2009/05/19

日記「キヨシローの追悼番組」

「チェルシー・バルサとJリーグ」「保守ロックステーション」「やりすぎライド」ほか。

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■09/05/06(水) □ チェルシー・バルサとJリーグ
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 【CLチェルシー・バルサ】なかなか壮絶な戦いだったが(特にドログバとトゥーレのアイボリーコースト勢同士の競り合いは爽快怪獣映画であった)、全体としてはどれほどパスを回してもチェルシーの守備ブロックを崩せないバルサにフラストレーションを感じる試合だった。バルサは鬼のキープ力を持ちながら、最後は放り込み跳ね返されるばかり。なんかめちゃレベルの高い日本 VS 韓国みたいな感じである。

 結局世界最高と誰もが認めるバルサの攻撃力がチェルシーの守備を突き抜けるシーンは皆無で、双方あれだけ攻めあっても点はマグレに近いミドルしか入らなかった。ショートパス戦法の日本も欧州強国を相手にすればこんな試合になるだろうなあと思う。たとえ最高にデキがよくてもここまで、という感じ。ま、だからといって岡田監督に他の戦法をやってほしいとは思わないが。

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 ここ数日ネットやTVで柏・浦和、ACL名古屋・蔚山、CL準決勝、そしてトロント(MLS)対バンクーバーといろんなサッカーを見たのだが、Jリーグのよくない特徴は選手のアタフタした落ち着きのなさにあると思う。対面の相手とボールの動きをさまざまに予測し、何が起きても間髪いれず対応しようと緊張しているのだ。これがスポーツ的にいいことなのか疑問だ。たとえばボールホルダーをマークする典型的Jの守備選手は、細かなフェイントに全部反応した挙句ボディバランスを崩し、結局クロスを入れられてしまうことが多い。

 それに対しチェルシーの選手は、メッシがボールを持っても無駄な動きをせず仕掛けを待ち、メッシが動けばすっとコースを切り、ボールを奪おうとはせず縦を切ることで攻撃を無効化している。この両者には技を比べあう武道家の果たし合い的な美しさがあり、Jのアタフタ者たちにはそれがないのである。Jの選手は遠目どうもハイスクールの子供に見えるのだが、それも挙動が落ち着かないからだろう。まあJ選手だって代表レベルならば当然プレイは落ち着き美しいのだが。

 MLSはJよりレベルが低いが、プレイスピードが遅くゆったり構えても間に合うためか、Jほどアタフタは目立たない。スピードが落ちたバンクーバーの平野がトロントのFWにぶっちぎられたシーンがあったが、そのFWが切り返しに手間取る間に追いついてボールを奪い返していた。Jリーグではこんな、ベテランの読みと技がスピードを抑えるという牧歌的なシーンは起こりえず、だからベテランは毎年どんどん切られてしまうんだろうが、Jリーグももっと落ち着いた技術の果たし合いが頻発するリーグになってくれたらいいなと思う。

 しかしトロント(MLS)対バンクーバー(北米2部リーグ)なんていう低レベルのサッカーでも、見れば意外に楽しめるな。トロントの客席はびっくりするほど客が入り熱い応援をしていて、これはカナダで一番人気のある都市バンクーバーへの対抗意識があるに違いないと思う。バンクーバーが再来年MLSに入ったら楽しくなりそうだ。福西なんか簡単に引退しないでMLSにくればいいのである。北米なら生活習慣も苦労しないのだし。

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■09/05/09(土) □ 保守ロックステーション
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 天気がよく木漏れ日が最高の一日、みなでほぼ丸一日庭で過ごした。遊んだり、草を取ったり肥料をまいたり。筋肉痛なり。

 Mと同じラジオを俺用にも買ってきて、庭仕事時にいろんな局にチューンして聞いてみたが、バンクーバーっていい音楽をやってる局はないなー。車上じゃだいたいクラシックロック局 Rock 101 を聴いてるのだが、ここはクラシックというより「保守」ロック局であって、大有名バンドの大有名曲(と、イモいので世界に発信されなかった米加限定ヒット)しかかからない。たとえばストーンズなら「サティスファクション」や「ブラウンシュガー」、クラプトンなら「レイラ」のそれも unplugged がかかるという塩梅。大御所でも何年も聴いてないアルバム曲をかけてくれるなら喜んで新鮮に聴けるのだが、もう血肉細胞化してしまっているそうした曲をラジオで聴きたいとは思わんのである。

 「現代ロック」The Fox のほうは才能に乏しいバンドのノイジーな音楽が流れている。今日午前中は The Fox でトップ 20 番組をやってたので聴いてたのだが、ほんとつまらんと思った。意外性のあるいいメロディやコード進行なんかぜんぜん出てこない。

 しばらく前にMの同僚の20代青年の前でギターを弾いたとき、彼がストーンズを1曲も、それこそ「ブラウンシュガー」すら知らないことにタマげたが、彼の世代が聴いているであろうこの The Fox ではクラシックロックがかからず、Rock 101では現代ロックがかからないという隔絶が、カナダのラジオのつまらなさなのだ。どっちで流れてもウケる「普遍的にかっこいいロック」がカナダにだってあるはずなのに。俺はそれを聴きたいのである。

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■09/05/10(日) □ やりすぎライド
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午後、BLちゃん家と仮設プレイランドにいく。友達と一緒にライドに乗る機会はあまりないのでよかったな、しかしカナダのライドはほんとに超高速で恐ろしいと思っていると、最初は楽しんでいた萌の顔がだんだんアンハッピーになっていく。うわ、やっぱ速すぎてパニックになったか、しかし止まるまではどうにもできん―――と止まったところで迎えにいき話を聞くと、あまりの遠心力で並んだ3人分の体重が全部萌にかかりすげえ痛かったのだとのこと。そうか、怖くはなかったの? 大丈夫だったよ。そうか、焦ったぜ。

 あとで写真を見るとたしかに、3人が完全に外側に寄っている。子供がバーに捕まってこらえられるような遠心力じゃないということである。明らかにやりすぎなり。

 そしていつもこういう移動式プレイランドで思うのだが、なんで係員があそこまで無愛想なのだ。小さな子供が速すぎるライドで大変な思いをしていても気に留めることすらなく、売店では子供(萌)が自分の財布からいそいそとお金を出しキャンディアップルなどを買っても、店員はサンキューともいわずに品物を渡す。

 こりゃまるでフロリダにいるみたいだなと思い、ああそうか、これもつまり「最低賃金でアイソよくなんかやってられっかよ」問題なのかなと思い至る。フロリダで愛想がよかったのは職員待遇がいいディズニーワールド内の人々だけだったのだが、それと同じなのではないか。同じ運営会社のプレイランドでも夏のPNEでは生活がかからぬ学生バイトが係員をやってるから愛想がよく、おっさんおばさんがやってるこういう通常営業ではこのようにケンもホロロの態度になるのかもしれん。

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■09/05/16(土) □ 「ゼルダ」再開
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 萌は咳がまだ残り、Mが風邪真っ只中、俺もやや頭痛と寒気がする日。数ヶ月中断していた「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」を萌とやる。風の島~風の神殿とダンジョンを攻略しえらい盛り上がった。ゲームで「そうだ! これだ~!」とひらめきに胸躍らせるのは久しぶり。

 ペンのみで戦うという操作性にストレスをいつも感じるが、そこさえ我慢すれば「ゼルダ」は実によくできた謎解きゲームだ。観察力とひらめきがないと解けず、しかしその2つがあれば絶対に解けるデキのよい謎が次々に登場し、迷うことなく先へ進める。RPGのダンジョンというのはたいてい分岐があって、正解ルートが見つかっても少し戻って全ルートを探索せざるを得ないようになっているのだが、このゲームのダンジョンは謎が解けたら心配しないで先に進みなさいという作りになっているのがよい。子供が知的興奮に身を任せ突き進んでいけるのだ。

 ゲーム本編とは別に人魚探し、大砲ゲーム、釣りといった息抜き寄り道遊び要素もようやく見つかって、楽しくなってきた。

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■09/05/17(日) □ キヨシローの追悼番組
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 日本語学校運動会。天気は悪いという予報だったのだが晴れ、楽しかった。朝から興奮しすぎていた萌は、同じく興奮して加減が利かないKTとじゃれ合って走り転び、膝とひじをすりむきまくっていた。俺はラジオ体操と綱引き以外は見ていただけなのだが、帰るとぐったりと疲れを感じる。俺も若干風邪をひいてるのと、久々の直射日光のせいか。

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 NHKのキヨシロー追悼番組がやっとこっちでも流れたのだが、いかに偉才でキングで反骨の人だったかと紹介しつつ名曲ライブを流すだけで、どうということのない番組だった。ロック葬だったというのに、葬式の様子は3人の弔辞が紹介されただけ。そんなものを見たくはない。まあTVなんてこんなものか。NHKが捉えたキヨシロー像なんてこんなものか。

 俺はキヨシローが惜しまれる歴史的存在で「キングオブライブ」だったことではなく、彼の声と歌とレコードが好きだったのである。大学1年のとき野音を見に行って、「なんか(高3で)はじめて見たときのほうがすごかったというか、キヨシローはいつも同じことをやってるんだな」とライブ中気持ちが冷めてしまったのだが、ミックジャガーっぽく客をあおりまくるその頃の映像を今見ても同じ感覚を覚える。ギターを弾きながら歌う最初期の映像のほうがいい。キヨシローのライブが本当にすごかったのは、客をあおり乗せるためにではなく、後先考えず個人的な怒りをほとばらせるためにステージに上がっていたタイマーズ時代だよな。あれは本当にすごかった。客席にいて体に電撃が走った。

 番組は「トランジスタ・ラジオ」「君が僕を知ってる」と続き、胸が熱くなる。あれくらい自分の青春と分かちがたく結びついた歌は、やはり他にはない。こんなTV番組を見るよりも、日本に残し見つからなくなってしまったRCのカセットを全部取り戻したい。こんなときには外国暮らしを悲しく思う。誰もがこんなパーソナルな結びつきを、キヨシローと持っているはずなのだ。

2009/05/07

日記「トランジスタ・ラジオ(清志郎の訃報)」

「清志郎の訃報」「紙相撲」「子供TV問題」ほか。

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■09/04/28(火) □ 豚インフルエンザの脅威
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小仕事を終わらせ日本語学校。萌はこの頃日本語テストでいい点を取ろうと燃えているようである。先週は漢字と読解で 80 点という見事なスコア。3年生ともなると相当に漢字も難しくなっており、知らない単語も出ている中で、なかなかその点は取れないと思うな。

帰ってディナーを食べると、Mに命じられたとかで萌が夕方外で石拾いをする。そんなの明日暖かいときでいいよと何度も声をかけるが、やりたいのだと中に入らない。そのうちに顔に赤味がさし咳をし始めた。はあ、夏がくるまではこうして昼間の暖かさに調子に乗り、朝夕冷えて風邪をひくんだろうな。豚インフルエンザの脅威が間近に迫っており、熱など出たら恐ろしいのである。

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■09/04/29(水) □ ゲームもネタが尽きて
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CL、マンU対アーセナルを見る。アーセナルって強いのかと思ったら、現状ではマンUの敵ではないという感じ。マンUは全員が全力で走りながら、ボールタッチだけは絶妙にやわらかくすることを意識しているようだ。フルスピードのパスワークなんて現実には1試合に何度もつながらないのであって、このマンUは8割のパス速度で1試合戦うことができるのだからすごい。

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掃除と庭仕事などの合間に、ふと思い立って久々に FM 2008 をやってみる。試合をやるとやっぱり楽しいが、練習の指示とか移籍処理はやっぱつくづく面倒だなあと思う。シーズン準備などする根気が続かん。コーチに引退され有能な人材を探す必要が出たりすると、ほんと面倒だとため息が出る。この面倒さを回避し時間を短縮するオプションもないからな。

