのサカタレストラン宗石亭バーガ―を食べる。うまい。肉自体がうまいよなあやはり。昨夜母さんが作ってくれた野菜炒めも、カナダでは味わえない野菜のやわらかさで、柔らかいゆえに加熱が最小で済む(かつガスの炎による短時間一気調理)ので実にみずみずしくうまい野菜炒めになっていた。ああいうのを食べると、カナダではこんなのは作れないよなあと無力感を感じる。

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■ 05/04/30(土) ■ 宝の山を整理&臥竜山
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起きるとやっと全快を感じ、2階に山積みになったトモM日本時代の宝の山を整理し始める。けっこういいものがゴロゴロ見つかるが、カナダに何を送るか悩む。日本の郵便は高いからなあ。それにある程度いらないものはゴミにも出そうと思ったのだが、それも数日やそこらでは無理。いらない雑誌その他は八幡ハウス取り壊し時に破棄してもらうべきであった。とりあえず掘りだしたなつかしいTVとVCRは滞在中使えそうだが。



午後臥竜山公園へ。桜は俺の病中に散ってしまい完全に見逃した。が新緑が美しい。子供の頃はバカにしていた公園だが、大人になってから来ると箱庭的美しさに満ちているなあ。

2005/04/14

日記「カナダに不可欠な50曲の謎」

「おもひでぽろぽろ」「マルセイユの中田」ほか。

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■ 05/03/26(土) 10:28:09 □ 突発的フルー
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寝ている間にひどく体調を崩す。なんだこれは? 何かヘンなものを昨日食べたわけでもないのに。風邪かなあ。ふいー。

いっぺん寝なおしてもダメ。フルーか。お茶漬け以外飯を食えない。ふいー。ともかく体を休め、たまっていた3本のTVテープをただただ消化する。

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TVを見ながらうたた寝し、体調がより悪くなったので4時から8時までもう一度ちゃんと寝直した。俺が寝ている間に萌がそっと入ってきて、枕元に子供風邪シロップとスプーンを置いていったらしい。

「萌、さっき薬持ってきてくれた?」
「そうだよ。飲んだの?」
「うん飲んだ、ありがとう」
「いいよ」

やさしい子である。無論シロップは飲まなかったけど。

とにかく頭痛と悪寒を大人の風邪薬で抑える。ふう。胃が働かず、なにも食えない。一家の主夫がこうして倒れてしまうと、病人が食えるようなものが家になにもないなあと昼間つくづく思った。

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■ 05/03/27(日) 10:27:26 □「おもひでぽろぽろ」
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よく寝て起きたがまだダメ。体調は昨日よりはよいが。萌がイースターエッグハントをするのを遠目で見つつハーブティーを飲む。ふー。

とにかくなにもできず、夕方一人でジブリ「おもひでぽろぽろ」を見た。あんまり面白い映画ではないが、日本の田舎の風景が美しい。山形だそうだが、長野にもほぼ同じ田舎光景は当然あった。

TV Japan の樋口一葉ドラマに出てきた多摩の風景もよかった。あれは昔バイトでビラを配りに行ったことのある玉川学園あたりだなと見当が付き、あとから調べると隣の町田にある桜美林大学が舞台になっていた。あのあたりの多摩里山も懐かしい。あー、帰りたいなあと思う。日本の山が見える場所なら、俺はどこでもいいのかもしれない。ああいう場所から離れて暮らしていることに、ときおりものすごい喪失感を覚える。

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■ 05/03/30(水) 08:42:20 □ まる4日でついに復活
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空腹を感じて目を覚ます。よしよしと満を持して起き上がり、トーストを食べながらニュース。バーレーン戦は勝ってはいたが、ニュースで見る限り中田も中村も高原もチーム全体もいいところなく、ひどい内容であった。オウンゴールで点が取れて助かったとしかいいようがない。これで残りのアウェイ2戦に勝てるのだろうか....。もうポイント的にイランは捕まえられないにしても、アウェイでバーレーンに確実に勝てるのか。バーレーンはすでにアウェイで北朝鮮に勝ってしまっており、日本がバーレーンに負けたらひっくり返されてしまうのである。ジーコ日本はほんとダメなり。