その点カルチョビットは本当にお手軽で楽しかったが、15年目にチャレンジカップを勝ったあたりからはリーグ内で自チームが突出して強くなりすぎ、19年目で三冠を達成する頃にはリーグ4強にも負ける可能性なしというところまで来てしまった。こうなるとチャレンジカップ以外楽しみがなくなってしまう。毎年お気に入りの選手を少しずつ放出してリーグの競争性を取り戻そうと努力したのだが、自チームを弱くするという方向でゲームを楽しむのはやはり無理があり、20年目で終了することにした。2ヶ月存分に楽しめたので大満足だったけども。

次にやるゲームを現在物色中。萌と一緒に遊ぶためのゲームもネタが尽きて長いので、なんかないかなと考えている。

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■09/05/01(金) □ BCは春がない
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豚インフルエンザの感染拡大は、毎日じわじわ広がってはいるがその速度が落ちてきた感がある。おとといまでは数時間ごとに新しく悪いニュースが入ってきたのだが、昨日からトップニュースとして別のニュースが入ってきた。感染の勢いをコントロールできてきたのかもしれない。

今日は暑い。午後には26度まで上がる。もう日なたにはしんどくていられないほど。寒くなくなってよかったねえと言っていた翌週がこれだから、BCは春がないよなあと思う。日本の人は英会話などで必ず「日本は四季があり」というので英米カナダの人々からうちだってあるわと失笑されるのだが、カナダはやはり緯度が高いので照れば紫外線がきつく曇れば寒いと両極端になり、春らしさは断片的にしか感じられないのが本当のところ。

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■09/05/02(土) □ 清志郎の訃報
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朝新聞を開くと、キヨシローの訃報。あーやはり。半年ほど前なにかにゲスト出演したという噂を聞いたきりで、彼のことを思うたびにああザワザワと不安だけを感じていたのだが、ガン患者の場合噂がないということは日々進行しているということなのだろう。うちの父さんもそうだったもんなあ。嘆息。シンガーじゃなくなってもいいから生きていてほしかった。でも手術して引退して生きるという選択肢は、キヨシローは取らなかったんだよな。

58歳。高3のとき市民会館で初めて見たときにはグレイトなオッサンたちだと思っていたが、あのときはまだ若干30歳の青年ロッカーだったわけだ。ようし俺もRCみたいのをやるぜと東京に行き14年、その後の14年をカナダで過ごしたことになるのか。そんなことをつらつらと思いながらRCの歌を思い出していると、それだけで涙が出そうになる。当分RCは聴けないな。

新聞を見て呆然とする俺に萌が気づく。萌は「どうしたんだ、ヘイヘイベイベ!」くらいは知っているし、俺がファンなのはよくわかってるので同情してくれた。近年NHKで見る枯れたミュージシャンとしてのキヨシローに新しいものはもう期待してなかったけれど、やっぱり生きていてほしかった。同い年のどんとが死んだのもショックだったが、キヨシローはやっぱほんとに別格だった。ジョンが死んだときよりもダメージは大きい。さよなら、キヨシロー。

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■09/05/03(日) □ 紙相撲
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キヨシローが亡くなって1日以上経ったのに、各新聞サイトに号外追悼ページみたいなものが作られないのが不思議。大手マスコミなんてキヨシローファンの巣窟だと思うのだが。いずれ共犯新聞が特別号を出してくれるだろうけれど。

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NHK で紙相撲をやっていて、これを作ろうと萌と2時間ほど盛り上がる。紙相撲というのはスティックが土俵を裏から叩くわけだが、この位置と当たり具合によっては力士が簡単にひっくり返り、あっけなく勝負が終わり面白くもなんともない。そこで土俵全体に振動が弱くイーブンに伝わるようにと、取り付け位置に工夫を凝らす。最終的に厚紙クッションを土俵の裏に取り付け、スティックが直接当たらないようにした。これで長時間の熱戦を楽しむことができるのである。よし。

今日はALが来たので、彼にもモンスター力士を作らせトーナメントに招待した。なるべくバカで怖いレスラーを作るんだぜ、わかったね。で3チーム総当たりで勝負をし、ALの勝ちとなる。彼は本物の紙相撲を見たことがないゆえ異常に底面積の広い怪獣を作ってしまいフェアではなかったのだが、まあゲストだからいいかということで。

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■09/05/04(月) □ 子供TV問題
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最近萌のTV視聴時間がひどく長くなり困っている。子供チャンネルが午後「スポンジボブ」というスポンジに顔と手足がついた安直なアニメなどを延々とやっており、こんなくだらないものを長い時間見てたら頭がバカになるよ、こんなのよりゲームをやってくれたほうがまだいいよと言い聞かせるのだが、萌はなにか絵を描いたりレゴをやったりしつつもこのチャンネルに釘付けになっている。

 こっちのアニメの創造性の欠如はとんでもない。すべて動物かモノに手足がついたものがキャラであり、性格は類型的で、ぎゃーぎゃーと騒がしい会話とドタバタの面白さだけで持たせるのだ。トムとジェリーから何の進歩もない―――というより絵なんか退化している。いかに少ない作業で量産できるかしか考えてない単純な絵には面白さなどかけらもない(↑この2つのキャラを見よ)。

まさに子供だましのモンキービジネス。イヤミとかレレレのおじさんとかベシなどを見せてやりたいものだと思う。ニャロメなんか萌も一目見て覚えたもんな。天才の創造物に触れられたわが子供時代は幸福であった。

ともあれ、これはいかんとMとも相談し、今日からは子供チャンネルは最大1時間と決定した。萌は最近音感が悪くなってきた気がするのだが、それもひょっとするとこういうTVの見すぎによる脳への悪影響なんじゃないかと疑う。まめにピアノを弾かせ、歌を歌わせていこう。

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■09/05/05(火) □ トランジスタ・ラジオ
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Mの通勤の慰めにとラジオを買うことにした。うちの奥さんは国営放送CBC―FMの政治トーク番組が超好きでいつでもキッチンで聴いてるのだが(あれって日本で言えば「ストリーム」みたいな番組なのかな? より穏やかな「アクセス」か)、通勤中に聞けたら楽しかろうと。

しかしカナダ最大の家電ストア Futureshop ではなんと、「いまどきラジオなんて置いてない」といわれ驚く。1つもないの? 次の電機専門店 RadioShack も、高価な据え置きラジオはあれど普通の携帯ラジオはなし。iPod 的製品はどこに行っても何百種類も置いてあり違いがわからん世の中なのだが、ラジオはここまで廃れていたのか。

まあ考えてみれば、普通ラジオを聴くのは移動中で、カナダで移動は普通クルマであり、バス上などでなにかを聞くニーズを持つのはほとんど学生なんだよな。で学生はラジオなぞ興味ないのだろう。俺もラジオなんて仕事で車に乗るようになるまで聞かなかったしな。

 結局見つかったのは Coby という聞いたこともないチープな中国製。内臓スピーカ付きでわずか $12。安い。この値段じゃ音はヘボくて当たり前だと思うが、極小カードサイズ携帯ラジオでスピーカ付きというのが珍しい。スピーカでラジオを鳴らせるのは庭仕事その他俺の家事のお供として最適ゆえ、まるで駄目ならこいつを俺用にキープしMには別なのを探せばいいかとゲットしてみると、これが意外やちゃんと使えてしまうのであった。スピーカ・イヤホンともに実用になる音質で、FMは感度も非常によい(AMは現代では電気ノイズが激しく、どんなラジオでも屋内では聞きづらい)。これは当たりなプロダクトで、自分用にもう1個買ってこよう。

しかしこないだ田中康夫が「アクセス」で言ってた通り、こういう超安い中国製品でも実用上問題ないというご時勢ゆえに日本の電機メーカーは苦労してるのね。今回は予算 $20 くらいで、できれば日本メーカーという感じで出かけてきたのだが、唯一見つかったジャパンクオリティの製品はソニーの $35 スピーカなしというやつだった。サイズも機能も Coby に劣る。勝つとすればブランドから想像される音質だけであるが、俺が普段使ってるソニーのヘッドフォンは音は劣悪なので(※)、いまどきのソニーブランドにはあまり期待もできない。
(※)あれほど音が悪いものをわざわざソニーが作るはずがないので、たぶん OEM だろう。

あのソニーくらいのラジオなら15年前の日本でももっと安く買えたはずで(俺が昔持ってたパナソニックAMラジオは千円以下だった)、つまり日本のラジオはぜんぜん安くなってないわけである。この安さ勝負で負ける傾向がTVやVCRやコンピュータにも及び、日本メーカーは苦戦してるのだろう。

俺とMが使ってる携帯は韓国サムスン製で、うちにある電気製品で最も使いにくく感度が悪く電池が持たないひどい製品なのだが、これが電話会社指定のものなのだから選択の余地がない。こんなものでも売れてしまうのだから、品質や性能で勝負してもどうにもならない世界なのである。勝負できるのは値段だけなのだ。腹が立つが、あとちょっと出してもイイやつがほしいというレンジに日本メーカーが高品質高機能な商品を届けてこないのだから、消費者はどうすることもできない。ソニーがこの Coby の品質を上げたものを $20 で売ればラジオをほしい人は絶対に買うと思うが、$35 スピーカなしじゃ話にならないのである。

晩飯を食べながらテーブルにラジオを置いて、小さなスピーカから鳴る音楽を聴くと気持ちいい。ちょうどいい具合に Under My Thumb がかかった。ベイエリアから、リバプールから、このアンテナがキャッチしたナンバー。RCサクセションはまだまったく聴けない。来年くらいまで聴けそうにない。

2009/04/19

日記「カナダ教師の書く手紙」

「萌からの手紙」「CM消費者」ほか。

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■09/04/13(月) □ おばあちゃんへの手紙
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萌からの手紙が届いたよと、母さんが電話してきた。「誰からだろうと開けてみたら萌ちゃんなんで、久々にうれしかったよ」。萌がまったく自発的に書いてきたものなのだが、味があっていい手紙である。カナダの子が日本文を書くと、「熱がきたりいったりして (←fever comes and goes)」といった英文和訳がどうしても出てきてしまうのだが、そこがまた味がありイイ。

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■09/04/18(土) □ CM消費者
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萌とMは久々に一緒にお出かけ。萌は靴と一緒になんかキャンディにシロップをたらして食べる駄菓子みたいなものを買ってきた。よくこんなものをMが許したなと思う甘くて体に悪そうなものを、ランチ後うれしそうにペロペロとなめている。萌はこの頃買い物に行くときは必ず自分の財布を持っていき、TVのCMで見たものとかを買っているんだよな。日ごとひそかにあれを買うぞと心に決めているのだろう。

 学校でも水曜日にはライスクラッカーなどのスナックが買えるそうで、自分の貯金箱からいそいそと50セントを出して持っていく。CMのターゲット消費者になってるのは困りものだが、その心の動きはよくわかるしかわいらしい。こういう一連の、自分で何かを決めて行うことがインディペンデントでうれしいのだろう。

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■09/04/22(水) □ Verbathon 再び
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フランス語動詞活用リレーゲーム Verbathon の学校レベル大会を見に来た。チームは前回とメンバーが替わっており、萌のチームは遅い子が多くて、2回のトライの両方で負けていた。後で聞くと学年最下位=4位だったそうで、萌は悔しくてちょっと泣いたとのこと。泣かなくていいよそんなの。1位と2位を発表してモチベーションを上げるのはいいが、3位4位まで発表したら悔しさと遅い子を責める気持ちが生まれるだけではないか。こんなリレーの勝ち負けなんて組み分け次第なわけで、努力が実るとは限らないのである。

 放課後クラスのENのお母さんが、「SVのチームが勝って区の大会に行くことになったけど、SVと○○がクラスで一番速いんだから、一緒にするのはフェアじゃないわよね。別々のグループにすべきなのよ。私は先生に言うわ」と俺に不満をぶちまけてきた。あーそれは気づかなかったなあと答えたが、そんな勝ち負けを真剣に気にするほどのイベントじゃないだろうこんなもの。なんか全般にずれてるよなあ、この順位付けワールド。Mはカナダはコンペティティブな人が多すぎるというが、ENお母さんの出身地中東もそうなのかもしれん。

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■09/04/23(木) □ カナダ教師の書く手紙
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 台湾おじさんが放課後また、プリント通知がわからないと質問に来た。こないだの英語教育意味なき礼賛にはゲンナリしたが困ってるのを助けるのはまったく問題ないので読んであげると、そのうち3枚は俺が読んでも意味がわからず保留にしといた奴だった。

 あーこれね。これはね、僕が読んでもわからなかったんだよ。たぶんこういう意味だと思うけど、はっきりわからないんだよね。これは文章が下手なのであって、あなたのせいではないよと力づける。

 だいたいカナダの学校通知って喋り言葉をそのまま書くからさ、全部読まないとなんの通知かすらわからないでしょ。一目でわかるようにポイントを抜き出して書いてくれ(箇条書き)といつも思うよ。日本じゃこんなわかりにくい通知の書き方はしないよ。台湾でもそうなんじゃない? ―――と尋ねると、そうだそうだとうなづくおじさんであった。

 たかだか学校行事の通知なのに、書き手が下手だから TOEFUL の長文読解のごとく難しいのである。俺が翻訳でやるビジネス文書も下手な文章だと常々思うが(※)、カナダの教師は簡潔な通達の書き方を習わんのだろうか。
(※)こないだのアップル社のはよかったな、公文書なのに「Nice」なんて言葉が出てきて。

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■09/04/24(金) □ チャイニーズペインティング
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フィールドトリップ:チャイニーズペインティングというから水墨画かなと思ったら、墨と絵の具を合わせて文字と絵を描くというものだった。ナイス。筆の使い方などの説明がまずある。この筆が懐かしいぜと萌のグループを手伝った。

 萌は張り切って知ってる漢字を書く。萌の友達ALはもうチャイニーズスクールに行ってないのだそうだ。聞けぱAL母のMYも漢字は書けないそうで、漢字ってやはりそれほどに難しいのねえ。

 しかし先生は中国おばさんだが、愛想が悪く、そして教え方がえらい古い。コミュニケートが下手で子供の注意を引き付けられないし、春だから寒色は使ってはいけないと強制するし、萌やKLが俺から漢字を習って書いてもまるで無反応だし、上手な子の絵も一向にほめない。子供とコミュニケートしほめて伸ばすといったといった、ごく普通の現代性がないのである。先生がこんななので、あまり盛り上がるフィールドトリップではなかったのでした。

2009/04/13

日記「日加スピーチ大会の違い」

「ショーンにびっくり」「動詞活用当てゲーム」ほか。

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■09/03/30(月) □ ショーンにびっくり
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 テープに残っていた「英語で喋らナイト」ショーン・レノンの巻を見る。ジョンとヨーコの子なんだからショーンもクセのある気性の人なんだろうと想像していたら、信じられないほどいい人なんで驚いた。控えめで穏やかに話しくだらぬ質問にも丁寧に答え、日本の親戚との付き合いもあるそうで日本文化に通じており、日本語が飛び交う状況でも動じずわかる部分を拾っては反応している。「英語で喋らナイト」史上最も気遣いのある外国人ゲストだったんじゃないかと思うくらいナイスな人だった。驚き。

 残念ながらミュージシャンとしての才能はあまりないっぽいが(エレキギターの構えもなってない)、声はちゃんとジョンの血が入りいい声である。彼はよく日本に招かれてセッションしているが、それはこの声に加えこの性格のよさが日本のミュージシャンに愛されてるんだろうなあ。

 萌もこのショーを興味深げに見ていた。片親が日本人という同じ境遇に興味を感じたのかもしれない。軽井沢でのジョンの写真は同じものを俺も土屋写真館で買い壁に貼ってあるし、去年みなで行った鬼押し出し園でのレノン一家のスナップもあり、あーっといって喜ぶ。

 ジョン・レノンってどうして死んだのと途中で萌に聞かれた。「うーん、クレイジーな、あまりにもジョンを好きだった奴がさ、友達になってくれって感じでジョンのところに来たわけ。でジョンが、知らない奴だったし、忙しいからってただ行こうとしたら、そいつがガンで撃っちゃったのよ」「それは本当にクレイジーじゃない!」「そうなんだよ」。

 世の中のひどい暴力や悲しい事件について、子供はどのように学び耐性をつけていくのだろうか。どのように伝えていけばいいのだろうかと考えてしまう。

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■09/04/04(土) □ 春恒例のモールプレイランド
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萌が行きたがった春恒例のショッピングモール移動式プレイランドへ。カナダのプレイランドのライドはすべて俺が適当と思うより 1.5 倍くらい速くて、遠心力でぐるぐる系は見ていてストレスを感じるくらいの勢いでキリキリと回っている。あんなものに乗ったら自分がどうなってるかなんてまったくわからんだろう。上下左右むちゃくちゃにされ頭真っ白になるのが快感なのかなあ。

 場内を一周してエクストリームじゃないのはメリーゴーラウンドと小さなローリングボートだけだとわかり、萌と相談しその両方に乗ることにする。幼児用のこのメリーゴーラウンドですら、なにかにつかまってないと横Gがきつくてふらつくくらいの勢いで回っている。

俺は乗り物に弱くライドは絶対に酔うのだが、ローリングボートはゆっくりした横揺れに回転が加わる程度でもっともウィーニー(しょぼい)だし時間も短いので、萌に付き添って乗ってみた。この手のライドに乗るのは昔しこたま酔った西武園以来20年ぶりだったが、うわーっと叫びながら視線を遠めに取っていればぎりぎりOKであった。降りた後はグラグラしたが楽しかった。萌ともども苦手を克服した感覚があり、機嫌よく帰る。



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■09/04/07(火) □ 動詞活用当てゲーム
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明日から天気が崩れるようだが、今日も昨日同様の夏日。萌の学校の動詞活用当てゲーム Verbathon というイベントで隣町の小学校へ。

 「フランス語は動詞にみな苦労するでしょ? それをゲームで楽しく学べるのが Verbathon なのです」てな先生の長い長いペアレンツ向け説明があり、やっとゲームが始まるかと思ったらその後も、ルール、いかにキッズをモーティベートするか、全国レベルでの盛り上がりといった英仏まじりの PowerPoint プレゼンが延々と続く。

 今日は萌の学校のキッズがこの学校の生徒にゲームのデモンストレーションを行うというので、こうして大挙(生徒+送迎の父兄で100人ほど)隣町まできてるのに、こんな長話をされても...。この学校の子供が集中して聞くわけがないしこの学校の父兄はいないわけで、なんで俺たちはここでこんなことをしてるのかと思う。結局1時間半この学校にいて、キッズがゲームを披露したのは5分少々。これではうちの先生の長話を聞くためにわざわざ大勢で隣町の学校まで来たとしかいいようないではないか。彼が PowerPoint を持って1人でここにくれば済んだイベントである。

どうもカナダの学校行事はこういうのが多い。つまりアクティビティよりも教師の話が多く、そして教師が子供よりも親に向かって喋っているという図式がある。それは彼らが努力や方針を親に伝えたいからなのだろうが、要点を手短に述べ子供を解放してやってくれと毎度思う。

 まあ子供というものは退屈に強く、俺はイラついたが5分のアクションでもキッズは楽しかったようである。萌はスクールのチームシャツがえらい気に入り、このまま帰り日本語学校に着ていきたいという。明日返せばいいと先生にも許可をもらえたのでそうしておいた。萌はなにかチームに入りたい年頃なのかなあ。





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■09/04/09(木) □ 日加スピーチ大会の違い
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 久々の生徒集会。萌のクラスがダンス演技をするというので見に来たのだが、ダンスではなく単なる「ホッキポッキ(幼稚園児がやる輪になったお遊戯)」だった。ジム全体を「くだらん」という空気が包む。やってる子供らはウケてないことには気づいていないだろうが(※)、当然終わっても拍手はまばらであった。

 クリスマスコンサートもそうだが、せっかくの年に一度のクラス発表の機会に、こうして価値ないものをやらせる多くの教師の考えが理解できない。子供はみな Public Recognition(公衆に認めてもらうこと)を求めていて、ここでいいものを作りバリっと発表させてやればその気持ちが報われるのに。
(※)萌も実は気づいていて、次の日ビデオを見ながら「観衆がこんなつまらないのを見なきゃならないなんてひどいよね。こんなのただ子供が遊んでるだけだもんね、見てもつまんないよ」というので驚いた。子供だってわかってるのである。おざなりでごまかせやしないのだ。まったく教師はしっかりしてもらいたい。

 メルはうちの小学校が保守的で、カリキュラムに知的挑戦が欠けていると不満を持っているのだが(フランス語なので俺にはカリキュラムは皆目わからない)、俺はむしろ学校の楽しさを生かしてくれないこうした教師の気の利かなさ、義務感丸出しの仕事ぶりにイラだつのである。昨日のゲームイベントだってもっと楽しくできたはずだろう。

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 でもまあ萌が日本の学校なんか行ってたら俺はきっともっとイラついてるんだろうな。こないだ行ったバンクーバー日本語学校連盟のスピーチ大会なんかまさしく「日本の学校行事」で、誰がそう意図したわけでもなかろうが威圧的だったもんなー。

 今日午後うちにきたSVと萌が、昨日クラスでやったフランス語スピーチをお互いに披露しあったのだが、これが2人とも声音の多様さとジェスチュアと表情の豊かさに満ち溢れたスンバらしいものであった。内容はまるっきりわからないが見てるだけで楽しいのである。沈うつな日本語スピーチ大会と正反対である。

 だいたい日本語スピーチ大会はスピーチを「暗誦」しなきゃならないというところからしてスポ根的で馬鹿ばかしく、メモを持つくらい別にいいだろうと尋ねたのだが受け入れられなかったんだよな。シーンとした中「○○番××さん」と呼ばれ、過緊張のなか宙を見つめて暗記したものを言えという日本式は困難を克服することに意味があると信じるポンニチ我慢大会系行事であって、カナダ式スピーチは自分の能力と魅力を存分に披露し、拍手歓声を受け Public Recognition を味わいなさいという開いたものなのである。カナダ式のほうが圧倒的に楽しく好ましいのであった。スピーチ内容は日本の夏について書いたオリジナルな前回(↓)のほうが間違いなくよかったと思うが。
日本の夏

こんにちは。今日は、去年の夏に日本に行ったときのことを話したいとおもいます。ひこうきで成田について私がまず思ったこどは、『本当に日本にいるの?しんじられん!あつい!しぬほどあつい!」ということです。せみの声も気持ちよかったです。

私たちは、おばあちゃんのすむ長野に行ぎ、一ヶ月いろんなことをしました。とくに楽しかったのは、おまつりとニンテンドーDSとキャンプりょこうです。お祭りでは、スーパーボールを紙ですくって、花火をやって、カキ水を食ベて、流しそうめんをやって、とても楽しかったです。

ニンテンドーDSは、七夕様にニンテンドーDSをお願いして、私のおばあちゃんに買ってもらいました。たいこの達人で、いとこと一緒にたくさん対戦して遊びました。ほかのいろんな楽しいニンテンドーDSのゲームも遊びました。ニンテンドーDSをもらえてよかったと思います。キャンプは、いとこの家族といっしょに行ぎました。ごはんが、超おいしくって、どっても楽しかったです。

最後に、私の母は、日本語をあまりしゃベらなくて、おばあちゃんは英語をしゃベらないので、日本にいるあいだはずっと二人のために、私が通訳をしてあげました。私はとてもうれしくて、誇らしくおもいました。どうも、ありがとうございました。