さあともあれ掃除をしよう。寝ながら気になっていた布団のホコリも叩こう。

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■ 05/04/01(金) 09:33:22 □「カナダに不可欠な50曲の謎」
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体調はやっと完全に戻った。病気で寝込んでいたので、萌と1日遊んだのは1週間ぶりであった。そしてつくづくしみじみと、この子と一緒にいると気分がいいと思う。楽しくて、気持ちが明るくなる。Mにそういうと、「あたしも先週ずっと主婦をやっていて、萌の世話を楽しんだわ」と言っていた。

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CBCラジオで「カナダに不可欠な50曲」という企画があり、こないだの「カナダを代表する偉人ベスト100」に次いでMが盛り上がっていて、Web を見てみたら 1/3 くらいしか俺の知ってる曲はなかった。というかジョニとニールヤングは以外は、日本にまったく輸入されていないのだった。

カナダに不可欠な50曲
1. 'Four Strong Winds' - Ian and Sylvia (1963)
2. 'If I had $1000000' - the Barenaked Ladies (1992)
3. 'Heart of Gold' - Neil Young (1971)
4. 'Northwest Passage' - Stan Rogers (1981)
5. 'American Woman' - The Guess Who (1970)
6. 'Canadian Railroad Trilogy' - Gordon Lightfoot (1967)
7. 'Both Sides Now' - Joni Mitchell (1969)
8. 'Suzanne' - Leonard Cohen (1967)
9. 'Big Yellow Taxi' - Joni Mitchell (1970)
10. 'Early Morning Rain' - Gordon Lightfoot (1966)

(太字は日本でも有名な曲)

ラジオでそれら俺の知らないカナダの名曲がかかると、輸入しなかった日本のレコードディレクターの判断は妥当だったと思う。レナードコーエンとかブルースコバーンとかは、その文化的重要度は分かるが音楽的にツライ。音楽性よりも文学性が高い。



そして輝く1位が「Four Strong Winds」という、全然名前も聞いたこともない曲であることに驚いた。ニール・ヤングがカバーしてるのを聴いてみると、すごく淡々としたフォークで、歌詞を読んでみても何の歌かよく分からない。

「Four Strong Winds」
Think I'll go out to Alberta,
Weather's good there in the fall.
I got some friends that I can go to working for,
Still I wish you'd change your mind
If I asked you one more time,
But we've been through that a hundred times or more.

アルバータへ行くことにしたよ。秋は気候がいいし
仕事を世話してくれる友だちもいる
もう一度俺が尋ねたら
君が気を変えてくれはしまいかとまだ思っているけれど
もう百回以上その話はしたしね

Four strong winds that blow lonely
Seven seas that run high
All those things that don’t change come what may
But our good times are all gone
And I’m bound for moving on
I look for you if Im ever back this way

四つの風は交わることなく吹き
七つの海は波高く
何があろうと変わることはない
いい時はもう過ぎてしまった
俺はもう次へ行くべきなのさ
もしこっちに戻ることがあったなら、君を探すよ


それで俺が「なぜにこれがかくも重要なの??」と聞くと、「分かってないわね、この歌詞がイイんじゃない」と解説してくれた。つまり仕事のない東から西へと男が旅立つ、愛する女を連れて行きたいが彼女の心を変えることはできなかった....という歌なのだった。

そこまで解説してもらってあーなるほどとやっと歌詞の背景が分かる。つまりこれはあれだ、日本人が「上野発の夜行列車」と聞いただけで破れた心と旅情とがズビーンと胸に迫るように、大西洋側の東の州が貧しいカナダでは、「西に行く」というだけでそうした哀感が胸を打つわけである。最後のラインは「俺にはお前が最後の女~」とまったく等価なのである。

「なんかさ、日本の歌を訳してやると、『日本の流行歌は悲しい恋の歌ばっかりだ、なぜだ』とLDや君は糾弾するが、カナダ人だってやっぱりこういう哀愁ものが好きなんではないか」と指摘すると、まあこれは例外よとかなんとか言っていた。まあたしかに、2位が超ホンワカの「百万ドルがあったなら」だしな。あの歌は日本で言うならなんだ、「しあわせだなあ、ぼくは君といるときが....」級のおまぬけちゃんである。