2009/03/31

日記「TVばかり見てる春」

「WBC決勝」「21世紀のリズム感」「ストリームを惜しむ」ほか

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■09/03/21(土) □「時をかける少女」
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 スプリングブレイク(春休み)の疲れから萌が発熱。一緒に遊んでいる間、前にP氏にいただいたアニメDVD「時をかける少女」を見た。原作や原田知世の「時をかける少女」とはまるで違う話になっており、出だしからしばらく意味不明だったのだが、途中からヒロインの子のオバカさが炸裂し大笑いとなる。

 そして最後まで見てうーんそうか、そういうことだったのかと納得し、萌ともども最初からもう一度それぞれの「タイムスリップ」シーンの時系列を検証しつつ、全部見直してしまった。面白かった。日本映画らしく突っ込みどころは多いのだが(タイムパラドクス+いくつかの納得しがたい部分がある)、それを気にしないで味わえるくらいよかった。

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■09/03/22(日) □「男たちの大和」
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 萌の熱は一晩で下がった。よし。

 夜、1人で映画「男たちの大和」を見る。タイトルからして戦友の熱い友情と英霊の悲劇みたいなありがちな話なんだろうと思ったら、これはもうストーリーなどどうでもよくて(※)、ただただ戦争は痛い、痛すぎるということがよくわかる映画だった。やっぱ人のいるところに弾を撃ち込んだり爆弾を落としたり、そんなことをするのは無茶苦茶である。敵も味方もないよ、こんなことはやめてくれと戦闘シーン中ずっと感じていた。いい映画とも面白いとも感じないが、厭戦感情を高める効果は非常に高い映画だった。
(※)実際 Wiki などで調べてみても、戦艦大和は飛行機時代とのズレからさほどのドラマチックな歴史エピソードはなく、そのズレと玉砕的な最後の悲劇性だけが際立っているようである。

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■09/03/23(月) □ WBC決勝
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 萌は昨日一日普通に過ごしていたのだが、まだ完調ではないのか頭が痛いとのことでもう一日様子を見ることにする。

【WBC決勝】WBCってはじめて見るが、LAという土地柄で韓国応援団が多く盛り上がっている。しかし韓国が野球で日本にこれほど対抗できるとは。やっぱあそこはスポーツに向いた食文化があるのかなあ。

 野球を見るのは何十年ぶりなので選手のよしあしは当然わからないのだが、日本の野球がすごくコマいのはわかる。全員が塁間を抜くヒットでつないでいくという野球で、これが単独チームだったら人気が出なそうだなあと思う。テニスボールを打ち返すようなイチローのスイングは美しいが、そういう選手ばかりじゃやっぱりつまらない。思いっきりボールをひっぱたく選手だって見たくなる。韓国にはイチローのような美しいスイングを持つ選手は見当たらなかったが、昔のタブチくん的スラッガーがいてぽこーんとホームランを打っていた。

 アメリカの放送局は、サービスなのか日韓の母国の様子とアナウンスを随時挿入している。得点シーンではコリアのほうがずっと熱狂しており、日本のアナウンスと観客はマイルドだねといわれている。そうなのかもしれない。

 日本がリードし9回裏、抑えに入ったダルビッシュが制球定まらず追いつかれてしまった。ふー、野球って緊張するなあ。ピッチャーの調子がいいのかどうかなんて、本人とキャッチャー以外にわかるのでしょうか。ともあれ、球威はあるのでストライクゾーンにさえ入れてくれれば打たれそうな感じはせず、点は例の塁間抜きで確実に取れるので大局的には日本が負けるという気配はなく、あらためて日本が点を取りダルビッシュが抑えて優勝となった。ふー、タイトルマッチは疲れる :-) 。

 しかしこの試合を見れば日本が大一番で韓国に負ける可能性が低いのはわかるが、それにしても韓国が決勝まで来るというのはどういうことなんだろうと不思議だ。日本野球はもう戦前から熱狂と伝統があるわけだけど、韓国は違うだろう。俺は韓国サッカーは好きなので日本と好勝負になる(で、うちが勝つ)のは歓迎するが、伝統で負けるはずのない野球では楽勝してもらいたいものだと思う。この決勝では日本が格を示してくれてほっとした。

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■09/03/27(金) □ 21世紀のリズム感
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 NHK で「パフューム」と「アンジェラ・アキ」を見る。パフュームは世界に唯一無二の存在で、あんな踊りは他に見たことがない。その練習風景が見れた。あのダンスはほんとすごいな。

 日本の歌番組に出てくる「ダンスユニット」みたいなものを見かけると萌はたいてい「下手だね」というのだが、それは彼らがリズムに合わせ必死に手足を振ってるだけで、振り付けにも踊りにも芸がないことを感じてるのだと思う。しかしパフュームは全然違い、萌も「ポリリズム」を見て楽しんでいた。ダンスは普通バスドラかスネアでリズムを取るものだろうが、パフュームはどっちにも合わせず動いていながら、完璧に3人がリズムと合い美を感じさせるのだから不思議。天才的な振り付けと踊りだと思う。

 その音楽はテロップがないと歌詞がほとんどわからないような音であり、ボコーダーがかかりまくり彼女らの声も実はよく聞こえない。しかしTVに目を向けるとあのダンスに目が奪われる。あの3人は21世紀の不思議な音楽&ダンス現象だと思う。あれは誰にも真似ができない。―――いや広島のダンススクールの子供たちが真似してたので、21世紀の新たなリズム感があの地方から生まれているのかもしれんが。

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 「アンジェラ・アキと 2000 通の手紙」:アンジェラさんの「手紙」は、「悩むのが普通なのだ、それが何かにつながるのだ」という歌で、JPOP でうんざりさせられる「信じてる、待っている」系統とは違う、いい歌だと思う。実際この合唱コンクールの番組の通り、この歌を歌うことで対人ストレスが緩和される子供も多いのだろう。

 ただMもいうのだが、「日本の歌の英語部分はみなクリシェ(ありがちな文句)だ」という弱味があって、この歌でも(アンジェラさんも英語は母語のはずなのに)最後は「Keep on believing」と陳腐になってしまう。「自分の声を信じ歩けばいいの」という言葉とメロディには彼女が生きてきた月日を感じさせる強さがあるが、このパートは掛け声にしか聞こえないのが残念。

 日本における英語というものの面白さには萌も最近強く気づいていて、TV Japan でドラマを見てるとぷっと吹いたりする。こないだ「ヤスコとケンジ」で椿くんが、「Cheese」と大書されたTシャツを着ていたのが萌にはすごくおかしかったらしい。たしかにカタカナで「チーズ」と書かれたTシャツがあれば変だよな。カナダやアメリカの人がとんちんかんな漢字刺青をしてるというのと同じですね。

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■09/03/28(土) □「ストリーム」を惜しむ
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 ポッドキャスティングで毎週聞いていた、TBS ラジオの「ストリーム」が電撃的に終わってしまった。この番組の人気と影響力はすごかっただろうと思うが、TVラジオ番組の命は1にも2にもスポンサーの意向のみで決まるらしい。大不況の雨がこんな形でも降り注いでくる。

 町山智浩の回を聞けば、同じ大陸に住んでいながら北米文化にまるでうとい我が身の情けなさを思いつつ勉強になり、吉田豪の話から見たこともない現代日本芸能人の生態を楽しみ、大槻ケンヂの話に過ぎし日の渋谷ライブハウスの空気を思い出し(80年代に屋根裏かどこかで共演したことがある)、そして勝谷誠彦の話に義憤をたぎらせて。こうしたゲストの知性を引き出す小西松本さんももちろんよかった。もうこんな番組は現れないだろうと嘆く声が聞こえてくる。ほんとにその通りで、この番組がもっと早くに現れているか、今後ずっと続いていってくれたらより大きな影響力を持ち、日本は少し変わっていただろうと思う。まことに残念。

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■09/03/29(日) □「佐々木夫妻」最終回
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 TSさんにダンプトラックを出してもらい、こないだ落とした木の枝1トン半をあらかた捨てる。これでまた1つ心の重荷が取れた。「One less decision to make」というコマーシャルがあるが、実に生活はこうしたやらねばならないこと、決めねばならないことに満ちている。

 昨日は「佐々木夫妻」最終回。揺れ動き仲直るというのは最初から同じパターンなわけで結論はわかっているわけだが、それでも気持ちよく感じさせる結末にしてもらわなければならない。前々回、前回のエンディングからいったいどうやってハッピーエンドに持っていくのかと心配したが、新撰組副長その他が夫の揺れる気持ちをいい方向に導き(副長があんなに見事な表情演技でコメディができる人とは知らなかった)、法廷でのやり取りで彼の気持ちが妻に伝わり、最後の法廷で妻の気持ちも伝わってと、物語は心地よく流れ終わってくれた。

 小雪という役者は前にほとんど見たことがなかったが、表情やセリフの発し方になんともいえない武道家のような品がある。「今でも原告は被告を、信じてくれているのではないかと、期待しています」という言葉につれ首がかすかに振れるところなど、惚れ惚れして何度も見てしまった。よかったです。

2009/03/22

日記「外食嫌い」

「英国食の謎」「ジャニーズの底力」ほか。

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■09/02/28(土) □ おひな出し
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おひなを出す。今年はキモノ着付けパーティはなしということで、お祝いは平服で身内だけとなった。2年連続で着物パーティを催したので、着物を着てみたいというティーンエイジャー招待客が枯渇してしまったというところである。萌のクラスメートがもうちょっと大きくなってくれば、またやるかもしれない。

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 萌が学校のプロジェクトで心臓病支援の募金をしてくれと封筒を持ってきた。いつも思うがカナダの募金活動は特定の病気を支援してくれというのがやたらに多く、なんでその特定の病気の患者を支援せねばならんのかと釈然としない。貧しい人々や国を支援するのならわかるが、特定病を支援しても他の病気患者にフェアではないではないか。萌にそういうとしゅんとしてしまったので、いや嫌だといってるんじゃないよ、ただ理由がわからないのだよと説明する。

 なんで学校がこんなことをするのかとMに尋ねると、単にPTAのボランティアが心臓病支援団体をプロジェクト対象として選んだだけで、他の団体を選んでいれば他の病気になったであろうとのこと。募金が集まれば心臓病予防教員かなんかが出張してきてくれるらしい。特定の病気を支援しても意味ないだろう、しかも心臓病なんか特に食習慣で予防が可能だろうにというと、まあその通りだわね、とにかく子供が加わる募金活動に意義があり、対象はなんでもいいのだそうだ。よくわからん。

 募金といえばうちの町出身の国民的ヒーローとしてテリーフォックスという人物がいて、骨肉腫にかかり、ガン研究資金を募るためにカナダ横断単独マラソンをやり、その途中でガンが進行し亡くなったという若者なのだが、この人が「カナダでもっとも偉大なヒーロー」とかに選ばれたりするその理由もわからない。彼の行動が偉業なのかどうかすらよくわからない。エイズ撲滅等、世間の耳目を集め啓蒙することに予防と支援効果があるような病気ならばこうした行為にも意義はあろうが、彼が命をなげうってガン研究資金を集めて、それでカナダは変わったのだろうか。

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■09/03/01(日) □ 英国食の謎
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 日曜は毎週M母のチキンディナーなのだが、英国食というのは謎な食べ物である。チキンを蒸して油を落とし、そこに別途作っておいたグレイビー(チキンくずや油と野菜を煮込んだソース)をかけて食べる。中華和食はチキンの旨みを失わないよう調理するのに対し、英食はいったん旨みを分離しそれを戻すという手順になるわけである。いったん抜いたものは戻しても同等にはならないので、結果として非常に味が薄いというのが特徴の食べ物になる。MK青年はこのチキンに驚くほど多量の塩と胡椒を振って食べているが、無理はない。

 Mは日本にしばらく滞在すると、「なんの食べ物もみな醤油の味がする」と非日本食を食べたがるのだが、それは実は醤油ではなく旨みのことを言ってるのだと思う。つまり彼女にとっては日本で何を食べても旨みが多すぎ、英国食ほど旨みの抜けたものは日本にはないのだ。M自身が日本で作ったビーンスープなども、材料の缶詰豆自体がカナダのものよりも旨みがあり、出来上がりが普段より数等うまかった。カナダで売ってるような味がしない缶詰豆は日本に輸入されないのだろう。英国系カナダ人は基本的に、『旨みがないもの』が好きなのだと思われる。

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■09/03/06(金) □ 家仕事たまる
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 素晴らしい春の好天になったので、久々に外の家仕事をする。雨どい修理、ヒーターのノイズ問題、落とした庭木枝の処理、水道タップ交換、デッキ掃除&ペイントと、火急の家問題はこれだけあるのだ。まったく家を持つということは物入りだ。

 雨どいは大雪で壊れたわけだが、隣家から長はしごを借りてきて登り見てみると交換パーツが必要だった。これを買ってきて無事交換できたが、地上5mのハシゴ上で反り返ってパーツを取り替えるというのはけっこう恐ろしい仕事であった。高いところでは春の風もまだ冷たいのです。

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■09/03/14(土) □ ジャニーズの底力
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 カルチョビットでついにチャレンジカップを獲得。疲れた。興奮した。ふー。

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 TV Japan の音楽番組「Mステ」に、「ヤスコとケンジ」のケンジがやってるバンドが出てきてあの主題歌「雨傘」を演奏し、萌と見ていてそのうまさにぶったまげた。この歌はいかにも椎名林檎的な、アタシは好きなように歌うから後はなんとかして的なバンドに対し不親切な曲だと思うが(歌も林檎スタイルなのでボーカルの人は困ってるだろう)、この難曲を TOKIO はちゃんとノリを出して演奏してるのである。

 こんなアイドルバンドに注意を払って見たことなど当然なく、ただベースの人が凄腕なことだけ気づいていたが(あの構えと腕の太さは、芸能界よりもフュージョンバンドにいるべき人材だろう)、ギターもピアノもドラマー・ケンジ松岡もみんなちゃんとうまいのであった。これってジャニーズらしいのだが、事務所の方針でアイドルが楽器をやってるみたいなレベルの技量ではない。元々バンドをやってたのかしらん。

 ケンジ松岡は腕は並だが叩く姿がかっこよい。背筋を池畑のごとくしゃきっと伸ばし首を左右に激しく振りながら叩くその姿は、俺と萌が楽しんでいる「ヤスコとケンジ」での彼の役柄と見事に重なっており、非常に楽しめた。

 最近 TV Japan でやってる NHK ドラマは、大河(天地人)、朝ドラ(だんだん)、青春もの時代劇と全部俺にとってハズレだが(※)、あそこが買ってくる民放ドラマは近年当たりが多いように思う。今春の「ヤスコ...」と「佐々木夫妻の仁義なき戦い」は文句なく面白い。萌は毎週の「ヤスコ...」をいつも楽しみにしているが、俺も実は「佐々木夫妻...」を毎週心待ちにしている。
(※)「だんだん」をこないだちらと見たら、歌手だった主人公の1人が看護婦に、そのマネージャが医者になっていた。いったい何がどうなったらそうなるのか(笑)。

 稲垣吾郎という人は、昔すごいシリアスな舞台をやってるのをTVで見て驚いたことがあるが、このドラマでは妻への思いと怒りと正義感と自己正当化が入り混じった複雑な存在を見事に体現している。彼の妻にも、彼の表と裏の双方を見ている視聴者にも彼の本心がわからない。当事者にもわからない夫婦の心というものがそうして描かれており、脚本も素晴らしい。

 このドラマでの稲垣や、松岡のケタ外れの運動神経演技を見ていると、ジャニーズってなんか底力あるなあと思う。顔がいいだけじゃない人材を育てているというか。まあ顔がいいという基準だけでとりあえず数を集め、中にはこうした人材がいるというだけのことかもしれないけれど。

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■09/03/16(月) □ 外食嫌い
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 今日は春休み初日、夕方萌が前々から希望していた外食に行く。萌が外食好きなのを知っているMK青年が誘ってくれたのだが、「萌は外食がえらい好きなんだよね、なんでかな」とMKにいうと、「あんたたちがあまり外出しないからじゃないの」ときついことをいわれた。そうなのかな。うちは他の人々よりも外出が少ないのだろうか。家では俺は人一倍萌と遊んでやってるとは思うのだが。

 レストランで萌ははしゃぎにはしゃいで、料理が出る前から俺に「お父さん、ね、来てよかったでしょ」と聞く。って、まだ何も食べてないんですけど(笑)。こりゃたしかにMKが言うとおり、萌は単に外出がうれしいんだな。

 しかし外食は高いし、チップという陋習があるし、たいていがうるさく会話が聞こえず、暗くてそこにいること自体に苦痛を感じる場所も多い。なによりもカナダのレストランはホントうまくないことが多いのである。今日は人気のイタ飯屋でさすがに大はずれはないだろうと思ったが、俺の取った貝のリングイーニホワイトソースはまあなんというか、クノールの粉末ソースと同じ味であった。同じソースなど絶対に使ってないだろうが、結果として同じ味なのだから仕方がない。しかもリングイーニはゆですぎで、自分で普通のスパゲッティを作ったほうがうまいと正直思う。

 萌のピザも、いくらなんでもレストランでピザを注文してこれかよと言いたくなる、スーパーの一番安い薄ピザと見た目まったく同じものであった。味見はしなかったが、あれでちゃんとうまかったら魔法である。平日に客がしっかり入っているイタリアンレストランでこれなんだからなあ。こんなものにそれなりの金を払い、皿を運んだだけのウェイターに15%のチップを払ってハッピーに帰るというのは、やはり難しいものがある。萌には悪いがやっぱり俺は、あんま外食する気にはなれないのである。

2009/03/08

日記「初のCC挑戦とN1制覇」

「カルチョビスランプ」「カルチョビライン調整のすごさ」ほか。

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■09/02/22(日) □ N1・3位へ
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 【カルチョビット7年目】N1で3年目。カップ戦賞金の1千万以外資金は増えないので、ちゃんと役立ってくれてはいるがC以上には伸びない初年度選手たちを数人泣く泣く切り、賞金を足してB級GKにいみを獲得。それ以外は変更なく特訓だけ積んでシーズンインする。戦術のキモであり悩んでいる守備ラインの高さは、基本的に低めでスタートし、押し返せる/押し込まれすぎるなど必要を感じたらハーフで上げるという方針で進めている。高いラインで相手の攻撃能力がうちの総合的守備力を上回ると、ハーフが来るまでに裏を取られ大量失点し手遅れになる。

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01 武蔵野ホーネツ A0-2● 低めラインで堅く非常にいい試合も、桃井の壁を破れず
02 ヴォルケノ阿蘇 A2-4● MFあしづかのスルーパスにやられマークをつける
05 メンソーレ那覇 H1-0○ 那覇に初勝利、しかもミランコらを完封。うれしー!
04 シュバル六本木 H7-2○ 初勝利その2、オッティらに最強マークをつけ逆粉砕
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 ともあれ、強豪の主力にマークをつけるなど戦術レベルで抵抗できるようになったのが、なすすべもなく粉砕されていた去年までと違う。そして六本木についに勝った。オッティにつけたマークが効き、意外に弱かった守備を粉砕できたのである。なかばマグレでも非常にうれしい。

 こうして充実のシーズンを過ごし、N1・3年目は見事3位でクラスアップとなった。32000→44000 と 1 億 2000 大幅アップだ。武蔵野の超人DF桃井を取るしかない。外国人だって取れるぞ。うれしひ\(^o^)/。

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■09/02/24(火) □ カルチョビスランプ
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 【カルチョビット8年目】前からほしかった桃井に加え、Bチームのエースとして昨シーズン何点も取られたフィジカル系FW「わせだ」を取る。狙い通りBチームが下位を快調に下しN1・2位と去年よりさらに成績を上げたのだが、肝心のAチームが

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05 ヴォルケノ阿蘇 A1-6● 新形の速さにぼろぼろ。ラインを下げるべきだった
04 シュバル六本木 A1-9● ホームでの強さは鬼。ライン設定もプレスも無力
01 メンソーレ那覇 A1-3● 終盤敵のホームがめちゃ強い、連携強化? 2位転落
05 ヴォルケノ阿蘇 H1-2● やはりしんがたを抑えられず
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 と上位に全部惨敗した。六本木などオッティ、猿渡 (from 博多) に加えミランコ(from 那覇)なんていう超人外国FWまで獲得しており、お前らどこにそんな金があるんだと腹が立つ強さであった。

 シーズンが終わり自分ところの成績を見ると、やはりAチームの個人成績が甚だしく落ちている。ふくなが 19→7 ゴール、おもかわ 15→3 ゴールととんでもないダウンだ。実際上位に負けたときにはラインの上下くらいではどうにもならぬ力の差を感じたのだが、得点が一桁違ったのだから当然である。フォーメーションはここ数年不変の 4231/4312 なわけで、なんで去年より弱くなったのだろう。悩む。

 試しに 1-6 惨敗を喫した阿蘇の3トップを3ボランチのラインで見るというイメージで、4321 で守備ラインを調節しテストマッチをやってみる。するとやはりバイタルエリアでフリーな敵がなくなり、危険度が格段に下がるではないか。

[4231] =======================
福永
立川 博士 面川
あたり 牛島
藁科 須田 桃井 織田
新見
      ↓
[4321]=======================
福永
立川 面川
博士 あたり 牛島
藁科 須田 桃井 織田
新見
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 それに [4321] にすると3トップの間隔が縮まりクロスの威力が上がるし、博士・牛島もオーバーラップし攻撃に加わり、ショートパスで打開する好ましい傾向も出てくる。これだ。これしかない。強豪を倒すにはまじめに戦術を考える必要があったのである。

 よし。ぱっとしない1年だったがBチームの奮闘のおかげでチャレンジカップ出場、予算はさらに +16000。この戦術に合わせいいボランチを探し、来年こそ六本木を叩き潰す。オッティと猿渡を取っちゃおうかというくらい六本木を倒したいのである。8年目になってもまだこうして戦術と選手獲得で開幕がワクワクして眠れないんだから、本当にカルチョビットというかサッカーシミュレーションは面白い。

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■09/02/25(水) □ カルチョビライン調整のすごさ
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【9年目】昨夜寝る時間を削って9年目のセットアップに励み、よしおか、あきもと、ゆさの初年度選手3名を放出してベルナール (盛岡) 、とくがわ(那覇)、ゴメス (六本木) を取った。ゴメスはうちとの試合でさんざオッティのヘッドを決めてくれた肉体派FWだが、こいつをDFとして使おうと思う。

 今年は敵のフォーメーションを見て、バイタルエリアで敵FWをフリーにしないようラインをきちんと決め効果が出ている。このラインの上下と各ラインの人数、つまり選手間の距離(スペース)で戦況がダイナミックに変わるというのは老舗の Football Manager (FM) にはないサッカー的な概念で、カルチョビットを作った薗部氏はダビスタの競馬に続いてサッカーの面白さも見事に掴んでいるといえる。

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03 シュバル六本木 H4-4△ 4321 でもオッティを抑えることはできなかった
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 オッティ以外なぜか主力が全員ベンチ外の六本木、これはいくらなんでも負けんだろうとベルナールの美しいスルーを福永が決めてらくらく先制。しかし孤軍奮闘するオッティが信じられないほど見事なパスをななめ前方のFWの頭にぴたりと合わせ同点。そしてDFからすっと離れる動きでフリーになり自らも得点。さすがである。福永のヘッドがポストを叩き、リバウンドを拾ったおだのクロスを立川が叩き込み同点。無名だがフィジカルAの敵FWが2点目のヘッドを決めて 2-3 でハーフ。めっちゃいい試合になっているが、やはり後半オッティにはマークをつけるべきだろう。