まあいずれにせよ俺は「日本に不可欠な50曲」なんて1曲も投票できないなと思った。たとえば今日皿を洗いながら聴いてたARBだけでも、名曲を10曲やそこらは挙げられる。そういう曲たちは俺には不可欠なわけだが、「日本に不可欠」なんてのに投票する民衆にはまったく未知の宝物なのだ。んで実際に投票が行われると(何年か前にTVでやったらしい)、懐メロ+サザンオールスターズみたいな無意味なチャートが出来上がってしまうわけである。でも音楽リスナーと一般大衆との間の乖離が日本ほどないカナダでは、Mが心を動かし「Four Strong Winds」を聴きたがったように、こうしたチャートにもそれなりの意味がこもるのだろう。

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■ 05/04/03(日) 10:56:26 □ マルセイユの中田
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マルセイユ・パリSGの放送をやってるのだが中田コは今度は左DFで、笑ってしまうほど懐かしい完璧なトルシエのフラット3をやっている。チームにはもうフィットしているのが見て取れる。代表時代よりも目立とうという気持ちがあるのか攻撃にも上がっているし、得意の長いレンジのフィードは効いている。こないだも思ったがフレンチリーグはフィジカルでレベルが高いので、このゲームに溶け込んでるところが改めて能力が高いなと感じさせる。やはりトルシエが呼ぶだけのことはあり、また振り返れば代表で不動のレギュラーだった理由もこういうスマートな能力の高さにあったのだろう。なにしろ際立つタックルをしたりする選手ではないので、当時は何がそこまで不動なのか分からん(別に不満もないが)という感じだったのだが、相手の攻撃選手にドリブル勝負を挑まれるところまで持ってこさせないポジションニングも含めて力量が高いのだろう。

しかしこのフラット3が懐かしいなあ、ホント。クラブだと代表よりもトルシエの戦術がきれいに決まるのかもしれないが、パリSGのスピードのある攻撃陣に対してハーフライン近くまでオフサイドラインを上げて守っており、そこからすーっとディレイをかけて戻り、危険なエリアに来る頃には中盤選手も戻ってるので相手が仕事をするスペースがなくなるというのがよく分かる。あー日本もまたこれをやれたらなあ。

Pさんに借りて見た去年のジーコ3試合(東アジア韓国・ア杯中国・WC予選シンガポール)を見てると、その場その場の選手の判断と力量だけで戦っており、チームとしては何もやってないのが明らかなのだった。アジアのベスト4くらいはそれで足りても、個の力が同等以上の(―――このフレンチリーグなんか見れば、欧州じゃ無名選手でもしっかりうまいのだとつくづく思う―――)チームに勝てるかどうかは、イラン戦でも明らかになったように「相手のチャンスが決まる確率÷中村のビッグプレーが出る確率」という感じなのだ。せっかく 1998 年よりも選手の質が上がり 2002 年からは選手の海外(苦闘?)経験が上がっているのに、組織力がないゆえそれを生かせていない。ジーコを雇い続ける協会に対する怒りがふつふつと湧いてくる

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ぐえ 2nd ハーフの最初のプレーで中田コがオウンゴール! これがフランスで最初に脚光を浴びるプレーかもしれない (^-^;。。―――おーしかしマルセイユ追いついた。オーシ! と意外にも盛り上がってしまった。オウンゴールもあって高い評価は受けにくいだろうが、今まで彼を見た中で一番よかったのである。

フレンチリーグは面白い。ダッチよりレベルが高くて、ドイツより華があって、英国ほどバチバチにフィジカルではなく、イタリーよりも守備が弱い分攻め合いが楽しめる。有名人は少ないがよい。中田コはいいところに仕事を得たなあと思う。

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さっき母さんから電話があり、萌ちゃんが何を食べられるのか考えちゃって眠れないのよなどと言う。楽しみにしてくれてるようである。萌の体調も上昇中であり、今度はいい旅行になりそう。日本への出発まであと7日。