 ラインを上げオッティにマークをつけた後半、福永のオーバーヘッドで同点。おもかわ→福永ヘッドで逆転。よし。クロスばかりで前半ほど美しい得点ではないが、勝つためには仕方がない。残り時間、六本木のクロスの嵐に耐えるDF陣。しかし前にボールを運べず、とうとうオッティに決められた。結局ドロー。負けるような試合ではなかったが、4321 でもやはりオッティを抑えることはできなかった。うーむ。

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 しかし、試合を見てどこをどうしたら強くなるのかがわかるというのは本当にすごいことだ。FMはセットプレー時に背の高い敵を誰がマークするかなどとことん細かく戦術を指示できるが、実はそうした指示に効果があったのかどうかは試合を見ていてもよくわからない。フォーメーション、プレスの激しさ、選手が攻撃に上がる頻度くらいしか目に見える変化はない。

 選手を鍛えるということもないので、監督の仕事はいい選手を取ること、選手の力と調子を見極め布陣を決め、試合中に交代させるという、つまりマンメネージメントが主体となる。だから Football "Manager" なわけ。たとえば俺はリバプールで戦っていて、どうしても(FM 2008 では妙にパラメータが高くなっていた)アーセナルのヴァンペルシーを止められなかったのだが、戦術的にそれをどうにかする方法は存在しなかった。彼に抜かれない高速強力DFを世界中から探し買ってくる以外止める方法はなかったのである。それがやめてしまった一因だ。

 カルチョビットならばいくらオッティがすごいといっても、練習と連携でいつか必ず止めることができる。はずである。世界一のサッカーシミュレーションFMよりも100倍お手軽なカルチョビットのほうが、実は試合を見ての戦術追求が楽しいのだ。よくぞ一発めでここまでバランスが取れたものを作ったものだ。驚異的である。

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■09/02/26(木) □ 初のCC挑戦とN1制覇
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05 京都ブロス A1-2● 互角に戦ったが足に来た須田がうしごめにやられる
(CC)ヴォルケノ阿蘇 H3-2○ 低ラインではバイタルのプレスがかからない
(CC) ヴォルケノ阿蘇 A3-0○ 5311で完封。
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 上位との連敗で京都に抜け出され、今年の優勝は可能性が非常に薄くなってしまった。がっくし。まだ戦術に迷いがある状態で致し方ないか。初めて挑戦するチャレンジカップは初戦が同リーグの阿蘇で、どうしても勝って外国チームと戦いたいのでリーグ戦時よりも守備的な 5311 で撃破。

 2回戦はモッセレン。どこのチームだろう。ドイツっぽい名前が並ぶ。アリババ SSSSSSSA というのがすごいが、他は六本木とさほど変わらないのではという感じ。引き続き5バックで挑んでみたい。

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(CC)モッセレン A3-5● 5221○。アリババが鬼だが十分に戦える
07 鳥取センチュ H5-2○ 3421は守備×。京都が負けた、チャンス!
(CC)モッセレン H2-2△ 5221、しっかり守りSBの攻撃参加で優勢もドロー敗退
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 だいたいパラメータから想像通りの強さだった。2試合目は勝てる試合だったのだが、混乱からマカーイに押し込まれドロー、敗退となった。しかしいずれCCは勝てるなこりゃ。想像したような雲上のサッカーではなかった。その間首位京都が負けてくれた。優勝の目がまた出てきたぜ。

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-- クイダオーレ大阪 A2-1○ 12連戦の最後、薄氷の勝利、優勝の望みをつなぐ
09 ボンブラ鎌倉 H6-1○ 問題なし
03 シュバル六本木 A2-1○ 5221→4321で勝ち越しゴール、優勝!
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 最終戦で勝てば優勝というところまで来た。しかも相手は宿敵六本木。これ以上ない舞台である。ホーム戦は 4321 で抑え切れなかったので、モッセレン戦で使った 5221 カウンターで行く。しっかり守って刻んで攻める、福永→牛島で先制してハーフ、よし。守備策が当たり相手にはシュートを打たせていない。

 が後半猿渡に返され同点となる。残り20分。攻めるしかないと4バックにスイッチ、早稲田、ひとみを投入する。こっちも苦しいが相手も足が止まっている。そして早稲田がクロスをコントロールし、気力を振り絞って上がってきた牛島にパス、決めろ! ―――決めたーっ! やっ・た、やってくれたわFCトタケケ\(;_;)/。感動の初優勝ムービーが流れる。見慣れたメンバーの顔が優勝フラッグに並ぶ。ふくなが! たてかわ! うしじま! そしてひとみ! すだ! ももい! みなよくやってくれた。俺はうれしいぞ(泣)。

2009/03/01

日記「カルチョビット1部の戦い」

「日本語スピーチ大会」「バイリンガル願望親父」「15年ぶりのスケート」ほか。

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■09/02/13(金) □ 1部リーグプレシーズン
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【カルチョビット5年目】最近朝カルチョビットをやりたくて何度も起床前に目を覚ましてしまう。子供じゃないんだからと我ながら思うのだが。今年から1部リーグN1なので、今オフの強化方針をじっくり考える。今年すでにできれば出したくないというレベルになっていたサブの3名を放出し、強化費 6000 万を足して 2500 万級を各ポジション1名、計3名取るのが一番いいかな。いやFWは今のままでも点は取れるような気がするので、DFと中盤を強化したほうがいいかもしれない。序盤の主力「ゆさ」ももう、N1では厳しいだろう。

 プレシーズンの練習試合で初めてN1大阪に勝つつもりで戦ってみると(これまではどうせ負けるのでN1との試合をちゃんと見たことがなかった)、FWの強さは覚悟してたので驚きではないが、中盤から後ろの強さと切れが違う。うちのMFが弾かれて全然イーブンボールを取れないし、クロスを入れてもDFの対応が早くうちのFW陣が競り合いに行く隙もない。なるほどなー。

 それでも主力を全部投入すれば勝てないまでも十分に抵抗はできる。守備は去年鍛えた地力がまだ通用してかなり抑えられるし、パスは今まで通りきれいにつながる。しかしこれまでの得点パターンである外に流してひとみのクロス戦法では点が入らない予感大。やはり個人の力で打開できる高額FWを探そう。

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■09/02/15(日) □ 日本語スピーチ大会
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 暖かい春の日、萌の日本語スピーチ大会でバンクーバー日本語学校へ。さすが歴史のある学校で、ちゃんとステージのついた日本式の講堂になっている。そのあまりにも日本的にフォーマルな雰囲気もあってか萌が予想以上にナーバスになっているので、リハ(マイクテスト)のときに一緒にステージに上がり、昔のパンドのときのことを話してやる。このバックステージにいるときが一番緊張するんだよね。でもステージに出てギターをバーンと鳴らせばもう問題ないんだ。萌もマイクで「こんにちは」と言えばもう大丈夫だよ。

 萌は 12 番目。スピーチは粛々と進む。5歳くらいのときに仲がよかったELがいて、すごく大きくなっていた。彼女は問題なくすらすらと詩を暗誦する。

 そして萌の出番。緊張した顔で登場し、自己紹介の後のっけからつっかえ、そして結局まったく喋れなかった。がっくし。落ち込む萌。まあ仕方がない。このスピーチ大会はあまりにもフォーマル過ぎて、20人のクラス発表でも緊張して早口になる萌にはまだ無理な大舞台だったのである。こんなにフォーマルだとは誰も知らなかったわけで、しょうがないよ。気にするな気にするな。とにかく頑張ったのだから帰ったら何かおいしいものを食べよう。こういうものはいずれできるようになるよ。

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トレリーニ津軽 H1-1△ 頑張ったが最後は走りすぎて全員体力枯渇
シュバル六本木 A0-5● なにをやっても無駄と最後はあきらめた
イーグレッ姫路 H3-1○ 去年は苦しめられた姫路が、実にゆるく牧歌的に感じる
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 【N1シーズンイン】中位以下とは十分に戦えているが、上位はすさまじい。六本木は4~5回リセットしてあらゆるフォーメーションを試したが、何をどうしてもハーフで3~4点はヘーキで取られるので、もう今シーズンは度外視することにした。地力がつくまでは他のチームに勝って降格を避けるしかない。去年苦労した姫路なんかもうほんとユルユルに感じられ、さんざ点を取られた「たかぎ」なんかもうN2レベルにしか感じないくらい楽勝で抑えられる。六本木経験後はそれほどカルチョビット・サッカー感が違うのである。

 しかしやはり強力なDFがもう1人どうしてもほしいので探していると、さんざ点を取られた六本木のフィジカルFW福永がマーケットに出ているので我慢できず買ってしまった。残ったお金ではいいDFが買えなかったが、失点は彼の得点で補ってもらおう。

 フォーメーションは守備ラインを上げた4バックで進めている。抜かれると即危機となるが、前で守備することにより敵のトップにいい体勢でボールを持たす率を減らすことができる。そしてボールを奪えばこちらも前線の力でちゃんとフィニッシュまで持っていけるのだ。期待通りの福永&エース立川で点は取れ、降格圏からは安全な8位くらいでシーズンが進む。やりがいたっぷりなトップリーグである。

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■09/02/17(火) □ N1初年度は見事6位
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 コーチにシーズンも終盤だといわれ、J1はJ2より試合数がえらい少ないなと気がついた。9位の大阪まで6ポイントあるので、目標の8位はいけるだろう。6千万の補強費がすぐそこだ。一流選手を1人取れる。現在得点王のふくながは間違いなく、ひょっとするとたてかわも代表に呼ばれるかもしれない。それも楽しみ。あー楽しきカルチョビットライフ。

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函館ペンタゴン H5-4○ 久々に出番を得た初期エースゆさがなんとハット& 1asst
(C)瀬戸内 N5-1○ 意外に強かったが格上っぽく決定力で勝利(高山ハット)
(C)武蔵野ホーネ N1-5● カップも勝ち進みたかったがヤングが強すぎた
ボンブラス鎌倉 A3-4● 最後は消化試合で気抜け
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 N1初年度終了、8勝7敗7分け (+4) で見事6位をゲットした。ふくながが 14 で得点王 (代表も初選出)。投資をした甲斐があったのである。さあ2年目の強化を考えよう。

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■09/02/18(水) □ バイリンガル願望親父
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 1月から萌の学校に台湾出身の双子がいるのだが、この2人とお父さんがほとんど英語を話せない。お父さんは俺が同じアジア人ということで頼みやすいのか(中国人はいるのだが、マンダリンとカントニーズでは言葉がまるで通じないらしい)、毎日学校の通知その他を持ってきて、これはなんなのかと解説を頼んでくる。あなたね辞書を引いて読みなさいよと諭しつつ、まあ萌が遊んでるのを待ってる間だけのことなので苦でもなくヘルプしてやっているが、こんなんでどうやって何ゆえに移民してきたのだろうと不思議に思う。

 今日はクレジットカードのことがわからんと相談され、「ここらじゃモールの中国系の銀行に行くしかないんじゃないかな。リッチモンドに住めば中国語だけでなんでも用が済むらしいけど」と答えると、「オーノー、だから(中国人の多い)リッチモンドじゃなくてこっちを選んだんだよ。僕は子供らにいい教育を与えるためにカナダに来たのだ」という。―――いい教育って、そりゃ単に英語だろう。子供らが言葉をゼロから学んでるという状況で、教育がいいも悪いもないではないか。このあたりでもうこの人と話をする気がしなくなってきた。日本で外国万歳ESLガールに辟易したことが何度もあるが、それと同種の人物なのだ。こういう人が自力で努力もせずに子供の教育を学校に丸投げするから、国家と周囲にこうして負担がかかると批判されているのだよ(まあ金も持ってくるので「負担」には議論もあるが)。

 「カナダのほうが(台湾より)ずっといい国だよ、水も空気もきれいだし」と彼はさらに力説し、「カナダには中国人も韓国人もたくさんいるのに、なぜ日本人はあまりいないのか」と聞いてきた。そりゃ中韓よりも台湾よりも日本のほうが捨てるに惜しい国だからだろうと俺は思うが、そう単刀直入に答えるわけにもいかんので「文化的に必要を感じないからじゃないかなー、食べ物とかはアジアのほうがうまいしね」といい加減なことを答えておく。

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■09/02/20(金) □ ヒートインスペクション
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 政府からの補助金が出るのでMが新しいファーネス(セントラルヒーター)をついに発注したのだが、この補助金申請のためのヒートインスペクションが思ったよりも大掛かりで extensive なものだった。うちは室温は低く設定し水も電気も節約しており、どう考えても一般家庭よりエナジーコンシャスなのだが、インスペクターがあれもやってないこれもできるじゃないと逐一指図するのでややシャクに触る。

 うちが浪費してるエナジーはすべてこのテの家が設計されたカナダの70年代という時代のせいなのであって、これ以上の改善は大金をかけねば不可能なのであり、その大金投入の第一弾としてセントラルヒーターを買ったのではないか。ホワイトロックに住みSUVに乗って現れた金持ち女が何をゆっとるかという感じ。人のエナジー浪費を云々するならプリウスでやってきてもらいたい。

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08)ボンブラ鎌倉 A1-5● DF崩壊。格下アウェイを完全になめていた
--)ポローニャ盛岡 A4-1○ 前節を反省し慎重に戦う
05 武蔵野ホーネツ H2-0○ 4312で1対1を避けるとラインが上がり快勝
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 【N1-2年目】去年終盤は高いラインで守れたのに、今年はラインを下げないと大敗する試合が多い。なぜだ。謎だ。ほんとラインの高さでぜんぜん違う試合になる。武蔵野ホーネツ戦のようにパサーにプレスをかけオフサイドを取れる高さがベストなのだが、上げると裏がボロボロになる試合もあるわけで、試合前にどう判断したらいいのかがわからない。普通にやって惨敗し、リセットしてラインを上下し接戦に持ち込むのがやっとという展開が続き、まだ中位グループから抜け出す力はぜんぜんないんだなと実感した。予算が減らぬようこのまま中位をキープして(できればキングカップで上位に食い込み賞金をゲットして)、また1年鍛えよう。

 結果去年と同じ6位、勝ち点も変わりなし。クラスが同じなので来年の補強はできない。特訓を積むしか来年への上積み変化はないわけで、これじゃ上位に勝てる気がしないなー。うーむ。

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■09/02/21(土) □ 15年ぶりのスケート
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 ALのバースデイでスケート場へ。萌はほんとのスケートはやったことがないので俺も氷上で同伴したいのだが、他にペアレンツは誰もいないので照れくさい。様子を見て入れそうなら入ろう。

キッズがスケートを開始し 20 分ほど、萌を外から指導したのだが一向にうまく滑れないので、やっぱ俺も行こうと靴を借りリンクに入る。するとこの借りた靴がエッジゼロでブレードが凹状に減っており、氷の上でコマのように体がぐるぐる回ってしまいとてもコントロールできない。どうしようもなくただ萌と手をつなぎ、レール際をぐるぐると歩き続ける。そうか貸しスケートってこんなにも手入れが悪いのか。これじゃ萌がちゃんと滑れないのも当たり前である。

 1周歩いた後俺はもう一度スケート靴の紐をきつく縛り直すと、ようやくエッジがなくても少しコントロールできるようになった。萌が休んでいる間に一人で滑ってみると、ちゃんと滑れる。15年ぶりだわ。俺がちゃんと滑れるのを見て萌が手を叩いている。

 萌自身はあまりに思い通りにならないので、こりごりだという顔でやめてしまった。こんな貸し靴じゃとてもスケートの楽しさは味わえず、スケートに対する子供の印象はこうネガティブなものになってしまう。せっかくの機会なのにもったいないことだ。他の子はさすがカナダというのか12人中10人が自分のスケートを持ってきていたので、これは貸しスケートじゃ楽しめないスポーツなんだろうな。これよりはローラーブレードのほうがいつでも公園でできるという利点もあり楽しいと思う。ローラーブレードがほしいかと萌に聞いてみたが、どっちにもあまり興味はないようだった。

2009/02/17

日記「幻惑のカルチョビット」

「カルチョビット!!」「WC予選日豪戦」ほか

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■09/02/03(火) □ カルチョビット!!
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 日本の中古屋で買うかどうか迷いに迷った GBA ゲーム、「カルチョビット」をゲットした。初見は幼児サッカーのごとく全員が右往左往するプリミティブな試合を見てなんじゃこりゃと失望したのだが、トレーニングの積み方がわかると(試合で得た各種弱点ポイントを好きな選手に割り振り成長させるシステム)その効果を見たくて立て続けに何試合も見てしまう。すると効果が試合で体感できまた練習....とキリがなくなる。

 そして3試合も見ると、架空の選手「MFはかせ」や「DFさなだ」に対する信頼感と愛情が見る見る湧いてくる。無名選手だけの地域リーグのチームを応援するというのはこういう気持ちなのかと実感する。見込みのない選手を放出し新しい選手を獲得するなど、限られた予算でさっそくチームの強化を開始する。さすがはダビスタ作者。これは久々の大ヒットだ。

 選手の動きはファミコン時代のサッカー並みにしょぼいが、選手たちが何をやってるかがわかると意図が見えてくる。いいパスが通り受けた選手が前を向くだけでうれしい。試合をやればやるだけ好プレーが増えてくる。小さな2頭身選手たちがみな自分で考えサッカーをしているのだから、ロボコンみたいで楽しいではないか。

 世界最高のサッカーシミュレーション Football Manager (とその前身 Championship Manager) を 10 年以上やり尽くした俺にしてみればシミュレートの精度は比較にならないのだが、かかる手間が桁違いなんだから楽しさは甲乙つけがたい。なにしろ Football Manager はシーズン前の準備(選手獲得交渉、練習その他の手配と他チームの試合シミュレート待ち)だけでまる一晩は優にかかるような、世界一めんどくさいゲームでもあるのだ。カルチョビットは始めて2時間あたりにはもう最初の地域リーグの6試合1シーズンが終わってしまった。なんて素敵にイージーなのだろう。これで戦い方と育て方はわかったのでリセット、最初から育て直そう。最高 :-)。

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■09/02/05(木) □ カルチョビット2年目
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 【カルチョビット2年目(3部リーグ)】やり直し 1st シーズンは、安く獲得したFW「かにえ」がいい仕事をしてくれ無事優勝。3部に昇格し増えた予算で強力な選手を探す。運よくJ1レベルのFW「しんがた」が無所属で見つかり獲得。

 初年度から重点的に鍛えている主力選手も成長している。MF主力の「ゆさ」が出られないと同じフォーメーションでも苦戦する。「ゆさ」のキープ力、パス出し能力が効いているのだ。押し込まれていた4戦目、疲労からベンチスタートだった「ゆさ」を後半から出し、彼のキラーパスで点を取りペースを握り直し勝利。こういうところに Football Manager 2008 同様の深い満足感がある。

 そうして快調にシーズンを進めていったのだが、3部リーグは初年度とは比較にならないハードスケジュールで2月目から怪我人が続出し、ベストチームどころかベンチ入り人数も足りなくなってしまった。これではまともにシーズンを戦えない。どうしようもなくなり、しんがた 4000 万を売り安めの選手を3人買って仕切り直しとなる。―――うー楽しい。読みたい攻略記事も読めず、日記を書くのも追いつかないほどハマるゲームなんて、それこそ FM 2008 以来かもしれない。

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■09/02/07(土) □ 3部優勝
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> 金沢ミリオン 0-2 2トップ出られず押し込むも2失点
> アビル境 1-2 キックSくろかわにやられる
> パッシオ栄 5-1 はかせ活躍で快勝、おもかわきれいな初ゴール
> ルーチェ旭 2-1 主力を半分休ませつつ勝つ。ひとみデビューも△


 といった感じで着実に勝ち点を増やし、2シーズン目3部リーグも無事優勝。来年はついに2部リーグだ。しかしアビルの「くろかわ(キックS)」には簡単にハットトリックを決められた。このゲームは選手の力量がものを言い過ぎるところがある。3年目も予算はさほど増えず、取れるのはまた大ゴマは1つくらいなので、このままでは2部リーグに通用しないだろう。もっと戦術を考えないと。

 しかしそれにしてもゼロから育てたからだろうが、わがチームFCトタケケには実に深い愛情が育っている。うちの選手が意外性のあるクレバーなパスを出し、そのパスがシュートにつながればほんとにしびれ、好機を逃すとああと声が出てしまう。DFの阿呆さにはいつでも頭を抱える。サッカーを見る楽しさが、小さな画面にちゃんと詰まっている。

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■09/02/08(日) □ 2部リーグに挑戦
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 【3年目・2部リーグ】守備を堅め攻撃はFWの個人技に頼る 5122 というフォーメーションで1~2年目は通用したが、これじゃつまらんし今後苦労しそうなので、プレシーズン中攻守のバランスを探りずっと練習試合を繰り返しシーズンイン。

> 桜木ブレイブ 2-0 序盤押し込まれるも運で耐えペースを掴む
> 浅草サンダーボ 2-0 Bチーム健闘、ひとみ初ゴール
> 瀬戸内オイスタ 0-4 相手3トップにDFラインがズタズタ、N2の洗礼か
> ポローニャ盛岡 2-2 強い。3-4-2-1で下がり、遅攻でドローをとる


 ところが序盤快調ながら4戦目で瀬戸内に粉砕された。さすがに2部ともなると破壊力があり、DFラインの裏に簡単に入り込まれてしまう。次の試合も2トップに粉砕される。うーむ。この阿呆なDFたちの裏をどう守ったらいいのだ。

 DFラインを下げて裏は取られにくくし、下げた守備ラインの前にボランチを置く 4312 (4バックのセンターを突いてくる選手をボランチが見る感じ) で陣形が定まり、そこからは安定した戦いができるようになった。いいチームになった。しかしここまで敵のレベルが上がってくるとDFのフィジカルが弱いのがネックになりつつある。高さに弱いというよりも競り合いに弱いのだ。フィジカルカードはどうも出にくく貴重なのだが(敵はフィジカルBだらけなのにうちには1人もいない)、今後出たらすべてセントラルDFに回してやらねば。

 悩みは尽きない。それが楽しい。Football Manager と同じである。FM 2008 とカルチョビットの面白さはマジで甲乙つけがたい。

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■09/02/09(月) □ 2部リーグ初年度は3位
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> ボニート土佐 H 3-2 2度追いつき2女子の投入で逆転、いいチームになった
> ボンブラスト鎌倉 H 1-5 「ひびき」の超絶クロスに粉砕される。特訓の疲れ?
> 桜木ブレイブ) A 0-1 2人退場になっても戦い抜くチームがいとおしい
> 瀬戸内オイスタ A 0-1 最後の1分まで守り切ったのだが....


 2部リーグの長いシーズン中盤、疲労と特訓からか怪我人が続出するようになって来た。ローテーションを組んでいるのにFWはどうしても疲れが抜けない。これは陣形をコンパクトにしているゆえFWが守備に戻る距離が長すぎるのだろう。うーん、悩む。サッカーの戦術は深い。

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 シーズン後半は絶不調というか、もはやフィジカルの差はなにをやろうと埋めようがないという感じで途方に暮れてきた。DFが相手のフィジカルBフォワードに弾かれてまったく守り切れない。相手のパラメータはシーズン開始直後とさほど変わりがあるようにも見えないので、こっちに疲労がたまりパフォーマンスが落ちてるのだろうか。クロスを上げられたら5割がた失点という状況では何もしようがないので、残りシーズンは特訓カードを稼ぐだけの消化試合としよう。

 しかし今夜の最終戦、きちんと休ませたAチームでラインを上げて戦ったら、激しくプレスをかけてインターセプトし前に進むという、感動的なまでにいい試合になった。守備陣が相手のパスの出し手に近くなり、プレスがかかるので自然とあのうんざりする必殺クロスが送られる頻度も減る。やっぱりサッカーはラインを下げては駄目なのである。ほんと、勇気が必要なのだ。よし。オフに特訓を積んでチーム力を上げれば、2部2年目は間違いなく昇格できるだろう。

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■09/02/11(水) □ WC予選日豪戦
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 朝早く起きて、寝ぼけた目を薄目にしたままそっと Youtube を開き、「日本・オーストラリア・本日アップロード」で出てきたファイルをそっとダウンロードしてみる。狙い通りに結果を知らぬままWC予選日豪戦ダイジェストをゲット。

 とわー! 相手GKがうまい! プレミアにいる人なのか、川口あたりとはちょっと格が違うなあやはり。全体に日本の華麗な攻めが続くがゴールは決まらないという、いつも通りの試合だったようだ。しかしいつも通りというのは悪くない。シーズン明けにこんなにいい動きができたのはうれしい。どの選手も見せ場があってよかった。日本が持ってるものは技術と俊敏性だけなので、ああして手数多く頑張り続けるしかないのである。玉田なんか貫禄がついてきたな。こんな休み明けの難敵相手でも、技術的に余裕がある。豪のキャプテン相手に1対1で突破を仕掛けたところなど、昔のカズのようであった。

 しかし日本はどうも速攻をやりがちなのだが、ああいう大カウンターはピンポイントの速いパスを全力疾走でつなぎ合わせてゴールに入れるしかないわけで、あれで決まればロッベン・コール・ドログバのチェルシーであり、日本がやっても無理だろう。多少テンポを落として確実につなぎ、遠藤のミドルや大久保の飛び出しのような、「一瞬しゅっと速くうまい」というチームの持ち味を生かしてほしいものである。

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 【カルチョビット2部2年目】、やはり去年後半とは段違いの安定ぶりで戦っている。オフに鍛えたうしじま・ひとみら巧手が中盤を制圧し(このゲームはトレーニングで技術を上げるとトラップがうまくなり、ボールを早くコントロールできるので守備力も上がる)、中盤がいいので守備も苦しい局面に陥ることが減ってきた。やはり中盤を制するものがサッカーを制するのである。

 DFラインの頭脳が阿呆なことにあまり変わりはないのだが、フィジカルが1段上がったので抜かれても体を寄せ相手にいいトラップやシュートをさせない効果があり、またいったん弾かれた後に体勢を立て直しまたボールにアタックすることもできて、あまり点を取られないのが助かる。この辺サッカーにおけるフィジカルの重要性が実にシンプルに表されている。

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■09/02/12(木) □ 幻惑のカルチョビット
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 【2部2年目後半】1部から落ちてきたイーグレ姫路がやはり圧倒的に強く、うちは1ゲーム差で鳥取を抑え昇格圏の2位を堅守している。4バックの真ん中の薄さ問題(2枚のDFの間に入ってこられる)は、相手の前線をきちんとマンマークしろと指示すると改善した。おだ・きりもりら十分鍛えたDFならば、浅草のエースわかまつ(B4つで去年はいつも2ゴール以上やられていた)にとてそうそうは振り切られないので、見ていて気持ちがいいのである。強豪を守備で抑えるのは実に快感だ。このゲームはすばらしい。これが手に入って幸せだというしかない。

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1位:イーグレ姫路 64 (昇格)
2位:FCトタケケ 57 (昇格)
3位:鳥取センチュ 46
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ゴール:たてかわ11 かにえ10
アシスト:ひとみ9 たかおか6

 終盤は疲れが出たが昇格を無事決め、最後に姫路を見事倒してシーズン終了。去年とは段違いの成績だが(去年は 12 勝 9 敗 7 分け、今年は 18 勝 7 敗 3 分け)、FW陣の得点は去年と同じで、DFを鍛えたがゆえの失点の少なさが成績アップなのが歴然としている。大物1人獲得&オフシーズンの強化がこれから実に楽しみで、今年もDFを鍛えようかそれともFWを鍛えようか迷うところ。それをわくわくと考えながら寝よう。

 カルチョビットは素晴らしい。仕事をしていても頭の中はカルチョビットだけで全然集中できない。仕事に影響するほどはまったゲームは、徹夜をして次の日バイトをサボった東京時代のドラクエ2以来ではないかと思う。それくらい素晴らしいのです。

2009/01/30

日記「千秋楽肩すかし」

「広末さんはティファなのだ」「カナダの深い声」ほか。

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■09/01/20(火) □ オバマ就任演説
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 先週仕事にかかりきりでたまりまくった家事を消化していく。今朝は冷えて車のウィンドウがバリバリに凍っていたので裏の排水ポンプを調べると、ホースはちょっと凍っていたがサンプ(地下雨水貯水槽)はまったく凍っておらず、ゆすって作動させるときれいに排水してくれた。地下って暖かいのね。

 オバマの演説を少し聞いた。彼はあまりもお粗末だったブッシュの逆目として選ばれたわけで、ということはなにかよほど世界に対し謙虚でいいことをいうのかと思ったら、まあ普通のアメリカ政治家であった。アメリカは依然世界のリーダーだうんぬんという冒頭5分くらいを聞いたら、あとは繰り返しになり聞いてて苦痛を感じスイッチを切る。他の誰がなるよりも彼がいいだろうけど、世界ががらりと変わるなんてことはありそうにない。

 しかし後から勝谷誠彦の解説を聞き、オバマはイスラムや貧困国へのメッセージや金持ち右翼への穏やかな批判など、やはりいいことを言っていたんだなとようやく理解した。俺みたいに政治リテラシーが低い人間には、一聴しただけで深いところまではわからないのであった。勉強が肝心である。まあとにかくあの喋り方があまり好きじゃないんだけどね。

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■09/01/23(金) □ 広末さんはティファなのだ
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 バンクーバー・サイエンスワールド。うちはメンバーシップがあるのでしょっちゅう来ており、俺はけっこう飽きていたのだが、今回はパイプやテントを使った巨大楽器コーナーなど前と違ったものが多く面白かった。萌は昨日やった初めてのショートカット(ボブ?)が実によく似合う。最初からこの髪型で生まれたみたいにしっくりきている。

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 夕方、録画しておいた「ヤスコとケンジ」を萌と見る。これは予告編を見ると暴走族が出てきてなんか不愉快そうだなと思ったのだが、完全に少女マンガの実写版で、俺と萌の琴線にガジガジ触れてくる。マンネリ化が激しかった「ごくせん2・3」よりもはるかに楽しく(―――まあこれも面白いのは最初だけの消費型コメディの可能性は高いが―――)、大ヒットです。

 広末さんが相変わらずかわいく(何歳なんだ?)、相手の男(ジャニーズの人らしい)も役柄が合っていて、体の切れが千葉真一門下かと思うくらいすごい。広末という人の顔はどうしてこう魅力的なんだろうと見ていて、怒りのまなざしクローズアップシーンではっと気がついた。萌、ほらこの目の形、これは誰かに似てない? 「だれ?」「ファイナルファンタジーの」「ティファ?」「そうだよ、これはFF7映画(アドベントチルドレン)のティファの目だよ!」。広末さんはティファなのだ。というかティファは彼女をCGで再現できたからこそ、CG史上最強にチャーミングだったのだ。納得。

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■09/01/24(土) □ 千秋楽肩すかし
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 【相撲千秋楽】魁皇戦あたりから朝青龍への声援が高まってきていることを感じていたのだが、この千秋楽横綱対決も白鵬コールの合間に朝への声が飛んでいる。朝青龍は文句の付け所だらけの人間なわけで、けいこが足りない今場所の快進撃に大御所はみな苦虫を噛み潰しているのだが、その強さを待ち望んでいるファンも多いんだなと感じる。俺も同じ。いつも思うがスポーツはすべからく、倒すべき強大な敵によって支えられている。

 朝青龍、支度部屋で唸っていたというのが嘘のような穏やかな顔で土俵へ。白鵬もいい顔。さあ! ―――と思ったら、朝青龍がちゃんと立たず、というか自分が早く立ちすぎ「待った」だと思ったらしく、止まってしまい一気に持っていかれた。これはやはり穏やかに臨みすぎたとしか思えない。いつもの彼なら早く立ちすぎたとしても、遅い相手が悪いのだとばかりにぶっ飛ばすだろう。

 これで朝の目が覚めたことを期待しての優勝決定戦。ところが今度は今場所終盤での白鵬の立ち会いのゆるさが出てしまい(1番目も実はそうだったともいえる)、朝青龍がおっつけ白鵬に何もさせず、きれいに押し出してしまった。あー、2番とも片方が相撲を取らずに終わってしまった。勝敗などどちらでもよくて、ただこの際立った力を持つ2人が存分に戦うのだけを見たかったのに。

 これは栃東が朝青龍を苦しめた、相手の力を梱包して封じ込める戦い方である。バルト戦のあとにも思ったが、朝青龍は白鵬にどうしても勝ちたいならこういう相撲を取るんだろう。だからどうしても勝たなくてもいい1番目では真っ向からの力比べを見たかったのだが、実にもったいなかった。

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 ともあれ、おお見よ、朝青龍が割れんばかりの声援を受けている。うれしそう。しかしこんなに人気があったとは。引退かもと言われていたのがここまで来たことに、なにがしかのドラマチックさを感じての高まりなんだろうか。

 しかし相撲は横綱が怪我で長期休養すると引退という特殊な競技ゆえに(プラス朝の態度があまりに悪いから)引退が反強制的に進みつつあっただけで、普通のスポーツ的にはまだまったく引退するような状態ではなかったのは4日目くらいですでにわかったこと。実戦で予想外にシェイプを取り戻し腕が持ったことに驚きはあるが、朝青龍が普通の好調に戻れば大関陣にはまず負けないし(―――唯一倒す力のある日馬富士が絶不調だったのは幸運―――)、白鵬にも切れはなく注文通り栃東相撲で勝てたということであり、奇跡とまでは思わない。

 優勝インタビューの最中、「モンゴルに帰るな」というヤジが飛ぶ。朝青龍は笑って、「日本が大好きなんで大丈夫」と答えていた。はは。こんなものは存分にリップサービスしておけばいいのであって、体さえ万全に整えてくれるならモンゴルに帰ろうがどうしようがいいのである。中田や俊輔だって代表のために日本に帰りまくり、所属チームで調子を落とし非難されていたではないか。最後にモンゴルで見てくれているファンにも言わせてくださいと、モンゴル語で朝青龍がメッセージを言う。これに場内がちょっと沸いたのもなかなかよかった。相撲はもったいなかったが後味はまあ悪くない千秋楽でした。

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■09/01/29(木) □ カナダの深い声
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 最近PCの調子が悪いので、ファイル整理とデフラグその他のチューンアップに励む。何年も手付かずに置いてあった萌の古いビデオやボイス mp3 が見つかり、2年くらい前の萌は今とは声がずいぶん違うんだなと気がついた。今は声がずっと大人びている。体格はそんなに変わってないので、これは環境によるものだろう。学校で毎日WLらと大声でわめいているうちに声帯が太くなっているのだと思われる。カナダで育ったアジア系ピープルは、全般に純アジア人より声が低く深いと感じるのだが、俺の耳が正しいならばそれは

"I CAN DO BETTER THAT THAT!(俺のほうがうまいぜ!)"
"OH YEAH!? THEN DO IT!(そうかよ、だったらやってみろよ!)"


といった感じの、あの子犬がじゃれつくようなキッズ会話のトーンが喉を鍛えているのだろう。俺も英語を喋ると声が低くなるし、英語スピーキング環境は声に深みを与えるのである。現時点では2年前の声のほうがキュートだが、萌もきっとMのような強い声を持つ娘になるだろう。歌のうまさも喉の強さに支えられるわけで、これはロック的に悪くない傾向だ。